初めての方はもちろん、リピーターの方も
ハワイ・オアフ島に旅行に行くと、ビーチもグルメもショッピングも楽しみたいけれど、結局どのエリアやスポットを回れば満足できるのかわからないという悩みを持つ方が多いのではないでしょうか。
本記事では、ハワイ・オアフ島の定番観光スポットから穴場、ショッピング、お子様連れ向けスポットまで、合計25か所をテーマ別に厳選して紹介します。
移動手段や目安の料金、モデルプランを交えながら、ここを回れば間違いないと思えるオアフ島の観光ガイドを徹底解説いたします。
オアフ島の基本情報を改めて確認!
オアフ島は、ハワイ諸島の中でも政治・経済・観光の中心となっている島で、州都ホノルルが置かれています。
人口はおよそ100万人弱と言われ、ハワイ州全体の約7割が暮らしている中心地です。
世界的に有名なワイキキビーチやダイヤモンドヘッド、ノースショアなど、テレビや映画でおなじみの景色の多くがこのオアフ島に集まっています。
気候は年間を通じて温暖で、平均気温は24〜30℃前後。
乾季と雨季に分かれていますが、どの時期でも海水浴や観光を楽しみやすいのが特徴です。
日本との時差はマイナス19時間(サマータイムなし)。日本各地の主要空港からは夜20~22時台に出発する便が多く、ハワイには翌日の午前8~11時台に到着するスケジュールが一般的です。
島内の主な移動手段は、ローカルバス「The Bus」、トロリー、タクシー、レンタカーそして各種オプショナルツアーのバスなどです。
また、2025年12月現在鉄道の整備も進んでおり、一部区間では運行を開始しています。
ワイキキ中心部からアラモアナセンター周辺はトロリーやバスが頻繁に走っており、車がなくても十分観光可能です。
一方、ノースショアやカイルアなどの郊外ビーチなどを効率よく巡りたい場合は、レンタカーやチャーター、島内観光ツアーを活用すると移動時間を大きく短縮できます。
オアフ島のおすすめ観光スポット25選

オアフ島には、世界的に有名な観光スポットから、ローカルに愛されている隠れた名所まで幅広い魅力が詰まっています。
ここでは、初めてのハワイ旅行でも迷わず楽しめるよう、テーマ別に25個のおすすめスポットを厳選して紹介します。
絶対外せない定番スポット
まずは、ハワイ旅行で必ずおさえておきたい王道の観光スポットです。
どれも雑誌やガイドブック、旅行サイトで必ずと言っていいほど紹介される人気の場所なので、「ハワイに来た!」という実感を味わいたい方は、ぜひ旅程に組み込んでみてください。
1.ダイヤモンドヘッド
オアフ島を象徴するランドマークで、火山活動によって生まれた標高約232mの小さな山です。
ワイキキ中心部からバスやツアーで簡単にアクセスができ、片道 30分ほどのハイキングで山頂に到達できます。
頂上からはワイキキビーチとホノルル中心部を一望でき、エメラルドグリーンの海とのコントラストは圧巻の絶景です。
現在は公式サイトからの入山予約が必須となっているので、旅行前にガイド付きツアーか個人予約のどちらにするか決めておくと安心です。
2.ワイキキビーチ
世界有数のリゾートビーチとして知られるワイキキビーチは、オアフ島観光の中心と言える場所です。
ビーチ沿いにはラグジュアリーなホテルやレストラン、ショッピングセンターが並び、昼も夜も活気にあふれています。ワイキキビーチの海は子ども連れでも泳ぎやすいのがポイント。
ビーチは公共のもので利用は無料ですが、飲酒は出来ません。お酒を楽しみたい場合は、ホテルに併設しているビーチフロントのバーで一杯お楽しみください。
3.ハナウマ湾
透き通った海と入江の地形が美しいハナウマ湾は、シュノーケリングの聖地として知られるビーチです。
自然保護区に指定されており、入場者数の制限や環境保全のための映像視聴が義務付けられています。浅瀬でも色とりどりの熱帯魚が泳ぐ姿を間近で見られるので、小さなお子さま連れでも安心して楽しめます。
現在は事前予約制で、公式サイトから日時指定で予約が必要です。ツアーの場合は料金に送迎やレンタル器材が含まれていることが多く、個人手配が不安な方にはパッケージプランがおすすめです。
4.イオラニ宮殿・カメハメハ大王像
アメリカ唯一の王宮建築として知られるイオラニ宮殿は、ハワイ王国時代の歴史を今に伝える貴重なスポットです。内部には歴代の王や女王が使っていた衣装が残され、豪華な宮殿内部を見学できます。
