【マドレーヌ島】カナダのアザラシウォッチング!時期・場所・ツアーを徹底解説

カナダ・マドレーヌ島で泳ぐアザラシの様子、アザラシウォッチングの見どころや楽しみ方を徹底解説する記事のサムネイル、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

真っ白で、ふわふわの赤ちゃんアザラシの写真を見たことはありませんか?あの「ゴマちゃん」のモデルと言われているのが、タテゴトアザラシの赤ちゃんです。北米の壮大な冬の銀世界の中で、ほんのわずかな期間しか会えない特別な存在です。

この記事では、そんなタテゴトアザラシの赤ちゃんに会える時期や場所、アザラシウォッチングツアーについてご紹介します。流氷の上で、ふわふわの天使に出会う瞬間を思い浮かべながら、読み進めてみてくださいね。

カナダ・マドレーヌ島のアザラシ観光とは?

カナダのマドレーヌ島は、ケベック州にあるセントローレンス湾の中に浮かんでいます。ここは、夏の避暑地として有名ですが、冬の間はアザラシ観光の拠点として注目されています。

【2週間限定】真っ白な赤ちゃんに会える奇跡の体験

タテゴトアザラシの赤ちゃんが、真っ白な毛に包まれた姿で見られるのは、生後およそ2週間ほど。この短い期間にしか出会えないことから、アザラシウォッチングは「奇跡の体験」ともいわれています。

タテゴトアザラシは、2月下旬ごろになると、北大西洋や北極圏周辺から、数十万頭規模で流氷に乗ってセントローレンス湾へ集まり、出産と子育てを行ったあと、再び北へ戻ります。この限られたタイミングと自然条件が重なったときだけ、真っ白な赤ちゃんアザラシに出会うことができるのです。

なお、タテゴトアザラシは成長すると、オスの体に竪琴(楽器のハープ)のような黒い縦模様が現れることから、その名で呼ばれています。

聖地マドレーヌ島:流氷の上で過ごす特別なひと時

出産から子育ての時期、セントローレンス湾に広がる流氷の上では、赤ちゃんアザラシの愛らしい姿を見ることができます。生後間もない赤ちゃんアザラシは、お母さんアザラシのそばで寄り添うように過ごします。

生まれたばかりの赤ちゃんは真っ白な毛に包まれていますが、生後1週間ほどはお母さんアザラシの羊水の色が残り、少し黄色がかった状態です。2週間目になるとその色が抜け、純白の姿に

しかし3週間目にはグレーの毛が生え始めるため、真っ白な姿を見られるのは、生後わずか2週間ほどに限られます。

この貴重な時期に、マドレーヌ島を訪れ、さらに天候に恵まれて流氷に上陸できた人だけが体験できるのが、アザラシウォッチングです。

野生動物を守るために!観光時のルールとマナー

タテゴトアザラシの出産から子育ての時期には、カナダでは政府の管理下で、商業的なアザラシ猟が合法とされてきた歴史があります。

この猟の方法については、海外では「搏殺(はくさつ)」と呼ばれることもあり、国際的に議論の対象となってきました。

現在、多くの国や地域では、タテゴトアザラシの商用利用を目的として作られた製品の輸入を制限する動きが広がっています。

ただ、現地の方々にとってアザラシ猟は、古くから続く大切な「伝統文化」であり、生活を支える糧という側面があるのもまた事実です。

私たちには計り知れない、その土地の暮らしがあることも理解しなくてはいけません。

こうした背景を踏まえたうえで、観光としてこの地を訪れる私たちに求められるのは、野生動物への配慮です。私たちは、野生動物の繁殖時期の貴重な時期を見せてもらうのですから、ストレスの多い赤ちゃんの子育て時期ということを理解し、アザラシを刺激しないように、優しい行動を取っていきましょう。

注意点


アザラシとは距離を取る。
(カナダの法律※海洋哺乳類保護規則で義務つけられています)
大きな声で刺激しない。
(お母さんアザラシは子育て中の為とても敏感になっています)
餌をやらない。 絶対に赤ちゃんアザラシに触らない。
(人間の匂いがつくとお母さんアザラシが育児を放棄します)

