私たちは、何か特定の分野に秀でている人のことを「達人」と表現することがあります。例えば、スポーツの達人、音楽の達人、剣道の達人、英語の達人など、周りを見渡すといろいろな人たちがいますね。
この記事では、そのような達人たちを英語で何と表現するのかを、例文付きで紹介します。
「達人」の英語表現
英語は、文脈によって単語が異なる役割を果たしたり、複数の意味や表現を持つことがあります。ここでは、達人という意味でよく使われる「master」という言葉の意味を説明し、どのように使うのかを学びます。
Master
「master」という言葉にはいくつかの意味があります。よく知られているものでは「権威のある人」あるいは「学士号取得後の大学院の学位」などがあります。主に、特定の技術を学んだ人たちのことを表現するときに使われます。
この記事では、日本語でいうところの「マスター=何かに非常に熟練した人」について解説します。
達人 英語|名詞として使うmaster
名詞として使う場合のmasterは、特定の能力、技術に特に長けている人という意味を持ちます。主に次の2つの構文で使用できます。ぜひまるごと覚えて使ってください。
Master of something=何かの達人
前の社長は、海外任務の達人だった。
私たちは、英語表現の達人を探す必要がある。
彼女は、海外ドラマの達人だ。
達人|勉強法
近年では、英語学習法の一つとして、海外のドラマを観る習慣を取り入れている人が増えています。ネイティブの自然な英語表現も知ることができ、とてもおすすめです。海外ドラマ英語字幕翻訳辞書なども出ているので、ぜひあなたの英語学習に役立ててください。
人気の英語達人列伝 著者の紹介はこちらです。斎藤 兆史さんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E5%85%86%E5%8F%B2
彼女が料理の達人であることは、誰もが知っている。
その著者は、学習の方法を開発する達人だ。だから彼の本はいつも売り切れだ。
達人|動詞として使うmaster
動詞として使う場合のmasterは、ある技術や言語を習得するという意味で使われます。
英語を習得するのにかかる期間は、人それぞれです。
彼女は情熱的に、ピアノの腕を極めたいと思った。
Pro
proとは、特定の分野で優れた人を指す言葉です。日本語でも高い技能を持つ人たちのことを、彼はプロだね、彼女はプロみたいだね、などと表現することがあります。
他にも、proという言葉は、何かに賛成することを指すこともありますが、多くの場合、特定の分野で優れた技術を持つ専門家、つまりその分野のプロフェッショナルを指す言葉として使われます。たとえば、スポーツ選手や音楽家など、仕事としてその分野で活躍している人たちのことです。サッカー選手、野球選手、歌手、建築家、大学教授などいろいろ思い浮かびますね。
プロのアスリートは、競技で良い成績を取るために、毎日何時間もトレーニングすることが多い。
彼女は英語学習を10年続けた後、プロ教師になることを決意した。
彼は、プロとしての責任を自覚している。
Expert
expertという言葉は、日本語では「専門家」や「達人」という意味で使われています。特定の分野で非常に高い知識や技術を持っている人を指します。たとえば、科学、音楽、スポーツなどの分野でその道に精通している人が「expert」と呼ばれます。英語では、通常、特定の技術や知識に関しての評価に対して使われることが多いです。
proと意味は似ていますが、違うところもあります。主な違いは、proは職業や活動自体に関して使う言葉であるのに対して、expertは専門の知識や技術のレベルに関して使われる言葉であるというところです。
プロであったとしても、エキスパートであるとは限らない。
達人の関連表現
私たちが誰かを「達人」と呼ぶとき、その人たちは特定の技術を持っていたり、何かの専門家だったりします。ここでは、そのような達人を表現する際に役に立つ関連表現を紹介します。
Skill
skillは、何かをうまくこなす能力のことを言います。練習や訓練によって得られることが多く、日本語でいうところの技能、スキルを表します。
彼女の明確で簡潔な記事を書く技術は、印象的だ。
