セブ島を訪れる旅行者や留学希望者にとって、
「クレジットカードはどこまで使えるのか?」という点は気になるポイントです。
現地では現金が必要な場面も多く、カードだけでは不安を感じる人もいるかもしれません。
この記事では、フィリピン・セブ島でのクレジットカードの対応状況や利用時の注意点、ATMでのキャッシングや両替方法などを解説します。
- セブ島でクレジットカードは使える?
- セブ島にクレジットカードを持って行くメリット
- セブ島で使えるクレジットカードブランド
- セブ島でクレジットカードを利用する時の注意点
- セブ島のATMで現金を引き出す方法
- まとめ
セブ島でクレジットカードは使える?
セブ島での支払い方法について気になる人は多いでしょう。
ここでは、現地でのクレジットカードの普及状況や、現金との使い分けなど、基本的な利用環境についてご紹介します。
セブ島でのクレジットカード普及状況
セブ島は観光地として世界中から多くの旅行者を迎える地域で、主要なホテルや大型ショッピングモール、レストランなどではクレジットカードの利用が一般的に可能です。
特にVISAカードやMastercardなどの国際ブランドに対応している施設が多く、支払い時に困ることは少ないでしょう。
一方で、ローカルのお店や小規模な飲食店、市場などでは現金のみというケースも珍しくありません。
これは、カード決済端末の導入コストや通信環境の問題などが影響していると考えられます。
観光エリアを中心にクレジットカードの利便性は高まりつつあるものの、全体としては現金との併用が必要になる場面も多いのが実情です。
現地では現金とカードどちらが主流?
セブ島では現在も現金支払いが主流の文化が残っており、特にローカルの交通手段(ジプニーやトライシクル)や屋台、地方都市では現金しか使えない場面が多くあります。
そのため、最低限の現金(ペソ)を常に持ち歩くことは非常に重要です。
ただし、都市部や観光客が多く集まるエリアではクレジットカードの受け入れも進んでおり、外国人観光客や留学生向けの施設ではカード払いが可能なケースが増加しています。
特にショッピングモールや大型スーパーでは、クレジットカードやデビットカードの利用が可能で、支払い方法の選択肢が広がっていると言えます。
つまり、セブ島での滞在では「現金をベースにしつつ、クレジットカードを補助的に活用する」スタイルが現実的で安全です。
セブ島にクレジットカードを持って行くメリット
セブ島滞在中にクレジットカードを活用することで、利便性や安全面での恩恵を受けることができます。
ここでは、現金との比較を通じて、カードを持って行くべき理由を紹介します。
現金を持ち歩かずに済む
セブ島ではスリや置き引きなどの軽犯罪が起こる可能性があり、多額の現金を持ち歩くのはリスクがあります。
その点、クレジットカードがあれば現金を多く持たずに済むため、安全面で大きなメリットがあります。
特にショッピングモールやホテル、空港などではカード決済ができるため、必要最小限の現金(ペソ)だけを持ち歩けば十分対応可能です。
両替の手間と手数料を減らせる
現地で日本円を両替する場合、両替所や空港のレートによっては損をすることがあります。
また、両替には時間的コストもかかります。
一方、クレジットカードで支払えば、カード会社のレートで自動的に換算され、現地通貨(フィリピンペソ)でそのまま決済が可能です。
これにより、煩わしい両替の必要が減り、効率的かつスマートに支払いができます。
キャッシュバックやポイントが貯まる
多くのクレジットカードには、ポイント還元やキャッシュバックなどの特典があります。
セブ島での支払いでもこれらの特典は適用されるため、旅行中の支出を少しでもお得にしたい人には大きな魅力です。
たとえば、楽天カードや三井住友カードなど、海外利用に強いカードを選べば、より高い還元率や特典を受けられることもあります。
海外旅行傷害保険が付帯している
一部のクレジットカードには海外旅行傷害保険が利用付帯または自動付帯されています。
万が一の事故や病気の際に医療費をカバーしてくれるほか、盗難や携行品損害などにも対応可能です。
特に長期の留学や家族での旅行などには心強い保障です。
カードによって補償内容が異なるため、事前に内容を確認しておくことが重要です。
セブ島で使えるクレジットカードブランド
セブ島では観光地としてのインフラが整っており、多くの施設でクレジットカードの利用が可能です。
ただし、すべてのブランドが広く使えるわけではありません。
ここでは、セブ島で実際によく使われている主要な国際ブランドや、留学生や旅行者におすすめのカードについて紹介します。
セブ島で主に使われている国際ブランド
セブ島では、VISAカードとMastercardが最も広く普及しており、ホテル、レストラン、ショッピングモール、空港など、主要な施設での決済に対応しています。
これらはフィリピン全体でも標準的な支払い方法となっており、使用できる店舗数が非常に多いのが特徴です。
