日本からフィリピン行きの航空会社は、意外と選択肢が多くて迷ってしまうこともありますよね。主要都市の国際空港から直行便が出ており、フルサービスキャリアからLCCまでさまざまな航空会社が運航しています。
この記事では、「エアアジア・フィリピン」について解説します。予約方法や機内の様子なども詳しく紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
- エアアジア・フィリピンとは?
- エアアジア・フィリピンの主な就航都市
- エアアジア・フィリピンの予約・搭乗手続き
- エアアジア・フィリピンの座席・機内の様子
- エアアジア・フィリピンの機内食
- エアアジア・フィリピンの口コミ・評判
- まとめ
エアアジア・フィリピンとは?
まず最初に、エアアジア・フィリピンとは、フィリピンのニノイ・アキノ空港(マニラ空港)を拠点とする格安航空会社(LCC)のひとつで、マレーシアに本拠を持つ「エアアジア」グループを構成する航空会社です。エアアジア・フィリピンの前身は「エアアジア・ゼスト」という航空会社で、2016年にエアアジアと経営統合しました。
エアアジアグループ
・エアアジア
・エアアジアX
・エアアジア・フィリピン
・インドネシア・エアアジア
・タイ・エアアジア
・タイ・エアアジアX
東南アジアに本拠を持つLCCと聞くと、LCCの歴史が浅い日本人からすると運航に不安を抱える人もいるかもしれません。しかしマレーシアのエアアジアは、設立以来安全性とコストパフォーマンスの両立を目指した結果、高い評価を得た航空会社なのです。
エアアジア・フィリピンもそのグループの一員として、国際的な安全基準を満たしています。エアアジア・フィリピンが日本に初めて就航したのは2019年で、最初の路線はマニラと関西国際空港を結ぶ路線でした。現在は日本への就航地を増やし、関西に加えて名古屋(中部国際空港)、東京(成田国際空港)間も運航され、旅行者や留学生を中心に注目を集めています。
エアアジア・フィリピンの主な就航都市
エアアジア・フィリピンは、アジアを中心に幅広い路線を展開しており、フィリピン国内外を結ぶ多彩な路線を展開しています。エアアジア・フィリピンの主な就航都市は以下の通りです。
国内線
・マニラ(二ノイ・アキノ国際空港)
・セブ
・ダバオ
・バコロド
・カリボなど
国際線
・中国(上海、広州など)
・香港
・マカオ
・日本(大阪・東京・名古屋)
・インドネシア(ジャカルタなど2都市)
・マレーシア(クアラルンプールなど2都市)
・シンガポール
・韓国(ソウル・釜山)
・台湾(台北・高雄)
・タイ(バンコク)
・ベトナム(ホーチミンシティ)
現在、日本は3都市からエアアジア・フィリピン運航の便が空を飛んでいます。フィリピンへの旅行者や、なるべく費用を抑えたい留学生にも人気のエアラインです。
エアアジア・フィリピンの予約・搭乗手続き
ここでは、エアアジア・フィリピンの予約方法と搭乗手続きについて解説します。
エアアジア・フィリピンの予約方法
予約は日本の航空会社と同様、公式サイトもしくは旅行予約サイトから手配することができます。
公式サイトではプロモーションやセール価格で販売されていることもあるため、お得にチケットを手に入れたい人は、定期的に公式サイトをチェックしましょう。
航空券の検索は、スカイスキャナー(Skyscanner)が便利です。出発地と目的地、日付、その他の条件を選択し、チケットを検索します。その中で、最安値の航空券や希望の時間帯に合ったものを探すことができます。スカイスキャナーはあくまでも比較サイトです。実際に予約をするには各予約先のサイトにて手配をしましょう。
また、LCCの場合、手数料や荷物の料金、食事オプションが含まれていない可能性があります。追加オプションを含めた最終的な合計金額を必ず確認した上でチケットを購入してくださいね。
搭乗手続き
エアアジア・フィリピンに乗る際の搭乗手続きは以下の通りです。
1.オンラインチェックインを行う
オンラインチェックインができるのは出発の14日前からです。モバイルアプリを使用すると、電子搭乗券が発券されます。
2.荷物をカウンターで預ける
受託手荷物がある場合は、カウンターで手続きを行います。機内持ち込み手荷物は、2つまで、7kg以内です。超えるものは必ず預けるようにしてください。
3.保安検査場でセキュリティチェックを受ける
チェックイン、荷物の預け入れが終わったら、保安検査場に進み、セキュリティチェックを受けます。終わったら搭乗口付近で待機しましょう。
エアアジア・フィリピンの座席・機内の様子
エアアジア・フィリピンを初めて利用する人にとって、気になるのが機内の様子ではないでしょうか。事前に知っておくと快適に過ごせるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。
使用機材
エアアジア・フィリピンの使用機材は基本的にエアバス A320-200型を使用しています。エアバスA320は世界的にも人気のある機材で、特に短距離から中距離路線用に、多くの航空会社が導入しています。
日本では、「ピーチアビエーション」や「ジェットスター」、「スターフライヤー」などで使用されている型なので、乗ったことのある人も多くいるかもしれませんね!
