
イギリスと聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
気品あふれるロイヤルファミリー、クラシックな紅茶文化、重厚な歴史ある街並み――でも、それだけではありません。
今回の記事では、イギリス文化の特徴と日本との違いを探っていきます!
他にも、多様な文化が共存するイギリスの魅力をたっぷりとご紹介しますね。イギリスの良さを発見しちゃいましょう!
読み終えた頃には、きっと「イギリスって面白い!」と思ってもらえるはずです。
イギリスの文化の特徴とは?
まず、イギリスの基本的な情報をみていきましょう。
私たちが「イギリス」と呼んでいる国の正式名称は、
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。
英語では、「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」です。
とっても長いですね…!
イギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国から成り立っている連合王国です。
【イギリスの基本情報】
人口:約6,923万人
面積:約24万平方キロメートル
首都:ロンドン
通貨:ポンド(国際通貨コード:GBP)
公用語:英語(その他、地域使用言語あり)
イギリスの地域ごとの文化の違い
イギリスは、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国から成り立っている連合王国です。
地域ごとに文化に特色があります。みなさんはどの地域を訪れてみたいですか?
・イングランド(England)
イングランドの首都は、ロンドン(London)です。
グレートブリテン島の2/3近くを占めており、最も人口が多い地域です。
イギリスの首都ロンドン、大学街として有名なケンブリッジやオックスフォード、フットボールチームが有名なマンチェスターなどの都市があります。
イギリスとイングランドの違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ↓↓
・ウェールズ(Wales)
ウェールズの首都は、カァーディフ(Cardiff)です。
ウェールズは、イギリスの南西部にあり、独自の言葉であるウェールズ語を話す人もいます。ケルト文化も色濃く残り、他の地域とは違った雰囲気を楽しむことができます。3つの国立公園があり、豊かな自然も魅力の一つです。
・スコットランド
スコットランドの首都は、エディンバラです(Edinburgh)です。
グレートブリテン島の北部を占める地域で、どこを切り取っても美しい街並みが見どころです。ハリー・ポッターの物語が誕生した街としても有名です。
スコットランド訛りは聞き取るのが難しいといわれています。4つの地域の訛りの違いを比べるのも楽しそうですね!
・北アイルランド
北アイルランドの首都は、ベルファスト(Belfast)です。
この地域は、アイルランド島の北東部を占めています。
お隣の国アイルランドと雰囲気がとても似ており、フレンドリーな国民性も魅力です。
日本とイギリスの文化の違いは?
ここからはイギリスと日本の文化の違いを挙げていきます。
これからイギリスに行く人が知っていたら便利かも!というものをご紹介していきます!
・挨拶
日本では店員さんに「いらっしゃいませ」と言われても特に返答しないことも一般的ですが、イギリスでは、簡単な挨拶をかわします。無視はマナー違反 になってしまうので、注意しましょう。
会計のときには会話が始まることも!自然と会話ができるとお買い物も一層楽しくなりますよ!
・テーブルマナー
麺類を食べるときにズルズル~と音を立てるのはNGです!
「汚い」「下品」と思われてしまいます。スープやお茶を飲むときも、いつも以上に気をつけてくださいね。
イギリスでアフタヌーンティーを楽しむなら、一緒にテーブルマナーも学んでみましょう!スタッフに聞くとマナーとおすすめの食べ方を教えてくれますよ。
・キャッシュレス
クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済が主流となっています。
「え?こんなところでもクレジットカードいけるの?!」と驚くことが多いかもしれません。
海外では紛失・盗難の危険性が高いので、旅行に行くときは必要最低限の現金を持っていくようにしましょう。
・チケット
切符(チケット)のシステムが異なるので、購入時には注意が必要です。
時間帯によって値段が変わるチケット(on/off-peak)、片道チケット(single ticket)、往復チケット(return ticket)など、チケットの種類を予習しておきましょう!
正しいチケットを持っていなかったり、チャージ金額が足りなかったりすると罰金を取られてしまいます!
・チップ
イギリスにはチップの文化があります。
レストランやカフェでは、総額の10%~15%が目安です。予め勘定書にサービス料が含まれている場合や、セルフサービスのお店、パプでは不要です。
・コミュニケーション
イギリスでは、ふとした瞬間に目が合うとニコッと笑顔をかわす文化があります。
地下鉄でも、街中でも、窓越でも、目が合うと優しくニコッと微笑んでくれます!慣れないうちはドキッとしますが、素敵な習慣に心が癒されますよ!
