パリの「マレ地区」とは?魅力やおすすめスポット、治安や移動のポイント【解説】

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パリには魅力的なエリアが数多くありますが、その中でも「おしゃれで歩きやすい街」として注目を集めているのがマレ地区です。石畳の小道に並ぶセレクトショップやヴィンテージショップ、感度の高いカフェやギャラリーなど、パリらしいセンスがぎゅっと詰まったエリアとして、SNSでも話題になっています。

一方で、「おしゃれだけど敷居が高そう」「実際どこを歩けばいいの?」「治安は大丈夫?」と感じている方もいるでしょう。とくに初めてのパリ旅行では、限られた時間を無駄にせずに街歩きを楽しみたいものです。

この記事では、マレ地区の基本情報から歴史、おすすめスポット、治安情報までをわかりやすく解説します。マレ地区への旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

マレ地区の基本情報|何区にある?位置とアクセス

マレ地区(Le Marais)は、パリの中心部・セーヌ川右岸に広がるエリアで、主に3区(3ème)と4区(4ème)にまたがっています。具体的には、ポンピドゥー・センターとバスティーユ広場のほぼ中間に位置しています。ルーヴル美術館やノートルダム大聖堂からも比較的近く、観光の合間に立ち寄りやすい立地です。

マレ地区へは、地下鉄(メトロ)を使うと便利です。代表的な最寄り駅は以下を参考にしてください。

  • サン・ポール駅(1号線)

  • オテル・ド・ヴィル駅(1号線・11号線)

  • シャトレ・レ・アル駅(1・4・7・11・14号線)

いずれの駅も複数路線が乗り入れているため、パリ市内の主要観光スポットからの移動がスムーズでしょう。

 

マレ地区の歴史

マレ地区の歴史は、現在のパリの街並みが形づくられていく過程と深く結びついています。もともとこの一帯は、セーヌ川の氾濫によってできた湿地帯でした。12世紀ごろになると、修道院が建てられ、騎士団や僧侶たちによって開墾が進められ、少しずつ人が住む土地へと変わっていきます。

14世紀には、フランス王シャルル5世がルーヴル宮殿を離れ、マレ地区の館に移り住んだことをきっかけに、王や貴族たちに注目されるエリアになりました。17世紀に入ると、アンリ4世によってヴォージュ広場が造られ、周辺には豪華な邸宅が次々と建設されていきます。マレ地区はパリ屈指の高級住宅街として栄え、貴族たちの社交や文化の中心地となっていきました。

しかし、フランス革命を機に貴族社会が崩れると、マレ地区は一時的に衰退。その後、20世紀に入ってから歴史的建築物を守る動きが進み、街の再生が本格化しました。現在では、美しい古い建物を残しながら、アートやファッション、トレンドが集まるエリアとして再び注目を集めています。

こうした長い歴史の積み重ねが、今のマレ地区ならではの雰囲気をつくり出しています。中世から近代、そして現代までの時間が一つの街に重なり合い、歩くだけでパリの奥深さを感じられる場所となっているのです。

 

マレ地区の魅力|町並み、トレンドの発信地、アート

マレ地区が多くの人を惹きつける理由は、「古さ」と「新しさ」が心地よく共存している点にあります。歴史ある街並みに、最先端のファッションやアート、個性的なカフェやショップが自然に溶け込み、歩くだけでパリの感性に触れられるのがこのエリアの大きな魅力です。ここからは、マレ地区を象徴する「町並み」「トレンドの発信地」「アート」という3つの視点から、その魅力を詳しくみていきましょう。

 

町並み

マレ地区の町並みは、パリの中でもとくに「歴史」と「今」の空気が自然に溶け合う独特の雰囲気を持っています。17世紀に建てられた貴族の邸宅や古い建物が今も数多く残り、石造りの外観や中庭のある建築が、街全体に重厚感と落ち着きを与えています。とくにヴォージュ広場は、赤レンガと白い石で統一された美しい景観が広がる、マレ地区を象徴する存在です。

通りを歩けば、中世の名残を感じさせる石畳の路地が続き、ゆるやかに曲がる道の先に思いがけない広場やカフェが現れることも少なくありません。観光地でありながら、どこか生活感のある静けさが漂い、ただ歩くだけでも心地よい時間が流れます。

歴史ある建物の中に、トレンド感のあるショップやカフェが自然に溶け込んでいるのもマレ地区ならでは。古い街並みと最新のファッションやカフェが共存する様子は、まさに「今のパリ」を象徴する光景です。街全体がひとつの風景として完成しており、散策するだけで写真を撮りたくなる場面に次々と出会えるでしょう。

 

トレンドの発信地

マレ地区は、パリの中でもとくに感度の高いトレンドが集まるエリアとして知られています。大手ブランドが並ぶ通りとは異なり、この一帯に多いのは個性豊かな独立系ブティックやデザイナーのショップ。

