皆さん、こんにちは。今日は「許可」にまつわる英語表現をご紹介します。
日本語にも「許可」「承認」「許す」など、「〇〇しても良い」許可の英語表現はその場の状況によって使い分けると思います。同じように、「許可」を英語で表現するにはいくつもの単語が存在します。
この記事では、「許可」の英語表現について説明します。一緒に「許可」の英語での使い分けを上手になっていきましょう。
「許可」の英語表現
「許可」の意味は辞書によると、「ある行為・行動を許すこと」とあります。日常生活だけでなく、ビジネスや法律、教育など様々な場面で使われることのある言葉です。英語では、「許可する」として使える単語がいくつかあります。それでは、例文もみながら一緒に学習していきましょう。
Permission
「Permission」は許可を表す名詞です。動詞は「Permit」になります。意味は「許可」や「承認」です。特定の行動に対して正式に許可がおりた時などに使うことができます。様々な分野で使うことができるので便利です。
私たちは、このプロジェクトを進めるためにマネージャーからの許可が必要です。
私の母は、今週末私が彼女の車を使うことを許可してくれました。
Authorization
「Authorization」は「権限」や「承認」と訳せます。許可を意味する名詞です。フォーマルな場面で使うことが多いです。
私は建物に入るための公式な許可証を得た。
人々は、正式な許可なしにはその場所に入ることはできません。
Consent
契約や医療現場で医療行為を承認してもらう際に「許可」として使われる単語です。個人の同意、承認をしてもらう時に使うことができます。
手術を進めるまえに同意書を書いてください。
親からの同意書は持っていますか。
Approval
職場などでプロジェクトや提案がある際、それを認めてもらうという意味で使用することができます。計画や提案が正式に認められることを表す際に使用します。使い方を確認しましょう。
あなたのリクエストは政府より承認を受けました。
「Approval」の動詞「Approve」もよく使用されます。
あなたのプロジェクトは取締役会によって承認されました。
「Approval」は、Project approval(プロジェクトの承認)、Budget approval(予算承認)、Leave approval(休暇承認)、Contract approval(契約の承認)などと使うことができます。
Allow
ここからは「許可する」の表現に使うことのできる動詞を紹介します。
一つ目は「Allow」です。一般的に「許す」ことを説明したい場合、この単語が使われることが多いです。特定の行動または行為を認める際に使用します。
関連用語として、同じ意味で「Permit」があります。「Allow」の方が「Permit」よりもカジュアルな表現で、日常の英会話で使われるイメージです。「Permit」はそれに比べ、フォーマルなイメージなので少しお堅い言い方になります。行政や法的な意味での「許す」際に使用するのが良いでしょう。
私の会社はコロナのパンデミック後でもリモートワークを許しています。
生徒は、授業を受けている時、携帯を使用することは許可されていません。
「Allow」は規則に関する許可、学校でのルールとしての許可、親などからの許可などに使われます。また、時間や状況に余裕をもつという意味で「余裕をもつことを許可する」といったニュアンスで使われることもあります。
私たちは予期しない遅れに備えて時間に余裕をもって早くきました。
「Allow」 は物事を許可する際に使われることが多いです。とても広い範囲での「許可」として使うことができるので、どの単語よりも使いやすいと思います。
Let
「Let」はニュアンス的には「許可する」に近いのですが、使役動詞といって「させてください」や「〜させる」という意味で使われます。会話表現で使うことができ、とてもカジュアルな表現です。何か「〇〇させてほしい」という意味での「許可」を得る場合に使うことができます。
例えば、「自己紹介をさせてほしい」「私に手伝わせて欲しい」といった感覚です。「許可」の中でも少し軽い「許可」です。
リラックスしてストレスを解放してください。
私の両親は、来週のレッスンをキャンセルすることを許してくれました。
親や先生、友達、上司からの許可、自己に対しての許可として使うことができる単語です。「Let」は他社に何かを許す際に頻繁に使われます。
Admit
意味は「認める」になります。何か納得していないことに対してしぶしぶ認める際に使います。また、罪を認めるなどと使う時にもこの「admit」を使います。入学など「入る」という意味で使う場合は、「許可する」というイメージが強くなります。
「Admit」と「Allow」はどちらも「入る」という意味での「許可する」で使うことができます。しかし、「Allow」を同じ意味で使う際は、「Allow to enter」 のように「To enter」 を加える必要があるので注意してください。
警官は、入場許可証がない人には入場を許可しません。
また、「Be admitted to」で「〜することを許可される」という意味になります。これはフレーズで覚えておくと便利です。
その文学者は、特別な現場に入ることを許可された。
私の息子は東京大学に入ることを許可された。
その他の許可を表す英語
その他にも「許可」を表す英語はいくつかあります。ここでは3つの「許可」を紹介します。
Forgive
「Forgive」は、他人に何かを許してほしい時などに使うことができます。例えば、失言してしまったり、怒りを買ってしまったりする時などです。
私はあなたの過ちを許します。
私の娘は、彼のお菓子を食べた弟を許さないので、私は困っています。
Excuse
「Excuse me.」は「すみません」としてよく使われることは皆さんご存知だと思います。この「Excuse」は、元々「許す」という意味からきています。「Excuse me」も、よくよく考えれば、道に人がいて通れない時などに許しをこう意味で使うと思います。
また、間違いや礼儀のない行動をした時などにも「Excuse」を使います。「Forgive」に比べるとカジュアルな表現です。
その生徒は、事故があったので遅れたと言うことで許されました。
私の友人は、葬式のため英会話スクールを休むことを許されました。
一般的に「Excuse」は、欠席や言い訳などが許されるという意味で使われます。しかし、「Excuse」は許可よりも免除や言い訳の意味として使われる方が多いです。
Pardon
「Pardon」は通常、聞き取れなくてもう一度聞き返す時などに使う英語フレーズです。この言葉も、元々は「許す」という意味で使われています。「Forgive」や「Excuse」に比べてフォーマルな表現です。
会議中の退出をどうかお許しください。
私はあなたの過ちを許すことができません。
まとめ
いかがでしたか?「許可する」を英語でいうにはどうすればいいかについて学習しました。同じ「許可」でも、場面や状況に応じて使い分ける必要があることが分かりましたね。
許可の名詞として使われるのは「Permission」や「Authorization」などがあります。動詞としては「Permit」や「Allow」「Admit」が使用できます。海外などに留学する場合、許可を得る英語はたくさん使うと思います。
例を参考にしながら皆さんも上手に使い分けをして、相手に失礼のないよう「許可」をとってください。
◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.