アザラシには触ることはできませんし、距離を取ることを義務つけられていますが、ここを訪れた方のコメントには、「距離をとりつつ流氷に横たわっていると赤ちゃんが近づいてきた」というものもあります。どこまで大丈夫なのかは、同行してくれるガイドの指示を受けながら、近づきすぎない中で、感動の体験を楽しんでくださいね。

【ベストシーズン】アザラシに会える時期と場所

このかわいいタテゴトアザラシの赤ちゃんに会えるベストタイミングについて、その時期場所について紹介します。

【2月下旬〜3月上旬】一生に一度の絶景に出会う時期

タテゴトアザラシの赤ちゃんに会えるツアーの解禁日は、毎年3月1日前後から2週間から3週間という非常に短い期間になります。近年では、流氷が少ないまたは、ヘリコプターが着陸できるほど流氷が厚くならないなどでツアーが中止される可能性も十分にあります。

解禁になった3月上旬を目指す方が、一生に一度の絶景に出会う確率が上がりそうです。

近年は氷の不安定さにより、公式なアザラシウォッチングツアーが実施できない年が続いています。2022年から2025年にかけては、気象条件の影響により、公式なツアーの催行や販売が見送られる年が続きました。

2026年のツアーについては、2026年1月現在、公式な発表は行われていません。2026年のツアーを検討されている方は、渡航前に現地の最新情報を必ず確認してみてくださいね。

開催場所:ケベック州マドレーヌ島の流氷エリア

タテゴトアザラシの赤ちゃんを見るツアーの開催場所は、流氷の上。マドレーヌ島の島内にあるホテルからヘリコプターでセントローレンス湾内に向かいます。

ヘリコプターの上空からアザラシを探しつつ、ヘリコプターが降りられる流氷を見つけ着陸し、氷上でアザラシの子育てを観察するツアーになります。

天候に左右される?催行率を高めるための滞在日数

このタテゴトアザラシの赤ちゃんを見に行くツアーは、何よりも天候に左右されます。冬は特に悪天候になりやすいので、視界が悪くヘリコプターが飛べない日もあります。

そのような場合のために、滞在日数は、日程に余裕を持たせておくことをお勧めします。それでも、天候が回復しないままで滞在日数がすぎてしまうこともあるかもしれません。

アザラシウォッチングは、天候に左右される自然体験型のアクティビティであることを理解しておきましょう。

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アザラシウォッチングツアーの予約方法と準備

ヘリコプターで行くアザラシを見る氷上ツアーへの予約方法準備について説明しますね。

旅行について考え始める時期は、前年の夏(7月〜8月頃)です。この頃には、翌シーズンの予約が開始されます。様々なパッケージがありますが、期間限定になりますので、予約もすぐ埋まってしまうかもしれません。2027年を狙うなら、2026年の夏頃から予定を立て始めましょう!

ヘリコプターで行く!氷上ツアーの予約と流れ

このツアーは、ヘリコプターを利用するのが一般的です。ヘリコプターは、ホテルごとに所有していることがほとんどで、ホテルとツアーがセットになった「3泊4日」のパッケージプランが一般的です。ここにヘリコプターの搭乗回数に応じたプランが組まれています。

マドレーヌ島のツアーは、ほとんどがホテル「シャトー・マドリノー」で宿泊(3〜4泊)、ツアーのパッケージに含まれるサービスは以下の通りです。

パッケージに含まれるもの

宿泊: シャトー・マドリノー(マドレーヌ島の拠点ホテル) 食事: 朝・昼・夕の3食(ケベックの地元料理) 移動: 空港からホテルへの送迎、および氷上へのヘリコプター移動 装備: 極寒服のレンタル 教育: プロの自然ガイドによる事前レクチャー

シャトー・マドリノー( Château Madelinot)のホテルのHPはこちらです。 https://www.hotelsaccents.com/en

実は、2024年末に衝撃的なニュースがありました。

約40年にわたりツアーを主催してきた「シャトー・マドリノー」ですが、「気候変動による氷の不安定を理由に、アザラシウォッチング事業のマーケティングと積極的な運営を終了するという意向を発表しています。

その記事はこちらで見ることができます。

「ホテル『シャトー・マドリノー』は現在も宿泊予約を受け付けていますが、以前のような公式なアザラシツアー・パッケージの販売は休止中です。2026年の開催を知りたい場合は、現地の最新情報をホテルへ直接問い合わせるといいかもしれません。

【服装・装備】マイナス20度に対応する防寒対策

マドレーヌ島の氷の上に降り立つとき「Mustang(ムスタング)サバイバルスーツ」を着用します。これは、実はプロの漁師さんやレスキュー隊も使う防寒つなぎです。これを着れば、マイナス20度の世界でも驚くほど寒くないのです!

