ロサンゼルスの気候と季節別の服装、ベストシーズンを徹底解説!

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ロサンゼルスへ旅行を計画していると、まず気になるのがどんな気候なのかという点ではないでしょうか。気候がわかると、準備する服装や持ち物のイメージもぐっと具体的になります。

乾燥しているといわれるロサンゼルスですが、雨季はないのでしょうか?年間の気温の変化や過ごしやすい時期についても気になりますよね。

この記事ではロサンゼルスの気候をわかりやすく解説しながら、月間の天気データ季節ごとにおすすめの服装を紹介します。

さらに、ロサンゼルスのベストシーズン乾燥の理由についても詳しくまとめました。ロサンゼルスへの旅行を予定している方はぜひ参考にしてください。

ロサンゼルス市は、アメリカ・カリフォルニア州南部に位置するロサンゼルス郡に属し、人口約400万人を誇る、ニューヨーク市に次いで全米2位の大都市です。

※なお、ロサンゼルス「郡」は日本でいう都道府県のような意味で、ロサンゼルス市はその中のひとつの都市にあたります。例えるならば「大阪府大阪市」のような関係です。

以下はロサンゼルス市の概要になります。

項目 詳細
市制 1850年4月4日
人口 約400万人
面積 約1,215㎢
日本との時差 マイナス17時間(サマータイム期間中はマイナス16時間)

一般的にロサンゼルスと呼ばれる地域は、ロングビーチ、サンタアナ、アナハイム、リバーサイドなどを含む大都市圏「グレーターロサンゼルス」を指します。その広さは日本の関東平野にも匹敵するほどです。

ちなみに「ロサンゼルス」という名前は、18世紀にこの地を訪れたスペイン人が「Los Angeles(天使たち)」と名付けたことに由来しています。

ロサンゼルスの天気と気候の特徴

ロサンゼルスへ行く前に、「今の天気はどうなんだろう?」「どんな服を持って行けばいいのかな?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

実際、「ロサンゼルス 天気予報」と検索する旅行者も多く、天気情報は旅の準備に欠かせないポイントです。

ここでは、ロサンゼルスの気候をわかりやすく解説します。

まず押さえておきたい3つの特徴は次の通りです。

ロサンゼルスは沿岸部と内陸部で気候が異なる 夏に乾季、冬に雨季がある 年間を通して暖かく乾燥している

それでは、順に見ていきましょう。

沿岸部と内陸部で異なる気候の特徴

ロサンゼルスはとても広いため、地域によって気候が大きく異なります。

主に次の2つに分類されます。

■沿岸部・ダウンタウン周辺:地中海性気候
■内陸部:砂漠気候

地中海性気候の特徴は「冬に少し雨が降り、夏はカラッと乾燥する」のが特徴です。

一方、砂漠気候の地域では1年を通してほとんど雨が降らず、昼と夜の気温差が大きくなります。このようにエリアによって天候が変わるため、観光や滞在の際は訪れる場所の天気を事前に確認しておくと安心です。

夏に乾季、冬に雨季がある

日本では夏は雨が多く、冬は乾燥するのが一般的ですが、ロサンゼルスはその真逆です。夏はほとんど雨が降らず、カラッと乾燥した日が続きます。

一方で、冬は雨が降りやすくなる季節。ただし、1か月に数日程度しか降らないため、雨季といっても心配するほどではありません。

注意したいのは、むしろ夏の乾燥と強烈な日差し。外出の際は、帽子やサングラス、日焼け止めが必須品です。

また、ロサンゼルスでは日傘を使う文化があまりないため、必要な方は日本から持参しておくと安心です。

ロサンゼルスの年間気候と特徴

ロサンゼルスの大きな魅力のひとつは、年間を通して温暖で湿気が少ないことです。平均気温はおよそ20℃前後。真夏は35℃近くまで上がる日もありますが、湿度が低いため、体感的にはとても快適です。汗をかいてもすぐに乾き、日本のような蒸し暑さを感じることはほとんどありません。このカラッとした空気感こそ、多くの日本人がロサンゼルスを心地よいと感じる理由のひとつと言えるでしょう。

ロサンゼルスの月間天気データ

ロサンゼルスは1年を通して温暖で、快適に過ごせる日が多い都市です。とはいえ、月ごとに気候の特徴や気温の変化には違いがあります。

ここでは、次の3つの観点からロサンゼルスの天気データを解説します。

ロサンゼルスの月ごとの平均気温 ロサンゼルスの月ごとの平均降水量 ロサンゼルスの月ごとの日照時間

では、順に見ていきましょう。

ロサンゼルスの月ごとの平均気温

以下は、ロサンゼルスと東京の月ごとの平均気温を比較したものです。(単位 / ℃)

