
世界共通で誰もが嬉しい気持ちになれる言葉、ありがとう。フィリピンでは英語の“Thank you!”も伝わりますが、フィリピンの公用語であるタガログ語で「ありがとう」と伝えてみませんか?
本記事では、タガログ語で「ありがとう」は何と言うのかを中心に、タガログ語の実用的な表現やフィリピンのマナー文化を詳しく解説します。
旅行や留学でフィリピンに滞在される方は、ぜひ最後までお読みください。
タガログ語でありがとうは“Salamat”
タガログ語でありがとうは“Salamat”(サラマット)といいます。実際の発音は「サラマッ」のようで、ほとんど「ト」の音は聞こえません。ちなみに “Salamat”は友人などカジュアルな間柄で使える表現です。
実は“Salamat”は、使用する場面によって5通りの言い方があります。早速詳しく見ていきましょう。
5通りのタガログ語のありがとう
以下には、場面別に“Salamat”の5つの良い方をまとめました。場面によって使い分けてみましょう。
どうもありがとう
タガログ語 |
“Salamat” サラマッ ポ |
使用場面 |
|
本当にありがとう
タガログ語 |
“Maraming salamat po” マラミン サラマッ ポ |
使用場面 |
|
ありがとうございました
タガログ語 |
“Maraming salamat po sa inyo” マラミン サラマッ ポ サ インヨ |
使用場面 |
|
助けてくれてありがとう
タガログ語 |
“Salamat po sa tulong” サラマッ ポ サ トゥロン |
使用場面 |
|
親切にしてくれてありがとう
タガログ語 |
“Salamat po sa inyong kabutihan” サラマッ ポ サ インヨン カブティハン |
使用場面 |
|
目上の方へのありがとう
「ありがとうございます」と目上の方に丁寧に感謝の気持ちを伝えたいときには、敬意を示す “po(ポ)”を付けて、“Salamat po(サラマッ ポ)”と言いましょう。“Salamat”の“t”の音は聞こえないのがネイティブ発音なので、「サラマッポ」と言うと自然に聞こえます。
また、「本当にありがとうございます」のようにさらに感謝の気持ちを伝えたいときは、 “Malaming(マラミン)”を付けると良いですよ!ちなみに、“Malaming”は以下のようにカジュアル・丁寧表現どちらにも使えます。
“Maraming salamat”(マラミン サラマッ):カジュアル
“Maraming salamat po”(マラミン サラマッポ):丁寧
相手との関係性を考えた上で、適切な“Salamat po”を選んでくださいね!
タグリッシュでのありがとう
フィリピンでは英語も公用語のひとつなので、タガログ語と英語を組み合わせたタグリッシュの“Thank you po”でも「ありがとう」と伝えられます。
タガログ語のどういたしまして
タガログ語で「どういたしまして」は “Walang anuman(ワラン アヌマン)”です。「ありがとう」とセットで覚えておきましょう!