最新のファッションはもちろん、ライフスタイル雑貨やインテリア、アート性の高いアイテムなど、ここでしか出会えないものが並びます。流行を追いながらも、自分らしいスタイルを楽しむパリジャン・パリジェンヌの空気を、街そのものから感じ取れるのが魅力です。

  • また、マレ地区は多様な文化が自然に混ざり合う場所でもあります。ユダヤ人街としての歴史をもつ通りや、LGBTQ+カルチャーが根づくエリアなど、背景の異なる文化が共存。自由で開かれた空気が、新しい表現やカルチャーを生み出し続ける土壌となり、マレ地区を常に刺激的な存在にしています。

さらに、トレンドを語るうえで欠かせないのがカフェやグルメの存在です。センスのよいカフェやビストロが点在し、食のトレンドもこのエリアから広がっていきます。気取らず入れる店から話題の新店まで幅広く揃っており、街歩きの合間に立ち寄るだけでも「今のパリ」を味わうことができます。

 

アート

マレ地区は、多彩なアートに触れられる、パリ屈指のアートエリアとしても知られています。格式ある歴史的建物の中に美術館やギャラリーが点在し、クラシックから現代アートまで、幅広い作品に出会えるのが大きな魅力です。

マレ地区を代表する主な美術館は、次のとおりです。

・ピカソ美術館:ピカソの絵画や彫刻、スケッチなど約5,000点もの作品を所蔵しており、ひとりの芸術家の歩みをじっくりとたどることができます。

・カルナヴァレ美術館:パリの歴史そのものをテーマにした展示が行われており、街歩きとあわせて訪れることで、マレ地区への理解がより深まります。

・ユダヤ美術歴史博物館:ユダヤ文化や歴史に触れることができ、マレ地区が持つ多様な文化的背景を感じられるスポットです。

さらにマレ地区には、世界的に知られる現代アートギャラリーも数多く集まっています。国内外のアーティストによる最新の作品が紹介されており、気軽に最先端のアートに触れられるのも魅力です。敷居が高く感じられがちな現代アートも、マレ地区では街歩きの延長として自然に楽しめるでしょう。

また、通りを歩いていると、建物の壁や路地に描かれたストリートアートに出会うことも。ギャラリーや美術館だけでなく、街そのものがアートの舞台になっているような感覚を味わえるのも、マレ地区の魅力です。

 

マレ地区のおすすめスポット

マレ地区には、歴史・アート・グルメ・街歩きの楽しさがぎゅっと詰まった見どころが集中しています。徒歩で効率よく回れる距離感に名所が点在しているため、短時間の散策でも満足度が高いのが特徴です。ここでは、マレ地区でとくにおすすめのスポットを厳選してご紹介します。

 

ヴォージュ広場

ヴォージュ広場は、パリ最古の計画的に造られた広場として知られ、マレ地区を象徴する存在です。赤レンガと白い石で統一された建物に四方を囲まれた、整った美しい風景が広がります。

芝生やベンチもあり、春から秋にかけては地元の人がのんびりと過ごす憩いの場になります。広場の一角には文豪ヴィクトル・ユーゴーの旧居もあり、文学好きにも人気のスポットです。

 

ピカソ美術館

ピカソ美術館は、ピカソの絵画や彫刻、スケッチなど約5,000点におよぶ作品を収蔵する美術館です。展示内容だけでなく、17世紀の邸宅を利用した建物そのものの美しさも見どころのひとつです。

 

カルナヴァレ美術館

カルナヴァレ美術館は、パリの歴史に特化した市立博物館です。先史時代から現代までのパリの歩みが、絵画や調度品、模型などを通して紹介されています。建物自体も歴史的価値の高い邸宅で、展示とあわせて優雅な空間も楽しめます。街歩きとセットで訪れると、マレ地区の背景がより深く理解できるでしょう。

 

マルシェ・デ・ザンファン・ルージュ

マルシェ・デ・ザンファン・ルージュは、パリ最古の屋根付き市場として知られています。市場内には、フランス料理だけでなく、中東、アジア、アフリカなど国際色豊かな惣菜店や軽食スタンドが並び、食べ歩きが楽しめます。地元民の台所としても親しまれており、観光客とパリの日常が交差する活気あるスポットです。

 

サン・ポール・サン・ルイ教会

サン・ポール・サン・ルイ教会は、マレ地区を代表するバロック様式の美しい教会です。外観の荘厳さに加え、内部の装飾やステンドグラスも見ごたえたっぷりです。観光客が比較的少なく、落ち着いて見学できるのも魅力です。

 

ロジエ通り

ロジエ通りは、マレ地区のユダヤ人街の中心となる通りで、活気あふれるグルメスポットとしても知られています。とくに有名なのがファラフェルの専門店で、行列ができることも珍しくありません。カジュアルに食事を楽しみたいときや、街歩きの合間のランチにもぴったりのエリアです。

 

