ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆さん、こんにちは!今回もネイティブキャンプのこのコラムでは、海外留学に興味のある方、そしてこれからまさに海外留学に旅立とうとしている方に向けて有益な情報をお届けしていきます。
ズバリ、今回特集していくのは「フィリピンの首都マニラにある主な大学について」です!
近年、欧米圏の国々では円安や政治情勢、治安などに対する心配から日本と同じアジア圏に属するフィリピンに語学留学を行う人が増えています。
物価の安さや現地の人柄の良さ、日本からのアクセスの良さなどから英語をブラッシュアップするための語学留学のイメージが強いフィリピンですが、実は現地には日本のように専門分野を学ぶための大学が存在しているのです。
もちろん、入学条件等を満たせば日本から現地の大学への入学も可能。そこで今回は、語学留学先としてのイメージが強いフィリピンの「大学」について詳しく解説していきます。
フィリピンの大学は首都マニラに多く、今回はその中でも五つの大学に絞って紹介していきます。それぞれの大学の基本情報や特徴、学べる学問やメリットなどを比較して、自分が留学するのにぴったりな大学を見つけてみてくださいね。
- マニラの主な大学:フィリピン国立大学デリマン校
- マニラの主な大学:アテネオ・デ・マニラ大学
- マニラの主な大学:マニラ市立大学
- マニラの主な大学:デラサール大学
- マニラの主な大学:サントトマス大学
- フィリピンの大学に入学するための流れ
- まとめ
マニラの主な大学:フィリピン国立大学デリマン校
まず最初に紹介するのは、フィリピンの中でも最高峰と言われる「フィリピン国立大学デリマン校」です。日本でいう東大に相当するレベルの高い大学です。
フィリピン大学デリマン校は、1909年にマニラのケソンという地域に設立された国立大学です。長い間フィリピン大学ランキングで一位をキープし続ける、言わずと知れた名門校です。
大学で学ぶことができる学部は80もあり、その中の20以上の学部は国の教育機関の優良認定を受けています。学部の種類が豊富なだけではなく、その教育や研究の質も高いことでとても評価が高い大学です。
また、フィリピン国内からだけでなく、アメリカやカナダ、インド、中国、韓国などの欧米圏やアジア圏の様々な国から留学生を受け入れている実績があります。
フィリピン国内の大学受験では、UPCATというテストが用いられます。このテストはとても難易度が高いことで有名なテストであり、かつ国内全土から成績優秀な学生たちがこのテストを受験するため、フィリピン大学デリマン校には優秀な人材が多く集まります。
参考資料:フィリピン大学デリマン(University of the Philippines Diliman)
https://www.hub1234.com/up-diliman.html
マニラの主な大学:アテネオ・デ・マニラ大学
続いて紹介するのは「アテネオ・デ・マニラ大学」です。この大学は、フィリピンの首都マニラの郊外ケソンという地域にメインキャンパスがある私立大学です。
フィリピンの全土にキャンパスを持つフランチャイズ校であり、その中でもメインのマニラ校は毎年国内大学ランキングでトップを争う名門のエリート校です。
卒業後のキャリア形成に役立つ実践的な教育を提供しているのが特徴で、この大学の卒業生の一年以内の就職率がなんと95%ととても高いことで知られています。
他校に比べて外国人留学生の受け入れにも積極的です。アジア、中東、アフリカ、欧米諸国から毎年、留学生が専門分野を学びます。日本にも、アテネオ大学マニラ校と提携を結んでいる大学がたくさんあります。
参考資料:アテネオ大学マニラ校(Ateneo de Manila University Manila)
https://www.hub1234.com/ateneo-manila.html
マニラの主な大学:マニラ市立大学
続いては「マニラ市立大学」を紹介していきます。マニラ市立大学は1965年に首都マニラのイントラムロスという地域に設立されました。マニラ市の支援金によって設立された市立大学です。
校舎のあるイントラムロスという場所は、16世紀、当時フィリピンを植民地化していたスペインによって設立された城壁都市で、サンチャゴ要塞やサン・アグスティン教会などの歴史的建造物が多く残るエリアです。
マニラ市立大学の特徴は、授業料の安さです。約3万円からと格安です。その代わり、高校時代に上位10%の成績を取ったものしか入学できない超難関校です。
学部には、ビジネス系、エンジニア系、IT系、ホスピタリティ系、コンピューターエンジニアリング、電子工学、電気工学、産業工学、機械工学などがあります。
参考資料:マニラ市立大学(University of City of Manila)
