
短期間で英語力を伸ばせる語学留学先として、日本人に人気のある国が「フィリピン」です。
欧米留学と比較してコスパ良く本格的な英語を学べるため、近年ではワーホリ前にフィリピン留学をする人も多いです。
しかし、「フィリピン留学は実際にどのくらい費用がかかるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、2025年最新版のフィリピン留学でかかる費用について徹底解説します。また、費用を抑えるためのポイントや、フィリピン留学のメリット・デメリットについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
期間別の費用目安
フィリピン留学を検討するうえで、最も気になるのが「どれくらいの留学期間で、どのくらい費用がかかるのか?」という点ではないでしょうか?
具体的な費用感を把握しておくことで、自分の予算に合った期間や留学プランを適切に選べます。
ここでは、留学期間別の費用目安について詳しく解説します。
1週間のフィリピン留学の総額目安【2025年最新】
1週間のフィリピン留学は、気軽に海外留学してみたい方や、長期休暇の取りづらい社会人の方におすすめです。
以下に、1週間のフィリピン留学の総額目安をまとめました。
| 項目 | 留学費用目安 |
| 航空券 | 約4万〜7万円 |
| 海外保険料 | 約3,000円 |
| ビザ申請費用 | 不要 |
| 語学学校の授業料 | 約10〜15万円 |
| 滞在費 | 授業料に含まれる |
| 生活費 | 約2〜3万円 |
| 総額 | 約20〜25万円 |
1週間の留学の場合、ビザ申請費用が不要のため、海外旅行感覚で英語学習が可能です。
アメリカやカナダなどに短期留学するケースと比べても、圧倒的にコストを抑えられる点が大きな魅力です。
1ヶ月のフィリピン留学の総額目安【2025年最新】
1ヶ月のフィリピン留学は、留学初心者の方や、英語学習だけでなく旅行や観光も満喫したい方におすすめです。
以下に、1ヶ月のフィリピン留学の総額目安をまとめました。
| 項目 | 留学費用目安 |
| 航空券 | 約4万〜7万円 |
| 海外保険料 | 約15,000円 |
| ビザ申請費用 | 約20,000円 |
| 語学学校の授業料 | 約25〜30万円 |
| 滞在費 | 授業料に含まれる |
| 生活費 | 約4〜5万円 |
| 総額 | 約25〜40万円 |
夏休みなどでまとまった休暇を取りやすい学生に人気なのが、1ヶ月のフィリピン留学です。
フィリピンでは1ヶ月の留学プランが豊富に用意されているので、みっちりと英語学習したい方から、勉強とリフレッシュのバランスを重視したい方まで、自分に合った留学スタイルを見つけられるでしょう。
2ヶ月のフィリピン留学の総額目安【2025年最新】
2ヶ月のフィリピン留学は、日常会話レベルの英語力を身につけたい方や、英語学習を習慣化したい方におすすめです。
以下に、2ヶ月のフィリピン留学の総額目安をまとめました。
| 項目 | 留学費用目安 |
| 航空券 | 約4万〜7万円 |
| 海外保険料 | 約40,000円 |
| ビザ申請費用 | 約20,000円 |
| 語学学校の授業料 | 約45〜50万円 |
| 滞在費 | 授業料に含まれる |
| 生活費 | 約8〜10万円 |
| 総額 | 約40〜65万円 |
2ヶ月ほどの滞在になると、海外生活にも慣れてきて、自分の英語力に自信がついてくる人も増えてきます。
また、語学学校での学習リズムも身につくため、英語学習が自然と習慣化して英語力の向上を実感し始める時期でもあります。
3ヶ月のフィリピン留学の総額目安【2025年最新】
3ヶ月のフィリピン留学は、着実に英語力を伸ばしたい方や、ワーホリ前の1カ国目としてもおすすめです。
以下に、3ヶ月のフィリピン留学の総額目安をまとめました。
| 項目 | 留学費用目安 |
| 航空券 | 約4万〜7万円 |
| 海外保険料 | 約60,000円 |
| ビザ申請費用 | 約70,000円 |
| 語学学校の授業料 | 約70〜80万円 |
| 滞在費 | 授業料に含まれる |
| 生活費 | 約15〜20万円 |
| 総額 | 約60〜100万円 |
「日常英会話でほとんど困ることがなくなった」と感じる方が増えるのが、3ヶ月という留学期間の特徴です。
ワーホリとの2カ国留学でフィリピンを選ぶ人も多く、1カ国目のフィリピン留学でしっかりと英語力を伸ばしておくことで、ワーホリ渡航後すぐに仕事探しを始められるメリットがあります。
半年のフィリピン留学の総額目安【2025年最新】
半年のフィリピン留学は、ビジネスレベルで使える英語力を身につけたい方や、海外大学・大学院への進学を目指している方におすすめです。
以下に、半年のフィリピン留学の総額目安をまとめました。
| 項目 | 留学費用目安 |
| 航空券 | 約4万〜7万円 |
| 海外保険料 | 約130,000円 |
| ビザ申請費用 | 約90,000円 |
| 語学学校の授業料 | 約150〜165万円 |
| 滞在費 | 授業料に含まれる |
| 生活費 | 約24〜30万円 |
| 総額 | 約120〜185万円 |
半年ほどの留学となると、ある程度まとまった費用が必要になりますが、1日あたりのコストは下がるため、長期留学の方がコストパフォーマンスが高くなる傾向があります。
しっかりと留学期間を確保できる方や予算に余裕のある方は、半年以上の留学を検討すると良いでしょう。
留学前にはいくらぐらい必要?
