バンクーバーの気温はどれくらい?季節ごとの天気と服装を徹底解説!

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カナダ西海岸に位置するバンクーバーは、北米の中でも特異な気候を持つ都市として知られています。太平洋から流れ込む暖流の影響で、カナダの他の都市と比べて温暖な気候を保っています。

地元の人々からは「レインクーバー(Raincouver)」と呼ばれるほど雨の多い都市であり、年間を通じて適度な気温を保ちながらも、よく雨が降る都市です。

この記事では、バンクーバーの季節ごとの天気の特徴と快適に過ごすための服装について、具体的にご紹介していきます!

バンクーバーの春(3月~5月)の天気と服装

バンクーバーには日本と同じく四季があります。四季の中でも特徴的な時季が、短く爽やかな乾季である夏と、長くて雨が多い雨季である冬の2つです。まずは、バンクーバーの春と呼ばれる3月~5月の天気と、適切な服装を解説します。

3月の気温と過ごし方

3月のバンクーバーは、冬から春に移る時期です。気温は日中10~12℃、朝晩は2~4℃程度で推移し、平均気温は6~8℃となります。この時季は雨が非常に多く、月間で約15日ほどの降水日があります。晴れ間と雨が頻繁に入れ替わり、朝晩の冷え込みも厳しいため、服装選びには特に注意が必要です。

3月の服装で重要なのは、何と言っても重ね着の工夫です。朝は冷えていても、日中は暖かくなることも多いため、着脱可能なレイヤリングがおすすめです。

インナーには、ヒートテック等の発熱素材の長袖を着用し、その上に薄手のセーターやカーディガンを重ねます。

アウターは防水機能付きのコートが重宝します。特に通勤・通学時は、急な雨に備えて折りたたみ傘は必需品です。

靴選びも重要なポイントで、防水性の高い素材のものがおすすめ。革靴やブーツには防水スプレーを使用し、しっかりと対策を施しておくと安心です。手袋やマフラー、ストールなどの防寒具も、まだまだ必要です。

4月の気温と過ごし方

4月に入ると、バンクーバーにも春の温かさが徐々に感じられるようになってきます。気温は日中13~15℃まで上昇し、朝晩も5~7℃程度と、3月に比べると過ごしやすくなります。

ただし雨は依然として多く、月間で約12日の降水日があります。また、気温差が大きくなるのもこの時季の特徴です。

服装は3月に比べると軽めのアウターで良いですが、防寒対策は必要です。薄手の長袖カットソーやコットン素材のシャツをベースに、カーディガンやライトアウターを組み合わせるのがおすすめです。特に朝晩は冷えることが多いため、脱ぎ着できる上着は必須アイテムとなります。

5月の気温と過ごし方

5月になると、バンクーバーではようやく本格的な春の装いです。気温は日中18~20℃まで上昇し、朝晩も10℃を下回ることは少なくなります。

雨は徐々に減少傾向となり、晴れの日が増えていきます。それにともなって日差しが強くなってくるため、この時季からは紫外線対策も重要になってきます。

服装は春らしい装いが楽しめる季節です。長袖のカットソーやシャツに、薄手のジャケットやカーディガンを合わせるのが基本。

まだ雨が降る日も残るので、トレンチコートやマウンテンパーカーなど防水性のあるアウターがあると便利です。また、急な天候の変化に備えて、折りたたみ傘薄手のストールは常に持ち歩くことをおすすめします。

バンクーバーの夏(6月~8月)の天気と服装

バンクーバーの夏は6月~8月で、湿気が少なく日照時間も長いベストシーズンです。日本の夏と比較しながら、この時季の天気と服装を解説します。

6月の気温と過ごし方

6月のバンクーバーは、初夏の爽やかな気候が特徴です。気温は日中20~22℃程度まで上昇し、朝晩も15℃前後と過ごしやすい温度帯となります。雨は5月に比べてさらに減少し、晴れの日が多くなります。ただし、急な天候の変化には注意が必要です。

日中は半袖のトップスがメインで大丈夫です。朝晩の気温変化に備えて、薄手のカーディガンやジャケットなどの羽織りものを持ち歩きましょう。

特に暑くなると室内は冷房が効いていることが多いため、上着があると重宝します。

7月と8月(真夏)の気温と過ごし方

バンクーバーの7月と8月は、1年で最も気温が高くなる時季です。日中の気温は25℃前後まで上昇し、時には30℃を超えることもあります。ただし湿度は比較的低く、カラッとした暑さで、日本の夏ほど蒸し暑さを感じることは少ないです。降水量が最も少なく、晴れの日が続くことが多いため、観光やアウトドア活動には最適な季節となります。

服装は半袖Tシャツやノースリーブのトップスがメインです。日差しがとても強いため、日焼け対策は必須です。

帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどの紫外線対策グッズは欠かせません。また、朝晩は気温が下がることもあるので、薄手のカーディガンやパーカーなどの羽織りものがあると安心です。

バンクーバーの秋(9月~11月)の天気と服装

バンクーバーの夏は短く、すぐに秋がやってきます。特に10月に入ると一気に冷え込むことがあり、寒暖差の激しい時季です。

9月の気温と過ごし方

9月のバンクーバーは、まだ夏の余韻を感じられる穏やかな気候が特徴です。日中の気温は20℃前後を維持し、朝晩も15℃程度と過ごしやすい時季です。月の後半になると徐々に秋らしい肌寒さが感じられるようになり、雨の頻度が増えていきます。空気は澄んでいて、街路樹が色づき始め、街全体が美しい秋の装いに変わっていく様子を楽しめます。

