英語学習において、「follow」は初期段階から頻繁に目にする重要な動詞のひとつです。基本的な意味は「後を追う」「従う」ですが、その使い方は多岐にわたります。
この記事では、「follow」の主な意味と使い方を詳しく解説し、関連する表現も紹介します。ビジネス英語や日常英語など、様々な場面で役立つ「follow」の使い方を紹介しますので、英語表現の幅を広げるためにぜひお役立てください。
Followの意味と使い方
「follow」は、物理的に誰かまたは何かの後をついて行くことを意味します。この動詞は、場所や状況に関係なく使用され、行動の方向性を示す際に重要な役割を果たします。例えば、観光地でガイドについて行ったり、駅まで友達について行くことがあります。
また、情報や指示に従って行動する場合にも使われます。例えば、インストラクターの指示に従って新しいダンスのステップを練習することも、「follow」の意味に含まれます。
この動詞は、単に後をついて行くだけでなく、指示や誘導に基づいて行動することを示します。そこで、主な意味と具体的な使い方を紹介していきます。
後を追う
「follow」のもっとも基本的な意味は「後を追う」です。文字通り、誰かの後ろをついて行ったり、ある物事を目で追ったりする際に使われます。
犬は飼い主の後を追った
会議室まで私について来てください
これらの用法では、「follow」の後に追う対象が来ます。「follow + 人/物」の形で使われることが多いです。また、以下のように視線や思考が何かを追いかける場合にも使えます。
私は彼の視線を追った
私はその話を最後まで聞き続けた
上記のように、物理的な動きだけでなく、視線や思考が何かを追う場合にも「follow」は使用されます。
従う
「follow」は、規則や指示、アドバイスなどに「従う」という意味でも使われます。例えば、学校の規則に従って行動することや、上司の指示に従ってプロジェクトを進めることが挙げられます。
生徒は学校の規則に従わなければなりません
私はいつも医師のアドバイスに従うよう心がけています
この用法では、「follow + 規則/指示/助言」の形で使われます。以上のように、「follow」は、単に「後を追う」だけでなく、ある基準や目標に向かって進むという、より広い意味を持つ単語です。
このため、具体的な物だけでなく、哲学、価値観、トレンド、計画など、様々な抽象的な概念にも使用できます。
Followの関連表現
「follow」の関連表現について説明します。「follow」は、日本語の「追う」「従う」といった意味を持つ一般的な単語ですが、状況やニュアンスによって様々な表現に置き換えられます。
それぞれの単語や表現には微妙なニュアンスの違いがあるため、文脈に応じて正確に使い分けることが重要です。次に、いくつかの関連表現を紹介します。
追跡する
「追跡する」という意味では、「follow」の他に「track」や「trace」という単語も使用されます。それぞれの違いのポイントはこちらです。
Track:目的のものを探し出すために、足跡などをたどる
Trace:より詳細な追跡や、小さな痕跡を辿る
順番に見ていきましょう。
Follow
「follow」は、以下のように「追跡する」という意味でも使われます。
警察はその車を数マイル追跡しました
この例文では、「follow」が物理的な追跡を表しており、警察が車を後からついて行く場面を示しています。このように、「follow」は特定の物事や人物を追いかける行為を表す際に使われます。
Track
「track」は、物理的な追跡だけでなく、データや情報の追跡にも使われます。例えば以下の例では、警察が容疑者の動向や行動を追い、位置を特定しようとしていることが示されています。
警察は容疑者を追跡している
そのため、この例文からは以下の内容が推測できます。
警察は容疑者のデータや情報の追跡をしている
このように、「track」は単に「後を追う」だけでなく、「何かをたどる」「経過を追う」というより広い意味を持っています。
Trace
「trace」は、何かを調査したり、その起源や痕跡を見つけたりすることを意味します。以下のように、より詳細な調査や歴史的な追跡に使われることが多いです。
警察は、容疑者の過去の行動を追跡することで、アリバイを裏付ける証拠を発見した。
上記の例文では、警察が単に事件を追うだけでなく、細かい証拠や手がかりを一つひとつたどるようなイメージがあるため、「trace」が適しています。
「trace」は、単に追跡するだけでなく、細かな部分まで丹念に調べるというニュアンスを含みます。
