アジア屈指のビーチ大国、フィリピン。セブ島やボラカイの名はよく知られていますが、実は日本人旅行者にはあまり知られていない、美しい穴場ビーチが数多く存在しています。
手つかずの自然、静寂に包まれたリゾート地、そこには本当の意味でのリラクゼーションが待っています。今回は、 知る人ぞ知る極上の5つの隠れ家ビーチリゾートを厳選してご紹介。喧騒から解き放たれ、自分だけの特別な旅を叶えませんか?
- フィリピンのビーチリゾートの魅力
- 1.バンタヤン島:白砂のビーチと静寂の楽園
- 2.マラパスクア島:ダイバー憧れの秘境
- 3.エルニド:絶景のラグーンと秘境のビーチ
- 4.ハンドレッドアイランド:無数の小島が織りなす絶景
- 5.シャルガオ島:サーファーの楽園と自然の美しさ
- まとめ
フィリピンのビーチリゾートの魅力
7,000以上の島から成るフィリピンは、まさにベストビーチの宝庫です。フィリピンのビーチリゾートが持つ魅力は、一言では語りきれません。
ここでは、その代表的なポイントをいくつかに分けてご紹介します。
1. 世界屈指の透明度を誇る海と豊かな生態系
フィリピンは、エメラルドグリーンに輝く海と驚くほどの透明度が自慢です。サンゴ礁に囲まれた浅瀬ではシュノーケリングやダイビングで色とりどりの熱帯魚に出会え、自然そのものを感じる感動が待っています。
遠浅の白砂ビーチやカラフルなサンゴ礁に囲まれた海は、まるで天然の水族館。モアルボアルのイワシ玉、アポ島のウミガメ、ボホール島のシュノーケリングスポットなど、場所ごとに異なる生態系を楽しめます。
2. 充実した宿泊施設と滞在スタイルの自由度
フィリピンのリゾートホテルは、高級ヴィラからローカルなゲストハウス、エコロッジまで非常に多彩です。
セブの五つ星高級リゾート、パラワンの自然派エコリゾート、シャルガオのブティックホテルなど、スタイルに応じた選択肢が豊富で、旅行の目的に合わせて自在に滞在スタイルを変えられます。
コスパ重視のバックパッカーから、極上のラグジュアリーを求めるカップルまで、誰もが満足できます。
3. 日本からの好アクセスと快適な移動手段
成田・関空・セントレアからマニラやセブ市内への直行便が多く、所要時間も4〜5時間と近距離です。
主要都市からは国内線やフェリーを使って簡単に離島へアクセスできるため、短期旅行でも本格的なリゾート体験が叶います。空港からリゾート地までのシャトルサービスも充実しています。
4. 自然を満喫できる多彩なアクティビティ
フィリピンでは、ボートによるアイランドホッピング、スノーケリング、ダイビングスポットでの海中探検、マングローブクルーズ、スタンドアップパドル(SUP)、山間部でのトレッキングなど、バリエーション豊かな自然体験ができます。
島ごとの特色を活かしたアクティビティが旅行をさらに特別なものにしてくれます。
5. 年間を通して楽しめる温暖な気候
フィリピンは基本的に常夏ですが、乾季である12月から5月は特にベストシーズン。晴天率が高く、蒸し暑さも和らぎ、海も穏やかになるため、ビーチアクティビティを存分に楽しむのに最適な時期です。
クリスマスシーズンやホーリーウィークには現地の祝祭ムードも味わえます。
6. フレンドリーな人々と豊かな文化体験
フィリピンの人々は非常にフレンドリーで、英語が公用語のためコミュニケーションもスムーズです。市場や地元レストラン、フェスティバルでは、現地の文化や食事、歴史にふれることができ、旅がより深みのあるものになります。
1.バンタヤン島:白砂のビーチと静寂の楽園
セブ本島の北端からフェリーで行けるバンタヤン島は、喧騒とは無縁の静かな穴場リゾートです。長く続くホワイトビーチが印象的で、海の透明度はまさに絶景。観光地化されすぎていないため、ゆったりとした時間が流れます。
ビーチ沿いには素朴ながら清潔なホテルやゲストハウスが点在し、コスパ重視の旅行者にも人気。
