
空港は「移動の拠点」という役割だけでなく、旅のワクワクを高めてくれる特別な空間でもあります。
とくにレストランやショップが充実している空港は、乗り継ぎの待ち時間さえも楽しみに変えてくれる存在。
世界中には、空港内を散策するだけで気分が上がる空港が増えています。
今回は、旅の途中や乗り換えの際も退屈せずに過ごせる、魅力的な空港をまとめて紹介します。
- 2025年世界のベスト空港(World’s Best Airport 2025)トップ3
- 日本のその他の空港(成田・関空)の順位は?
- 飲食店が充実している空港
- Wi-Fiが速い空港
- ショップ・免税店が充実している空港
- まとめ
2025年世界のベスト空港(World’s Best Airport 2025)トップ3
海外旅行に行く際、現地の情報や観光地については念入りに調べても、空港を事前にリサーチする方は少ないかもしれません。
ですが経由地としてスルーしがちな空港も、調べてみると実はかなり奥深く、魅力的な設備やサービスが整っているんです!
チャンギ国際空港(シンガポール)
世界的に評価の高いチャンギ国際空港は、「空港で過ごす時間そのものが楽しい」と言われるほど設備が充実しています。
世界空港ランキングでは常に上位をキープし、快適さや利便性の面で何度も世界一を獲得してきました。
利用客が退屈しないように設計された空間づくりが特徴で、無料で使える施設の多さに驚く旅行者も少なくありません。
ターミナル内には仮眠スペースや映画館、巨大な滑り台、マッサージチェアなどが点在し、乗り継ぎまでの時間も飽きずに過ごせます。
2019年には複合施設「ジュエル(Jewel)」がオープンし、ショップやレストランに加えて、屋内では世界最大級の人工滝「レイン・ボルテックス」が話題に。
空港というよりも一つの観光地として訪れる人も多い場所です。また、利用者がストレスなく移動できるよう、ターミナル間はスカイトレインや徒歩で簡単に移動可能。
シンガポール航空は主にターミナル3、ANAはターミナル2、JALはターミナル1からの発着が中心ですが、制限エリアに入った後はターミナルをまたいで楽しめる自由度が魅力です。
チャンギ空港の大きな特徴が、出発時の動線。
多くの空港では出国審査後にすぐ手荷物検査を受けますが、ここでは搭乗ゲート前でセキュリティチェックが行われます。ゲートによっては混み合うこともあるため、搭乗開始ギリギリに向かうと慌てる可能性も。
余裕をもった移動がおすすめです。
乗り継ぎ利用者にとっても使いやすく、到着後すぐにショッピングや食事を楽しめる構造になっていることから、「トランジットのしやすさ」でも高い評価を得ています。
空港を「移動のための場所」だけで終わらせない工夫が、世界トップクラスの評価につながっています。
ハマド空港(カタール/ドーハ)
カタールの首都ドーハに位置するハマド国際空港は、2014年に開港した比較的新しい国際空港です。
カタール航空の主要ハブとして機能し、世界160以上の都市と結ばれています。
開港から10年ほどで年間5000万人規模の利用者を扱う空港へと成長し、「5つ星空港」にも認定されるなど、世界的な評価も年々上昇しています。
ターミナルは広々としていて、近未来的なデザインが特徴です。
美術館のようにアート作品が点在しており、中でも高さ7メートルほどの巨大なテディベアのオブジェは記念撮影スポットとして人気。
空港での時間を「待ち時間」ではなく、「体験」として楽しめる工夫が随所にあります。
設備面では、無料のマッサージチェア、子ども向けプレイエリア、自由に利用できるデスクトップPCなど、長時間のトランジットでも困らない環境が整っています。
乗り継ぎが多い中東の空港の中でも特に快適性が高く、「中継地点として使いやすい空港」として旅行者から支持されています。
利用者の多くが気になるのが空港の広さですが、案内表示がわかりやすく、動線もシンプル。初めての旅行者でも迷いにくい構造になっています。
乗り継ぎ便のゲート移動に時間がかかる場合もありますが、ターミナル内はメンテナンスが行き届いており清潔な印象です。
ドーハ市内への移動も簡単で、空港直結のメトロ(レッドライン)が便利。 約30〜40分で中心部にアクセスでき、料金も手頃です。
タクシーや配車アプリも充実しており、到着直後からスムーズに移動できます。