https://www.hub1234.com/ucm-manila.html
マニラの主な大学:デラサール大学
4つめに紹介するマニラにある大学は「デラサール大学」です。首都マニラのマラテという地域にメインキャンパスを持つ、名門私立大学です。
こちらもフィリピン全土にキャンパスを持つフランチャイズ校で、マニラ校はその中でも国内大学ランキングで毎年トップ3に入る名門大学と言われています。
2021年に Times higher Education World University Ranking で発表された内容によると、デ・ラサール大学は世界中から選出されたビジネス系学部のなかで601位となったそうです!研究にも力を注いでおり、年間に600もの研究実績、論文を出しています。
外国人留学生の受け入れもとても積極的に行っています。日本の大学の中にも、デ・ラサール大学と提携を結んでいる大学が多くあるようです。
私立大学のため国立大学や市立大学と比べると学費は高くなりますが、それでも日本の私立大学の値段と比べると格安です。
参考資料:デ・ラサール大学マニラ校(De La Salle University Manila)
https://www.hub1234.com/dlsu-manila.html
マニラの主な大学:サントトマス大学
最後に紹介するのは「サントトマス大学」という大学です。
サントトマス大学はなんと、1611年に首都マニラのサンパロックに設立されたフィリピンで最も歴史のある大学です。さらに、アジアの中で最も古い大学としても世界的に有名です。
これまで、フィリピンのビジネス、公共サービス、医療、スポーツなどのあらゆる分野において影響を与えてきました。
日本人留学生の受け入れ実績や留学生の比率を見てわかるように、サントトマス大学は海外留学生の受け入れを非常に積極的に行っています。
学生数もとても多いため、フィリピン国内だけでなく世界中から優秀な学生が集まっています。国籍や文化、歴史的バックグラウンドの異なる学生たちとの交流を楽しむこともできます。
学部に関しては、観光、サイエンス、医療、教育、エンジニアリングなど複数の学部が優良認定を受けています。将来、ホスピタリティ系の職業につきたいと考えている方は、観光大国であるフィリピンのサントトマス大学の学部で学ぶことをお勧めします。また、他の大学にはないスポーツ学部なども設立されています。
参考資料:サント・トマス大学マニラ校(University of Sto. Tomas Manila)
https://www.hub1234.com/ust.html
フィリピンの大学に入学するための流れ
最後に、今後本格的にフィリピンの大学に留学することを考えている方のために、入学するまでの流れを簡潔にご説明します。
入学試験半年前
とにかくまずは英語学習から始めましょう。IELTS6.0〜6.5を入学の条件に設定している大学が多いため、そのスコアの取得を目標に勉強しましょう。
日本の英語の授業では習わないようなスキルが必要なので、遅くても高校2年生の初めには試験対策に取り掛かることをお勧めします。
試験日の二ヶ月前
IELTSのスコアを獲得できたら、入試対策も念入りに行いましょう。高校レベルの数学や科学を英語で行う必要があるため、その訓練が必要です。
試験日直前
フィリピンの難関大学の入試は9月〜11月の間に集中します。
滑り止めのために、複数の大学を併願することをお勧めします。出願する大学を決める際には、その大学について詳しく書かれているウェブサイトをみたり、現地に赴いて見学をさせてもらいましょう。
試験後〜入学日まで
なんと試験後から合格発表までは半年近く待つことになるケースが多いです。
合格が決まった後は入学手続きを進め、新学期が始まる8月前には入国できるようビザなどの準備を進めましょう。
現地で生活するための買い物や、住居探しなども含めて、出発日の2ヶ月前にはそれらの準備に取り掛かるといいでしょう。
参考資料:フィリピンの正規留学を徹底解説
https://www.hub1234.com/category/university
まとめ
このコラムではここまで、フィリピンの首都マニラにある名門大学を5つピックアップし、それぞれの大学の特徴や入学条件、費用などを比較してきました。
いかがでしたでしょうか?フィリピン留学を検討している方は、なんとなく留学までの道のりが見えてきたでしょうか?
コラムの最後には、マニラの大学に留学する際、必要不可欠となる入学試験の準備から留学当日までの流れを、大まかに解説しました。マニラには難関で有名な大学が揃っていますので、それらの大学への入学を希望している方はぜひ、早め早めの準備を心がけて動いていきましょう!

◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!