座席
LCCであるエアアジア・フィリピンの座席は、フルサービスキャリアと比較すると狭いと感じることがあるかもしれません。エアアジア・フィリピンの座席数は180席、シートピッチ(前後の間隔)は28〜29インチ(71~74cm)となっており、よほど大柄ではないかぎりLCCとして標準的な座り心地と言えるでしょう。
足元の広い座席に座りたい場合は、「ホットシート」がおすすめです。エアアジアの「ホットシート」は、一番前の座席及び非常口列の座席です。この座席は足元が広く、快適に過ごすことができるでしょう。非常口座席は乗客が安全基準を満たしている必要があります。必ず事前に確認し、同意をしてから予約をしましょう。
ただし、「ホットシート」と記載があっても、2列目以降の座席幅はスタンダート座席と大きな違いはありません。「早く降機できる」というメリットがあるため、「ホットシート」と呼ばれているようです。座席を選ぶ際は内容をよく確認することをおすすめします。
使用言語
機内での使用言語は基本的に「英語」です。ただし、日本便に関しては、日本人クルーが乗務していることもあるようです。その場合、日本語での対応が可能なこともあるかもしれません。
英語以外での案内が限られているため、フライト中のアナウンス、緊急時の乗務員からの指示は英語で伝えられるため、エアアジア・フィリピンに乗る際は、基本的な英会話ができるとより安心です。
もし英語に不安がある人は、事前に必要なフレーズや表現を予習しておくことをおすすめします。
エアアジア・フィリピンの機内食
LCCでのフライト中。「お腹がすいたらどうしよう?」と心配になる人もいるでしょう。エアアジア・フィリピンでは、多くのLCCと同様、フード・ドリンク共に基本的に有料です。
座席に着席後、シートポケット内にフード・ドリンクメニューが挟まっていますので、お腹がすいたらメニューをチェックしてみましょう。
温かいお食事を事前予約するとディスカウントを受けられます。フライト当日、機内で注文することもできるようですが、売り切れてしまっていることも多々あるようなので、フライト中に食事をしたいと考えている人には事前予約がおすすめです。機内食メニューブランドは「Santan」というもので、インドネシアの企業です。東南アジア料理をはじめとしたメニューに加えて、ベジタリアン向けのメニューもあります。
食事メニュー例
・ナレシマ(マレーシア料理) ※プラントベースオプション有り
・エビとチキンのワンタンメン
・チキンライス
・ビリヤニ
・マカロニ&チーズ
食事以外では、ドリンクやスナックもあるので、少し小腹が空いたときにも便利です。珍しいメニューがたくさんあるので、予約の際には食事メニューも一緒にチェックしてみてくださいね!
エアアジア・フィリピンの口コミ・評判
エアアジア・フィリピンを予約する前に確認しておきたいのが、「実際に乗った人の口コミや評判」です。
ポジティブな口コミ
・料金が安かった
・意外と快適に過ごせた
・日本人クルーが乗っていた
・他のLCCと大差なかった
・機内食が安かった
ネガティブな口コミ
・機内Wi-Fiがほとんど繋がらなかった
・搭乗手続きがスムーズにいかない
・遅延が発生した
・機内メニューが破れていた
・日本語が通じなかった
フライトのサービス品質は航空会社によるため、全てにおいて日本基準を求めるとがっかりしてしまうこともあるでしょう。日本路線であっても、あくまでもエアアジア・フィリピンは「LCCかつ海外の航空会社」です。利用の際はそのことを頭の片隅においておくと良いかもしれません。
LCC(格安航空会社)の特徴は以下の通りです。
変更手続きに費用が発生する
預け荷物及び機内持ち込み手荷物の重量チェックが厳しい(超過料金がかかる)
食事や飲み物が有料
出発、到着が遅れることが多い
乗り継ぎに向いていない
振り替え便がない場合がある
LCCは使い方によっては便利でコストパフォーマンスの高い選択肢ですが、これらの特徴から、ビジネス目的には向いていないフライトとも言えます。運賃の安さだけで判断するのではなく、スケジュールに余裕があるか、自分の旅行スタイルに合っているかなど、しっかりと事前に情報を得た上でチケットを予約するようにしましょう。
まとめ
この記事では、エアアジア・フィリピンについて紹介しました。
フィリピンへの留学が注目を集めている近年、留学費用だけでなく、航空券もなるべく安く抑えたい、と考える人が多くいます。エアアジア・フィリピンはリーズナブルな料金設定と、充実した路線網が特徴で、日本との行き来のみならず、アジア各地へのアクセスも便利な航空会社です。
しかし、LCCならではの注意点もあります。それらを理解し、余裕を持ったスケジュールで利用すれば、快適でお得な空の旅を実現できるでしょう。気になる人はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。