
みなさんは、「バリ」という場所にどのようなイメージを持っていますか?
なんとなく南国のリゾート地というイメージをお持ちの方から、まったくイメージがつかないという方まで、人によってさまざまだと思います。
そこで、今回の記事では、そんな「バリ」に焦点をあててご紹介したいと思います。
具体的には、バリの基本情報、日本からバリへの行き方、バリの気候・旅行のベストシーズン、バリのおすすめ観光スポットやスパ、味わいたいグルメ、寺院に行く際のマナーや注意点などについてわかりやすくていねいに解説します。
これからバリ旅行を計画している方、バリについて興味があって詳しく知りたい方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
バリの基本情報
そもそも、「バリ」ってどんな場所なの?どこにあって、どれくらいの人が住んでいるの?と疑問に思っている方もいるかもしれません。
そこで、まずは地理や人口、歴史といったバリという場所の基本的な情報から一緒にチェックしていきましょう!
地理
「バリ」や「バリ島」という言葉がとても有名なため勘違いしやすいのですが、バリは国ではなくインドネシアを構成する島のひとつです。
インドネシアの首都・ジャカルタがあるジャワ島のすぐ東にあります。バリ島とジャワ島の間の海峡はバリ海峡といい、狭いところでは約3kmしか離れていません。
面積は約5,780平方キロメートルで、東京都の約2.5倍の大きさです。島では、火山、ジャングル、畑・田んぼなど多様な自然・土地活用が見られます。
人口・言語・宗教
バリ島の人口は約440万人です。
インドネシアは公用語がインドネシア語であり、バリの人々も仕事や学校、そのほか公共の場面ではインドネシア語を使う人が多いです。
現地の言葉としてバリ語もあり、家族や友人といった親しい間柄でよく話されています。なお、バリ語には敬語があるという特徴があります。
また、観光業が盛んなこともあり、英語を話せる人も多いです。
インドネシアではイスラム教を信仰する方が多いですが、バリには、独自の宗教「バリ・ヒンドゥー教」があり、約90%の人が信仰していると言われています。
ヒンドゥー教と土着信仰が混ざった宗教で、物の受け渡しは右手で行う、人の頭を触らないなど、日常生活にも深くかかわっています。
日本からバリへの行き方
バリの基本的な情報がわかったところで、続いてここからは、日本からバリへの行き方をご紹介します。
日本からバリへ直行便はある?
バリは日本人観光客からも人気のエリアであることから、幸いなことに日本からの直行便が運航しています。バリには、中心的な都市であるデンパサールの郊外に「ングラライ国際空港」という空港があり、日本の成田空港から直行便が運航しています。
観光地であることから、ングラライ国際空港からはインドネシア各地への国内線や、アジアやヨーロッパをはじめとした多くの国々とを結ぶ国際線が就航しています。
空港から市内までは車で10分ほどの距離と、アクセスの良さも魅力です。
経由便という選択肢もあり
ほかの国・地域を経由していく方法もあります。
シンガポール航空を使ったシンガポール経由、そのほか台北経由なども日本からよく利用されています。
特にシンガポール経由は便数も多く、フライト時間なども深夜出発・翌朝到着といった無理のないものがあるため、体力的にも比較的負担が少ないといったメリットがあります。
日本からシンガポールへはLCCをはじめ多くの航空会社が運航しているため、自分の目的・好みで選んでみましょう。
バリの気候・旅行のベストシーズン
ここからは、バリの気候や旅行に最適な時期をご紹介します!
バリの気候の特徴
バリは熱帯性気候に属し、乾季(4~10月)と雨季(11~3月)に大きく分けられます。年間の平均気温は28度と、暖かな日が続きます。湿度も年間を通じて高いですが、乾季はやや低くなります。
ベストシーズンは旅行の目的による
晴れる日も多く、湿度も低く過ごしやすいため、マリンスポーツなどのアクティビティを楽しみたい方におすすめなのは乾季です。一方、ショッピング・スパを中心とする旅行であれば、雨季もおすすめです。なお、乾季のなかでも、7~8月は特に観光客が多くなりますので、旅費が高くなる傾向にあります。
バリのおすすめ観光スポット
続いてここからは、バリに行ったらぜひ訪れてほしいおすすめの定番観光スポットをいくつかご紹介します。バリの歴史や文化を感じられる場所ばかりですよ……!