ちなみに、 “Walang anuman」に “po”を付けると、 “Salamat”と同じくより丁寧な言い方になります。なお、 “Walang anuman”は、もっと砕けた親しい人との間では「なんでもないよ、大したことじゃないよ」を意味する、 “Wala yun(ワラユン)”を使うこともあります。
フィリピンの公用語・タガログ語の特徴
以下では、フィリピンの国語であるフィリピノ語について解説します。フィリピノ語はタガログ語を基盤として定められた言語で、日常会話では「タガログ語」と呼ばれることも多いです。
マニラやフィリピン中部などで話される言語
タガログ語はフィリピンの公用語のひとつ。タガログ語を主言語としている地域は、首都のマニラやリゾート地が多いフィリピン中部です。
フィリピンには7600以上の島があり、エリアごとに使用する言語が異なります。例えば人気観光地のセブ島では、タガログ語ではなくビサヤ語が使用されています。
ただしフィリピンの学校教育ではタガログ語が用いられるので、ほぼ全ての人がタガログ語を理解できます。
スペイン語や英語から影響を受けた言語
スペインやアメリカの植民地であったフィリピンで生まれたタガログ語は、スペイン語と英語に由来する語彙がとても多いです。また、英語とのミックスである、タグリッシュも広範囲で使われています。
数字にはスペイン語と英語が使用されていたり、曜日もスペイン語だったりします。そのためスペイン語や英語が分かる人は、覚えやすい単語もあるかもしれません。
読み書きにはラテン文字を用い、発音はローマ字読みなので、日本人にも親しみやすいと言えるでしょう。なお、文が動詞から始まるという、日本語や英語と異なる文構造を持っています。
朝から晩まで使えるタガログ語表現
以下では、日常生活で使えるタガログ語の単語や表現を場面別に紹介します。
タガログ語の挨拶表現
「ありがとう」の他に日常会話で重要なのは挨拶です。朝から晩まで使えるあいさつを覚えて、タガログ語でのコミュニケーション力を上げましょう。
日本語 |
タガログ語 |
おはよう |
“Magandang umaga” マガンダン ウマ―ガ |
こんにちは |
“Magandang araw” マガンダン アラウ |
こんばんは |
“Magandang gabi” マガンダン ガビ |
はじめまして |
“Masaya akong makilala ka” マサヤ アコン マキララ カ |
さようなら |
“Paalam” パアラム |
元気ですか? |
“Kumusta ka?” クムスタ カ? |
元気です |
“Mabuti naman” マブーティ ナマン |
元気ではないです |
“Hindi mabuti” ヒンディ マブーティ |
あなたは? |
“Ikaw naman?” イカウ ナマン? |
日常生活で活躍するタガログ語の単語やフレーズ
日常会話ですぐに使えそうな簡単な単語やフレーズを覚えておけば、現地人とのコミュニケーションをさらに楽しめるでしょう。「ありがとう」を覚えたら、謝るときの言葉も覚えておきたいものです。
日本語 |
タガログ語 |
ごめんね |
“Sorry ha” ソーリー ハ |
ごめんなさい |
“Pasensya ka na” パセンシャ カ ナ |
また、「ごめんなさい」に対して「大丈夫だよ」と返事をするときは、以下のように言います。
日本語 |
タガログ語 |
大丈夫だよ |
“Ok lang iyon” オーケー ラン ィヨン |
もうお気づきかもしれませんが、“Sori ha”や“Ok lang iyon”は英語に似ている部分があります。このように、タガログ語には英語由来の単語もあるのです。
ちなみに、タガログ語にも謝るときやお願い事をするときに、「すみません」と言います。
日本語 |
タガログ語 |
すみません |
“Pasensya” パセンシア |
タガログ語の自己紹介表現
最初の自己紹介で大切なフレーズといえば、自分の名前を伝えることです。以下では、タガログ語で自己紹介するときに役立つ表現をお伝えします。
日本語 |
タガログ語 |
私は○○です |
“Ako po ay si ○○” アコ ポ アイ スィ ○○ ※“Ako”は私という意味 |
私は日本人です |
“Hapon po ako” ハポン ポ アコ |
簡単で実用的なタガログ語表現
以下では簡単かつ実用的なタガログ語の表現を紹介していきます。
日本語 |
タガログ語 |
はい |
“Opo” オポ |
いいえ |
“Hindi po” ヒンディ ポ |
いくらですか? |
“Magkano po yan?” マグカノ ポ ヤン? |
おいしい |
“Masarap” マサラッ |
あなた |
“Ikaw” イカウ |
これは何ですか? |
“Ano po ito?” アノ ポ イト? |