ロサンゼルス 東京
1月 14.4 5.4
2月 14.4 6.1
3月 15.1 9.4
4月 16.2 14.3
5月 17.5 18.8
6月 19.1 21.9
7月 20.9 25.7
8月 21.4 26.9
9月 21.1 23.3
10月 19.5 18.0
11月 16.8 12.5
12月 14.2 7.7

出典:気象庁|各種データ・資料

東京では、最も暑い月と寒い月の気温差が約21.5℃ありますが、ロサンゼルスではその差がわずか6〜7℃ほど。冬でも10℃を下回ることがほとんどなく、年間を通して過ごしやすい気候です。ただし、朝晩は冷え込むこともあるため、昼との気温差には注意が必要です。

ロサンゼルスの月ごとの平均降水量

次に、ロサンゼルスと東京の月ごとの平均降水量を比較したものです。(単位 / mm)

ロサンゼルス 東京
1月 73.0 59.7
2月 77.3 56.5
3月 44.1 116.0
4月 16.1 133.7
5月 7.3 139.7
6月 2.3 167.8
7月 1.3 156.2
8月 0.2 154.7
9月 2.9 224.9
10月 12.3 234.8
11月 20.8 93.3
12月 56.9 57.9

出典:気象庁|各種データ・資料

日本では梅雨や台風シーズンにまとまった雨が降りますが、ロサンゼルスは年間を通して雨が非常に少ないのが特徴です。

雨季とされる12月〜3月でさえ、日本と比べても降水量は控えめ。特に夏場はほとんど雨が降らず、カラッとした晴天が続きます。

ロサンゼルスの日照時間

最後に、ロサンゼルスと東京の月ごとの平均日照時間を比較したものです。(単位 / 時間)

ロサンゼルス 東京
1月 225 192
2月 222 170
3月 267 175
4月 304 178
5月 276 179
6月 276 124
7月 364 151
8月 350 174
9月 279 126
10月 255 129
11月 217 149
12月 219 174

出典:世界トリップ

ロサンゼルスは日照時間が長く、特に7月〜9月は東京のおよそ2倍近い日照時間になります。雨季にあたる冬でも東京より日照が多く、季節を問わず紫外線対策が欠かせません

日焼け止めや帽子、サングラスは一年中活躍します。

ロサンゼルスの服装ガイド

ここまで、ロサンゼルスの気候や月ごとの天気データを見てきました。では、実際に旅行へ行く際はどんな服装を準備すれば良いのでしょうか?

ロサンゼルスは年間を通して温暖で乾燥した気候が特徴ですが、朝晩と日中の気温差があるため、季節ごとの服装選びが大切です。

ここでは、春・夏・秋・冬それぞれの気温と服装のポイントをわかりやすく紹介します。

春(3月~5月)の気温と服装

ロサンゼルスの春は、日本・東京の5月頃のように過ごしやすい気候です。平均気温は18℃前後で、日中は半袖でも快適に過ごせます。

一方で、朝晩は10℃前半まで下がることもあるため、カーディガンやパーカーなど、軽く羽織を準備しておくと安心です。

また、海沿いでは風が強く肌寒く感じる日もあります。観光やショッピングが中心でも、少し厚手のアウターを1枚持っておくと快適に過ごせます。

夏(6月~8月)の気温と服装

夏のロサンゼルスは晴天が多く、カラッとした過ごしやすい暑さです。

平均気温は25℃前後、最高気温は35℃近くまで上がる日もありますが、湿度が低いため日本の夏より快適です。外出時の服装はTシャツやショートパンツなど、シンプルな格好で十分です。ただし、日差しが非常に強いため、帽子・サングラス・日焼け止めは必須です。

また、屋内では冷房が効いていることが多いので、薄手のカーディガンやシャツを1枚持ち歩くと便利です。

注意点としては、ロサンゼルスの夏は乾燥しやすいので、保湿クリームやリップクリームもお忘れなく。

「ロサンゼルス 夏の気温」や「ロサンゼルス 天気」をチェックして、現地の最新情報を確認してから出発すると安心です。

秋(9月~11月)の気温と服装

ロサンゼルスでは、9月中旬まで夏のような暑さが続きますが、10月頃から徐々に涼しくなります。平均気温は20℃前後で、日中はTシャツで快適に過ごせる一方、朝夕は気温が下がり肌寒く感じる日も。

この時期は薄手のジャケットやパーカーを重ね着するスタイルが最適です。10月や11月に旅行を予定している場合は、ロサンゼルスの気温差を意識して服装を選びましょう。

冬(12月~2月)の気温と服装

ロサンゼルスの冬は、日本の秋に近い気温で比較的穏やかです。平均気温は14〜16℃程度で、昼間は薄手のジャケットで過ごせる日も多くなります。

ただし、朝晩は10℃を下回ることもあるため、軽めのコートやフリース素材のアウターを1枚用意しておくと安心です。

また、冬のロサンゼルスの雨季にあたるため、折りたたみ傘やレインコートを持っておくと便利です。

以上のようにロサンゼルスは年間を通して過ごしやすい気候ですが、昼夜の寒暖差と乾燥が服装選びのカギです。旅行に行く時期のロサンゼルスの気温や天気予報をチェックして、快適な旅支度を整えましょう。

ロサンゼルスのベストシーズンはいつ?