タナロット寺院
バリを代表する観光スポットのひとつです。海に浮かぶように建てられていることが特徴で、干潮時には道ができるため寺院の近くまで歩くことができます。
また、夕日に照らされた姿も幻想的で素敵です。寺院周辺には飲食店などもあります。
ウルワツ寺院
バリ島南西部の岸壁にあるヒンドゥー教の寺院で、インド洋を一望することができます。特に夕方は美しい夕日を見ることができ、多くの観光客が訪れます。
また、伝統舞踊であるケチャックダンス(男性がケチャ、ケチャというかけ声とともに踊る)も有名です。
ウブド王宮
バリ島の文化の中心地・ウブドにあるのがウブド王宮です。門の荘厳な彫刻が大きな見どころとなっています。現在も王族が暮らしていますが、一部はホテルとして観光客にも公開されています。
バリで寺院を訪れる際のマナー
先ほどもご紹介したとおり、観光スポットになっている寺院をはじめとして、バリには数多くの寺院が存在します。見かけたからふらっと立ち寄ってみる、というのも素敵ですが、実は覚えておきたいマナーもいくつかあります。
露出の多い服装は避ける
バリだけに限ったことではありませんが、寺院などの宗教施設は神聖な場所ととらえられているため、基本的に露出の多い服装は避けるようにしましょう。バリは年間を通じて温暖な気温のため、ついつい露出の多い服装になりがちですが、寺院を訪れる際は、羽織ものを1枚持って行く、短いズボンやスカートは履かないといった工夫が必要です。
なお、入口で腰巻などを貸し出してくれる寺院もあります。
寺院内では騒がない
上記のとおり、宗教施設は神聖な場所ですので、大声で話したり騒いだりしないようにしましょう。観光客として訪れると、どうしても荘厳な寺院の外観にテンションが上がってしまうこともありますが、静かに見学することを心がけてくださいね。
清らかな状態であることが必要
バリ島の寺院に入る際には、「身体が清らかな状態」であることが求められます。
先ほどもご紹介したとおり、バリでは独自の「バリ・ヒンドゥー教」を信仰している人が多く、バリ・ヒンドゥー教では、「血」に悪いものが寄ってくると考えられているため、血に関するルールが寺院を訪れる際にも当てはめられています。
たとえば、女性の場合は生理中や出産42日以内の場合は入ることができないとされています。また、生後3ヶ月以内の乳児や、ケガをしている人、身内が亡くなった人なども立ち入りが制限されます。
なお、寺院によって立ち入ることができるエリアが決まっていたりすることもあるため、訪れる予定の寺院のルールをあらかじめチェックしておくとスムーズです。
バリのおすすめスパ
バリは、スパやマッサージなども有名です。開放的なリゾート気分を味わいながら心と身体をリラックスさせましょう。日本と比べると料金も比較的安いため、お得に高級なサービスが受けられるかもしれません。
ここからは、バリのおすすめスパの種類をいくつかご紹介します!
バリニーズマッサージ
バリならではのマッサージといえば「バリニーズマッサージ」が挙げられます。
バリの伝統的なマッサージで、古くから大切に受け継がれてきた技術をベースとしています。しっかりとした圧と、ストロークのなめらかさが特徴です。マッサージを受けたあとは、筋肉のほぐれやコリ改善、血行促進が期待できます。
バリの代表的なマッサージのため、多くのお店でリーズナブルに提供されています。
シロダーラ
インドのアーユルヴェーダのひとつが「シロダーラ」です。「脳のマッサージ」といわれるもので、瞑想を取り入れたようなスタイルが特徴です。
緊張の緩和や、ストレスの低減効果が期待できます。あたたかなオイルを額に垂らすことで、リラックス効果をもたらします。スパやウェルネス施設などで受けることができます。
フラワーバス
華やかな南国気分を味わいたい方におすすめなのが「フラワーバス」です。温かいお湯につかりながら、浮いている花びらの美しさに酔いしれましょう。
見た目での美しさも相まって、リラックス効果が高まります。また、肌のうるおいや保湿効果なども期待できます。スパでの施術後のオプションとして用意されていることも多いです。
バリで味わいたいグルメ
最後に、バリに行ったらぜひ食べてほしい絶品グルメをご紹介します。
ナシゴレン
日本でも有名なナシゴレンですが、ぜひ現地でも食べてほしい一品です。インドネシア風チャーハンで、甘辛いソースがバリのナシゴレンの特徴です。レストラン、カフェ、屋台、ホテルなどあらゆる場所で食べることができます。
サテ
いわゆる串焼きで、インドネシア風焼き鳥ともいえる料理です。チキン・ビーフ・ポークなどのお肉に、ピーナッツソースをかけていただくのが現地流。甘じょっぱい味がクセになると評判です。
まとめ
今回の記事では、日本からも多くの人が観光で訪れるインドネシアの「バリ」に焦点を当ててご紹介しました。具体的には、バリの基本情報、日本からバリへの行き方、バリの気候・旅行のベストシーズン、バリのおすすめ観光スポットやスパ、味わいたいグルメ、寺院に行く際のマナーや注意点などについて解説しました。
バリは魅力的な島ですが、宗教面でのマナーなど、訪れる前に知っておきたい点も多くあります。ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
バリは有数の観光地であり、英語が通じる場面も多いです。渡航前に英語力をつけておきたい!と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください。レッスンでは、経験豊富な教師と英語の練習をすることができます。
ぜひ、みなさんの英語力アップにレッスンを最大限活用してみてくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!