ムスタングスーツの特徴

上下つながった「つなぎ」の厚手のスーツなので、隙間風が一切入りません。 万が一、氷が割れて海に落ちてもプカプカ浮く特殊な素材。 このスーツは、現地(シャトー・マドリノーなど)で無料で貸し出してくれるのが一般的。日本から持参する必要はありません!

ムスタングスーツの中には何を着ればいいの?

ネットでは、「流氷ウォークの際はドライスーツだから薄着で」という情報もありますが、アザラシウォッチングは氷の上で止まって観察することが多いので、用意するものを間違えないようにしましょう。

1.スーツは洋服の上から着用します。薄着になる必要はありませんが、モコモコしすぎるダウンジャケットだと、上からスーツが着られなくなるので注意!

2.おすすめの服装はスキーの時のスキーウエアの下に着る服装です。
下着: 厚手のヒートテック(発熱・保温素材のインナー)など。
中間: フリースやセーター。
ボトムス: スウェットやアウトドア用の暖かく動きやすいパンツなど)。

3.厚手の靴下と手袋は必須です。できれば手袋は防水タイプを用意しましょう。

4.専用のスノーブーツについても、ホテルからの貸し出し(レンタル)があるかどうか、事前に確認しておきましょう。

☆わたしからのアドバイス
雪山でもそうですが、寒さ対策は念には念をお勧めします。「貼るカイロ」をお腹と背中に仕込んでおきましょう。

日本からのアクセス:マドレーヌ島への行き方ガイド

「真っ白な天使」が待つマドレーヌ島は、カナダの中でもかなり東の端っこです。カナダ東部の大きな街を経由するのが一般的です。

1. まずは日本から、以下のいずれかの国際空港を目指します。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港(YUL)
日本からのメインルートです。成田空港(NRT)からエア・カナダの直行便が出ており、約12〜13時間で到着します。

ケベック・ジャン・ルサージ国際空港(YQB)
「世界遺産の街」ケベックシティの空港です。日本からの直行便はないため、トロント(ピアソン国際空港)などで乗り継いで向かいます。

2. 国内線で「マドレーヌ島空港(YGR)」へ

モントリオールやケベックシティに到着したら、さらに小さな飛行機(プロペラ機など)に乗り換えて、島にあるマドレーヌ島空港(正式名:イレス=ド=ラ=マドレーヌ空港)へ向かいます。

主な航空会社 パスカン航空(Pascan Aviation)やエア・カナダ(Air Canada Express)が運航しています。
フライト時間 モントリオールから約2時間、ケベックシティから約1時間半ほどです。

3. 空港からホテル「シャトー・マドリノー」へ

空港に到着したら、ホテルの方からのお迎えがあります。ホテルの方に事前に確認しておきましょう。

☆私からのアドバイス
冬のフライトは雪で遅れることも珍しくないので、雪で遅延になった場合など、すぐにホテルや次のフライトに連絡できる準備をしておきましょう!

アザラシウォッチングだけでなく、冬のカナダには他にも魅力がいっぱいあります。「もっと現地のリアルな旅事情を知りたい!」という方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

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冬はカナダでアザラシに会う旅へ

「真っ白な天使」に会えるチャンスは、今や本当に限られた貴重なものになりました。アザラシを取り巻く厳しい実態や、気候変動によるツアーの難しさなど色々とお話ししてきましたが、それでもやっぱり、あのふわふわの赤ちゃんを目の前にした時の感動は何にも代えがたいものです。

是非この記事を参考に、現地の情報をチェックしながら、ツアーの再開を待ってみてくださいね。

天候に恵まれ、真っ白な流氷の上で、可愛らしいアザラシと心を通わせる最高の時間を手に入れられるよう、心から応援しています!

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