「2025年こそは家族で海外旅行に行きたい!」という目標をたてている方もきっといるのではないでしょうか。
そんな時、悩むのは行き先ですよね。一人旅ならまだしも、お子さんがいらっしゃるご家族での旅行となると考えなければいけないことがたくさんあると思います。
そんな方におすすめなのはアメリカのワシントン州にある最大の都市、シアトルです。
今回は、おすすめのシアトルの観光スポットを多数ご紹介していきます。
その中でも特に子連れの方におすすめなスポットや自然が楽しめるスポットなどもご紹介していくので、ご自身のニーズに合わせたものを選んでみてください。
シアトルの基本情報
シアトルは、アメリカのワシントン州最大の都市です。
スターバックスやアマゾン、マイクロソフトの本社があったり、メジャーリーグのシアトル・マリナーズが有名だったりすることでも知られているため、名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
都会的な魅力と同時に水と緑が豊かで大自然にも囲まれ、「エメラルド・シティー」というニックネームで呼ばれることもあります。
北海道より北に位置しますが温暖な気候で1年を通して過ごしやすいのも特徴です。
その中でも夏であれば雨の日も少なく、湿度が低くて涼しいため子連れの旅行にはよりおすすめです。
日本からシアトルまでの行き方
海外旅行をする際に、重要なのは日本からのアクセスですよね。
シアトルは日本から最も近いアメリカの大都市で、成田国際空港からも羽田空港からもシアトル・タコマ国際空港への直行便が出ています。
フライト時間はシアトルへはおよそ9時間、東京へはおよそ10時間ほどです。
また、シアトル・タコマ国際空港からシアトル市内へは、電車のライトレールでおよそ30分で行くことができます。
ライトレールとは、シアトル・タコマ国際空港からシアトル間を結ぶ電車です。約6分〜15分おきに、早朝から深夜まで運行しています。
ライトレールの他にもタクシーや乗合バス、レンタカーなどを利用して市内に出ることも可能です。
シアトルのおすすめ観光スポット
自然も豊かですが都会的な魅力もあるシアトルには、観光スポットが多数あります。
その中でも有名なものをいくつかピックアップしましたので、シアトルを旅行する際の参考にしてみてください。
パイク・プレース・マーケット
パイク・プレース・マーケットはアメリカで最も歴史の長いマーケットです。
多様なショップや食べ物のお店があり、お土産の購入や食べ歩きに最適な場所です。
スターバックス1号店や、魚投げのパフォーマンスが見られる魚屋さん、世界一汚い観光スポットとして知られている噛んだガムが壁一面になすりつけられたガムウォールなどが見どころです。
春にはフラワー・フェスティバル、夏にはファーマーズ・マーケット、秋にはディナーイベント、冬にはツリーのライトアップなど一年を通してさまざまなイベントも行われていますので、気になる方は調べてみてください。
スペース・ニードル
ダウンタウンのすぐ北、シアトル・センター内にある高さ184mのスペース・ニードルはシアトルのランドマークの一つです。展望台からはシアトルを一望することができます。
2017年には大規模な改築工事が行われ、世界で唯一の360℃回転するガラスの床の展望台が完成しました。
ここでは軽食やドリンクを楽しむこともできますし、12月にはライトアップや大晦日の花火なども恒例になっています。
チフーリ・ガーデン&テラス
チフーリ・ガーデン&テラスは、ワシントン州タコマ市出身の世界的に有名なガラスアーティスト、デール・チフーリの作品を展示したガラスの庭園です。
スペース・ニードルの横にあるので、どちらも行ってみることをおすすめします。
「まるで自然の中から生まれたかのような作品を作りたい」というチフーリの構想により、この庭園も非常にユニークな空間になっています。
日が高いうちに訪れるのはもちろん、日が沈んだあとや夜にもまた違った雰囲気が楽しめるのでおすすめです。
アマゾン本社キャンパス
シアトルに本社を置く大企業アマゾンは、現在ワークスペース 兼 温室「The Spheres」を一般公開しています。
「The Spheres」では互角六十面体のガラス張りの球体が3つ並んでいて、最大サイズは高さ約27m、直径約40mにもなります。写真撮影スポットとしてもおすすめです。
内部には世界中から集められた植物が栽培されており、魚の入った水槽なども置かれています。
「The Spheres」の下には一般向けの無料で入場できる施設「アンダーストーリー」があり、環境に関する展示を見学することができます。
また、レジなしのコンビニの1号店「アマゾン・ゴー」もあるので気になる方は一度体験してみてください。
シアトルで子連れで楽しめる観光スポット
子連れでシアトルを観光する場合、お子さんが楽しめるスポットがあるかどうかは非常に大切ですよね。
シアトルは、小さなお子さんも安心して楽しめる施設が充実しているので、いくつかご紹介します。
ウッドランド・パーク動物園
シアトルのダウンタウンから約9キロの地域にあるウッドランド・パーク動物公園は、1899年に設立されたアメリカ西海岸で最も古い動物園です。
東京ドーム約8個分の広さがあり、1000匹以上の動物たちが飼育されています。
園内は、アフリカン・サバンナ、トロピカル・アジア、バグ・ワールド、ノーザン・トレイルなどに分かれ、できるだけ自然な環境の中で生活できるよう設計された展示の中で動物たちが暮らしています。