・スモールトーク
会話のスタートはスモールトークから!話題はもっぱら天気のお話です。
スモールトークができると、後の会話も自然と広がっていきます。
イギリスの天気は変わりやすいことで有名なので、天気の表現をたくさん知っておくとGOODです!
・王室
王室の話題に関心がある人が多いと言われています。イギリスにいると、ニュースや新聞で王室関連の話題を見聞きすることが多いでしょう。
「興味ないんだけど…」と前置きをしながら、熱心にあーだこーだとパブで語り合っている人もちらほら。
イギリスを知る上で欠かせないテーマであることに間違いはありません。
・階級制度
イギリスは階級制度の国といわれています。社会の変化に伴い、階級制度はなくなりつつあります。
しかし、人々の意識の中には根強く残っています。上流・中流(上層・下層)・労働者階級の3つに分けられ、職業や出身校、話し方でお互いの身分がわかるといわれています。
・ユーモア
イギリス人は、皮肉や嫌味を含んだユーモアを好むといわれています。
ここで「皮肉」や「嫌味」と言葉で表すと強烈な感じがしてしまいますが、イギリス人が日常生活で使う表現は、面白さや親しみを込めたものとなっています。会話では、声のトーンやどの単語を強調しているかで判断しましょう!
・お風呂
イギリスの家庭にはバスタブがある家も多いですが、実は毎日湯船に浸かる習慣はあまりありません。
多くの人が朝にシャワーを浴びて、すっきりした気持ちで1日をスタートさせるのが一般的です。ここで「お風呂に入らない」と聞くと驚く方もいるかもしれませんが、イギリスではシャワーだけで十分清潔にするという考え方が主流。むしろ湯船は「特別な日のリラックスタイム」として使われることが多いです。
また、イギリスでは住宅事情の影響もあり、水圧が弱かったり、温度調整が難しいシャワーもあります。さらに、バスルームはトイレ・バスタブ・シャワーが一体となったユニット式が多く、日本のように脱衣所が別にあるスタイルとは大きく異なります。
ホームステイなどでは「夜遅くのシャワーは控えてね」と言われることも。生活リズムや住環境の違いを知っておけば、文化のギャップもスムーズに乗り越えられそうですね。
イギリスの食文化を知ろう!
ここからはイギリスの食文化をご紹介していきます!
「イギリス料理はまずい…!」というイメージをもっている方も多いのではないでしょうか?
たしかに、日本食に比べると調理法や味付けがシンプルで、あまり美味しくないと感じるかもしれません。しかし、イギリス料理にも魅力はたくさんあります!マイナスの印象にとらわれず、トライしてみてください!イギリス料理のファンになってしまうかもしれませんよ。
・フィッシュアンドチップス(Fish and Chips)
イギリス料理といえば、
フィッシュアンドチップス!
という方も多いのではないでしょうか?
タラなどの白身魚のフライと、太めのフライドポテトを添えた一皿。お酢と塩をたっぷりとかけて、熱々の揚げたてを食べるのがおすすめです!
ちなみに、イギリス英語でフライドポテトはchips、お菓子のポテトチップスはcrispsです。
・イングリッシュブレックファスト(English Breakfast)
イギリスに行ったらぜひ食べてほしい料理が、
イングリッシュブレックファスト。
トースト(日本の食パンと比べるとかなり薄い!)、焼いたトマト・ベーコン・マッシュルーム・お好みの調理法のタマゴなどが盛り付けられた一皿です。
朝から食べるとお腹いっぱいに!人気のお店でおいしい朝ごはんを堪能して、エネルギーチャージをしましょう!
・紅茶(Tea)
イギリスといえば、 紅茶のイメージですよね?
朝起きてすぐ、毎食後、休憩時間、就寝前と1日に何度もティータイムを楽しんでいます。
もちろんコーヒー派の人もいるので個人差はあります。
筆者のホストファミリーは紅茶へのこだわりが強く、家族の中でも「濃いめか薄めか」「ミルクは先に注ぐか後から注ぐか」などいろいろな派閥がありました!
・パブ(Pub)
イギリスに行ったらぜひ訪れてほしい場所の一つが、 パブです!
日本の居酒屋とバーの中間のような場所で、お店ごとに特徴があります。
お酒や食事、スポーツ観戦を楽しむなど地元の人々が交流する場所でもあります。
友人やホテルスタッフにおすすめのパブを聞いて、ぜひ行ってみましょう!
