こんなにある!keenの意味と使い方について紹介します!

Keen、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

今回ご紹介するのは「keen」という英語についてです。英語を勉強し始めている人からすれば聞いたことがある英単語ではあると思いますが、英語を勉強し始めてまだ日が浅い方はあまり聞き慣れない英単語かもしれません。

英語力をアップさせる1つの手段として「語彙力アップ」があります。色々な英単語を語彙力として吸収することで英語表現を正しく理解することができるため、「語彙力」アップは欠かせない手段です。

英語学習を始めたばかりだと、これまで伝えたいニュアンスを一言で伝えられずにニュアンスを説明することで相手に理解してもらっていた‥という状況は誰しもが通る道です。新しい英語表現を自分の語彙力として吸収していけば、伝えたいニュアンスを確実に相手に理解してもらえる可能性がぐんと高くなります。

今回紹介する「keen」の英語表現と使い方、そして意味を理解すると語彙力が増えるので、英会話で使えるより自然な英語表現を増やすことにもつながります。いつもと同様に、例文もいくつか合わせてご紹介しますので、参考にして自身の英語力アップを目指しましょう!

Keenの意味と使い方

まずは「keen」の意味と使い方をご紹介していきます!

Keen:鋭い、鋭利な、鋭敏な、洞察力のある、頭の切れる、厳しい、身を切るような、強烈な、激烈な、強い

和英辞書を引くと上記のような翻訳が出てきますが、そもそも「keen」は名詞・動詞・形容詞と3つの品詞を持つ少々特殊な英単語なのです。

まずは、その品詞ごとに「keen」を紐解いてみましょう。

名詞の「keen」

まずは「keen」を名詞で使う場合です。名詞の場合、「keen」の意味は以下の通り。

Keen:号泣、泣き悲しむ

名詞の「keen」を使う場合は、他の言い換えで使う場合が多いので、あまりネイティブスピーカーでも使っている方は少ないのではないでしょうか。知識として覚えておくくらいでOKです!

動詞の「keen」

続いては「keen」を動詞で使う場合です。動詞の場合、「keen」の意味は以下の通り。

Keen:泣き叫ぶ、泣き声をあげる

こちらも、名詞同様に「泣く」という意味の表現で使います。しかし、動詞の場合も「泣く」という英語表現はcryが圧倒的にポピュラーな英語表現のため、あまり使われていない印象です。こちらも知識として覚えておけばOKです!

形容詞の「keen」

次に形容詞で「keen」を使う場合です。

「keen」という単語を英語表現で使う際に、最もよく使われているのは形容詞です。「keen」の意味の中で鋭い・激しい・熱烈なに該当するのが形容詞です。

Keen:鋭い、鋭利な、鋭敏な、洞察力のある、頭の切れる、厳しい、身を切るような、強烈な、激烈な、強い

冒頭の方でも記述した意味は全て形容詞の「keen」が持つ意味となり、熱烈なという意味を持つことから、「熱中して」「熱望する」というニュアンスも含まれています。

名詞・動詞・形容詞共に「半端ない状況」であるという隠れたニュアンスを持っているのが「keen」の特徴なので、「keen」をつけることで相手にどれだけ熱い思いを持っているかを伝えることができます。

他にも、鋭いという意味から派生して、頭が切れる・頭がいいというニュアンスを「keen」を使って表現できます。

Keenのあれこれ

これまで3つの品詞の「keen」が持つ意味をご紹介しましたが、それ以外にも参考程度に知っておいてほしい「keen」の事をまとめてみました。

1.keenはブリティッシュ英語?アメリカでは違う言葉が使われている?
2.keenの発音の仕方に注意

まず1つ目のkeenはブリティッシュ英語?アメリカでは違う言葉が使われている?という点から説明していきます。

今現在、主に「keen」はイギリス英語を話す人達がよく使っているそうです。イギリスはもちろん、ブリティッシュイングリッシュをベースとされているオーストラリアも「keen」が使われているようで、筆者はオーストラリア留学経験者なのですが、言われてみれば「keen」は普通に使っていたし聞いていたかな?という感覚です。

一方でアメリカはというと、「keen」を使わないわけではありませんが、別の英語表現に言い換えているそうです。

・eager
・excited
・interested

などに置き換えて使用されているそうです。

ちなみに、形容詞のeagerには「しきりに〜したがる」「熱心な・待ちきれない様子の」といった意味を持っているので、「keen」よりも使いやすいのかもしれません。

続いて、2つ目の発音に注意について。ここで、発音記号や読み方を冒頭で利用した和英辞書から引用してみましょう。

音節:Keen
発音記号・読み方:/kíːn(米国英語), ki:n(英国英語)/
引用:https://ejje.weblio.jp/content/keen

今回の「keen」の読み方は、カタカナ読みである「キーン」が正解。よく「K」の後に「E」がくると、「ケ(ke)」の音で発音する機会が多いと思いますが、「keen」の場合は「E」を「I」と発音するので、日本人の皆さんにとって発音しやすい英単語ではないでしょうか。

