「初めて彼に会ったときの印象はどうだった?」
「印象に残る作品でした」
「同じ絵を見ても、受ける印象は人によって違う」
など、「印象」「印象に残る」という言葉は日常生活でもよく使いますよね。
では、みなさんは「印象」「印象に残る」を英語でどのように言うかご存知ですか?実は、さまざまな単語・フレーズで表現できるんです。
今回の記事では、「印象」「印象に残る」を意味するいくつかの英語表現をご紹介します。
またあわせて、印象に残ったときに「素晴らしい!」「感動した!」と言いたい場合で使える単語もご紹介します。それぞれ例文とともにわかりやすく解説しますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
印象 英語表現
それではさっそく、「印象」の英語表現をいくつかご紹介していきます。
Impression
「Impression」は「印象」を表すもっとも一般的な単語です。「心に残るイメージ・感覚」といったニュアンスがあります。「影響・感銘」「〜という感じ・気持ち・感想」という意味もあります。
なお、「impression」は可算名詞ですので、単数形は「an impression」となります。「印象」というと数えられないイメージがありますが、可算名詞であること、そして母音から始まる単語のため冠詞は「a」ではなく「an」になることに注意しましょう。
良い印象は「good impression」、悪い印象は「bad impression」と言います。
例文
(エミリーの第一印象はどうでしたか?)
(生徒たちは手に負えないというのが一般的な印象でした。)
(彼女の第一印象は、いい人だな、というものでした。)
(東京の印象を教えてください。)
(彼は自分が怖がっているという印象を与えたくありませんでした。)
Perception
「Perception」は「認知、認識、感知、知覚力、物の見方、印象、理解、考え方」といった意味があります。「Impression」が瞬間的な印象を指すことに比べて、「Perception」はより長いスパンでの印象、広範囲の見方・感じ方を表します。例文
(税金が無駄に使われているという一般的な印象があります。)
(この記事と写真は、人々の貧困に対する印象に影響を与えるでしょう。)
(首相は国民の政府に対する印象を変えなければなりません。)
Image
「Image」には「(実物から受ける)イメージ、印象、心証」という意味があります。視覚的な印象について話すときに使われます。企業イメージなどを表現する際にも使われます。例文
(その会社は世間の印象を向上させようとしています。)
(タバコ産業に対してどのような印象を持っていますか?)
印象に残る 英語表現
「印象」という言葉は、単体で使うこともありますが、「印象に残る」というフレーズで使うことも多いですよね。ここからは、「印象に残る」を意味する英語表現・単語をご紹介していきます。Leave an impression
日本語の「印象に残る」からも想像しやすいフレーズが「Leave an impression」です。「Leave」は「残す」という意味があります。
例文
(最も印象に残ったのはロンドン塔です。)
(その絵は印象に残りました。)
(金閣寺をこの目で見たことは、私の印象に強く残っています。)
(彼のスピーチが一番印象に残りました。)
Memorable
「Memorable」は「記憶すべき、忘れられない、忘れがたい、記憶に残る」という意味があり、基本的に良いニュアンスで使われます。実は「Leave an impression」よりも、「Memorable」や次にご紹介する「Unforgettable」の方が日常的に使われています。例文
(それはこの映画で最も印象に残るセリフでした。)
(彼の優雅な身のこなしが印象的だった。)
(それは印象に残るパフォーマンスでした。)
Unforgettable
何か特別な体験などに対して、「忘れられない、強く印象に残っている」と言いたいときにぴったりの単語が「Unforgettable」です。「un-」は「反対・否定・無」を意味する接頭辞です。「Forgettable」は「忘れられがちな、忘れられやすい」という意味があります。例文
(それは印象に残る出来事でした。)
(その写真は印象に残る一日を物語っています。)
(富士山を訪れることは忘れられない体験になるでしょう。)
Striking
「Striking」は「目立つ、著しい、印象的な、はっとするような、際立った」という意味があります。インパクトが大きいもの、視覚的に目立つものなどに対して「印象深い・印象に残る」と言いたいときによく使われます。例文
(それは最も視覚的に印象的なパフォーマンスだった。)
(私はこの学校の印象的なデザインが好きです。)
素晴らしい・感動した 英語表現
何かが印象に残ったとき、「素晴らしい・感動した」と言いたいこともありますよね。ここからは、そんなときに使える便利な単語をご紹介していきます。
Impressed
「Impressed」は形容詞で「感心して・感銘を受けて・感動して」という意味があります。人の感情を表す際に使います。似た形容詞に「Impressive」がありますが、こちらは物や出来事を指して「印象的な」や「感動的な」と言いたいときに使います。例文
(街の新しいショッピングセンターにはとても感心しています。)
Moved
「Moved」は「心を動かされる、感動する」といった意味があります。「Impressed」よりも感情的な意味合い・ニュアンスが強いことが特徴です。
例文
(卒業式での彼のスピーチにはとても感動しました。)
Great
日本語の「素晴らしい」にぴったりの単語がGreatです。カジュアルな日常会話から、ビジネスシーンでのフォーマルな会話まで幅広い場面で使われます。例文
(彼女のプレゼンテーションは素晴らしかったです。)
印象 英語 まとめ
今回の記事では、「印象」「印象に残る」に関する英語表現をいくつかご紹介しました。また、あわせて覚えておきたい「すばらしい」「感動した」を意味する英語表現もご紹介しました。「印象」という言葉は、カジュアルな日常会話でもビジネスシーンでも意外とよく使いますよね。だからこそ、適切な英語表現を覚えておけば、いざというときにすぐに口に出すことができるでしょう。
今回ご紹介した単語・表現を自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。
また、今回学んだ「印象」「印象に残る」に関連する英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブスピーカーはどのように普段の会話で使っているのか聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!
レッスンでは、ネイティブスピーカーの講師とマンツーマンで話すことができます。
今回ご紹介した「印象」「印象に残る」を表す英語表現をさらに練習しても良いですし、最近「印象に残った」もの・ことは何か、どんなものが「印象」に残りやすいか、といったトピックで講師とディスカッションをしても良いでしょう。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.