あれは何ですか? |
“Ano po yan?” アノ ポ ヤン? |
わかりません |
“Hindi ko po alam” ヒンディ コ ポ アラム |
お手洗いはどこですか? |
“San ang CR po?” サナン CR ポ? |
最後のフレーズの補足ですが、フィリピンではお手洗いのことをCR(Comfort room)と言います。ビサヤ語地域でもCRで通用するので、覚えておくと便利です。
また“San ang CR po?”のCRを他の単語に変えれば、自分の行きたい場所を尋ねられます。
恋愛で使えるタガログ語
もしかすると、フィリピンで恋に落ちることもあるかもしれません。そんなときに役立ちそうなフレーズも少しご紹介します。
日本語 |
タガログ語 |
恋人はいる? |
“May nobyo ka na ba?” マイ ノビヨ カナ バ? |
私は独身です |
“Wala akong asawa” ワラ アコン アサワ |
好きです |
“Gusto kita” グスト キタ |
きれい(かわいい)ですね |
“Ang ganda-ganda mo” アン ガンダ ガンダ モ |
あなたのことをもっと知りたいです |
“Gusto pa kita makilala” グスト パキタ マキララ |
愛してる |
“Mahal kita” マハル キタ |
フィリピンのマナー文化
現地の人とコミュニケーションを取る上で失礼のないように振る舞うためには、フィリピンのマナー文化を知っておくことも重要です。
豊かな自然に囲まれた環境から、あたたかくフレンドリーな方が多い、フィリピン。また日本のように、謙虚な姿勢や他人を重んじることを大切にしているため、ストレスなく自然にコミュニケーションできるかと思います。
ただし、フィリピンには日本とは大きく違うマナー文化もあるので、事前に知っておきましょう。
会話の際に相手の目を見つめない
フィリピンでは、会話中に相手をじっと見つめません。目をそらすことが敬意の表現だと考えられているからです。
特に年配の方や上司と話す際は気を付けなければいけません。日本では話すときや話を聞くときは相手の目を見るのが普通なので少し違和感を感じるかもしれませんが、意識してみましょう。
フィリピン時間を理解する
時間に対する感覚は日本と大きく異なっています。日本人は基本的に時間厳守という感覚がある一方で、フィリピン人は時間に対してあまり厳しくありません。フィリピン時間を理解することで、柔軟に対応しましょう。
すぐに慣れるのは難しくても、フィリピンのマナー文化を知識として知っておくことで、トラブルを避けることができます。
まとめ
これからフィリピン旅行やフィリピン留学をするという方は、ぜひ公用語であるタガログ語で現地の人と話してみましょう!
まずは簡単な単語やフレーズから始めてみてください。特に、「ありがとう」は必須表現!それだけで現地の方々は喜んでくれるはずです。
コミュニケーションにおいて言葉はやはり重要なツールです。
フィリピンで現地の人との積極的なコミュニケーションを通じて、友達や思い出を作ると新たな発見もあり楽しいですよ!
参考記事URL▼
https://philippines-university.jp/philippinse-tagarog/#フィリピンですぐに使えるタガログ語④:謝罪する時
https://ling-app.com/jpn/fil/タガログ語でありがとう/#タガログ語でありがとうは?
https://www.travelwith.jp/area/asia/philippines/topics/post-10570/
https://plus-connection.net/archives/5201
https://www.changethefutureforchildren.com/news/フィリピンで失敗しない!現地の挨拶とマナーをわかりやすく解説
https://schoolwith.me/columns/31675
http://多言語マルチリンガル倶楽部.com/2020/05/11/ありがとうフィリピンタガログ語どういたしまし/
◇経歴
幼少期から英会話スクールに通い、大学は英語専攻に進学、社会人を経験した後にオーストラリアで1年ほどワーホリをしました。
◇資格
英検準2級、現在IELTSの受験勉強中
◇留学経験
オーストラリアの語学学校で2ヶ月英語を学びました。
◇海外渡航経験
オーストラリアでワーホリ(約1年)、現在フランス人のパートナーとフランス滞在中
◇自己紹介
オーストラリアでのワーホリを1年経験しました。
その時に出会ったフランス人の彼と現在フランスに住んでいます。
彼との会話は英語です。以前ライティングの仕事をしていた経験を活かし、Webライターとして活動しながら、英日翻訳家になるための勉強もしています。