ブリスベンは、オーストラリア北東部に位置するクイーンズランド州の州都で、国内第3の都市です。
2032年の夏季オリンピック開催地に決定しており、国際的な注目度も高まっています。
「ブリスベンでおすすめの語学学校は?」
「ブリスベン留学の費用相場を知りたい!」
ブリスベン留学を考えている人の中には、上記の疑問をもつ方もいるでしょう。
この記事では、ブリスベンでおすすめの語学学校や失敗しない学校選び、費用の目安について詳しく紹介します。
ブリスベン留学の特徴・メリット
ブリスベンは、オーストラリアの中でも、とくにおすすめの留学先です。
ブリスベン留学の特徴やメリットは、4つあります。
・過ごしやすい温暖な気候
・レベルが高く充実の教育環境
・目的やレベルに合わせた豊富なカリキュラム
・日本人コミュニティと日本食レストランの充実
1つずつ順に見ていきましょう。
過ごしやすい温暖な気候
ブリスベンは、年間を通して快適に過ごせる温暖な気候が魅力です。
冬の平均気温は約16℃で、厚手のコートがなくても過ごせるほどの暖かさです。
夏は最高気温が26℃程度で猛暑も少なく、カラッとした気持ちよい天候で生活できます。
寒さが苦手な人や、気温の変化が少ない地域で生活したい人にとって、理想的な都市といえるでしょう。
レベルが高く充実の教育環境
ブリスベンには、クイーンズランド大学(UQ)やクイーンズランド工科大学(QUT)など世界的評価の高い大学があり、教育レベルの高さでも知られています。
また、学生向けの図書館やカフェが充実しており、授業後も集中して学習できる環境が整っています。
語学学校の選択肢も多く、さまざまな校風やコースから選択が可能です。
シドニーやメルボルンと比べて中規模な都市で、自然環境にも恵まれているため、落ち着いた環境で勉強したい方に最適です。
目的やレベルに合わせた豊富なカリキュラム
ブリスベンの語学学校では、多様なカリキュラムが用意されており、目的やレベルに合わせたコースを選べます。
以下は、開講されているコースの一例です。
コース名 | 対象 | 特徴 |
語学コース | 初心者~中級者 | 日常英会話・文法・ライティングをバランスよく学べる |
試験対策コース | 大学進学・移住希望者 | TOEIC、TOEFL、ケンブリッジ英検などのスコアアップに特化 |
ビジネス英語コース | 仕事で英語を使いたい人 | 履歴書・面接・ビジネスメール・交渉スキルを学べる |
専門コース | 医療・観光・マーケティングなどの分野で働きたい人 | 医療英語・ホスピタリティ・マーケティング英語などに特化 |
また、語学学校だけでなく専門学校も充実しており、医療や観光、バリスタなどの実践的な英語教育も受けられます。
日本人コミュニティと日本食レストランの充実
ブリスベンには日本人が多く、日本食レストランも豊富にあるため、海外生活に不安がある人も安心して過ごせるでしょう。
外務省のデータによると、2024年10月時点で、ブリスベン都市圏にはおよそ1万1,000人の日本人が滞在しており、世界でも19番目に多い人数です。
日本人のサポートをおこなうコミュニティもあるため、万が一困ったことがあった場合には、日本語での相談も可能です。
また、市内には80軒以上の日本食レストランが立ち並び、アジアの食材を取りそろえたスーパーも営業しています。
滞在中に日本の味が恋しくなったとき、手軽に日本食を楽しめるのも魅力の1つです。
ブリスベンでおすすめの語学学校
ブリスベンには語学学校が多く集まっており、どの学校を選ぶか迷う人もいるでしょう。
ここでは、ブリスベンでおすすめの語学学校を4つ紹介します。
・ILSC Brisbane
・Browns English Language School Brisbane
・ELSIS Brisbane
・Griffith English Language Institute
それぞれの特徴を理解し、自分に合う学校を探してみてください。
ILSC Brisbane (アイエルエスシー ブリスベン校)
ILSCは、カナダやインドにもキャンパスをもつ、国際的な語学学校です。
カリキュラムの自由度が高く、授業を自由にカスタマイズしながら自分に合った学習ができる点が魅力です。
また、校舎はブリスベンの中心地にあり、駅やショッピングモールからも近いため、通学や買い物にも不便を感じません。
日本人スタッフが在籍しているため、トラブル時のサポートも万全です。
Browns English Language School Brisbane(ブラウンズ・イングリッシュ・ランゲージ・スクール ブリスベン校)
Browns English Language Schoolでは、一般的な英語学習コースのほか、バリスタコースや有給ホテルインターンシップなど多様なコースを提供しています。
ダンス、ヨガ、スカッシュなどの無料アクティビティが毎日開催されており、他学生との交流やオーストラリアの文化体験を楽しみたい方に最適な環境です。
小学生向けの「ジュニアプログラム」も開講しているため、親子留学にも対応しています。
ELSIS Brisbane(エルシス ブリスベン校)
ELSISは日本人比率が低く、さまざまな国の留学生と交流を深めたい人や英語漬けの環境で学びたい人におすすめです。
