アメリカの首都は?ワシントン州とワシントンD.C.の違いを解説!

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アメリカにはワシントン州とワシントンD.C.があり、混同してしまう人も少なくないでしょう。ワシントン州とワシントンD.C.について以下の疑問を持っている方もいるかもしれません。

「ワシントン州とワシントンD.C.の違いってなに?」
「ワシントンD.C.は何州?」
「D.C.ってなんの略称?」

本記事では、ワシントン州ワシントンD.C.の名前の由来や特徴・歴史・文化、観光におすすめのスポットについて解説します。また、有名大学も合わせて紹介しますので、留学の大学選び時の参考になるでしょう。

間違いやすい2つの地域の異なる特徴・文化について知りたい方や、旅行・留学を検討中の方はぜひ読んでみてください。

間違いやすい!アメリカの「ワシントン」は2つ存在する

アメリカ合衆国にはワシントン州とワシントンD.C.という似た名前の地域があります。ワシントン州は美しいビーチと豊かな自然、テクノロジー産業などでも知られる州です。

一方、ワシントンD.C.はアメリカの首都であり、政治の中心地として知られ、観光地としても人気です。両者に「ワシントン(Washington)」という名称が入っていますが、ワシントン州とワシントンD.C.には明らかに違う魅力があります。

ワシントン州(State of Washington)|西海岸に位置する自然豊かな州

ワシントン州とは、アメリカ北西部オレゴン州の北側に位置し、豊かな自然やMicrosoftなどのテクノロジー産業が有名な州です。ワシントン州の概要、歴史、人気スポットなどについて解説します。

ワシントン州:気候などの基本情報

ワシントン州は美しい海と山など自然豊かで、「エバーグリーン・ステート(常緑の州)」という愛称がついています。

日本との時差17時間(夏季は16時間)のアメリカ西海岸最北部に位置し、年間降水量の多い地域のため、曇りや雨が多い州です。

ワシントン州の基本情報は以下の通りです。

人口

8,115,100人(2025年、全米13位)出典:ワシントン州財務管理局

州都

オリンピア

主要都市

シアトル

広さ

約184,800km²

特産品

リンゴ・ホップ・さくらんぼ・シーフード

気候

春:朝晩の気温が低い

夏:暖かく乾燥している、雨が少ない

秋:雲や雨の日が多い

冬:氷点下を下回る日は少ない、日照時間が短い

主要な産業

テクノロジー:Amazon、Microsoft

航空宇宙産業:ボーイング社

林業

農業

海洋産業

ワシントン州の人はカフェでコーヒーを楽しむ文化があり、「曇りや雨の日は暖かいコーヒーを飲めば活動的なままでいられる」など面白い言葉もあります。また、AmazonやMicrosoftなどのテクノロジー産業や、航空宇宙産業の大きな拠点も集中しています。

ワシントン州:誕生と歴史

ワシントン州の歴史は長く、約1万1500年以上前からアジア方面からやってきた先住民族の人々が住んでいたといわれています。現在も29の部族が住んでおり、先住民族の文化が残っています。

ワシントン州最大の都市である「シアトル」は先住民のスコーミッシュ属の長である”シアルス(Sealth)”がなまって付けられたものです。

年代

歴史

1805年

ルイス・アンド・クラーク探検隊が地域を調査し発見

1853年

アメリカ領となる

1861年

ワシントン大学が開校する

1889年

シアトルのダウンタウンで大火災が発生

1889年11月11日

合衆国で第42番目の州として正式に州籍を取得

ワシントン州は大統領の名前が州名になっている唯一の州で、初代大統領ジョージ・ワシントンにちなんで命名されました。先住民族が築いてきた歴史と近代のテクノロジー産業が混ざってユニークな文化を築いています。