同行する
「同行する」という状況を表す際に、英語では「follow」「accompany」「go with」などの単語が用いられます。それぞれのニュアンスや使い分けはこちらです。
Accompany: 同等な立場で一緒に移動したり、誰かのサポートをする場合
Go with: 一緒にどこかへ行く、というカジュアルな表現
Follow
「同行する」の意味の「follow」は、誰かが他の人の後について行くことです。ただし、単に物理的に後をついて行くだけでなく、指導や命令に従うというニュアンスも含まれます。
彼女は私に会議室までついて来るように言った
このような文脈では、単に一緒に移動するだけでなく、その人の指示やリーダーシップに従うことが重要です。
Accompany
「accompany」は、誰かと一緒に行動することを指します。
社長は私たちと出張に同行します
「accompany」には、同等な立場で一緒に行動する、または、誰かのお世話をしたり、サポートしたりするニュアンスが含まれます。
Go with
「go with」も同行する意味で使われます。もっとも日常的な表現で、特に特別な意味合いはなく、単に一緒に移動することを表します。
一緒に行くよ
「go with」はカジュアルないい方 で、友人との会話などでよく使われます。
追いかける
「追いかける」を英語にするとき使えるのが、「follow」「chase」「pursue」といった単語です。これらの単語はどれも「追いかける」という共通の意味を持ちますが、ニュアンスや状況によって使い分ける必要があります。
微妙なニュアンスの違いはこちらです。
Chase:捕まえようと、活発に追いかける
Pursue:目標に向かって熱心に追いかける
Follow
「追いかける」として「follow」を使うときは、物事や人物を追跡することを意味します。特に、以下のように行動や、動きを目で追う場合に使われます。
彼はその車を追い、どこに行くのかを見るためについていった
ここでの追跡は、あくまでも後に続くというニュアンスになります。
Chase
「chase」は、激しく追いかけることを意味し、通常は速度や努力を伴います。
警察が泥棒を追いかけている
「chase」には、活発で、目標を捕まえようとする積極的な行動を表すニュアンスが含まれます。
Pursue
「pursue」は、目標や夢を追いかける場合によく使われます。通常は、以下のように抽象的な目標や理想を追求する場合に使う単語です。
彼女はシェフになるという夢を追い求めています
「pursue」には、より計画的で、長期的目標に向かって努力するというニュアンスが強く含まれます。
まとめ
「follow」は、英語学習で最初に習う単語のひとつですが、文脈によって大きく意味が変わることを説明しました。基本的には 「後を追う」 や 「従う」 を意味しますが、「追跡する」「同行する」「追いかける」など、さまざまなニュアンスを表します。
また、「follow」と似た意味で使われる関連語として以下を紹介しました。
規則や指示に従う場合:follow
追跡する場合:follow, track, trace
同行する場合:accompany, go with
目標を追いかける場合:pursue
これらの表現を適切に使い分けることで、より豊かで正確な英語表現が可能になります。日常会話や文章で積極的に使用しながら、練習を重ねて、自然な英語表現を身につけてください。
◇経歴(英語関連の経歴)
日本の大手英会話スクール講師
オーストラリアで現地ツアーガイド
マレーシアの日本人学校で英会話講師
マレーシアの現地企業にて正社員勤務
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
留学→アメリカ、イギリス、オーストラリア
旅行→イギリス、ヨーロッパの各国、アメリカ、オーストラリア、東南アジア各国など
仕事→オーストラリア、マレーシア
◇自己紹介
Webライターの大井にいなと申します。
独身時代に留学を経験し、国際結婚を機に多民族国家のマレーシアに住んでいます。
私の子供は生まれたときから複数の言語で育ち、オーストラリアの大学に留学して就職しました。
大人になってから英語を学び始めた自分との違いを実感しています。
自身の経験から、早期の言語習得の重要性や大人になってからの英語学習で必要なことなどを、できるだけわかりやすくお伝えしたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.