アイルランドでの
ワーキングホリデーは、若いうちから人生を変える冒険となるでしょう。
豊かな自然、深い歴史、そして温かい人々に囲まれた島国で英語力を磨きながら、キャリアの新たな可能性を探ることができます。
年間800名限定のこのプログラムは、18歳から30歳までの日本人が、ヨーロッパの文化を肌で感じる貴重な機会になっています。
この記事では、アイルランドのワーホリについて深堀していきます。
アイルランドワーホリの基本情報
アイルランドのワーホリビザは、2007年に日本とアイルランド両国の青少年交流プログラムとして正式に開始されました。
年間限定800名、申請できる年齢は18歳から30歳までで、日本国籍であれば貴重なワーホリのチャンスを得られます。
ビザ申請は年に2回、1月と7月の限られた期間にのみ行われます。
2025年度の具体的な申請期間は、第1回が2025年1月15日から2月7日まで、第2回が2025年7月15日から8月1日までとなっています。
ビザの有効期間は発行日から1年以内で、その期間中であれば何度でも出入国が可能です。
就労条件は週39時間までのフルタイム労働が認められており、同時に語学学校への通学も制限なく行えるため、学びと仕事を両立できる柔軟性が特徴的です。アイルランドでワーホリするメリット・魅力
アイルランドでのワーホリの最大の魅力は、英語のネイティブ環境で言語と文化を徹底的に学べることにあります。
アイルランドの語学学校は、日本人比率が低く、多国籍な学習環境になっています。
一般的な語学学校では日本人が10%程度、小規模な学校では1%にも満たないため、英語に浸る環境が保証されています。
コミュニケーション能力を劇的に向上させる絶好の機会となるでしょう。
文化的側面においても、アイルランドは大きな魅力を持っています。ケルト文化、文学・音楽・芸術の歴史は、観光では味わえない文化とも言えるでしょう。
アイリッシュパブでの生演奏、伝統舞踊アイリッシュダンス、古代の城や遺跡、年間を通じて開催される文化フェスティバルなど、常に新しい発見と感動が待っています。
経済的な観点にもメリットがあります。アイルランドの最低賃金は時給12.70ユーロ(約2,000円)と、日本のアルバイト時給と比較しても高水準です。
ホテル、レストラン、観光業、小売業、日本食レストランなど、様々な職種でアルバイトの機会があります。
特にホリデーシーズンは人手不足となるため、仕事を見つけやすいでしょう。
地理的な魅力もあります。アイルランドからは、格安航空会社ライアンエアーを利用すれば、他のヨーロッパ諸国への旅行が簡単です。
イギリス・ロンドンへは片道2~3千円で行けることもあり、週末旅行が楽しめます。
さらに、アイルランドは「若者の国」としても知られています。
人口の半数以上が30歳以下で、常に活気に満ちた社会。国際色豊かで、世界中から集まる若者たちと交流しながら、グローバルな視点を持てるでしょう。
自然が豊かなこともこの国の大きな魅力です。エメラルドグリーンの牧草地、起伏に富んだ海岸線、古城が点在する田園風景は、まるで童話の世界のようです。
週末には、サイクリング、乗馬、ゴルフ、釣りなどのアウトドアアクティビティを楽しむこともできます。
人の温かさも忘れてはいけません。アイルランド人は世界で最もフレンドリーな国民の一つと評されており、異国での孤独感を和らげてくれるでしょう。
パブでの会話、街中での出会いを通じて、心の通う人間関係を築くチャンスがあります。
アイルランドワーホリビザの申請条件
アイルランドのワーホリビザがあれば、アイルランドの文化、歴史、そして生活を体験することができ、同時に英語学習ができます。
観光客としてではなく、アイルランドの一員として滞在できるのは魅力的でしょう。働きながら学び、現地の人々と交流し、グローバルな視点を身につける絶好の機会です。
アイルランドのワーホリビザの特徴をまとめてみましょう。
・対象年齢: 18歳以上30歳以下(申請書受理時点)
・年間定員: 800名
・申請料: 16,200円
・滞在期間: 1年(12か月)
・就労条件: 週39時間までのフルタイム可能
・就学期間: 制限なし
・ビザ有効期間: ビザ発行日から1年以内に入国
そしてワーホリビザを申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
・申請時に日本に居住していること
・アイルランドでの休暇が主目的であること
・扶養家族を同伴しないこと
・有効なパスポートと帰国用航空券(または購入可能な資金)の保持
・滞在中の生活費として50万円以上の預金
・過去にアイルランドのワーキングホリデープログラムを利用していないこと
・健康であり、犯罪歴がないこと
・滞在期間をカバーする医療保険への加入
アイルランドワーホリビザの申請方法
