【2025年版】アメリカのアパート徹底解説:間取り・家賃相場・契約の注意点

アメリカアパート、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

留学、就職、駐在などでの新生活は、少しの不安はあるもののワクワクするものですよね。そして、新生活を始めるにあたって、最も重要な決断が「住居選び」です。

なかでも、海外となると事前の情報収集が非常に重要になります。今回のお話の舞台は、人気の高い移住先の一つ「アメリカ」です!

日本とアメリカではアパート事情や賃貸契約方法に違いがあり、アパート選びに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

「アメリカと日本のアパート選びのポイントは?」
「アメリカの間取り、家賃、契約で注意すべき点は?」

本記事では、アメリカの賃貸アパートの基本情報や間取り・広さ、家賃相場と支払方法を解説します。部屋選びのポイントや契約の注意点についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

アメリカの賃貸アパートとは?日本との違いと基本情報

アメリカのアパートは、日本の賃貸マンションやアパートとは異なる特徴があります。

一般的に「アパートメント (Apartment)」は、不動産会社が運営し、専門的な管理体制が整っています。24時間体制のメンテナンスサービスや、敷地内のジム、プール、ラウンジなど共有施設が充実している物件も多くあります。

また、冷蔵庫や電子レンジ、オーブン、ウォークインクローゼットや洗濯機・乾燥機などの大型家電が備え付けになっていることが多いです。多くのアパートではペット可となっており、ペットを洗う専用の部屋などが設けられていることもあります。

日本の賃貸住宅と比べ、居住者のライフスタイルの自由度が高いのが特徴です。

マンション (Mansion) は英語で「豪邸、大邸宅」という意味を持ち、日本のマンションとは意味が異なります。アパートは、日本のアパートと同様に賃貸の集合住宅を指します。

日本でいうマンションは、アメリカでは一般的に「コンドミニアム (Condominium)」と表現されます。コンドミニアムは、分譲タイプの集合住宅を指し、日本の分譲マンションとほぼ同じ意味です。一般にコンドミニアムの方が内装や設備が充実し、長期居住者向けの仕様となっていることが多いのが特徴です。

アメリカのアパートの間取りと広さ

アメリカのアパートの間取りと広さについてご紹介しますね。

アメリカのアパートの間取りは、日本のような「〇LDK」という表現ではなく、寝室の数で表現されるのが一般的です。

間取りの例は、以下の通りです。

間取りの名前 特徴
Studio(スタジオ) ・寝室のないワンルームタイプの部屋
・広さは400~600平方フィート(約37~56平方メートル)
1BR(1ベッドルーム) ・寝室が1部屋ある
・広さは600~800平方フィート(約56~74平方メートル)
2BR(2ベッドルーム) ・寝室が2部屋ある
・広さは800~1,200平方フィート(約74~112平方メートル)

 

日本の賃貸アパートでの広さの表記は「〇畳」が多いですが、一畳は約19.63sq/ftです。アメリカのアパートは日本の賃貸アパートよりも広いことがほとんどです。

また、トイレと浴槽の数も間取りで表現されることが多いです。

トイレと浴槽の数 特徴
1BA ・ユニットバス(トイレと浴槽)が1つある。
1.5BA ・ユニットバス(トイレと浴槽)が1つと独立トイレが1つある。
2BA ・ユニットバス(トイレと浴槽)が2つある。

 

アメリカのアパートでは、トイレと浴槽が同じ空間にあるユニットバスが一般的です。あるいは、浴槽はなくシャワーのみの場合もあります。

アメリカでアパートを借りる際は、ベッドルームや浴室の数で表記されるため、住む人数によって間取りを決めましょう。アメリカのアパートで間取りを決める際は、間取りや広さを確認し、自分に合った部屋を選ぶことが大切です。

アメリカでアパートを探す方法と契約の流れ

アメリカでのアパートの探し方についてご紹介します。

アメリカでは、日本のようにアパートを紹介してくれる仲介業者の他に、様々な方法があります。

地域のアパートを統合したサイトやアプリもあるので、予定の地域を検索し、3Dでの内見も可能です。サイトやアプリ内では、アパートの内装や設備などが詳しく記載されています。

しかし、1カ月の料金に光熱費が含まれていないこともあるため、詳細な料金を確認するには不動産会社に問い合わせる必要があります。

アパートは各不動産業者が管理しているため、最初から不動産業者に直接行って相談することも可能です。内見や詳細を知ってから契約したい方は、不動産会社に直接行って相談するのがおすすめです。

