ヨーロッパで比較的物価が安い国は?節約しながら観光を楽しむコツもご紹介

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ヨーロッパには、日本にはない美しい景観や文化、食などの魅力が沢山あります。

ただ、日本から地理的に離れていたり、為替の影響もあり、予算を気にしながらヨーロッパを旅行する方も多いかと思います。

「物価が安いヨーロッパの国での宿泊費、交通費、食費の目安が知りたい」
「ホテルのグレードは落としたくないが、予算は限られている」
「物価の高い国と安い国を組み合わせる旅がしたい」

上記のような方に向けて、物価の安い国の観光費用の目安、旅行を節約するコツ、安全に旅行するために気をつけることについて解説します。

ヨーロッパ旅行を計画している方はぜひ最後までお読みください。

ヨーロッパで物価が安めの国|それぞれの宿泊費、食費、交通費、観光費用目安

ヨーロッパで比較的物価の安い国には、ポルトガル、チェコ、ハンガリー、クロアチア、マルタなどがあります。

これらの国では、色々なヨーロッパの魅力を感じながらも、比較的リーズナブルに旅を楽しむことができます。

各国の旅費を解説します。費用は、地域、季節、インフレの影響により異なるため、目安になります。

ポルトガル

ポルトガルは西ヨーロッパの中でも最も物価が安い国と言われますが、旅行先としても楽しめるスポットが沢山あります。

ポルトガルの魅力は、リスボンやポルトのノスタルジックでフォトジェニックな風景、シーフードや世界一美しい駅と言われるサン・ベント駅などです。

ポルトガルのホステルは、ヨーロッパで一番ホステルのクオリティが高いことで有名で、ドミトリーという相部屋にはなりますが、1泊€18〜35で宿泊することができます。

中級ホテルについては、リスボンで1泊€100〜200程度、ポルトで1泊€50〜100程度です。

交通費としては、リスボンではトラムでの移動が観光の一部かつ便利で、1回の目安が€1.5〜2、24時間券が約€7です。

リスボンとポルト間の移動は€20〜30程度です。

ポルトガルでは、シーフードやポルトガル名物のパステル・デ・ナタというエッグタルトを楽しむことができます。

外食の目安は€10〜15程度(シーフードは€15以上が目安)ですが、ローカルな大衆食堂やカフェやベーカリーの利用で費用を抑えることができます。

観光費用は、街中の観光スポットは一スポット€3前後ですが、お城などの観光スポットは入場料が少し高めに設定されていることがあります。

チェコ

東欧のチェコは、特にヨーロッパの中世の街並みを残すプラハの観光が有名です。

街全体が世界遺産に登録されており、ビールが水より安いことで有名です。

宿泊費は、ホステルのドミトリーで1泊€15〜30程度、中級ホテルでは€50〜90程度を見積もっておくと良いでしょう。

プラハは地下鉄やトラムの交通の便が良いため、プラハ郊外に宿泊することで、宿泊費用を押さえることができます。

チェコの外食やアルコールは比較的安く、ランチで€7〜12程度で、ビールが€2-3程度です。

チェコの伝統料理「グラーシュ」「スヴィチュコヴァー」などを楽しんでみてください。

チェコの肉料理はボリューム満点のためおすすめです。

プラハの街は徒歩で回ることができるほどコンパクトではありますが、石畳が多いためトラムの利用が便利です。

24時間券が€6ほどです。

主要観光スポットの一つ、プラハ城は約€10ですが、街全体が世界遺産のため、カレル橋や旧市街の散策でも満足度が高いです。

ハンガリー

東欧のハンガリーの首都ブダペストは、「ドナウの真珠」と称されます。

ブダペストのドナウ川沿いの夜景の美しさは、ヨーロッパ随一と称されます。

宿泊費は、ホステルが1泊€12〜20です。

Airbnbなどの民泊が充実しており、キッチン付きのアパートの個室が€35〜60ほどが目安です。

ハンガリーの食については、フォアグラが安く食べられることで有名です。

ランチであれば、€7〜12、屋台の料理であれば€2〜5が目安です。

スーパーの物価も比較的安いので、スーパーでお惣菜を購入し、宿で食べることで節約が可能です。

交通は、地下鉄やトラム、バスの利用が便利で、1日乗り放題券が€5〜8ほどです。

ハンガリーは温泉文化があることで知られていますが、有名なセーチェニ温泉は、訪問時期や曜日や時間等により異なり、€20〜40程度が目安になります。

国会議事堂ツアーは€20です。

クロアチア

クロアチアは、物価が安い観光地として有名でしたが、近年人気が高騰しているため、価格は上昇傾向にあります。

「魔女の宅急便」「ゲーム・オブ・スローンズ」のモデル地として有名になりました。

アドリア海の絶景を楽しむことができます。

宿泊費は、ホステルのドミトリーが€20〜35、中級ホテルが€80〜160(ドゥブロヴニクは€120〜160)程度です。

「Sobe」という民泊を選ぶと費用を抑えることができます。