申請期間と手順について説明します。アイルランドのワーホリビザ申請は年2回、限られた期間にのみ行われます。
2025年度の申請期間は以下の通りです。
・第1回申請受付期間: 2025年1月15日(水)~2月7日(金)
2025年9月30日以前の渡航予定者対象
・第2回申請受付期間: 2025年7月15日(水)~8月1日(金)
2025年10月1日以降~2026年3月20日以前の渡航予定者対象
申請は完全にオンラインで行われます。手順としては、まず、アイルランド大使館のウェブページから申請書をダウンロードし、必要事項を英文で記入することになります。
そしてその申請書をメールで送信します。
申請結果は、申請受付期間終了後の翌月中旬にメールで通知されます。
申請が許可された場合、以下の書類を書留で送付する必要があります。
・申請許可のメール(出力したもの)
・申請書と写真2枚
・パスポート(原本)
・パスポートのコピー
・英文履歴書
・卒業証明書
・残高証明書
・医療保険証券
・航空券
・返信用レターパック520
アイルランドに到着後は、外国人登録が必要になります。入国後1か月以内に出入国管理局または警察当局で手続きをしましょう。
また、社会保障番号(PPS)の取得と、税務当局への登録も必要です。
アイルランドワーホリでできる仕事の例
ここからは、アイルランドで実際に働ける仕事の具体例と、その魅力を詳しくご紹介します。
興味のある職種から探すのも良し、時給の良さから選ぶのも良しです。
バーテンダー・飲食業界の仕事
アイルランドのパブ文化は世界的に有名で、バーテンダーの需要は常に高いです。
アイルランド人にとってパブはただの飲み屋ではなく、コミュニケーションの中心地。
ここで働くことは、言語だけでなく、文化そのものを学ぶ絶好の機会となります。
バーテンダーの仕事は、飲み物を注ぐだけではありません。
お客様との会話、グラスの管理、店内の清掃、時には簡単な料理の提供まで、多岐にわたる仕事をこなさなければいけません。
アイルランド人特有の親しみやすさと陽気な雰囲気を肌で感じられるポジションです。
平均的な時給は、経験や場所によって異なりますが、およそ11〜14ユーロ(約1,800〜2,300円)程度。ダブリンなどの大都市では、さらに高い給与が期待できます。
週末や夜間のシフトは、より高い給与が設定されることも多いでしょう。
カフェ・レストランスタッフ
アイルランドの飲食業界は外国人労働者にフレンドリーな業界として知られています。
カフェやレストランでのウェイター、バリスタ、キッチンスタッフなど、様々なポジションが用意されています。
特にダブリン、コーク、ゴールウェイなどの都市部では、観光客や地元の人々で賑わう飲食店が多く、スタッフの需要が高いです。
カフェ文化が根付いているアイルランドでは、バリスタの仕事は特に人気があります。
経験がなくても大丈夫です。多くの店舗が初心者トレーニングから行うため、英語を学びながら働くことができます。
平均的な時給は10〜13ユーロ(約1,600〜2,100円)程度で、チップも期待できます。
ホテル・観光業界の仕事
アイルランドは観光大国。ホテル、ホステル、ツーリズム関連の仕事は、ワーホリ参加者に人気の高い職種です。
フロントデスク、客室清掃、レセプション、ツアーガイドなど、様々な仕事があります。
観光地として世界的に有名なアイルランドでは、英語を話せる外国人スタッフへの需要が高いのが特徴です。
ホテルチェーンや大型リゾートでは、より安定した雇用と競争力のある給与が期待できます。
平均的な時給は11〜15ユーロ(約1,800〜2,500円)程度で、宿泊施設によっては寮や社員割引などの福利厚生もあります。
農場・酪農場でのワーク
アイルランドの田園風景と農業は切っても切り離せない関係。農場での季節労働は、自然に囲まれながら働ける魅力的な選択肢の一つです。
主に羊や牛の放牧、搾乳、牧場の維持管理などの仕事が中心となります。
農繁期には、収穫作業や家畜の世話など、様々な仕事が用意されています。
英語力よりも体力と根気強さが求められる仕事です。
季節や地域によって異なりますが、日給50〜100ユーロ(約8,000〜16,000円)程度の収入が見込めます。
宿泊と食事が提供される場合もあり、生活費を抑えられる利点があります。
まとめ
アイルランドでのワーホリは、人生を変える可能性を秘めた貴重な経験です。
様々な仕事を通じて、言語、文化、そして自分自身の可能性を発見する旅になるでしょう。
失敗を恐れず、チャレンジする勇気を持つことが、この素晴らしい経験を成功させる鍵となります。
年齢制限があることから、チャンスを逃すと後悔する場合もあります。
今応募すべきかどうか、自問自答してみてください。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。