服装は長袖のカットソーやシャツをベースに、カーディガンやライトジャケットを組み合わせるのがおすすめです。特に朝晩は冷えることが多いため、羽織りものは必須。

9月後半からは雨の日が増えてくるため、防水性のあるアウターを用意しておくと安心です。スタンレーパークやクイーンエリザベス公園など、紅葉スポットを散策する機会には、歩きやすい靴雨具の準備もお忘れなく。

10月の気温と過ごし方

10月に入ると、バンクーバーは本格的な秋の季節となります。気温は日中15℃前後、朝晩は10℃を下回ることも多くなり、肌寒さを感じる日が増えてきます。

この時季は雨の日が特に多く、現地では「雨季の始まり」と呼ばれます。時には数日間続けて雨が降ることもあり、湿度も高くなるので、体感温度は実際の気温よりも低く感じられます。

服装は、保温性と防水性を重視したものが必要になってきます。ウール素材のセーターやフリースなどの暖かい素材のアイテムを取り入れ、アウターは防水性のあるコートやジャケットを選びましょう。特に通勤や通学など、日常的に外出する機会が多い方は、本格的なレインコート防水ブーツも検討してみてください。

11月の気温と過ごし方

11月のバンクーバーは、秋から冬へ移り変わります。気温は日中でも10℃前後まで下がり、朝晩は5℃を下回ることも珍しくありません。雨が多く、時には小雨が一日中降り続けることもあります。11月後半になると、山間部では最初の積雪が見られることもあり、街中でも初雪の可能性が出てきます。

服装は、冬物への切り替えが必要になってきます。ヒートテックなどの発熱素材のインナーを活用し、セーターやフリースなどの暖かいミドルレイヤーを重ねます。アウターは、防水性と保温性を兼ね備えたダウンコート厚手のウールコートが活躍します。手袋やマフラー、ニット帽なども必要になる季節です。

バンクーバーの冬(12月~2月)の天気と服装

バンクーバーは秋に雨が続くので、冬のような寒さを感じます。そのまま冬が訪れ、日本に比べて寒い時季が多いのが特徴です。バンクーバーの冬(12月~2月)の天気と、必要な服装の準備を解説します。

12月の気温と過ごし方

12月のバンクーバーは、本格的な冬が訪れます。気温は日中でも5~8℃程度で、夜間は0℃近くまで下がることもあります。西海岸に位置するバンクーバーは、カナダ東部の都市と比べると温暖で、極端な寒さになることは少ないのが特徴です。雨は依然として多く、時には雪が混じることもありますが、雪景色になることは稀です。

服装は、保温性を重視したものが基本となります。ヒートテックなどの発熱素材のインナーに、暖かいセーターやフリースを重ね、アウターは防水性のあるダウンコートウールコートを着用すると良いでしょう。

手袋、マフラー、ニット帽は必須アイテムで、靴も防水性の高いブーツが重宝します。

1月と2月(真冬)の気温と過ごし方

1月と2月は、バンクーバーで最も寒い時季となります。気温は日中でも5℃前後、夜間は0℃を下回ることも珍しくありません。雨や曇りの日が続き、日照時間も短くなります。ただし、晴れた日は澄んだ青空が広がり、近郊の山々の雪景色が美しく見えます。

服装は12月とほぼ同様ですが、さらに保温性を高める工夫が必要です。薄手の発熱インナーを重ね着したり、ウールの靴下を二重に履いたりするなど、体温を逃がさない工夫が大切です。室内は暖房が強めに効いていることが多いため、着脱しやすい服装を心がけましょう。

バンクーバーの天気予報の見方

バンクーバーの天気予報を見る際の、注意点について解説します。天気予報は頻繁に更新されます。前日に確認していたとしても、当日外出前にもう一度チェックすることをおすすめします。また、日の入り後は急激に気温が下がる場合があります。日の入り時刻や体感気温なども意識すると良いでしょう。

特に注目すべきは天気図や降雨確率だけでなく、降水量の予報です。バンクーバーの雨は、日本のような激しい雨ではなく、小雨や霧雨が長時間続きます。朝は霧が濃い日も多いため、視界不良による交通機関の乱れにも注意が必要です。

バンクーバー特有の天候

バンクーバーには、いくつか特徴的な気象現象があります。

その一つが、「マイクロクライメート」と呼ばれる地域ごとの細かい気候の違いです。例えばノースバンクーバーは、南向きの斜面に位置するため日当たりが良く、バンクーバー市内より暖かく感じられる日が多いです。また、太平洋からの影響を受けやすい地理的特性により、気圧の変動が大きいのも特徴です。天候が急激に変化することが多く、「バンクーバーでは一日の間に四季を体験できる」と言われることもあります。

まとめ

バンクーバーの気候は一年を通して比較的穏やかですが、雨の多さと気温の変化には十分注意が必要です。

特におすすめなのが、防水性のある服装と重ね着をうまく取り入れることです。現地の人は「バンクーバーに悪い天気はない、不適切な服装があるだけだ」とよく言います。天気のせいにせずバンクーバーらしい気候を受け入れ、適した服装を工夫するべきという考え方です。

日本から移住や長期滞在を予定している方は、季節ごとの気候に合わせて、服装選びへの投資も重視することをおすすめします。

 

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