控え目の予算でクオリティ観光を楽しみたい場合は、ドゥブロヴニクよりもスプリトやザダルを訪れるのがおすすめです。

食費は、シーフードは外食が€20〜35と高めですが、内陸料理やベーカリーは€5〜12程度と比較的安く食べることができます。

交通費はあまり発達しておらず、長距離バスによる都市間の移動で片道€12〜25程度です。

観光は、城壁ウォーク(約€35〜40)やプリトヴィツェ湖群国立公園(約€10〜40前後)と費用がかかるため、ビーチを中心に楽しむのがおすすめです。

マルタ

マルタは、比較的リーズナブルに地中海を楽しむことができる島国です。

英語が公用語で、バーやクラブ、ナイトライフが充実しているため、若者や留学生が多いのも特徴です。

K-POPスターのBTSが訪れたことでも、有名になりました。

宿泊費は、ピークシーズンとオフシーズンの価格差が大きいのが特徴で、春と秋が狙い目となっています。

ホステル・ゲストハウスは€18〜35です。

中級ホテルでは、1泊€60〜110が目安となります。

マルタの料理は、イタリアの地中海料理の影響を受けた料理です。

外食費は日本よりやや高く、ランチが€18〜35ほどになります。

パステイッツィという街中で売られているローカルのパイは、€1〜2で気軽に食べることができます。

交通は、島の移動はバスがメインです。季節によって料金が異なり1回あたり€1.5〜2です。 7日間乗り放題券(€21)を活用するのがお得です。

観光は、聖ヨハネ聖堂が€15、青の洞門のボートツアーは、約€10です。

ビーチやヴァレッタの旧市街の散策は無料です。

節約しながら観光を楽しむコツ

ヨーロッパの観光は、以下を意識することで、節約旅行を楽しむことができます。

オフシーズンに旅をする

ヨーロッパでは、ピークシーズンとオフシーズンがはっきりしています。

7〜8月や12月(クリスマス期)は観光のピークシーズンで、オフシーズンは11〜3月です。

ピークシーズンから数週間ずらすだけでも、ホテルや航空券の価格が下がるので、狙い目です。

航空券は乗り継ぎ便やセールを活用

日本からの国際航空券は、直通便ではなく、乗り継ぎ便を利用すると費用が抑えられます。

特に、バンコクやUAEなど世界的なハブ空港で乗り換えるフライトは比較的安価になります。

デメリットとして乗り継ぎの時間がかかったり、空港内での長距離移動が発生する場合もあります。

安い国際線の利用には、出発日の4〜10ヶ月前からのチェックがおすすめです。

また、旅行代理店や航空会社のセールを活用するのもおすすめです。

外食を控え目にする工夫

毎日必要な費用で、かさみがちになるのが食費です。

旅行先でしか食べられない料理は、味わう価値がありますが、それ以外は、スーパーマーケットでお惣菜を購入したり、マーケットで食材を購入し、宿泊先で味わうのもおすすめです。

外食を最低限にしたい場合は、日本からカップラーメン等の食材を持参するという方法もあります。

ヨーロッパでは、ランチに日替わり定食(Meal of the Day)を提供しているお店が多く、日替わり定食は、€10〜15など比較的安価に食べられるため、おすすめです。

無料で楽しめるスポットを積極的に取り入れる

ヨーロッパには、歩くだけでも十分に価値があり満足度の高い旧市街や観光スポットが存在します。

例えば、リスボンのアルファマ地区、ポルトのリベイラ地区、プラハ旧市街とカレル橋、ブダペストのドナウ川沿いなどです。

無料で楽しめる景観を中心に旅程を組み立てることで、出費を抑えつつ旅行をすることができます。

ヨーロッパ国間の移動の工夫

ヨーロッパ国内の移動は、シェンゲン協定もあり、移動が容易です。

LCC(格安航空会社)やユーレイルパスを上手く利用すれば、国間の移動コストを抑えることができます。

物価が安い国で安全に過ごすポイント

物価が安い国で安全に過ごすポイントについてご説明します。

置き引きスリの対策をする

観光地では、置き引きやスリの被害の報告が一定数あります。

リュックは前にもつこと、話しかけてくる人には警戒するなど一般的な注意が必要です。

タクシーはアプリ経由で利用する

海外では観光客をターゲットとした、タクシーのぼったくりが多く発生します。

UberやBoltの配車アプリを利用することで、ぼったくりの被害をなくすことができます。

宿泊エリアに注意を払う

節約旅行をする場合であっても、安さだけにつられて宿泊先を予約した場合、治安の悪い場所の可能性があります。

宿泊先を選ぶ場合には、必ず費用の安さだけではなく、エリアの情報を収集し、危険がないかを確認することが大切です。

まとめ

以上、ヨーロッパの中でも比較的物価が安い国での各費用や節約のコツについてまとめました。

地理のみならず、為替やインフレの影響で行きにくいと思われがちなヨーロッパも節約の仕方を知ればぐっと行きやすくなります。

旅行計画の一助となれば幸いです。

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