・アフタヌーンティー(Afternoon Tea)
イギリス文化で忘れてはいけないのが、
アフタヌーンティー。
最近は日本のホテルやカフェでも提供されていて、「ヌン活」が人気を博しています。
もともとは、身分の高い人々の文化でしたが、現在はイギリスを代表する文化として一般的になりました。高級ホテルの伝統的なアフタヌーンティーから、おしゃれなモダンスタイルまで種類は豊富です!
イギリスを訪れる際は、自分好みのアフタヌーンティーを見つけちゃいましょう!
スコーンと紅茶のみの気軽なクリームティーもおすすめです!
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、イギリス文化の特徴と日本との違い、多様な文化が共存するイギリスの魅力をたっぷりとご紹介しました!
「もっとイギリスやイギリス英語について知りたい!」と思ったみなさん!!
ネイティブキャンプでは、「イギリス」について学べるピッタリの教材が用意されています。
「イギリス英語」に興味がある方は、『イギリス英語発音』を受講してみてください!専用教材バッジがついた講師から、イギリス英語特有の発音を学ぶことができます!また、『世界一周旅行』では、観光地や文化について学びながら、ディスカッションの練習ができます。
一緒に英会話を楽しみましょう。お待ちしています!
参考文献
情報センター出版局 旅の指さし会話帳10 イギリス
JTBパブリッシング るるぶ イギリス・ロンドン
ナツメ社 イギリスを知る教科書
◇経歴
大学生時代に語学留学と学部留学を経験。大学卒業後、教育機関で留学アドバイザーとして、大学生の留学生活全般をサポート。『英語+α』を目指し、特許法律事務所に転職。弁理士のアシスタントとして海外クライアントとのやりとりなどを担当した。現在は、育児をしながら経理事務・ウェブライターとして活動中。バイリンガル育児にも興味があり、子供と一緒に楽しみながら英語を学んでいる。
◇資格
IELTS 6.0(学生時代に受験) 現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇留学経験
イギリスで約1年間の語学留学。生粋のLondoner夫婦のもとでホームステイ
スイスで約1年間の学部留学(人文科学系学部)。学生寮で世界中から集まった留学生と暮らした
◇海外渡航経験
イギリス、スイス、フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国
語学留学中に仲良くなったデンマーク人の友人と会うためにデンマークを訪れました。友人宅に滞在し、地元の公園で語らい、「現地の暮らし」を体験しました。卒業から15年以上経った今でも連絡を取り合う大切な友人です!
スイスでは、アートイベントで使用するパンフレットの翻訳に携わりました。アートにも翻訳にも無縁な人生でしたが、スイスでの出会いが貴重な経験に繋がりました。
◇自己紹介
子供の頃に映画で観たロンドンの街並みに魅了されてから、英語学習が人生の一部になりました!趣味は、語学学習(英語・ドイツ語・韓国語)、旅行、世界の料理を作ることで、滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っています!
新しい言葉や表現を知れて楽しい!という気持ちを大切にしています!一緒に英語学習を頑張りましょう!
◇経歴
大学生時代に語学留学と学部留学を経験。大学卒業後、教育機関で留学アドバイザーとして、大学生の留学生活全般をサポート。『英語+α』を目指し、特許法律事務所に転職。弁理士のアシスタントとして海外クライアントとのやりとりなどを担当した。現在は、育児をしながら経理事務・ウェブライターとして活動中。バイリンガル育児にも興味があり、子供と一緒に楽しみながら英語を学んでいる。
◇資格
IELTS 6.0(学生時代に受験) 現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇留学経験
イギリスで約1年間の語学留学。生粋のLondoner夫婦のもとでホームステイ
スイスで約1年間の学部留学(人文科学系学部)。学生寮で世界中から集まった留学生と暮らした
◇海外渡航経験
イギリス、スイス、フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国
語学留学中に仲良くなったデンマーク人の友人と会うためにデンマークを訪れました。友人宅に滞在し、地元の公園で語らい、「現地の暮らし」を体験しました。卒業から15年以上経った今でも連絡を取り合う大切な友人です!
スイスでは、アートイベントで使用するパンフレットの翻訳に携わりました。アートにも翻訳にも無縁な人生でしたが、スイスでの出会いが貴重な経験に繋がりました。
◇自己紹介
子供の頃に映画で観たロンドンの街並みに魅了されてから、英語学習が人生の一部になりました!趣味は、語学学習(英語・ドイツ語・韓国語)、旅行、世界の料理を作ることで、滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っています!
新しい言葉や表現を知れて楽しい!という気持ちを大切にしています!一緒に英語学習を頑張りましょう!