近代的な設備と中東らしい豪華さをあわせ持つハマド空港は、「空港そのものが旅行の楽しみになる場所」と言っても過言ではありません。
長い乗り継ぎでも快適に過ごしたい人や、初めて中東を訪れる旅行者にとっても使いやすい空港です。
羽田空港(日本/東京)
日本の玄関口として知られる羽田空港は、2025年のランキングでも世界トップクラスの評価を獲得しています。
アクセスの良さや運航の安定性、サービス水準の高さなど総合的に評価され、近年は国際線の利用者も着実に増加。
年間の旅客数が7,000万人を超える規模ながら、動線が分かりやすくストレスの少ない空港として旅慣れた利用者からも支持されています。
特に高い評価を受けているのが「清潔さ」と「快適性」。
空港を利用した旅行者を対象とした国際評価では、清掃の行き届いたターミナルや混雑しにくい施設配置が高く評価され、2025年も複数部門で1位を獲得しています。
日本らしい丁寧なサービスや治安の良さも安心材料として挙げられ、初めて海外に出る旅行者にもおすすめできる空港です。
また、羽田空港は国内外の路線を効率よく乗り継げる点も強み。国内線と国際線の移動がスムーズで、乗り継ぎ時間の短縮や迷いにくい案内表示が旅の負担を軽減してくれます。
国際線エリアの拡張や増便により、今後はアジアや欧米とのネットワークもさらに強化される見込みで、利便性はますます高まりそうです。
加えて、ターミナル内の過ごしやすさも魅力の一つ。
展望デッキからは滑走路一面を見渡せ、天気が良ければ富士山が見える日も。 飛行機を眺めながらゆっくりできる空港は意外と少なく、羽田空港ならではの特別な体験といえます。
日本が誇る清潔さ・安全性・快適性を兼ね備えた羽田空港は、初めての旅行からビジネス利用まで幅広いニーズを満たしてくれる存在。
国際的な評価が年々高まる中、今後のさらなる発展にも注目したい空港です。
日本のその他の空港(成田・関空)の順位は?

2025年の世界空港ランキングでは、日本の主要空港である成田空港と関西国際空港(関空)も上位に名を連ねています。
特に成田空港は総合5位に入り、羽田に続く日本の国際拠点として存在感を示しました。
空港ランキングでは最高評価の5スターを維持しており、スタッフの質を評価する「ワールド・ベスト・エアポートスタッフ賞」を受賞。
接客力や案内の丁寧さなど、サービス面での信頼は世界的にも高く評価されています。
国際線の就航都市が多い点や、広いターミナルに並ぶ免税店・レストランの充実度も、成田が支持される理由のひとつです。
一方、関空は「西日本の国際玄関口」としての役割が大きく、24時間運用の利便性が高く評価されています。
深夜・早朝のフライトにも対応できる点は、旅行者だけでなく航空会社からの評価にもつながっています。
また、旅の待ち時間を快適にするショップやカフェが多く、関空発着の旅行者が増えるにつれて利用満足度も上昇。
飛行機を間近に眺められる展望デッキや、航空をテーマにした施設など“空港そのものを楽しめるスポット”がそろっているのも特徴です。
さらに近年は、国際線エリアのリニューアルや保安検査場の拡張など、両空港ともに設備面の改善が進み、利用者数の増加に対応しながら快適性を高めています。
日本の空港は「清潔さ」「スタッフの対応」「旅のしやすさ」の3点で世界的に高い評価を受け続けており、成田・関空もその例外ではありません。
2025年のランキングでは羽田の勢いが大きく取り上げられましたが、成田と関空も日本の空の玄関口として確かな存在感を示しています。
国際線の利便性や施設の充実など、それぞれの強みを活かして、今後さらに評価を高めていきそうです。
飲食店が充実している空港
ローマ・フィウミチーノ空港(FCO)は、美食の国イタリアらしさをそのまま楽しめる“食の充実度”が魅力の空港です。
空港での食事というと簡易的なフードコートをイメージしがちですが、ここでは本格的なイタリア料理が味わえるため、旅の前後の時間がぐっと豊かになります。
なかでも存在感を放っているのが、イタリア食文化の発信地として知られる「Eataly」。
イタリア産オリーブオイル、熟成チーズ、地元ワインなど、選び抜かれた食材を扱いながら、ピザやパスタといった定番メニューも提供しています。
旅行前に本場の味をしっかり堪能できる空港は意外と少なく、フィウミチーノ空港が“食の満足度が高い空港”として語られる理由のひとつです。
また、イタリアの生活に欠かせないバール文化もしっかり再現されています。
