
アジア屈指のビーチ大国、フィリピン。セブ島やボラカイ島などの人気リゾート以外にも、実は美しい穴場ビーチリゾートがたくさんあります。
手つかずの自然や静寂に包まれた穴場ビーチでは、本当の意味でのリラクゼーションが待っています。
本記事では、知る人ぞ知るフィリピンの5つの隠れ家ビーチリゾートを厳選してご紹介!
喧騒を離れてゆっくりとフィリピンで過ごしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
- フィリピン穴場ビーチリゾートの6つの魅力
- フィリピン穴場ビーチリゾート①バンタヤン島
- フィリピン穴場ビーチリゾート②マラパスクア島
- フィリピン穴場ビーチリゾート③エルニド
- フィリピン穴場ビーチリゾート④ハンドレッドアイランド
- フィリピン穴場ビーチリゾート⑤シャルガオ島
- まとめ
フィリピン穴場ビーチリゾートの6つの魅力
7,000以上の島から成るフィリピンは、まさにベストビーチの宝庫です。フィリピンのビーチリゾートが持つ魅力は、一言では語りきれません。
以下では、具体的なビーチ情報を紹介する前に、フィリピンの穴場ビーチリゾートの6つの魅力を紹介します。
世界屈指の透明で美しい海と豊かな生態系
フィリピン穴場ビーチリゾートのひとつ目の魅力は、世界でも屈指の透明度が高い美しい海と、豊かな生態系に恵まれていることです。
エメラルドグリーンに輝く海と驚くほどの透明度が自慢のフィリピン。サンゴ礁に囲まれた浅瀬では、シュノーケリングやダイビングで色とりどりの熱帯魚に出会えます。
遠浅の白砂ビーチやカラフルなサンゴ礁に囲まれた海は、まるで天然の水族館のようです。
モアルボアルのイワシ玉やアポ島のウミガメ、ボホール島のシュノーケリングスポットなど、各スポットで異なる生態系を楽しめます。
多種多様な宿泊施設と滞在スタイル
フィリピンのリゾートホテルは、高級ヴィラからローカルなゲストハウス、エコロッジまで非常に多彩で、自分にあった滞在スタイルを選びやすいといえます。
セブの5つ星の高級リゾート、パラワンの自然派エコリゾート、シャルガオのブティックホテルなど選択肢が豊富で、旅行の目的に合わせて滞在スタイルを変えられます。
コスパ重視のバックパッカーから極上のラグジュアリーを求めるカップルまで、多くの方が満足できる施設が揃っています。
日本からアクセスがよく移動もスムーズ
日本からアクセスがよく、フィリピン国内の移動が比較的スムーズなのも、フィリピンリゾートの魅力の一つでしょう。
日本からは成田空港や関西国際空港、セントレア空港などからマニラやセブ市内への直行便が数多く就航しており、所要時間も4〜5時間とフライト時間も短いです。
なお、マニラやセブなどの主要都市からは国内線やフェリーを使って簡単に離島へアクセスできるため、短期間でも本格的なリゾート旅行を満喫できます。
空港からリゾートまでのシャトルサービスも充実しているので、国内移動もしやすいですね!
自然を満喫できる多彩なアクティビティ
大小様々な島で成り立つフィリピンでは、豊かな自然や地形を活かして多種多様なアウトドアアクティビティを楽しめます。
ボートでのアイランドホッピング、スノーケリング、ダイビングスポットでの海中探検やマングローブクルーズ、スタンドアップパドル(SUP)、山間部でのトレッキングなど自然を満喫できる機会が充実しています。
それぞれの島やエリアの特色を活かしたアクティビティが、旅行をさらに味わい深いものにしてくれます。
年間を通じて観光に適した温暖な気候
雨季と乾季があるものの、通年で温暖な気候もフィリピンリゾートの魅力です。
フィリピンは基本的に常夏ですが、12月から5月乾季が特に観光のベストシーズン。
晴天率が高くて蒸し暑さも和らぎ、海も穏やかになるため、ビーチアクティビティを存分に楽しめます。
なお、クリスマスシーズンやホーリーウィークには現地の祝祭ムードも味わえるのも嬉しいですね!
フレンドリーな人々と豊かな文化体験
自然豊かなフィリピンですが、現地のフレンドリーな人々が迎えてくれるのも魅力のひとつでしょう。
フィリピンの人々は非常にフレンドリーで、英語が公用語のためコミュニケーションもスムーズです。
市場や地元レストラン、フェスティバルでは、現地の文化や食事、歴史にふれることができ、旅がより深みのあるものになります。
また、フィリピンの文化は現地の伝統文化はもちろん、スペイン植民時代の影響など、多種多様な文化が混ざり合ってできているので、ユニークな建物や食文化なども楽しめます。
以下の章からは、いよいよフィリピンの穴場ビーチリゾートを5つ厳選して紹介します!