「フィリピン留学に必要な総額はわかったけれど、留学前に必要な費用も知りたい」という方も多いでしょう。
ここでは、留学前に必要な費用の種類と金額の目安について詳しく解説します。
航空券代は渡航時期によって異なる
フィリピン留学前に必ず購入すべきものが、往復の航空券です。フィリピンでは入国時に復路のチケットも提示する必要があるため、必ず往復チケットを買っておきましょう。
日本からフィリピンの航空券の費用は、渡航時期や購入時期によっても変わりますが、大体4〜7万円ほどが目安になります。
海外旅行保険は短期留学でも加入必須
留学中に体調を崩したり怪我をしたりすることも少なくないため、海外旅行保険の加入は必須です。
補償内容によって費用が異なりますが、必ず留学期間をカバーするものを選びましょう。費用の目安としては、1週間で約3,000円、1ヶ月で約15,000円です。
フィリピン留学ではビザ申請が必要?
フィリピン留学では、滞在期間によって必要なビザが異なります。
30日以内の短期留学であればビザなしで入国可能ですが、現地で観光ビザの延長手続きを行うことで最長36ヶ月までの滞在が可能です。
ビザ延長手続きを代行してくれる語学学校も多いため、長期滞在を予定している場合は学校に相談すると良いでしょう。
以下は、31日以上滞在する場合に必要なビザ関連費用の目安です。
費用をさらに安くするコツ
フィリピン留学の費用をさらに安くするためには、準備の段階から意識すべきことがいくつかあります。
ここでは、フィリピン留学で費用を抑えるためのポイントについて詳しく解説します。
閑散期(オフシーズン)を狙う
フィリピン留学の費用を上手に節約する方法の1つが、オフシーズンを狙うことです。
この時期は航空券が安くなるだけでなく、語学学校の寮の空きが多く、希望する部屋タイプを選びやすいというメリットもあります。
| 渡航時期 | 往復航空券の費用目安 |
| オフシーズン(2月、GW明けなど) | 約4万〜7万円 |
| ハイシーズン(夏休み、年末年始など) | 約8万〜15万円 |
ハイシーズンと比べて数万円の差が出ることもあるため、スケジュールに余裕がある方は、閑散期での渡航を検討するのがおすすめです。
語学学校のキャンペーンや割引制度を活用する
フィリピンの語学学校では、入学金無料や授業料割引などのキャンペーンを実施していることがあります。
また、手数料無料の留学エージェントを利用することで、語学学校のホームページには載っていないお得なキャンペーンが適用される場合もあります。
エージェントを選ぶ際は必ず複数社を比較し、サポート内容が充実しているか、料金体系が明確か、カウンセラーとの相性は合うかなどをチェックしたうえで決めるようにしましょう。
滞在方法は大部屋を選ぶ
フィリピン留学の大きな特徴の1つが、学費に寮の滞在費が含まれている点です。
滞在費は寮の部屋タイプによって異なり、例えば1人部屋はプライバシーが確保できる反面、費用が高めになります。
一方、大部屋はシェア人数が増えるほどコストを抑えられるため、できるだけ節約したい方におすすめです。
渡航前に英語力を伸ばしておく
英語力ゼロの状態から留学した場合、英語力の向上を実感するのに非常に時間がかかってしまいます。
留学前に英語学習を進めておくことで、現地での授業の効果が飛躍的にアップします。
実践的なスピーキング力を鍛えたい方は、オンライン英会話の活用がおすすめです。
中でも「ネイティブキャンプ」は、24時間予約不要・回数無制限でレッスンが受けられるため、隙間時間を活用しながら好きなだけ会話練習ができます。
また、ネイティブキャンプではフィリピン人講師が多く在籍しており、自由に講師を選べるので、現地の英語アクセントに慣れておきたい方にも最適です。
今なら7日間無料トライアルを回数無制限で受けられるため、ご興味のある方はぜひお試しください。