地元の市場やカトリック文化が息づく教会など、観光と文化体験の両方を楽しめるのもポイントです。ベストシーズンは乾季にあたる12月〜5月。海風とともに、心を解き放つ贅沢なひとときを過ごせます。
特徴
遠浅で真っ白なホワイトビーチが続き、夕日が沈む時間帯には空と海がオレンジ色に染まる絶景が広がります。島には大規模な観光開発が進んでおらず、素朴な漁村とローカルな暮らしがそのまま残っています。のどかな牛車の風景や、地元の教会で開かれるミサも見どころです。
アクセス
セブ市内からバスでハグナヤ港へ移動後、フェリーでバンタヤン島へ(所要約4〜5時間)。
宿泊施設
海沿いに点在するバンガロータイプのリゾートホテルや、長期滞在向けゲストハウスが充実しています。
アクティビティ
自転車レンタルでの島内探索や、ビーチでの読書など、のんびりとリラックスできる雰囲気です。地元市場での新鮮なシーフードを味わうのもおすすめです。
おすすめ対象
リラックスして過ごしたいカップルや、自然を求めるソロトラベラー、都市の喧騒から離れたい癒し志向の人におすすめです。
2.マラパスクア島:ダイバー憧れの秘境
マラパスクア島は、世界中のダイバーたちが憧れるダイビングの聖地です。特にニタリザメ(オナガザメ)が見られることで知られ、ここでしか体験できないダイビングスポットとして知られています。
セブ市内からバスとボートを乗り継いで数時間とアクセスはやや不便ですが、その分だけ秘境感を味わえます。島内には小規模でアットホームなリゾートホテルが並び、自然に囲まれた非日常を味わえます。海好き、冒険好きにはまさにおすすめのツアー先です。
特徴
透明度抜群の海に浮かぶ小島で、サメだけでなくウミガメやマンタにも出会えます。島は小さく、徒歩で一周できるサイズで、どこにいても海の気配を感じることができます。商業開発は最小限で、自然本来の美しさが守られています。
アクセス
セブ市内からバスでマヤ港へ向かい、そこからボートで約30分。
宿泊施設
小規模なダイビングリゾートや、エコ志向のゲストハウスが中心です。
アクティビティ
早朝ダイビングでのニタリザメ観察、スノーケリング、無人島探検、ビーチでの星空観賞など、自然を満喫できるアクティビティが人気です。
おすすめ対象
ダイビング経験者、野生動物観察が好きな人、静かな自然の中で冒険を楽しみたいアクティブ派におすすめです。
3.エルニド:絶景のラグーンと秘境のビーチ
パラワン島北部に位置するエルニドは、エメラルドグリーンの海に浮かぶ無数の小島と、石灰岩の断崖が織りなすドラマティックな風景が特徴です。世界中の旅行者からも注目されるその景観美は、まるで映画の中に迷い込んだかのよう。
ベストビーチに何度も選ばれており、ボートで巡るラグーンツアーは必見です。高級ホテルからエコロッジまで宿泊スタイルも多彩で、1週間の滞在でも飽きることがありません。自然と一体になるような贅沢な旅を求める方に、ぜひ訪れてほしいフィリピン屈指のリゾートです。
特徴
巨大な石灰岩の崖が連なる海上には、大小無数のラグーンや隠れビーチが点在しています。透き通るターコイズブルーの海にボートで浮かびながら、映画のような風景に溶け込める唯一無二の体験ができます。
アクセス
マニラからエルニド空港へ直行便、またはプエルトプリンセサから車で5〜6時間です。
宿泊施設
高級リゾートからエコリゾートまで多様で、極上の隠れ家ステイが可能です。
アクティビティ
アイランドホッピングツアー、カヤック体験、隠れた洞窟探検、夕日を眺めながらのビーチディナーなど、アクティブにもロマンティックにも楽しむことができます。
おすすめ対象
絶景を求めるカメラ愛好家、ラグジュアリーなハネムーンを希望するカップル、大自然を満喫したい旅人におすすめです。
4.ハンドレッドアイランド:無数の小島が織りなす絶景
ルソン島北部のリンガエン湾に浮かぶハンドレッドアイランドは、その名の通り100以上の島々からなるユニークな観光地です。小島の多くは手つかずのままで、ボートでのアイランドホッピングなどのアクティビティを楽しめます。