絶滅危惧種の保護活動も積極的に行っており、フンボルト・ペンギンやマングースミーアキャット、スマトラトラなどの珍しい動物も見ることができます。
子どもでも比較的近いところから安全に動物たちを見学することができます。
シアトル水族館
400種類以上の海洋生物を見ることができるシアトル水族館は、家族連れにおすすめな有名スポットです。
波しぶきや鮭の産卵ラダーを体感できるコーナーなど、ユニークな展示があるのも特徴です。
世界一大きいといわれているジャイアント・パシフィック・オクトパスと呼ばれるタコが泳いでいる姿を見ることができるのも見どころで、このタコにえさをあげるイベントも開催されています。
また、絶滅危惧種に指定されているラッコが5匹も飼育されており、子どもたちの注目を集めています。
水槽の横からだけでなく上からも見ることができ、いろいろな角度から楽しめるのがポイントです。
シアトル航空博物館
シアトルは、世界屈指の航空機製造会社であるボーイングが誕生した地でもあります。
ボーイングは1916年の設立以来、シアトルの発展に大きく貢献してきました。
シアトル航空博物館では、そんなボーイングの歴史を体感することができます。
ライト兄弟が作成した初期の飛行機の模型やコックピットの体験コーナーなどは、お子さんと一緒に大人まで楽しめちゃいます。
飛行機だけでなく宇宙に関する展示も充実しており、月を走る探査機や宇宙服なども実際に見学できます。
シアトル周辺の美しい自然が楽しめる場所
シアトルは、自然豊かな「エメラルド・シティー」とも呼ばれているだけあり美しい自然が楽しめる場所もたくさんあります。
中には世界遺産に登録されている国立公園などもあるので、シアトルを訪れた際にはぜひ行っておくといいでしょう。
マウントレーニア国立公園
マウントレーニア国立公園は、ダウンタウンから車で約2時間半のところにあるアメリカで5番目に古い国立公園です。
日本ではコーヒーのパッケージとしても有名なので、「マウントレーニア」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
中心には標高4,392メートルのレーニア山があり、雨や雲によってさまざまな表情を見せてくれるので何時間でも長居したくなる魅力があります。
四方に伸びている氷河も見どころで、アメリカ最大の体積を誇るカーボン氷河は迫力があります。
夏になるとマーモットやバンビ、シカなど日本ではなかなか見られない動物たちを見ることもできます。
スノコルミー滝
シアトルから車で約40分のところにあるスノコルミー滝は、ネイティブアメリカンのスノコルミー族の神聖な土地として知られています。
空に昇って木と火を地球に持ち帰ったビーバーの話など、さまざまな伝説が生まれた場所です。スノコルミー滝は年間約150万人が訪れる人気の観光スポットです。
ナイアガラの滝のような巨大な滝ではありませんが、大雨の後や雪解けの時期は水量が多く、迫力があります。
スノコルミー滝を見下ろす位置には公園やギフトショップ、宿泊施設、レストラン、スパが揃ったサリッシュ・ロッジ・アンド・スパがあります。
宿泊客でなくてもスパでくつろいだり、レストランで食事をしたりすることができるのでぜひ予約してみてください。
ノース・カスケード国立公園
緑あふれる7月から8月、紅葉が楽しめる9月から10月がおすすめシーズンのノース・カスケード国立公園。
標高約1,620mのワシントン峠の見晴台では大自然が満喫でき、周辺では夏にはキャンプやハイキングも楽しめます。
ワシントン州には国立公園が3つありますが、ノース・カスケード国立公園は他の国立公園に比べて知名度が高くありません。
そのため、観光客が殺到することなくゆっくりと大自然に浸ることができるので穴場スポットとしておすすめです。
まとめ
今回は、ワシントン州最大の都市シアトルのおすすめ観光スポットを多数ご紹介しました。
ショッピングやアートを楽しむ施設もありますし、大自然に浸って癒されることもできる都会の魅力と自然の魅力を併せ持つシアトルは観光におすすめの都市です。
子どもでも楽しめる施設があるのはもちろん、日本からの直行便もあり、気候も過ごしやすいのでさまざまな面から子連れ旅行にもおすすめな場所です。
今年こそ海外旅行がしたいと考えている方は、ぜひ行き先の候補の一つにシアトルを入れてみてはいかがでしょうか。

◇経歴(英語を使用した経歴)
小中学生時代をアメリカ・ニューヨーク州で過ごした後、高校では英語を専門的に学び大学では主に英語教育を学びました。その中で、実際に中学生に対して学校で英語の授業を行ったり塾講師として受験英語の指導を行ったりしていました。
◇資格
・英検準1級
・TOEIC865点
・中学校教諭一種免許状(英語)
・高等学校教諭一種免許状(英語)
◇海外渡航経験
小学校3年生から中学生までの間、アメリカ・ニューヨーク州で生活し、現地の学校に通っていました。
この経験を通じて、異文化の中で生活する楽しさや戸惑いを肌で感じながら、英語や多様な価値観に触れることができました。
まだ幼いうちに新鮮な経験ができたこともあり、クラスメートとの交流や現地の行事への参加を通じて、自然とアメリカの文化に溶け込んでいく貴重な時間を過ごしました。
◇自己紹介
WEBライターのりんと申します。義務教育時代を海外で過ごした経験を活かして主に英語や教育に関する記事を執筆しております。