新しい言語を学ぶには、継続的な努力とスキルの向上が必要である。
Expertise
expertiseは、特定の分野における深い知識や技術のことを表現します。主に、経験や研究を通じて得られることが多いです。
英文法の専門知識を持つ彼は、優秀な英語講師である。
このプロジェクトには、言語翻訳の専門知識を持つ人材が必要です。
Proficiency
proficiencyは、特定の分野における高い能力または技能のことを表現し、タスクをうまくこなす能力を示す英語です。
留学後、彼女の英語力は著しく向上した。
Mastery
masteryは、ある対象や活動において完全にコントロール可能であること、または非常に熟練していることを意味し、通常、最高レベルの専門知識を有していることを表現する言葉です。
英文学のような、複雑なトピックの習得には一生かかる。
Competence
competence は、何かを成功させる力、または効率的に行う能力、必要なスキルを持っていることを表現する英語です。
彼女の管理能力は、プロジェクトの成功を確実にした。
優れたリーダーシップには、コミュニケーション能力が不可欠である。
職人
日本語で職人というと、手に職をつけた、何かの手作業のスペシャリストである、という意味で使われることが多いですね。例えば、陶芸や漆職人、織物、大工、料理人など、伝統工芸などに従事する人々や、機械ではできないような手作業をする人たちを呼びます。
さて、そんな職人をどのように英語で表現するのかを見てみましょう。
Skilled worker
skilled workerは、専門的な訓練を受けたものという意味で、特定の分野または職業において専門知識を身に着けている人たちのことに対して使う英語表現です。
同社は、複雑な機械の設置のために熟練職人を雇った。
言語翻訳には、技能者の力が不可欠である。
この英語は、特に製造業などの技術・工業・貿易関連分野でよく使われています。
Craftsman
特定の技術に熟練した人を表現する英語ですが、特に手作業を伴うことが多いです。日本語では、それらの職人に敬意を表して「職人さん」とさん付けで呼ぶこともあります。
その職人は、細部に至るまで細心の注意を払いながら、手作業で特注家具を作り上げた。
職人になるには、何年もの献身が必要だ。
craftsmanは、木工、陶芸、美術など、細部や品質へのこだわりが重要な手作業や、創造力が必要な作業に使われることが多いです。
Handyman
家庭内の様々な修理や細かい作業に熟練した人、小作業に熟練した人を表現する英語です。
壊れた棚を直し、リビングのペンキを塗り直すために便利屋を呼んだ。
彼は素晴らしい便利屋で、基本的な電気修理も大工仕事もできる。
handymanは特に家の周り、あるいは家の中に関することで、一般的な修理やメンテナンスを幅広くこなせる人に使われることが多いです。日本語でいうところの「便利屋さん」ですね。
熟練
熟練とは、特定の技術や知識を習得し、高いレベルで実践できる能力を表現する言葉です。主に長い修行期間や経験を経て、熟練と呼ばれる域に達します。難しい作業などもいとも簡単に正確かつ効率的よくこなし、日本語では熟練者と呼ばれることもあります。
Proficient
proficientは、特定の分野において熟練している、または能力があるという意味で使われます。
彼女は、海外ドラマの字幕を英語に翻訳することに長けている。
真の英語マスターになるには、まず様々な英語表現を使いこなすことが必要である。
Adept
adeptは、実用的または技術的な仕事において熟練しているという意味で使われます。
彼は学習者要素を用いて、人々の英語力を向上させることに精通している。
その著者は、新しい英語学習法を本に取り入れることに精通している。
Virtuoso
特に芸術や技術分野において秀でている、熟練した人たちに使われます。名人芸、名人技という意味もあります。
この研究者は英語研究の分野、特に海外での言語習得の分野では名手として知られていた。
彼の指揮は、誰もが認める名人芸である。
Guru
guruは、影響力のある教師や専門家、達人という意味で使われています。本来は、インドの宗教や哲学における教師や導きを意味する言葉ですが、近年では口語でもよく使われるようになりました。特に、特定の分野で非常に高い専門性や知識を持つ人を指して「ビジネスのguru」や「テクノロジーのguru」といった形で使われています。