日帰りツアーでも楽しめますが、島のひとつにあるキャンプサイトやロッジでの宿泊もできます。自然の中で過ごす一夜は、都市生活では得難い癒しの時間になるでしょう。マニラから車でアクセスできるのも大きな利点です。
特徴
島によって洞窟、展望台、ビーチと異なる個性を持ち、訪れるたびに新しい発見があります。大人数でのアイランドホッピングに最適なエリアです。
アクセス
マニラから車で約5時間、港からボートで各島へ渡ることができます。
宿泊施設
キャンプ場、簡易ロッジ、近隣都市アルミノスのホテルも利用可能です。
アクティビティ
アクティブ派には、シュノーケリング、ジップライン体験、ケーブ探検などがおすすめです。また、大自然の中でピクニックランチを楽しんだり、絶景ポイント巡りなども思い出作りに最適です。
おすすめ対象
ファミリー層、友人同士のグループ旅行、またはアクティブなレジャーを楽しみたい人に最適です。
5.シャルガオ島:サーファーの楽園と自然の美しさ
サーフィンの聖地として知られるシャルガオ島は、近年人気急上昇中のアジアリゾートです。その波の質は世界トップクラスで、国際大会が開催されることもあるほど。とはいえ、サーファーだけのリゾート地ではありません。
椰子の木が続く一本道、マングローブ林、青いラグーンなど自然がそのまま残るこの島は、心を空っぽにしてくれます。ヴィラや高級リゾートも増えつつあり、ラグジュアリー志向の旅行者にもぴったり。フィリピン観光の中でも新たなスタンダードとなりつつある穴場です。
特徴
有名なサーフポイント「クラウドナイン」をはじめ、静かな内陸部にはマングローブ林や天然の潮だまりプールが広がっています。島の素朴な文化も色濃く残り、サステナブルな観光が推進されています。
アクセス
マニラやセブから国内線でシャルガオ空港へ直行できます。
宿泊施設
ブティックスタイルのリゾート、サーフロッジ、プライベートヴィラが豊富に揃っています。
アクティビティ
サーフィンレッスン、島内バイクツアー、SUP体験などのマリンアクティビティはもちろんのこと、マングローブ探検やビーチ沿いのカフェ巡りもおすすめです。
おすすめ対象
サーフィン初心者からプロ志望者まで、ナチュラルライフを好む旅行者、自然志向の女子旅グループにおすすめです。
まとめ
まだまだ日本では知られていないフィリピンの穴場ビーチ。その魅力は、手つかずの自然、美しい海、そして何よりも心安らぐ“静けさ”にあります。
観光地化されすぎていないからこそ、真のリラックスが得られる場所ばかりです。
今回ご紹介した5つのリゾートは、どこも唯一無二の体験ができるおすすめのスポットです。次の旅行先に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

◇経歴
2019年03月
名古屋大学法学部法律政治学科卒業
2017年01月~ 2017年04月
スコットランド エジンバラ大学に留学
2021年04月〜現在
株式会社ニトリ、Web ライターを経て、2021年4月よりサイエンスコミュニケーターとして活動。
◇資格
TOEIC820点
◇留学経験
2017年01月~ 2017年04月
スコットランド エジンバラ大学に留学
◇海外渡航経験
年3~4回 海外出張(ヨーロッパ各国、韓国、オーストラリアなど)
現地での広報活動(学会・セミナー等)
プライベートでは友人と東南アジアにいくのがマイブーム。
◇自己紹介
昔から色々な文化や芸術に触れることが好きで、暮らしながら旅する生活に憧れていました。
仕事で英語を使うようになってから、コミュニケーションツールとして英語学習を楽しんでいます。
観光で海外に行く際は、ヨガやシュノーケリングなど、自然を感じられるアクティビティが好きです。これまでで好きな旅先は、アムステルダムとトレドです。