ワシントン州の人気観光スポット:大自然と都市観光

ワシントン州の人気スポットをいくつかご紹介します。

人気スポット

特徴

オリンピック国立公園

・オリンピック半島の約3,600km²を占める広大な自然が堪能できる

・世界自然遺産

パイクプレイスマーケット

・アメリカ最古の歴史のある市場

・カラフルなガム・ウォール

スペースニードル

・シアトルのランドマークで街を一望できる

ポップカルチャー博物館

・映画や音楽好きに人気の博物館

ワシントン州には他にも自然を堪能できるアクティビティやおいしいグルメまでたくさんの魅力があります。

ワシントンD.C.(Washington, D.C.)|アメリカ政治の中心地

ワシントンD.C.アメリカ合衆国の首都であり、政治の中心地です。アメリカの政治は他の国にも影響することから、世界中から注目される地域です。

ワシントンD.C.の概要、歴史、人気スポットなどについて解説します。

ワシントンD.C.:コロンビア特別区の基本情報

ワシントンD.C.はアメリカ東部に位置し、メリーランド州とバージニア州に隣接しています。日本との時差は13時間です。

ワシントンD.C.は、連邦政府直轄の特別な地区であり、どの州にも属していません。なぜどの州にも属さないのか、その理由は首都がどこかの州に属することでその州の権力が強くなることを避けるためであるといわれています。

ワシントンD.C.は、アメリカ人からは「D.C.」と呼ばれています。D.C.とは「District of Columbia(コロンビア特別区)」の略称です。「コロンビア」の名称は、大航海時代に大西洋航路を発見し、アメリカ大陸に上陸したことで知られるクリストファー・コロンブスにちなんで付けられています。

首都であるワシントンD.C.には政府関係の施設が集中していることから、都市圏には公務員が多く住んでいます。

また、大統領選挙や外交の会談などで目にするホワイトハウスなど、代表される政治的な建造物をはじめ、新古典主義の美しい建物、記念碑・博物館などが多く、歴史的にも学術的にも興味深い場所です。

ワシントンD.C.の基本情報は以下の通りです。

ワシントンD.C.について

基本情報

人口

702,250人(2024年)出典:米国国勢調査局

広さ

約177.0km²

気候

春: 日中は暖かいが、夜との寒暖差がある

夏: 日中は高温で蒸し暑い

秋: 過ごしやすいが、日中は暖かい

冬: 朝・夕も氷点下になり、雪が降る

主な産業

・政府関連の産業

・教育

・金融

・科学研究

豊かな文化的背景や高度な教育機関が集中するワシントンD.C.は、日本と同様に春にはさくらが見られ、世界中から観光客が訪れます。都市の約5分の1が公共の公園となっており、美しい緑や並木道が多いことも特徴となっています。

ワシントンD.C.:誕生と歴史

アメリカの首都であるワシントンD.C.は、他の都市と異なり、アメリカのどの州にも属さない特別区です。

独立戦争の際に、ジョージ・ワシントンの部下だったフランス人のピエール シャルル ランファンが都市計画を任されました。

対立していた南北ですが、妥協案として負債を北部が負担する代わりに、現在のワシントンD.C.がある南部に首都をおくことになりました。

20世紀には、公民権運動の中心地としてキング牧師が有名なスピーチを行った場所としても有名です。政治や外交、経済などアメリカ国内以外にも世界的に影響力のある都市です。

ワシントンD.C.の人気観光スポット:有名な建造物

ワシントンD.C.の人気スポットをいくつかご紹介します。

人気スポット

特徴

ホワイトハウス

・現在のアメリカ大統領の邸宅

・外国の首脳会談や公的な行事が行われる

・一般観光客は周辺から外観を見学できる

アメリカ合衆国議会議事堂

・予約制の無料ガイドツアーがある

・18世紀後期の新古典主義建築を参考に建てられた

・アメリカの政府の会議で使用される

国立航空宇宙博物館

・本物の飛行機や月面着陸を成功させたアポロ11号の模型がある

・ライト兄弟の飛行機・フライヤー号が見られる

リンカーン記念堂

・キング牧師の「I have a dream」の演説が行われた

・第16代大統領エイブラハム・リンカーンを記念して建設された

・大迫力のリンカーン大理石像が設置されている

アメリカの歴史と政治を味わえるスポットが多いワシントンD.C.は地下鉄や路面電車など交通機関が整備されているので、多くの観光客に人気のエリアです。

ワシントン州の有名大学|シアトル周辺の教育機関

ワシントン州で留学生を多く受け入れている有名大学には、以下のような大学があります。

・ワシントン大学

・ワシントン州立大学

・セントラル・ワシントン大学

各大学の特徴を見ていきましょう。

ワシントン大学(University of Washington)