留学や駐在でアメリカに行く方で、日本にいるうちから部屋を契約したい方は、アプリなどを活用して契約を進めましょう。

アメリカのアパート家賃相場と初期費用・支払い方法

アメリカでアパートを借りる際、最も気になるのが「家賃はいくらくらいかかるのか」「初期費用はどのくらい必要なのか」といった金銭面のポイントです。

家賃相場は都市によって大きく異なり、契約時に必要な敷金や保険なども日本とは仕組みが違います。

ここでは、アメリカの主要都市と地方の家賃相場、初期費用の目安、そして支払い方法まで詳しく解説します。

アメリカのアパート家賃相場と初期費用

アメリカのアパートの家賃相場は地域によって大きく異なります。

ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市では1BRで月額3,000ドル(45万円)以上の家賃がかかることがあります。しかし、中西部などの地方都市では、同じ1BRであっても800~1,200ドル (12万円~18万円)程度の物件もあります。

契約時には通常、家賃の1〜2カ月分の敷金(Security Deposit)が目安として必要ですが、州によっては上限が法律で定められていたり、返還時期が規定されている場合もあります。

アメリカでは電気代、インターネット代、水道代、ごみ収集代などの光熱費が家賃に含まれることもあります。しかし、家賃に含まれていない場合は、家賃以外の出費が必要となるため、契約時は注意が必要です。

また、アメリカの賃貸に住むには、契約時に家財保険に入っている必要がある場合もあります。家財保険では、火事や盗難、水漏れなどの被害があった場合の所有物 (家具、衣類、電化製品など)に対して補償されます。

※2025年時点の為替レート1ドル151円で計算しています。

アメリカのアパートの支払い方法

アメリカのアパートの支払いには、様々な方法があります。

家賃の支払いは、クレジットカードオンラインでの支払いがほとんどです。クレジット決済の場合、手数料が必要となってしまうことがあるため注意が必要です。

アメリカアパートの内装と部屋選びのポイント

アメリカのアパートは多くの場合、キッチン設備と浴室設備以外は基本的に家具なしの状態です。

冷蔵庫、電子レンジ、食洗器などの大型家電は標準で備え付けられており、自分で購入する必要はありません。日本では家電付きアパートもありますが、家電が付いていないことが一般的なので嬉しいポイントです。

入居前に不動産会社が家電やその他の設備が正確に機能しているか確認してくれます。しかし、内見や入居時には、家電が正常に機能しているか、傷などがないか事前に確認しておくことも大切です。

また、部屋選びのポイントとして、以下の点が挙げられます。

・防犯設備 (24時間セキュリティや入館システム)
・駐車場の有無
・公共交通機関へのアクセス
・スーパーマーケットなどの生活利便施設との距離

これらをチェックすることが重要です。

アメリカには治安が良くないエリアもあるため、近所の治安の見極めや防犯システムは非常に大切なポイントです。また、宅配物の管理方法も確認しておくと安心ですね。

車社会のアメリカでは、一部の地域以外は屋内駐車場やガレージが付いているアパートもあります。公共交通機関は、一部の地域では日本のように発展していないため、あまり重要ではないこともあります。

留学では、車を購入せずに大学の近くにある学生寮や、学生用のアパートを選ぶ人も多いです。仕事や長期滞在の方は、車を購入することも多く、職場まで車で通える距離の治安の良い地域を選ぶのが良いでしょう。子どもがいる方は、子どもが学校に通うことを考慮して物件を選ぶことが多いです。

また、冬の厳しさが厳しい地域では、暖房システムの種類効率性も重要な選択基準となります。

アメリカでの賃貸契約と途中解約の注意点

ここでは、アメリカで賃貸契約を結ぶ際に知っておきたい基本事項や、途中解約・退去時の注意点について詳しく解説します。

アパート契約時に知っておくべきこと

アパートの契約時には、クレジットスコアのチェック収入証明が求められます。

アメリカのアパート契約は基本的に12カ月の定期契約が一般的ですが、契約する期間として3カ月、6カ月、12カ月、24カ月などの期間も選択できます。

途中解約のリスク

契約期間を破り、早期に引っ越すと違約金が発生するだけでなく、他者からの信頼性が下がってしまいます。アパートを勝手に出て契約破棄してしまうと、アメリカで重視されているクレジットスコアに傷がつきます。クレジットスコアに傷がつくことでビザやグリーンカードの申請に大きく影響してしまうため、注意が必要です。

解約時の原状回復について

解約時には部屋の原状回復が求められます。経年劣化は許容されますが、原状回復ができない場合は追加請求をされる可能性があります。

入居前に、部屋に傷や汚れがないか確認し、写真などでしっかりと記録を残すようにしましょう。

また、自分が求める部屋の内装や設備であるかしっかりと見極めることが大切です。物件の下見をしっかりと行い、どのような設備か、料金が発生するかなど細かく確認しましょう。

まとめ

アメリカのアパート探しは日本と異なるシステムがありますが、基本的なルールを理解していれば難しくありません。

自分が求める理想の部屋に出会うためにも、予算に合った物件を見つけること、そして契約内容をしっかりと確認することが大切です。海外の部屋探しでは、オンラインに掲載されている写真と異なることもあるため、しっかりとした見極めが大切です。

物件の下見や契約時の確認をしっかりと行い、自分のニーズに適したアパートを見つけましょう。

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