I am keen to go to Australia!
私はすごくオーストラリアに行きたい!
She listened keenly to the professor's lecture.
彼女は教授の講義に熱心に耳を傾けていた。
If you're keen, give me a call.
もし興味があったら電話してね。
Sorry. I'm not keen on cars much.
ごめんなさい。あんまり車には興味がないの。
Dogs have a keen sense of smell.
犬は鋭い嗅覚を持っている。

Keenの関連表現

「keen」には2つの関連表現があります。しかも、とても頻繁に使われている英語表現なので覚えておいて損はないです。というより、むしろ「keen」を使うときはこれを使えば問題ない、とすら筆者は思います。

それが、keen to と keen onです。

英語学習を進めていくうえで、おそらく割と早くに出てくる英語表現ではないかなと思います。この2通りの使い方を知っていれば「keen」を使いこなせるので、ぜひ覚えておきましょう。それぞれ分けて紐解いて、例文もいくつか載せますので参考にしてみてくださいね!

Keen to

まずは、keen toからご紹介します。正確には、「be keen to~」という形で構築し、文章に入れ込んでいきます。

Be keen to~:~したくてたまらない・熱望する・~したがっている

和訳のように、どうしても〇〇をしたい!という熱望を表現する際に使います。熱望度の強さはwantよりも上なので、めちゃくちゃ好きで〇〇したい!といったような熱意が高い場合はkeen toを使ってみましょう!

wantが〜したいという表現に対して、keen toはもっと〜したいという表現になります。

I am keen to do more research on animals.
私は動物についてもっと研究したいと思っている。
I am so keen to go to tomorrow's show, but I don't have a ticket!
明日の公演、めちゃくちゃ行きたいんだけどチケットが無いんだよ!

keen toは否定形でも使うことができます。not keen to〜で「興味がない・〇〇するつもりがない」という表現になります。

A friend enthusiastically invited me, but I decided not to go because I am not keen on that exhibition at all.
友人が熱心に誘ってくれたが、私はその展覧会にはまったく興味がないので、行かないことにした。

Keen on

続いては、keen onです。

Be keen on~:熱心な・~に夢中になる・〇〇を熱心に好む

keen onを使う場合は、be keen on + 動詞ing(動名詞)の形で使います。動詞にingをつけ、名詞にした英単語と組み合わせることで夢中になる・熱心なという英語表現になります。

誰しも興味がある事の中にひと際、熱中している・夢中になっている事や物があると思います。その夢中になっている度合いを英語で語れるように、ぜひこのbe keen on〜を使ってみてくださいね。

He is keen on assembling plastic models.
彼はプラモデルの組み立てに熱中している。
She is not keen on seafood.
彼女は魚介類があまり好きではない。

Sharp

最後に参考としてご紹介するのが、sharpです。

「keen」の鋭いという意味には、鋭さ(頭の回転がいいという意味)を持っています。その言い換えとして、sharpを使うこともできます。

Sharp:鋭い、鋭利な、(先の)とがった、かどばった、急な、急カーブの、急勾配の、険しい、鋭角の、はっきりした

このsharpの持つ意味の中で、keenと言い換えができるのが鋭いという部分。ニュアンス的には、鋭い意見を言える・鋭い角度から意見を言う=頭のきれる人・回転がいい人というニュアンスです。

Her sharp point of view solved the problem.
彼女の鋭い視点が問題を解決した。
My supervisor makes a sharp point every time and is trusted by management.
私の上司は毎回鋭い指摘をするし、経営陣からも信頼されている。

まとめ

今回は「keen」についてご紹介してきました。「keen」単独で覚えるのではなく、会話でも使える「be keen to」と「be keen on」の2つを覚えればOK!意味もしっかり分かれているので、覚えやすいのではないでしょうか?

使い分けや使い方が難しいと思う場合は、どちらかだけでも覚えて文章に書き出してみたり、お試しに英会話でつかってみたりすると自然と身についていきます。

英語学習をしたての方で、英語レベルが自分は低いから…と思っている方もいるかとは思いますが、こうした熟語を覚えると英会話力が上がるので、ぜひどちらかだけでも覚えて実践してみてください!

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