フィリピン穴場ビーチリゾート①バンタヤン島
フィリピン穴場ビーチリゾートのひとつ目は、バンタヤン島です。以下では、島の特徴について詳しく見ていきましょう。
白砂のビーチと静寂の楽園のくつろぎ空間
バンタヤン島はセブ本島の北端のビサヤン海にある島で、喧騒とは無縁の静かな穴場リゾートです。
観光地化されすぎていないため、ゆったりとした時間が流れます。ビーチ沿いには素朴ながら清潔なホテルやゲストハウスが点在し、コスパ重視の旅行者にも人気。
島内は大きく以下3つのエリアに分けられます。
観光地としてあまり知られていないため、海が好きな方はセブ島よりもビーチが綺麗と言うくらいです。
地元の市場やカトリック文化が息づく教会など、観光と文化体験の両方を楽しめます。
観光のベストシーズンは12月〜5月の乾季。海風とともに心を解き放つリラックスしたひとときを過ごせます。
島には遠浅で真っ白なホワイトビーチが続き、夕日が沈む時間帯には空と海がオレンジ色に染まる絶景が広がります。
また、島内では大規模な観光開発が進んでいないため、素朴な漁村と地元の方のゆったりとした暮らしがそのまま残っています。
のどかな牛車の風景や地元の教会で開かれるミサも見どころです。観光化があまり進んでいないからこそ、ローカルな暮らしに触れやすいといえます。
アクセス
セブ市内からバスまたはタクシーでハグナヤ港へ移動後、フェリーでバンタヤン島へ(所要約4〜5時間)。
島内でのフェリーの発着場所は、南西部のサンタフェ。周囲にはビーチが点在しているだけでなく、宿泊施設の多くが集中しています。
宿泊施設
海沿いに点在するバンガロータイプのリゾートホテルや、長期滞在向けゲストハウスが充実しています。
宿泊施設は南西部のサンタフェに集中し、かつレストランやカフェなどもたくさんあるので、サンタフェを滞在拠点にすると良いでしょう。
アクティビティ
自転車レンタルでの島内探索や、ビーチでの読書など、のんびりとリラックスできる雰囲気です。
地元市場では新鮮なシーフードを味わってみましょう。ちなみに、ビーチでリラックスするならば、以下の2つが特におすすめです。
また、バンタヤン島はセブ州内で唯一スカイダイビングができる場所としても知られているので、ぜひ試してみませんか?
費用は約1.8万〜2万ペソ(約4.5万〜5万円)と高めではありますが、上空から豊かな自然を満喫できます。
おすすめ対象
バンタヤン島は特に、以下のような方におすすめです。
観光化されてない手付かずの自然の中で、ゆったりとした時間を過ごせます。
フィリピン穴場ビーチリゾート②マラパスクア島
2つ目の穴場ビーチリゾートは、マラパスクア島です。早速どんな場所なのか詳しくみていきましょう!
ダイバー憧れの秘境巡り
世界中のダイバーたちが憧れるダイビングの聖地マラパスクア島は、セブ島の最北端沖に浮かぶ小さな島です。
特に、モナド・ショールでは希少なニタリザメ(オナガザメ)をほぼ100%の確率で見られるなど、唯一無二の体験ができるダイビングスポットとして知られています。
島内には小規模でアットホームなリゾートホテルが並び、自然に囲まれた非日常を味わえます。海好きや冒険好きにはまさにおすすめのリゾート地と言えるでしょう。
透明度抜群の海に浮かぶ小島のマラパスクア島では、サメだけでなくウミガメやマンタにも出会えます。
島は小さく徒歩で一周できるほどで、どこにいても海の気配を感じることができます。
商業開発は最小限に抑えられているため、自然本来の美しさを堪能できる秘境となっています。
アクセス
セブ市内のノースターミナルからバスでマヤ港へ向かい、そこからバンカーボートで約30分。
合計で約4〜5時間ほどかかりますが、綺麗な海をじっくりと楽しめます。
ちなみにマヤ港へのバスはエアコンありとなしの2種類があるので、エアコンありのバスを選ぶと良いです。
ちなみに、マラパスクア島を訪れる観光客はさほど多くないため、マヤ港行きのバスは乗客が揃い次第の出発となります。
それゆえ、待ち時間が長くなり、出発時間が遅れることも多々。少しでも快適に過ごせるよう、ネット環境を整えたり、エアコン付きのバスに乗ると良いでしょう。
宿泊施設
小規模なダイビングリゾートや、エコ志向のゲストハウスが中心です。
また、リゾートアイランドのため、セブ州の中では物価はやや高め。スパやレストランに行く際は、やや多めにお金を用意しておくと安心です。
アクティビティ
早朝ダイビングでのニタリザメ観察、スノーケリング、無人島探検、ビーチでの星空観賞など、自然を満喫できるアクティビティが人気です。
特にダイビングには、以下のスポットがおすすめです。
| Monad Shoal(モナド・ショール) | ボートで約30分 |
