アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ完全ガイド!天気から治安・観光スポットまでまるごと解説!

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マイアミは、アメリカ有数のビーチリゾートとして人気の都市です。

「マイアミってどんなところだろう?」
「マイアミの治安は大丈夫?」

マイアミの名前を聞いたことはあっても、詳しい情報までは知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、マイアミの気候や治安、観光スポットまで、旅行計画に役立つ情報をまるごと解説します。

旅行や留学でマイアミへの渡航を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

アメリカ合衆国フロリダ州マイアミとは?

マイアミは、アメリカ南東部・フロリダ州に位置する大都市です。温暖な気候と美しいビーチが特徴で、世界中から多くの観光客が訪れます。

1年を通して暖かいため、冬の避寒地としても人気です。水上オートバイやパラセーリング、ジェットスキーなどのアクティビティが充実しており、カップルや家族連れなど幅広い世代が楽しめます。

また、南米やカリブ諸国に近いため、貿易の拠点としても発展し、多文化が共存する特有の雰囲気も特徴です。とくにヒスパニック系の住民が多く、マイアミの人口の約70%は、スペイン語を母国語としています。

2020年時点でのマイアミ周辺の人口は約270万人で、アメリカ合衆国フロリダ州の中でも重要な都市です。

参考:マイアミ概要|在マイアミ日本国総領事館

日本からマイアミまでの行き方

2025年1月現在、日本からマイアミへの直行便は運航されていません

そのため、アトランタやサンフランシスコ、ニューヨークなどのアメリカ国内の主要都市を経由して向かう方法が一般的です。

マイアミの玄関口であるマイアミ国際空港(空港コード:MIA)は、フロリダ州内で最も利用者が多い空港で、国内外から多くの便が発着しています。

成田空港からマイアミ国際空港までの所要時間は、乗り継ぎ回数や経由地にもよりますが、約17時間から30時間です。

マイアミ国際空港でアメリカ国内線に就航している主な航空会社は、以下の通りです。

・アメリカン航空
・ユナイテッド航空
・デルタ航空
・サウスウエスト航空

利用できる航空会社が多いため、予算やスケジュールに合わせたフライトを選ぶとよいでしょう。

マイアミの天気・天候

マイアミは、緯度が日本の沖縄県那覇市とほぼ同じで、1年中半袖で過ごせる温暖な気候が特徴です。マイアミの季節は、雨季と乾季の2つに分かれています。

それぞれの特徴や気温は、以下の表のとおりです。

雨季(5~10月) 乾季(11~4月)
気候の特徴 降水量が多く、湿度が高い 温暖で雨が少なく、湿度も低い
最高気温 30℃前後 25~30℃
最低気温 22~25℃ 15~20℃
備考 スコール、ハリケーンに注意 ベストシーズン

季節ごとの特徴やマイアミでの過ごしやすい服装について、詳しく見ていきましょう。

雨季の天気(5~10月)

5月から10月はマイアミの雨季にあたり、降水量が多く、湿度の高い日が続きます。

最高気温は30℃前後、最低気温は22〜25℃です。

とくに、8月から10月はハリケーンの発生率が高い時期です。雨季にマイアミへの旅行を計画する場合は、天気予報をこまめに確認しながら予定を立てることをおすすめします。

また、スコール(短時間で降る激しい雨)が日常的に見られるため、折りたたみ傘や防水性のある靴を用意しておくと便利です。

乾季の天気(11~4月)

11月から4月にかけては乾季にあたり、マイアミ観光のベストシーズンです。

最高気温は25〜30℃、最低気温は15〜20℃程度で、日中は半袖で快適に過ごせます。

気温が温暖で雨が少なく、湿度も低いため、過ごしやすい点が魅力です。冬の避寒地として人気が高い理由も、おだやかで快適な気候によるものです。

空気の乾燥が気になる方は、リップクリームやハンドクリームなどの保湿アイテムを持参するとよいでしょう。

マイアミでおすすめの服装

マイアミでは年間を通して夏服で過ごせますが、屋内施設の冷房温度が低い場合があるため、薄手の羽織を用意しておくと安心です。

とくに映画館やレストラン、公共交通機関内では、冷房が効きすぎていることがあります。

また、マイアミは紫外線が非常に強い地域です。日焼け止めやサングラス、帽子などの紫外線対策グッズも忘れずに準備しましょう。

マイアミのおすすめ観光スポット

マイアミには、以下のような魅力的な観光スポットが数多くあります。

・マイアミビーチ
・ベイサイド・マーケットプレイス
・リトルハバナ
・エバーグレース国立公園

それぞれのスポットを詳しくご紹介します。

マイアミビーチ(Miami Beach)

マイアミビーチは、透明度の高い青い海と白い砂浜が広がる、世界的に有名なビーチリゾートです。

南北に伸びる細長いマイアミビーチの中でも、南部にある「サウスビーチ」は、おしゃれなカフェやレストランが立ち並び、観光客に人気のエリアです。

また、サウスビーチ近隣にある「アールデコ地区」では、1920年代にフランスで誕生したアールデコ様式(幾何学的で直線的なデザイン)の建築物が楽しめます。

レトロな雰囲気とおしゃれな建築物で、旅の記念写真を残したい方にはぴったりです。

住所
Miami Beach, FL 33139 United States of America

ベイサイド・マーケットプレイス(Bayside Marketplace)