ポンピドゥーセンター

ポンピドゥーセンターは、マレ地区の西側に位置する現代アートの拠点です。外にむき出しになった配管が印象的な建築デザインは、パリでもひときわ個性的な存在です。館内では、近現代美術を中心とした展示が楽しめます。また、上階の展望スペースからパリの街並みを一望するのもおすすめです。

 

マレ地区のグルメ・お土産


マレ地区は、アートや歴史だけでなく、グルメやショッピングを楽しめるエリアとしても高い人気を誇ります。パリらしいカフェや話題のレストラン、ここでしか出会えない個性的なお土産店が集まり、散策の合間に立ち寄る楽しみも尽きません。ここでは、マレ地区を訪れたら外せないおすすめのグルメとお土産を紹介します。

 

グルメ

マレ地区は、多国籍料理を気軽に楽しめるグルメエリアとして知られています。中でも名物として親しまれているのが、ひよこ豆を使った中東風コロッケをピタパンに挟んだファラフェルです。手軽に食べ歩きができ、観光の合間の軽食にも向いています。

また、そば粉を使ったフランスの伝統的なガレットや、甘いデザートクレープも人気があり、食事からカフェタイムまで幅広く楽しめます。ジューシーなハンバーガーや、やさしい味わいのベトナム料理なども揃っており、その日の気分に合わせて多彩なジャンルの食事を選べるのが魅力です。

さらに、歴史ある屋根付き市場では、新鮮な食材や多国籍料理が集まり、食べ歩きをしながらマレ地区の食文化を体感できます。

 

お土産

マレ地区には、デザイン性の高い雑貨やファッションアイテムを扱うショップが多く、お土産探しにも最適なエリアです。モダンで洗練されたインテリア雑貨や、パリらしいセンスを感じる小物類など、見ているだけでも楽しめます。

フランス文化をテーマにしたアイテムや、アート性の高い雑貨も充実しており、ほかでは見つからない個性的なお土産に出会える点も魅力です。加えて、パリのスイーツや焼き菓子、せっけんなどの日用品も人気があり、自分用にも贈り物用にもおすすめです。

 

マレ地区の歩き方・治安と移動のポイント

マレ地区は、歴史ある街並みとトレンドが融合した、散策にぴったりのエリアです。路地裏まで歩いて楽しめる一方で、観光地ならではの注意点もあります。ここでは、初めて訪れる方でも安心して楽しめるように、歩き方のコツや治安、移動のポイントを解説します。

 

マレ地区の歩き方

マレ地区は狭い路地が多く、目的地を決めすぎずに歩くのも楽しみ方のひとつです。主要スポットをつなぐ形でルートをゆるやかに決めておくと、迷いにくく効率よく回れます。散策をより快適に楽しむために、次のポイントも意識しておくと安心です。

・美術館や広場などを起点にし、そこから周辺の路地へ足をのばす
・朝や夕方など比較的人の少ない時間帯を選ぶと、落ち着いて歩ける
・石畳が多いため、歩きやすい靴を選ぶ
・おしゃれなエリアのため、カジュアルでも清潔感のある服装がおすすめ

 

治安について

マレ地区はパリの中でも比較的治安が良いエリアです。とはいえ、観光客が多いため軽犯罪への注意は必要です。散策時は、以下を意識しましょう。

・混雑する通りやテラス席では、スリに注意する
・スマートフォンや財布はバッグの奥に入れ、常に意識して管理する
・夜間は明るく人通りのある道を選ぶ
・人気の少ない路地や公園の近道は避ける

基本的な防犯意識を持って行動すれば、過度に不安になる必要はありません。

 

移動のポイント

マレ地区は徒歩での移動が最も楽しめるエリアです。主要観光スポットへ移動する際のポイントは、以下のとおりです。

・地下鉄を利用すれば、周辺エリアからのアクセスも良好
・地区内は徒歩移動が中心で、散策しながら観光できる
・自転車シェアリングを使えば、少し離れたエリアへの移動もスムーズ

無理に交通機関を使わず、歩ける範囲をじっくり巡ることで、マレ地区らしい雰囲気をより深く味わえるでしょう。

 

まとめ

マレ地区は、歴史ある町並みと最先端のトレンド、そしてアートやグルメが融合した、魅力あふれるエリアです。ヴォージュ広場や美術館巡り、個性豊かなショップや市場の散策など、歩いているだけでも多彩な表情に出会えます。治安も比較的安定しており、徒歩を中心に無理なく観光を楽しめるのも大きな魅力です。

カフェやレストラン、ショップでのやり取りを通して、現地の人との交流を楽しめるのも、マレ地区観光の魅力のひとつです。少しでも英語が話せるだけで、注文や買い物がスムーズになり、旅の楽しさはさらに広がります。旅行に備えて英語に自信をつけたい方には、オンライン英会話の「ネイティブキャンプ」がおすすめ。予約不要・回数無制限だから、旅の直前でも好きなタイミングで何度でも練習できますよ!

ぜひこの機会にスタートしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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