フィリピン留学は１ヶ月の短期でも英語力が伸びると、近年注目を集めています。
フィリピン留学の最大のメリットは、欧米に比べて費用を抑えられる点です。
それに加えてマンツーマンレッスンが中心なため、集中的に英語を学べる環境です。他にも南国の雰囲気を感じながら生活できるなど魅力が満載で、社会人留学や親子留学を検討している方にもおすすめの留学スタイルです。
この記事では、
1ヶ月の語学留学にフィリピンを選ぶべき理由を解説していきます。
フィリピンの基本情報
フィリピンは東南アジアに位置する島国で、約7,100もの島々によって構成されています。
美しい海やビーチ、 独特の地形や珍しい動物達など、
魅力的な特徴をもった多くの島々で形成されている国です。
フィリピンの公用語
フィリピン国内の各地域や島々には100以上の民族が存在し、それぞれの民族が独自の言語を持っています。
フィリピンは歴史的にアメリカから受けた影響が大きく、学校教育においても幼いころからアメリカ英語を使って学びます。そのため、フィリピンの英語レベルはアジア圏の中でもトップクラスであると言われています。
日本とフィリピンの距離と時差
フィリピンは日本との時差が約1時間です。そのため、時差ボケの心配も少なく、気軽に旅行や留学に行ける国として知られています。
日本からは成田国際空港や関西国際空港からの直行便が就航しており、セブやマニラといった主要都市へは４～５時間でアクセスが可能です。
かつては新型コロナウイルス感染拡大等の影響によりフィリピン国内の語学学校が閉校したり、日本人を含む外国人の渡航が制限される状況だったこともありましたが、2024年現在では制限なく渡航や観光、留学を楽しめる状況となっています。
フィリピンの通貨
フィリピンの通貨は「フィリピンペソ」で、
20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1000ペソの6種類の紙幣と、
10ペソ、5ペソ、1ペソと、
1ペソより小さい25センタボ、10センタボ、5センタボの6種類の硬貨からなります。
ちなみに、フィリピン人はフィリピンペソのことを「ペソ」ではなく「ピソ」と呼びます。
フィリピンの気候
フィリピンの気候は一言でいうと「熱帯海洋性気候」、つまり南国の気候です。地域によっては山沿いで涼しい土地もありますが、基本的には常夏で、はっきりした四季のない気候となっています。
気温も湿度も高い熱帯モンスーン型気候であるため、雨季と乾季があることが大きな特徴です。
フィリピンの有名都市
フィリピンの主要都市は首都のマニラのほか、セブ、ダバオ、イロイロ、ケソンなどがあげられます。留学先としては、バギオやクラークといった都市も有名です。
マニラはフィリピンの首都であり、フィリピンの政治経済の中心地です。
「東洋のパリ」 とも称されるおしゃれな街で、スペイン統治時代の面影を感じさせる歴史的な建造物を目にすることができます。
セブ島はビーチリゾートであると同時に、語学学校が数多く存在するフィリピン留学のメッカとして知られています。
美しいビーチを誇る数々の島をめぐるビーチホッピングの起点としても最適です。マクタン・セブ国際空港もあり、マニラと並ぶフィリピンへの玄関口となっています。
フィリピン語学留学のメリット
フィリピン語学留学には特筆すべきメリットが複数あります。
渡航費が安い
フィリピンはアジア圏にあるため日本からのアクセスがよく、欧米に比べると渡航費が安いため、費用を抑えたい人には大きなメリットになります。
大手航空会社の直行便の他にも、LCC（ローコストキャリア）や乗継経由便という選択肢もあります。ハイシーズンを外して渡航すれば、ぐっと費用を抑えて留学できます。
レッスン内容が充実している
フィリピン留学の大きな特徴として、1日に受講できるコマ数が多いこと、またマンツーマンレッスンが主体のカリキュラムが多いことが挙げられます。
欧米への語学留学では、午前中に３～４コマの授業を取り、午後はフリータイムで観光を楽しむといったスタイルが多いのですが、フィリピンは違います。
フィリピンでは「スパルタ」や「セミスパルタ」という留学スタイルを提供している語学学校が多く、朝起きてから夜寝るまで、英語漬けで集中的に学習するスタイルが主流です。
フィリピンの語学学校には以下のような厳しいルールが適用されていることが多くあります。
・校内で英語以外の言語を話してはいけない（罰則あり）
・毎日の単語テスト
・１日８～１０コマの授業
留学中の勉強スケジュールもきっちりと組まれているため、短期間の留学でも充分な量のインプットとアウトプットが期待できます。
セブ島には南国リゾートを楽しむ観光型の留学プログラムなどもあるため、フィリピン留学＝すべてがスパルタという訳ではないので安心してくださいね。
マンツーマン授業が多いこともフィリピン留学の特徴で、先生と一対一で発音のチェックを受けたり、受け答えの英文の内容をその場で直してもらえたりと、欧米のグループレッスンではなかなか実現できない量の英語のアウトプットを経験することができます。
なお、英語が公用語であるフィリピンは語学学校の講師レベルも高く、高等教育や資格試験をパスしたプロの講師が各語学学校のカリキュラムに沿った質の高い授業を提供してくれます。
フィリピン留学では、短期の留学でも質の高い内容とムダのないカリキュラムで、しっかりと学習効果を実感できるでしょう。
費用はどれくらい？フィリピン留学1ヶ月のリアルな費用