フィリピン留学のメリット・デメリット
フィリピン留学には非常に多くのメリットや魅力がありますが、一方で事前に知っておくべき注意点もあります。
ここでは、フィリピン留学のメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
フィリピン留学のメリット
フィリピン留学というと、「とにかく費用が安い」という点が大きな魅力ですが、他にも以下のようなメリットがあります。
特に学習面においては、「スパルタ式」と呼ばれる厳格な授業スタイルを採用している学校もあり、1日中英語漬けの環境で徹底的に英語力を鍛えられます。
フィリピン留学のデメリット
フィリピンは誰にでも合う留学先とは限らず、特にウェブサイトに掲載されている写真と、実際の環境とのギャップが大きく感じる場合もあります。
他にも、フィリピン留学で注意すべきデメリットは以下の通りです。
フィリピンはインフラが整っていない場所も多く、格安プランだと衛生面で不満を感じる場合もあります。
滞在先を選ぶ際は快適さと予算とのバランスを考えて、できる限りストレスを感じにくい環境を選ぶと良いでしょう。
フィリピン基本情報
フィリピン留学をするにあたって、現地の情報を事前に確認しておくことは非常に大切です。
以下に、フィリピンの基本情報をまとめました。
| 地理 | 西太平洋に位置し、7,000以上の島から構成されている。 |
| 首都 | マニラ |
| 人口 | 約1億1,158万人(2024年時点) |
| 言語 | タガログ語、セブアノ語、英語など |
| 通貨 | フィリピン・ペソ |
| 時差 | -1時間(日本が1時間早い) |
| 語学留学で人気のエリア | セブ、バギオ、クラーク、マニラ、ダバオ |
| 日本からのアクセス | 主要空港からマニラ、セブまで約4〜5時間 |
特にセブ島は、日本人に人気の留学先であり、多彩な語学学校とコースが用意されています。
フィリピン留学で滞在エリアに悩んだ場合は、まずセブ島を検討すると良いでしょう。
まとめ
本記事では、2025年最新版のフィリピン留学で必要な費用や、コストを抑えるためのポイントについて詳しく紹介しました。
他の英語圏の国と比べてリーズナブルに留学できる環境は非常に魅力であり、渡航時期の工夫やキャンペーンの活用、事前の英語学習をしっかり進めることで、さらに費用を抑えることも可能です。
フィリピン留学を検討している方はぜひ本記事を参考にして、自分の目的や予算に合った留学生活を叶えてくださいね!
◇経歴
・英米文学科卒業
・George Brown College卒業(カナダ・トロント)
・カナダ現地のパティスリーにてパティシエとして働く
・現在はWebライターのほか、SNS運用やコンテンツクリエイターとして活動しています。
◇資格
IELTS General 6.0
◇留学経験
・ニュージーランド(2週間)
→高校留学でホームステイ体験
・カナダ(13年)
→ワーキングホリデー→カレッジ留学→現地就職→永住権取得
◇海外渡航経験
長期滞在:カナダ、韓国(3ヶ月)
旅行:ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、
イタリア、タイ、インドネシア、シンガポールなど
◇自己紹介
英語学習や留学に関する記事を書いているWebライターです。
幼少期から英語や海外に興味があり、子ども英会話教室に通ったり、ニュージーランドへ短期留学したり、大学は英米文学を専攻したりと英語に関わる人生を過ごしてきました。
現在はカナダ在住13年め、海外で子育て奮闘中です。
英語学習や海外生活に興味のある方に、役立つ情報をお届けできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!