一方で、JCBカードやAmerican Express(アメックス)は利用可能な店舗が限定的です。
特にJCBは、日本人観光客が多いエリアでは比較的使えるものの、地方や小規模な店では利用できないこともあります。
留学生・旅行者に人気のあるカードブランドと特徴
セブ島を訪れる留学生や旅行者の間で人気のあるカードには、年会費無料で海外保険が付帯されるものや、海外利用時の手数料が比較的安いものが多く選ばれています。
たとえば、楽天カードは年会費無料ながら利用付帯の海外旅行保険が付き、ポイント還元率も高めです。
三井住友カード(NL)はナンバーレスデザインで安全性が高く、アプリでの利用管理もできるため、便利です。
また、フィリピンで発行されたiカードなどもありますが、これは現地在住者や長期滞在者向けで、日本からの渡航者が新規に発行するのは現実的ではありません。
複数ブランドのカードを持っておくメリット
万が一、主要カードが利用できない店舗がある場合に備え、異なるブランドのクレジットカードを複数枚持っておくのがおすすめです。
特にVISAとMastercardの両方を持っていれば、利用の可能性が大幅に広がります。
また、片方に利用制限がかかった場合や、磁気不良などのトラブルが起きたときの予備としても有効です。
セブ島でクレジットカードを利用する時の注意点
セブ島ではクレジットカードが使える場面が多く便利ですが、日本とまったく同じ感覚で利用すると、思わぬトラブルにつながることもあります。
ここでは、安心してカードを使うために知っておきたい注意点を紹介します。
スキミングやカード盗難に注意
セブ島では、カード情報を盗み取るスキミング被害の事例も報告されています。
特に、ローカル店や露店ではカード情報の管理が徹底されていないこともあるため、現金での支払いが無難です。
また、カードはなるべく自分の目の届く場所で操作してもらうことを心がけましょう。
カード利用の上限額・海外利用設定を確認
カード会社によっては、初期設定で海外利用が制限されている場合があります。
事前に、海外で使える状態か確認しておきましょう。
また、1日の利用上限額が設定されていることもあるため、高額決済をする予定がある場合は事前に引き上げておくと安心です。
為替レートと手数料を把握しておく
セブ島でカードを使った支払いは、日本円ではなくペソ建てで処理されます。
そのため、為替レートの変動によっては実際の支払い額が想定より高くなることもあります。
さらに、手数料として1.6〜2.0%ほどの海外利用手数料がかかるカードもあります。
レートや手数料の詳細は、カード会社のサイトで事前に確認しておきましょう。
ネットワーク不具合による利用不可リスク
セブ島では、ショッピングモールなどの大きな店でもまれにネット回線の不具合などでカードが使えないことがあります。
そのため、カード利用が可能な店舗であっても、カード決済が必ずできるという前提ではなく、使えないケースも想定し、ある程度の現金を用意しておくのが無難です。
セブ島のATMで現金を引き出す方法
セブ島では、大半のエリアでATMの利用が可能です。
現地通貨(ペソ)が必要な場面も多いため、安全かつ効率的にATMを利用する方法を知っておくと安心です。
ATMの設置場所と利用可能なカード
ATMはショッピングモール、銀行、ホテルのロビーなどに設置されています。
VISAカードやMastercardなど、国際ブランドが付いたクレジットカードやデビットカードで利用可能です。
ただし、JCBカードなど、一部のカードは対応していない場合もあるため、渡航前に確認しておくと良いです。
手数料とレートに注意
ATM利用時には、現地の銀行手数料が200〜250ペソ(約500〜600円)かかるのが一般的です。
さらに、カード会社側の海外キャッシング手数料や利息が発生する場合もあります。
両替所よりもレートが良いこともありますが、必ずしも常に有利とは限らないため、比較が大切です。
安全な利用方法と注意点
ATMはできるだけ銀行や人通りの多いモール内を利用しましょう。
夜間や通り沿いの独立型ATMでは、カードのスキミングや吸い込みといったトラブルに遭う可能性があります。
また、1回あたりの引き出し限度額が10,000〜20,000ペソ程度に設定されているため、必要額が多い場合は複数回に分けて利用する必要があります。
現地でスムーズに現金を準備できるよう、使い方を事前に把握しておくと安心です。
まとめ
セブ島では、クレジットカードは大規模な店舗やホテルを中心に広く利用できますが、利用できない場面もあるため、現金との併用が基本です。
事前にカードブランドやATMの利用方法、注意点などを把握しておけば、現地での支払いもスムーズです。
事前にしっかりと準備を整え、安心してセブ島での滞在を楽しみましょう。

◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。