フィリピンへの語学留学にかかる費用は、渡航の際の航空券の種類、渡航の時期、所属する語学学校、受講するプログラムなどによって大きく変わってきます。
海外への渡航となるため為替レートの影響を大きく受け、円安の時期には相対的にフィリピン留学の費用も高額になります。
また近年の世界的な物価高騰の影響により、フィリピン国内の各種物価も高騰しており、かつての「フィリピンは物価の安い国」というイメージは崩れつつあります。
フィリピン留学の費用を大きく左右するのは主に渡航費、そして語学学校の立地や設備の豪華さです。
たとえばセブ島は日本からのアクセスがよく、サービスに定評のある有名語学学校も多く、アイランドホッピングの起点となるリゾート地としての高い知名度を誇っています。そのため他の地域に比べると、セブ島への留学費用は割高となります。
とはいえ、費用面だけを考えて郊外の小規模な語学学校を選んだりすると、講師の質や地域の治安が悪くトラブルに合う可能性もあります。
フィリピンの語学学校を選ぶ際には、安さだけを追い求めるのではなく安全面や教育内容などをよく吟味することをおすすめします。
１か月でも効果バツグン！人気のフィリピン語学学校
フィリピンにはたくさんの語学学校があり、それぞれが個性と魅力にあふれたカリキュラムを提供しています。
フィリピンの語学学校は、韓国や台湾などの日本以外の資本により設立された学校と、日本人経営者によって設立された日本資本の学校に大別されます。
一方、日本以外の韓国資本や台湾資本の学校は多国籍な生徒が集まりやすい傾向にあるといわれています。
また、フィリピンは急激な経済成長を見せているとはいえ、まだまだ治安が良いとはいえない場面もあります。できれば、学校に併設した寮や専用ホテルを用意している、安心安全な語学学校を選びたいですね。
今回は、数多い語学学校の中からおすすめの語学学校をピックアップしてご紹介します。
コスパ重視ならここ！安心＆快適な「3D Academy」
3D Academy（スリーディーアカデミー）は、日本資本の語学学校として2002年からの歴史とノウハウを誇る、セブの人気語学学校です。
学校はJYスクエアというセブ市内のショッピングモールに隣接しており、生活用品のお買い物に困らないことはもちろん、ラーメン屋など日本の料理も入っているショッピングモールまで徒歩30秒という利便性の良さで、海外留学が初めての方でも安心して留学できる便利な環境です。
授業はノンスパルタで、授業以外の校外学習プログラムやボランティア活動も充実しています。自由な校風のもと、フィリピンの生活やセブの文化に触れることができるという点が、3D Academyの大きな魅力となっています。
また3D Academyは留学費用がリーズナブルであることでも有名です。4人または6人部屋の費用水準はセブの語学学校の中でも最安で、費用を節約しながらハイクオリティな留学を実現したい方におすすめです。
英語漬け×リゾート「EV ACADEMY」
EV ACADEMY（イーヴィーアカデミー）は、セブ島で初めてスパルタ式を採用した語学学校として知られ、一年先まで予約が取れないといわれるほどの人気校です。
EV ACADEMYの魅力は、なんといってもキャンパス施設の充実度です。約1,500坪の敷地内にはプール、ジム、カフェテリア、自習室などが完備されており、セブの中でもトップクラスの設備水準を誇ります。
教育水準も非常に高く、講師は厳格な採用基準に基づいて採用されているほか、在籍講師の8割以上が公式教諭免許を保持しており正規講師はTESOL認定プログラムを修了している、という充実ぶりです。
また、EV ACADEMYにはイギリス人とオーストラリア人のネイティブ講師が在籍していることも特徴のひとつです。
IELTS公式テスト会場としても認定されており、英語の勉強はもちろんのこと、アクティビティもリゾートも楽しめる、なんでも揃ったマンモス校といえます。
デメリットがあるとすれば、人気がありすぎて予約がとりにくいことと、留学費用が高額になりやすいことです。お金と時間をかけてでも満足のいくフィリピン留学を目指す方には、ぜひリストに入れていただきたい語学学校となります。
まとめ
フィリピンは日本から費用的にも時間的にもアクセスしやすいため、1ヶ月の短期留学にぴったりです。
美しいビーチリゾートを満喫しながら、集中して英語を学べる環境が整っているフィリピン留学は、多くの魅力にあふれています。
留学が初めての人は、安心して生活できるように、持ち物やお小遣いの目安をしっかりチェックしておいてくださいね。
短期間で効率よく学びたい方は、ぜひフィリピン留学について調べてみてください！
◇経歴（英語を使用した経歴）
高校時代にイギリスへ短期留学。
大学院進学の傍ら、TOEICスコアアップや海外留学、海外旅行を経験。
社会人生活を経て、現在は英語に関するWEBコラム記事を執筆中。
◇資格
TOEIC900
◇留学経験
・ロンドン：２週間 Harrow School
・ハワイ島：２週間 Universal English Academy
・バレンシア：3週間 don Quijote Valencia
◇海外渡航経験
留学：イギリス、ハワイ、スペイン
旅行：イタリア、チェコ、アメリカ、メキシコ、韓国、モロッコ、フランス、デンマーク、フィンランド、スイス、ハンガリー、ベルギー、オーストリア
◇自己紹介
ラジオ基礎英語をきっかけに英語の世界へ。理系専攻ながら英語を磨き、留学や旅行で色々な国を訪れた。結婚を機にWEBライティングを始め、現在は二児と共に英語ライフを楽しんでいる。