| Deep Rock(ディープ・ロック) | ボートで約10分 |
| Light House(ライト・ハウス) | ボートで約5〜10分(ナイトダイビング向き) |
| Chocolate Island(チョコレート・アイランド) | ボートで約15分 |
| Gato Island(ガトゥ・アイランド) | ボートで約40分 |
| Kalanggaman Island(カランガマン・アイランド) | ボートで約1.5時間 |
おすすめ対象
以下の方は、マラパスクア島での滞在を一層楽しめます。
こぢんまりとしたリゾートアイランドでゆったり自然観察をしたい方は、ぜひ訪れてみてください。
フィリピン穴場ビーチリゾート③エルニド
次に紹介するのは、パラワン島北部に位置するエルニドです。どんな場所なのか早速詳しくみていきましょう。
絶景のラグーンと秘境のビーチでリラックス
エメラルドグリーンの海に浮かぶ無数の小島と、石灰岩の断崖が織りなすドラマティックな風景が魅力のエルニド。
パラワン島北部のエルニド村と約50もの島々から構成されています。
世界中の旅行者からも注目される景観の美しさは、まるで映画の中に迷い込んだかのよう。
大理石の島々や、白い砂浜、熱帯雨林やココナッツ林など多種多様な自然スポットが点在し、リゾート地ながらも手付かずの自然が残っています。
巨大な石灰岩の崖が連なる海上には、大小無数のラグーンや隠れビーチ、洞窟などが豊富にあります。
透き通るターコイズブルーの海にボートで浮かびながら、映画のような風景に溶け込みながら自然の美しさを堪能できます。
アクセス
マニラからエルニド空港へ直行便で向かうか、またはプエルトプリンセサから車で5〜6時間かけて移動します。
宿泊施設
高級リゾートからエコリゾートまで多様で、極上の隠れ家ステイを楽しめます。
島の入江のリゾートホテルや、水上コテージなど自然を楽しめる施設が充実しています。
アクティビティ
アイランドホッピングツアー、カヤック体験、隠れた洞窟探検、夕日を眺めながらのビーチディナーなど、アクティブにもロマンティックにも堪能できます。
エルニドで特に訪れてほしいのは以下のスポットです。
| スモールラグーン(ミニロック島) | ボートで約45分 |
| ビッグラグーン(ミニロック島) | ボートで約45分 |
| シークレットビーチ(マタンロック島) | ボートで約1時間 |
| ナクパン・ビーチ | ボートまたは車で約45分 |
他にも、大小さまざまなビーチがあるので、ビーチでゆったり過ごしたい方はぜひ訪れてみてください。
おすすめ対象
約50もの島で美しい自然を楽しめるエルニドがおすすめなのは、以下の方です。
マニラから直行便もでているので、飛行機で移動もしやすいですよ!
フィリピン穴場ビーチリゾート④ハンドレッドアイランド
無数の島がある、ハンドレッドアイランドも穴場ビーチリゾートのひとつです。
早速特徴を見ていきましょう。
無数の小島が織りなす絶景に感動
ルソン島北部のリンガエン湾に浮かぶハンドレッドアイランドは、その名の通り100以上の島々からなる、地元の方にも有名なユニークな観光地です。
小島の多くは無人島かつ手つかずの自然が広がっており、ボートでのアイランドホッピングをはじめとしたアクティビティを楽しめます。
日帰りツアーでも楽しめますが、島のひとつにあるキャンプサイトやロッジでの宿泊もできます。自然の中で過ごす一夜は、都会では得難い癒しの時間になるでしょう。
島によっては洞窟や展望台、ビーチなど個性が異なるため、訪れるたびに新しい発見があります。大人数でのアイランドホッピングにぴったりなエリアです。
アクセス
マニラまたはバギオ発、アラミノス着のバスに乗ってアクセスでき、マニラからはおよそ5時間、バギオからはおよそ2時間かかります。
アラミノス到着後はトライシクルに乗って約10分ほどでハンドレッドアイランドにいけます。
宿泊施設
キャンプ場、簡易ロッジ、近隣都市アルミノスのホテルも利用可能です。
ほとんどの方が、ルカップという小さな町に宿泊してハンドレッドアイランドを巡ります。
周辺都市からアクセスするには長い時間がかかるので、数日宿泊するのがおすすめです。
アクティビティ
アクティブ派には、シュノーケリングやジップライン体験、ケーブ探検などがおすすめです。
また、大自然の中でのピクニックランチや絶景ポイント巡りなども、思い出作りにぴったりです。
おすすめ対象
ハンドレッドアイランドへの滞在がおすすめなのは、以下の方です。
マニラよりもバギオからの方がアクセスが良いので、バギオに留学・滞在されている方はぜひ行ってみてください。
フィリピン穴場ビーチリゾート⑤シャルガオ島
最後に紹介するのは、シャルガオ島です。どんな島なのか早速みていきましょう!