この大学の教授は、西洋建築の第一人者とみなされている。
彼女はテクノロジーの分野で影響力を持つguruとして知られている。
Maestro
maestroは、特に音楽や特定の技術において高い技術を持つ人たちを表し、巨匠、超一流という日本語などで表現することもあります。
その英語講師は、難しい文法概念を説明することに関しては超一流である。
英語学習の新しい方法を開発する彼の能力は、その分野において超一流という称号を得た。
指揮者は名演で、観客を魅了した。
彼女は有名な指揮者のもとで、複数年修行した。
まとめ
今回は、達人のさまざまな英語表現や英語例文を、関連用語とともに紹介しました。いかがでしたか。達人といっても職種や内容によって、それぞれに適した表現があることを学習しました。
あなたの英語力を高めるために、この記事を達人例文帳として学習に活用し、ぜひ英語を極め、英語学習の達人を目指してください。

◇留学経験
・イギリス ロンドン
・カナダ トロント
これまで、イギリス・ロンドンのWimbledon School of Englishとカナダ・トロントのiLSC Language Schoolで、文法やアカデミックライティング、国際的な社会問題、ジャーナリズムなどのコースを選択し、2年間にわたり徹底的に学びました。
これらの学びを通じて英語のスキルを高めるとともに、国際的な視野を広げる貴重な機会を得ることができました。特に、アカデミックライティングのコースでは、論理的な構成や明確な主張の展開、信頼できる証拠を基にした議論の方法を学び、映画をテーマに議論するコースでは、さまざまな文化的背景を持つクラスメイトたちと積極的に意見を交わしながら、異なる視点から物事を考える力を養いました。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
これまでに滞在した国や島:イギリス、ドイツ、スペイン、オーストリア、スイス、フランス、イタリア、インドネシア、バリ、タイ、ランカウイ、プーケット、ハワイ、グアム、サイパン、アメリカ、オーストラリア、カナダ、パンコールラウ、香港、マレーシア、シンガポール、メキシコなどです。
◇自己紹介
これまでいろんな国を旅して来て、たくさんの人々と知り合い数多くの得難い思い出があります。世界各地に友人ができ、やはり共通の言語は英語なので、今では日常的に英語を使っています。また、イギリスやカナダに滞在し、家を借りたり銀行口座を開設したり、現地の学校の申し込みをしたりした経験から、正確な英語を使う必要性を感じました。
英語のスキルでは、リスニングが得意です。また、COLLOCATIONと呼ばれる、英語の言葉が何とペアになっているかに関しての専門的なコースを取ったこともあり、皆様に少しでも有益な情報をお届けしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
◇留学への思い
これまでの留学経験を通じて、さまざまな国の人々と出会い、共通の言語として英語が必要不可欠であることを実感しました。現在では日常的に英語を使い、世界中の友人とコミュニケーションを取っています。
異なる母国語を持つ人々と円滑に意思疎通を図るためには、英語は欠かせないツールです。英語は単なる言語にとどまらず、異文化への理解や国際的な問題に対する深い洞察を得るための重要な鍵であることを強く感じています。
留学では、学業以外の思い出も、留学生活をさらに思い出深いものにしてくれました。ロンドンでは、クラスメイトとフランスやイタリアを訪れ欧州の文化を体験したり、週末にロンドンの地下鉄「チューブ」に乗りピカデリーでミュージカルを楽しんだりと、充実した時間を過ごしました。
トロントでは、ワールドカップ期間中にキャンパスのロビーに設置された大きなテレビの前で、世界中の学生たちと共に相手や自分の国の試合を応援し、にぎやかなひとときを楽しみました。
これからも、みなさんに有益な情報をお届けできるようつとめていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.