エスプレッソをさっと飲んで出発する人、カプチーノとクロワッサンでゆっくり過ごす人など、空港にいながらローカルの雰囲気を味わえるのが魅力。
長旅の合間でも気軽に立ち寄れるカフェが充実しているため、待ち時間のストレスも軽減してくれます。
空港としての規模も大きく、ターミナル1とターミナル3を中心に多くのレストランやショップが並びます。
特に搭乗エリアに広がる巨大なタックスフリーモールは1万平方メートル以上あり、食事とあわせて買い物も楽しめる環境です。
旅行前のお土産探しや、少しこだわったイタリア食材をチェックするのにもぴったりで、空港にいる時間があっという間に感じられるでしょう。
Wi-Fiが速い空港
スマホでの情報収集や動画視聴が当たり前になった今、空港のWi-Fi環境は旅の快適さを大きく左右します。
スピードテストを行うOoklaの調査では、世界の主要空港の通信速度が比較されており、その中でも中国・杭州蕭山国際空港はトップクラスの数値を記録しています。
同空港では、ダウンロード約101Mbps、アップロード約104Mbpsという高速通信が提供されており、到着後の連絡、ストリーミング視聴、ビジネス利用などもストレスなく行えるのが魅力です。
2024年には国際乗り継ぎエリアも整備され、利便性がさらに向上しました。
杭州蕭山国際空港は、成田・関西から直行便が運航する中国・浙江省の玄関口。
4つのターミナルを備える大規模空港で、国際線は主にターミナル2とターミナル4に集約されています。
日本からの便が使用するターミナル4は2022年開業の新施設で、デザイン性の高い空間と広々とした動線が特徴です。
また、空港内では飲食店やショップが充実しているため、乗り継ぎや待ち時間も快適に過ごせます。
ターミナル間の移動はシャトルバスでおよそ5分ほど。
無料Wi-Fiは空港全体で利用でき、ログインも比較的スムーズです。
ただし、中国のインターネット環境は国外サービスへのアクセスに制限がある場合があります。
SNSや検索サービスによっては利用できないこともあるため、必要に応じてVPNの使用を検討すると安心です。
ショップ・免税店が充実している空港
世界の大規模ハブ空港では、買い物そのものを旅の楽しみとして成立させる工夫が進んでいます。
先ほど紹介した、ハマド空港(カタール/ドーハ)やチャンギ空港(シンガポール)はその代表例です。
ラグジュアリーブランドから地域ならではの雑貨、最新ガジェットまで幅広く揃い、出発前のちょっとした時間でも気軽にウィンドウショッピングができる点が魅力。
免税店は品揃えが豊富なうえ、通路から入りやすいレイアウトが多く、乗り継ぎの合間でも必要なものをすぐに確保できます。
飲食店と隣接していることも多く、買い物と食事をまとめて済ませられる動線も旅行者にとって便利です。
空港によっては展示スペースやイベントを組み合わせ、滞在時間を単なる待ち時間にしない工夫も見られます。
こうした充実したショッピング環境は、旅の満足度を底上げしてくれる要素のひとつです。
まとめ
設備やショップが充実した空港を知っておくと、トランジットや出発前の時間をより快適に過ごせます。
一足先に現地の料理を味わったり、思わぬ掘り出し物に出会えたりと、旅の楽しみは空の上や観光先だけではありません。
空港で過ごす時間を上手に使って、旅全体をより豊かにしてみてくださいね!
◇経歴
31歳のときに「be動詞って何だっけ?」というところから勉強を始めました。年齢を重ねてからの学習に、難しさや焦りを感じている方の背中を押せたらと思っています。
◇英語に関する資格
TOEIC830点
◇留学経験
セブ島3か月、マルタ共和国2か月
◇海外渡航経験
マルタ共和国滞在中にイタリア人と仲良くなり、お家に招待いただきました。英語学習を始めたころ、海外とは無縁だった私にとって想像もしていなかった経験です。イタリア国内を案内してもらうだけでなく一人でベネチアやヴェローナなどを巡り、度胸もつきました!
◇自己紹介
元々勉強が好きではなかったので、英語も全くと言ってよいほどのレベルでした。でも「英語を勉強する!」と決めてからは、時には泣きながら時には貴重な経験を得ながら、毎日少しずつ努力をしてきました。
今では、英語学習の大切さを日々実感するとともに、一念発起した過去の自分に感謝しています。
これまでの努力を無駄にしないよう、今後も楽しく英語を勉強していきます。