「弱点」って英語で何て言う?弱点や急所にあたる英語表現5選

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1つの日本語の単語に、たくさんの英単語があてはまるという言葉は珍しくありませんよね。そんな言葉を英語で言いたいときは、複数の選択肢の中からどれを使えば良いのか悩むこともあるでしょう。

今回ご紹介する「弱点」も、そんな複数の英単語・英語表現があてはまる言葉のひとつ。頻繁に使われる単語だけを使っていれば良いかもしれませんが、他にも「弱点」を意味する英単語・英語表現を知っておかなければ、いざ誰かが使ったときに、理解できないかもしれません。

そこでこの記事では、「弱点」「急所」「欠点」にあたる英単語・英語表現を、日常的によく使われるものに絞って5つピックアップしてみました。例文とともに意味や使い方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

Weak point

「弱点」という言葉で一番はじめに思いつくのが、こちらの “weak point” かもしれません。日本語でも「ウィークポイント」と言うこともありますよね。英語がカタカナになって日本語として使われている単語の中には、もともとの意味とは異なる意味で使われているものもありますが、ウィークポイントに関して言えば、英語でも「弱点」という意味で通じます。

ただし、英語ではこのweak pointよりも、次にご紹介するweaknessの方が使われることが多いです。ですので、あまりこのweak pointを使いすぎると、外国人っぽい、もしくは日本人っぽい英語になってしまうため、使いすぎには注意です。

I have several weak points that I’d like to overcome.

私には克服したい弱点がいくつかあります。

He likes to criticise others’ weak points.

彼は他人の弱点を批判するのが好きだ。

Weakness

前述のとおり、実はweak pointよりも “weakness” の方が「弱点」という意味として圧倒的によく使われています。ですので、「弱点」を言い表したいときには、この言葉を使うことをおすすめします。

日常的な話し言葉でも使われますが、ビジネス上でもよく出てくる単語なので、将来英語で仕事をしたい人は使いこなせるようになっておくと良いでしょう。

たとえば、面接のときなどに自分の弱点や欠点について話すときは、このweaknessを使うのが便利です。ちなみに反対語は “strength” で、しばしばこの2つの単語は「強み」と「弱み」という意味で、セットで使われます。

It is very important to recognise your own weaknesses.

自分の弱点を認識することは非常に重要です。

In the job interview, you should talk about how you are improving your weaknesses.

面接では、自分の弱点をどのように改善しているかについて話すべきです。

Fault

次にご紹介する “fault” は「弱点」というよりも、「欠陥」「欠点」「至らない部分」「落ち度」などといったイメージの強い単語です。たとえば、機械の不良や障害などでもこの言葉が使われますが、人の性格などについて使う場合は「欠点」「至らない部分」、つまり「弱点」に近い意味となります。

ここまでご紹介した2つの単語に比べると「弱点」という意味での使い方がわかりづらいかもしれませんが、例文から感じ取ってみてください。「欠点」という意味でとらえると、わかりやすいでしょう。

Everyone has faults.

誰にでも欠点はある。

My biggest fault is that I’m too lazy and everything around me is always messy.

私の最大の欠点は、怠け者すぎて周りがいつも散らかっていることです。

Achilles heel

スペルだけを見ると気付けないかもしれませんが、この “Achilles heel” とは直訳するとアキレス腱のことです。普通にアキレス腱を指してこの言葉が使われることももちろんありますが、「弱点」という意味で使われることも多いです。

日本語だと「弱点」という意味で「弁慶の泣き所」なんて言葉があったりしますが、この弁慶の泣き所とはすねのこと。英語だとそれが「アキレス腱」なのです。

ただし、この記事でご紹介している他の「弱点」を意味する言葉とは少々ニュアンスが違います。この “Achilles heel” とは、完璧に見えるような人物、しっかりしているような人が持つちょっとした弱点を指します。つまり、自分の自己紹介で「私の弱点は〇〇です」というときには、あまり適していません。

ちなみに、アキレス腱が英語で「弱点」という意味になるのは、ギリシャ神話が由来だそう。ギリシャ神話に出てくる英雄であるアキレスの唯一の弱点がアキレス腱だったそうで、その由来もどこか弁慶の泣き所と似ていますね。

「弁慶の泣き所」はあまり日常会話では使いませんが、英語の “Achilles heel” は割と自然に使われているため、ちょっといつもとは違う表現を使ってみたいときには、ぜひ使ってみましょう。

It is difficult for me to focus on things and that is my only Achilles heel.

私は物事に集中するのが苦手で、それが唯一の弱点です。

She seems to be a perfect girl but she can’t sing. That's probably her Achilles heel.

彼女は完璧な女の子のように見えますが、歌えません。それが彼女の弱点でしょう。

Shortcoming

最後にご紹介する “shortcoming” という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんね。ですが、こちらの単語も「弱点」という意味で使われますから、覚えておくと良いでしょう。「弱点」の中でも、「欠点」「短所」というニュアンスの強い単語です。

また、人の性格や性質に関することだけではなく、物に対しても「欠点」の意味で使える単語ですから、使いこなせるようになると英会話表現の幅が広がりますね。

When he got extremely furious, his shortcomings were revealed.

彼が激怒したとき、彼の欠点が露呈した。

We don’t have to look for shortcomings in other people.

他人の欠点を探す必要はありません。

まとめ

「弱点」を言い表せる英単語・英語表現は、今回ご紹介したものの他にもまだまだあります。しかし、今回ご紹介したものを覚えておけば、日常では困ることはないはずです。

特にweaknessは非常によく使われる言葉ですから、使いこなせるようになると良いですね。他の単語や表現に関しても、日常会話の中で出てくるものですから、意味だけでも覚えておけると英語を理解する際に役立ちます。

もしも、今回ご紹介した表現を使って自分自身の弱点について語ってみたくなったら、ぜひネイティブキャンプの講師たちと練習してみてくださいね。

nativecamp.net

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