1861年創立のワシントン大学は、シアトルにある州立総合大学です。100か国以上から7,000人以上の留学生が集まり、全米の名門州立大学「パブリックアイビー」に含まれています。

サイエンステクノロジーの専攻分野は特に人気です。

シアトルは、AmazonやMicrosoftなどの世界的大企業の本拠地となっているため、魅力的なインターンシップの機会が豊富であることも特徴となっています。

ワシントン州立大学(Washington State University)

1890年創立のワシントン州立大学は、ワシントン州南東部のプルマンにあります。

アイダホ州との州境にも近いプルマンは、人口の半分以上を大学生が占める比較的小さな街ですが、100か国以上から来る2,000人以上の留学生がいます。

ビジネス、ジャーナリズムなどをはじめとして90以上の専攻分野があり、施設の充実度や規模はアメリカ西部で最大級のレベルを誇っています。

セントラル・ワシントン大学(Central Washington University)

セントラル・ワシントン大学は、シアトルから約160km離れたエレンズバーグにある1890年創立の州立大学です。

教育学、コンピュータサイエンス、コミュニケーションなどをはじめ、幅広く130以上の専攻分野があり、学びの選択肢が豊富に用意されています。クォーター制なので、4月からの留学も可能な場合もあります。

ワシントンD.C.の有名大学|政治と学問の中心地

高度な教育機関としても有名なワシントンD.C.は、名門大学も多く存在します。ワシントンD.C.の有名な大学を3つ紹介します。

・ジョージ・ワシントン大学

・ジョージタウン大学

・アメリカン大学

3つの大学の特徴についてそれぞれ紹介します。

ジョージ・ワシントン大学(The George Washington University)

ジョージ・ワシントン大学は初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントンの「歴史を作る」という遺言によって1821年に創設された私立大学です。

多くの政治関係者が卒業生として名を連ね、政界や世界銀行、国際機関に進む人が多いのが特徴です。

ホワイトハウスから僅か徒歩10分程度の立地にあり、行政学や公共政策学など政治関連の分野にも特化しています。留学生は在校生の約10%を占めるなど、国際色豊かな大学です。

ジョージタウン大学(Georgetown University)

ジョージタウン大学は、カトリック系の私立総合大学で、1789年創立の長い歴史を誇る大学です。生徒の約半数はカトリック教徒で、その背景には設立にイエズス会が関わっていることもあります。

卒業生の中には、クリントン元大統領やジョンソン元大統領の息子など、政界関係の人が多いです。政治学・国際関係学・法学などの分野でも評価の高い大学の一つです。

アメリカン大学(American University)

初代アメリカ大統領のジョージ・ワシントンの「偉大な大学を首都に設立する」という意思に基づき、1893年に設立された大学です。

ワシントンD.C.という政治の中心である土地柄にあるため、教室での学習以外に、インターンシップなどの就職に向けた経験をする生徒も多いです。

少人数制で熱心な教育を受けられ、土地柄からも就職に有利であるといわれています。卒業生にはアメリカの政界関係の人や起業家なども多くいます。

まとめ

アメリカのワシントン州ワシントンD.C.は一見名前が似ているように思いますが、実際はさまざまな違いがあり、まったく別の場所です。ワシントン州とワシントンD.C.の由来や歴史について、基本情報や歴史のほか、人気のスポット・有名大学について紹介しました。

テクノロジー産業や自然豊かな環境で人気のワシントン州と、アメリカの政治の中心であるワシントンD.C.はどちらも魅力的な地域です。間違いやすいといわれる両者ですが、正しく理解するきっかけになれば幸いです。

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