2020年には、新たにSpecialised English Classes(選択クラス)が開講され、ファーム(農業)英語やビジネス英語など仕事に特化した英語を学べます。
ワーホリをしながら通学する人や仕事上で英語を使用する人が、実践的な語学力を身につけられる学校です。
Griffith English Language Institute(GELI)グリフィス大学
GELIは、世界大学ランキングで毎年上位300校にランクインする名門大学・グリフィス大学付属の語学学校です。
大学の図書館やテニスコート、コンピュータールームなど充実した設備を利用でき、現地の大学生と同様のキャンパスライフが楽しめます。
GELIで学ぶ留学生の多くがグリフィス大学やオーストラリア国内の他大学、専門学校への進学を目的としているため、志の高い仲間と切磋琢磨できる環境が整っています。
ブリスベン語学留学の費用目安
ブリスベンに語学留学する際の費用目安と内訳は、以下のとおりです。
期間 | 授業料(目安) | 生活費(目安) | 初期費用 | 総額 |
1ヶ月 | 11万〜18万円 | 14万〜25万円 | 20万〜30万円 | 45万〜70万円 |
3ヶ月 | 35万〜52万円 | 43万〜72万円 | 20万〜30万円 | 97万〜153万円 |
6ヶ月 | 68万〜105万円 | 87万〜145万円 | 20万〜30万円 | 174万〜280万円 |
1年 | 135万〜210万円 | 174万〜290万円 | 20万〜30万円 | 328万〜532万円 |
学校や現地での生活スタイルによって、授業料や生活費は大きく変動します。
また、初期費用にはビザ申請費、航空券代金、海外保険などが含まれており、日用品やスーツケースの購入費用は別途かかる場合があります。
語学留学の費用を抑える
語学留学は貴重な経験であり、英語スキルの向上につながる一方、費用がかかるのも事実です。
ここでは「少しでも安く語学留学をしたい」と考える人に向けて、コストを削減する方法を3つ紹介します。
・シェアハウスに住む
・自炊する
・オフシーズンに渡航する
順に詳しく解説します。
①シェアハウスに住む
語学留学中の滞在先を選ぶときは、ホームステイよりもシェアハウスのほうが費用を抑えられます。
費用面のメリットに加え、シェアハウスでは他国の留学生や現地の人と交流できるため、英語力の向上にもつながるでしょう。
②自炊する
外食の回数を減らし、なるべく自炊することで生活費を節約できます。
たとえば、メルボルンではランチ1回の費用が約1,500円かかるため、自炊すれば食費を大幅に抑えられるでしょう。
アジア食品を取り扱うスーパーで日本の調味料やお米を購入し、お弁当を作って学校に持参するのもおすすめです。
③オフシーズンに渡航する
オフシーズンに渡航すると、航空券を安く購入できます。
ハイシーズンとオフシーズンでは航空券の価格に大きな差があり、場合によっては料金が2倍近く変わることもあります。
さらに、オフシーズン中は留学生が少ないため、クラスの人数が少なくなり、より集中して授業を受けられる点もメリットです。
失敗しない語学学校選びのポイント
充実した留学生活を送るためにも、自分に合った語学学校を選びましょう。
学校選びの際に見ておきたいチェックポイントは、次の3つです。
・自分の英語レベルや留学目的に合ったコースの有無
・学校の立地
・授業以外のアクティビティの種類
それぞれのポイントについて説明します。
自分の英語レベルや留学目的に合ったコースの有無
渡航前に、学校の規模やカリキュラムを調べ比較することで、自分のレベルや学習目的に合う学校が見えてきます。
対象とするレベルや開講しているコース内容、授業の雰囲気は、学校によってさまざまです。
たとえば、大規模な学校は上級レベルのクラスが充実している一方、小規模な学校はアットホームな雰囲気で、生徒と先生の距離が近い傾向があります。
実際に通っていた人の口コミや報告を参考にする方法も、よりリアルな情報を把握できるのでおすすめです。
学校の立地
学校の立地や周辺環境のチェックも、学校選びの上で欠かせません。
とくに比較的治安の良い地域にある学校を選べば、トラブルに巻き込まれるリスクを減らせます。
ほかにもスーパーや飲食店の有無、交通アクセスの良さなども見ておくと、より快適な留学生活を送れるでしょう。
授業以外のアクティビティの種類
授業以外の時間も楽しみながら英語を学べるよう、興味のあるアクティビティを開催している学校を選びましょう。
放課後や休日に開催されるアクティビティは、ほかの学生と交流したり、勉強以外の思い出を作ったりするうえで大切です。
学校ごとでバレーボールやヨガなど体を動かすものから、美術館やブリュワリーツアー、季節ごとのイベントなど多彩なアクティビティが用意されています。
オプション料金が発生する場合もあるので、参加費用も含めて調べておくと安心です。
まとめ
本記事では、ブリスベンでおすすめの語学学校や学校選びのポイント、費用目安について解説しました。
ブリスベンは、気候が温暖で教育環境も整っており、語学留学に適した都市です。
また、シドニーやメルボルンなどの大都市と比べると物価が安く、費用を抑えた留学生活ができることも魅力です。
自分の英語レベルや学習スタイルに合った語学学校を選び、有意義な留学生活を過ごしてください。