マイアミ中心部に位置するベイサイド・マーケットプレイスは、ショッピングや食事、エンターテイメントが楽しめる複合施設です。

海沿いのレストランやカフェで、ビーチを眺めながら、ゆったりとした時間を楽しめます。

また、ライブミュージックやストリートパフォーマンスなどのイベントも開催されており、1日中満喫できるのも魅力です。

住所
401 Biscayne Blvd, Miami, FL 33132 United States of America

リトルハバナ(Little Havana)

リトルハバナは、キューバ文化が色濃く残る、異国情緒漂うエリアです。

メインストリートの「カジェ・オチョ通り」には、キューバ音楽が流れるレストランやカフェが並び、伝統的な料理やコーヒーを堪能できます。

また、毎月最終金曜日には、キューバの魅力が楽しめるイベント「カルチャルフライデー」が開催され、ライブパフォーマンスやアート展示などが楽しめます。

キューバ文化に興味がある人には、とくにおすすめのスポットです。

アクセス方法
マイアミ国際空港から車で約10分、マイアミビーチから車で約20分

ウィンウッド・ウォールズ(Whynwood Walls )

ウィンウッド・ウォールズは、世界中のストリートアーティストによる、35作品以上の巨大な壁画が楽しめるアートスポットです。

かつては倉庫街だったエリアが2009年に再開発され、現在では観光地として人気を集めています。

スプレーペイントの体験もできるので、自分で描いたスプレーアートの前で写真を撮れば、旅の思い出になるでしょう。

住所
2516 NW 2nd Ave, Miami, FL 33127 United States of America

エバーグレーズ国立公園(Everglades National Park)

エバーグレーズ国立公園は、広大な湿地帯で知られる自然豊かな場所です。絶滅危惧種を含む多様な動植物が生息しており、世界遺産にも登録されています。

エアボートに乗船して湿地帯を巡るツアーでは、公園内に生息している野生のワニを間近で見られます。

マイアミ中心部から車で1時間ほどの場所にあるので、日帰りの観光も可能です。ビーチ以外の自然も満喫したい方は、ぜひ足を運んでみてください。

住所
40001 State Road 9336, Homestead, FL 33034-6733 United States of America

気になるマイアミの治安

マイアミの治安は、地域や時間帯によって大きく異なります。

注意が必要なエリア、比較的安全なエリアを事前に把握し、危険な場所を避けるよう心がけましょう。

注意が必要なエリア

マイアミ北部には、貧困層やギャングが多く住んでおり、犯罪率の高い危険な地域です。昼夜問わず、近づかないようにしましょう。

マイアミの中でもとくに注意が必要なエリアは、以下の4つです。

・リトルハイチ(Little Haiti)
・リトルハバナ(Little Havana)
・リバティシティ(Liverty City)
・オーバータウン(Overtown)

リトルハバナは、キューバ文化を体験できる人気の観光地ですが、治安には注意が必要です。訪問する場合は明るい時間帯を選び、人通りの少ない道を避けて、安全に観光を楽しみましょう。

比較的安全なエリア

観光客が多く集まるビーチエリアやダウンタウンでは、日中は比較的安全に過ごせます。しかし、夜になると治安が悪化する傾向があるため、明るい時間帯での観光がおすすめです。

観光客の多いエリアでは、スリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪が頻発しています。また、レンタカーを利用する場合は、車上荒らしの被害にも注意が必要です。

安全に過ごすための具体的な対策については、次章で詳しく見ていきましょう。

マイアミで犯罪に遭わないための対策

マイアミは魅力がたくさんの観光地ですが、観光客を狙った犯罪も多く発生します。

せっかくの滞在が悲しい思い出にならないために、以下の3点に注意し、楽しく安全なひとときを過ごしてください。

・貴重品や荷物は常に身につける
・夜間の外出を控える
・人通りの少ない場所には近づかない
・それぞれのポイントについて、具体的に解説します。

貴重品や荷物は常に身につける

マイアミで犯罪を防ぐためには、貴重品の管理が重要です。観光客の多いエリアでは、スリやひったくりが多発しています。

レストランやカフェで飲食する際には、荷物を椅子にかけたり足元に置いたりせず、自分の膝の上で保管しましょう。また、外出時には、必要以上の現金や高価なアクセサリーを持ち歩かないことも大切です。

夜間の外出を控える

ホテル周辺であっても夜間は外出を控え、安全な場所で過ごすようにしましょう。マイアミは、夜になると治安が悪化する傾向があります。

ホテル滞在時には、ドアチェーンをかけたり、セキュリティボックスに貴重品を保管したりして、常に注意を払うことも重要です。

人通りの少ない場所には近づかない

マイアミ観光時には、人通りの少ない場所を避けることで犯罪の被害を抑えられます。観光客が少ないエリアや人通りの少ない場所は、犯罪に巻き込まれるリスクが高くなります。

昼間でも知らないエリアを1人で行動することは避け、賑やかな通りや観光客が多いエリアを選ぶようにしましょう。移動手段にタクシーを利用することも、安全対策としておすすめです。

まとめ

マイアミは、ビーチリゾートや豊かな自然、異国情緒あふれる文化体験が楽しめる、アメリカを代表する観光地です。

温暖な気候から避寒地としても人気があり、世界中から多くの旅行者が訪れます。一方で、犯罪率の高い地域も存在するため、安全対策が欠かせません。

観光中は貴重品の管理を徹底し、夜間や人通りの少ない場所の移動は避けて、安全な滞在を心がけてください。

トラブルに遭わないよう注意を払いながら、魅力たっぷりのマイアミで楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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