ロサンゼルスは年間を通しておよそ90%が晴天に恵まれる、世界でも有数の快適な都市です。基本的にはいつ訪れても過ごしやすい気候ですが、旅行の目的によっておすすめの時期は少しずつ異なります。

ここでは、以下の4つの視点からロサンゼルスのベストシーズンを紹介します。

快適に過ごしたい リーズナブルに行きたい ショッピングを楽しみたい イベントを楽しみたい

では、それぞれの魅力を順に解説していきましょう。

快適に観光を楽しみたいなら

ロサンゼルスはカラッとした晴れの日が多く、年間を通して気温の変化が穏やかです。その中でも特に過ごしやすいのは、4月〜6月9月〜11月。日中の気温は20℃前後で、暑すぎず寒すぎない快適な気候が続きます。

この時期は観光スポットも比較的混雑が少なく、屋外の散策や海沿いのドライブにも最適です。また、サマータイム期間は日照時間が長く、夕方まで明るいためアクティブに過ごせます。

ただし、日差しが強いため紫外線対策は季節を問わず欠かせません。

イベントを楽しみたいなら

ロサンゼルスでは、年間を通してさまざまなイベントが開催されています。

スポーツ観戦を目的に訪れる方も多く、野球(メジャーリーグ/MLB)バスケットボール(NBA)アメリカンフットボール(NFL)のシーズンに合わせて旅を計画するのもおすすめです。

また、毎年3月下旬に行われるロサンゼルスマラソンや、7月4日(アメリカ独立記念日)前後のアニメ・エクスポも毎年高い人気があります。

人気イベントは早期にチケットが完売するため、予定が決まったら事前予約をお忘れなく。

ショッピングを楽しみたいなら

買い物を楽しむなら、11月下旬から始まる「ホリデーシーズン」と呼ばれるバーゲンセールの時期が狙い目です。

サンクスギビングデー翌日のブラックフライデーを皮切りに、クリスマスや年末年始にかけて全米で大規模なセールが開催されます。

アメリカでは、ホリデーシーズンの売上が一年の半分以上を占めるという店舗もあるほどの盛り上がりを見せます。

この時期は町全体が華やかな雰囲気に包まれ、観光とショッピングの両方を楽しめます。

費用を抑えて行きたい人におすすめの時期

旅費を抑えたい方には、観光客が少ないオフシーズンがおすすめです。具体的には、

3月~4月(ゴールデンウィーク前) 5月~6月(ゴールデンウィーク明け) 10月~11月(秋の落ち着いた時期) 1月下旬から2月(冬休み明け)

これらの時期は航空券やホテル料金が下がりやすく、費用を抑えてロサンゼルス旅行を楽しむことができます。

一方で、夏休み・年末年始・GWなどの大型連休は価格が高騰しやすいため、2~3か月前の早めの予約がおすすめです。

なぜロサンゼルスは乾燥しているのか?

ロサンゼルスは「空気が乾いていて過ごしやすい」とよく言われますが、その理由はどこにあるのでしょうか?

その理由のひとつは、「地中海性気候(ちちゅうかいせいきこう)」という気候にあります。ロサンゼルスはこの気候区分に属しており、夏はほとんど雨が降らず、湿度が低いカラッとした晴天が続くのが特徴です。

もうひとつの要因は、山に囲まれた地形です。

ロサンゼルスは山に囲まれた盆地のような形をしており、海から吹き込む湿った空気が山々によって遮られ、内陸部まで届きにくくなっています。そのため、特に夏は雨が非常に少なく、乾燥した気候が続きます。

一方で冬は、太平洋からの温かい海風の影響を受けて比較的穏やかな気温が保たれます。

この乾燥していながら温暖という過ごしやすい気候が、ロサンゼルスの大きな魅力となり、世界中の旅行者を惹きつけているのです。

まとめ

この記事では、ロサンゼルスの気候や天気の特徴、季節ごとの服装のポイント、そして旅行のベストシーズンについて詳しくご紹介しました。

ロサンゼルスは一年を通して暖かく、雨が少ないうえに湿度も低いため、非常に過ごしやすい都市です。

旅行の際は、季節に合わせた服装を準備し、日差し対策や乾燥対策を忘れずに行いましょう。

また、旅行の目的に合わせて訪れる時期を選ぶことで、ロサンゼルスの魅力をさらに深く楽しむことができます。

気候と上手に付き合えば、ロサンゼルス旅行はきっと思い出深いものになるはずです。この記事がその準備に役立てば幸いです。

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