美しい自然でサーフィンを堪能
サーフィンの聖地として知られるミンダナオ島北東部に位置するシャルガオ島は、近年人気急上昇中のビーチリゾートです。
波の質は世界トップクラスで国際大会が開催されるほどですが、シャルガオ島はサーファーだけのリゾート地ではありません。
椰子の木が続く一本道、マングローブ林、青いラグーンなど自然が手付かずで残るシャルガオ島は、心を空っぽにしてくれます。
ヴィラや高級リゾートも増えつつあるので、ラグジュアリー志向の旅行者にもぴったり。フィリピン観光の中でも新たなスタンダードとなりつつある穴場です。
有名なサーフポイント「クラウドナイン」をはじめ、静かな内陸部にはマングローブ林や天然の潮だまりプールが広がっています。
島の素朴な文化をしっかりと残せるように、サステナブルな観光が推進されています。
アクセス
マニラやセブから国内線でシャルガオ空港へ直行できます。
所要時間はおよそ2.5時間でセブパシフィック航空やフィリピン航空がセブ経由で就航しています。
また、ダバオからはフィリピン航空も就航しており、およそ75分で到着します。
宿泊施設
ブティックスタイルのリゾート、サーフロッジ、プライベートヴィラが豊富に揃っています。
なお、島内にはバスやタクシーなどといった交通手段がないので、空港から宿泊先へはチャーターバンで移動します。
ターミナルの外に乗り場があるので、ピックアップの予約をした場合は、自分の名前が書いてあるボードを持ったドライバーを見つけましょう。
ちなみに、滞在におすすめなのはGeneral Luna(ゼネラル・ルナ)エリア!クラウドナインを含む観光地がまとまった地域となっています。
アクティビティ
サーフィンレッスン、島内バイクツアー、SUP体験などのマリンアクティビティはもちろんのこと、マングローブ探検やビーチ沿いのカフェ巡りもおすすめです。
サーフィンレッスンではボードもレンタルできるので、ボードがなくても安心して挑戦できますね!
おすすめ対象
サーフィンの聖地であるシャルガオ島は、サーフィン初心者からプロ志望者までサーフィン愛好家はもちろん、以下の方へもおすすめのスポットです。
一人でも大人数でもサーフィンや自然を楽しみたい方は、ぜひ訪れてみてください。
まとめ
まだまだ日本では知られていないフィリピンの穴場ビーチリゾート。
その魅力は、手つかずの自然、美しい海、そして何よりも心安らぐ“静けさ”です。観光地化されすぎていないからこそ、真のリラックスが得られるのでしょう。
本記事でご紹介した5つのフィリピンの穴場ビーチリゾートは、どこも唯一無二の体験ができるスポットです。
次の旅行先として、検討してみてはいかがでしょうか?
◇経歴
2019年03月
名古屋大学法学部法律政治学科卒業
2017年01月~ 2017年04月
スコットランド エジンバラ大学に留学
2021年04月〜現在
株式会社ニトリ、Web ライターを経て、2021年4月よりサイエンスコミュニケーターとして活動。
◇資格
TOEIC820点
◇留学経験
2017年01月~ 2017年04月
スコットランド エジンバラ大学に留学
◇海外渡航経験
年3~4回 海外出張(ヨーロッパ各国、韓国、オーストラリアなど)
現地での広報活動(学会・セミナー等)
プライベートでは友人と東南アジアにいくのがマイブーム。
◇自己紹介
昔から色々な文化や芸術に触れることが好きで、暮らしながら旅する生活に憧れていました。
仕事で英語を使うようになってから、コミュニケーションツールとして英語学習を楽しんでいます。
観光で海外に行く際は、ヨガやシュノーケリングなど、自然を感じられるアクティビティが好きです。これまでで好きな旅先は、アムステルダムとトレドです。