日本語の音声ガイド付きツアーもありますので、文化・歴史好きの旅行者にはぴったり。また宮殿の向かいには、有名なカメハメハ大王像も立っており、記念写真スポットとしても外せません。
5.クアロアランチ
オアフ島東海岸に広がる広大な牧場クアロアランチは、映画ロケ地ツアーやアクティビティが充実した人気スポットです。
ジュラシックパークなどの数々の映画のロケ地となっており、映画ファンでなくても雄大な渓谷の風景に圧倒されます。四輪バギーや乗馬ツアー、シークレットビーチでのマリンスポーツなどの体験プランが豊富で、家族旅行から友人まで楽しみ方はさまざま。
6.ノースショア(ハレイワ)
オアフ島北部ノースショアは、世界的なサーフポイントとして知られるエリアです。
冬のビッグウェーブシーズンには世界中のプロサーファーが集まり、迫力あるサーフィンが見られます。
玄関口となるハレイワの町は、レトロな建物が並ぶローカルタウンで、シェイブアイスや名物ガーリックシュリンプなどの鉄板B級グルメも豊富です。
ワイキキからはレンタカーまたはオアフ島一周観光ツアーで訪れるのが一般的で、途中でドールプランテーションに立ち寄る定番ルートも人気があります。
7.真珠湾(パールハーバー)
歴史に興味のある方におすすめしたいのが、ホノルル西側にある真珠湾です。
第二次世界大戦の転換点となった真珠湾攻撃の舞台であり、戦艦アリゾナ記念館をはじめとする資料館や博物館が整備されています。アリゾナ記念館では、当時の資料映像や展示を通じて歴史の重みを感じられます。
8.KCCファーマーズマーケット
ダイヤモンドヘッドのふもとで、毎週土曜日の7時半から11時頃までの間に開かれるKCCファーマーズマーケットは、オアフ島を代表するローカルマーケットです。
新鮮なトロピカルフルーツや野菜はもちろん、プレートランチやアサイーボウル、コナコーヒーなど、ハワイらしいグルメが一度に味わえます。
屋台形式のお店がずらりと並び、食べ歩きしながらローカルの雰囲気を満喫できるのが魅力です。旅程が合う方は是非立ち寄りたいスポットです。
時間があったら行きたい穴場スポット
続いて、時間に余裕がある方やハワイ・オアフ島リピーターにおすすめしたい穴場スポットをご紹介します。
ワイキキ中心部から少し離れる分、観光客の数も適度で、ローカルの雰囲気をより感じやすい場所が多いのが特徴です。
9.ラニカイビーチ&ラニカイピルボックス
「天国の海」と呼ばれるラニカイビーチは、全米ベストビーチランキングで1位になったこともある、真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海が自慢のビーチスポットです。
近くの丘にはラニカイピルボックスと呼ばれるハイキングコースがあり、片道30〜40分ほど歩くと、ラニカイの海が見渡せるパノラマビューが待っています。ラニカイビーチもピルボックスも写真映えも抜群です。
観光開発が進んだワイキキと違い、非日常感のあるリゾートらしい時間を味わいたい人におすすめのスポットです。
10.カイルアタウン
ラニカイビーチの玄関口となるカイルアタウンは、ワイキキとは違う、落ち着いたローカルタウンです。ぶらぶら街歩きをしながらショッピングやグルメを楽しめます。
パンケーキやアサイーボウル、プレートランチなど人気のハワイアンフードを味わえるお店も多く、海だけではなく街も楽しみたいという旅行者にはぴったりのエリアです。
11.タンタラスの丘
ホノルルの夜景スポットとして知られるタンタラスの丘は、ワイキキやダウンタウンを一望できる展望エリアです。
日没後に訪れると、ホテル群や道路のライトが輝き、思わず息をのむほどの美しさです。道中は道が細く暗いので、運転に自信がない方は夜景ツアーに参加するか、チャーターでドライバー付きのプランを利用すると安心です。
12.カカアコのウォールアート
ホノルル中心部とアラモアナセンターの間に位置するカカアコ地区は、カラフルなウォールアートが街中に描かれたアートエリアです。
倉庫の壁いっぱいに書かれた巨大なイラストやグラフィティ はどれも個性的で、写真映えを狙う旅行者にも人気。近年おしゃれなカフェやショップも増え、ローカルの日常に触れられる街歩きスポットとして注目されています。
13.ハワイ出雲大社
ホノルルのチャイナタウン北側にあるハワイ出雲大社は、島根県の出雲大社の分社として1906年に建立された神社です。
縁結びの神様として知られる大国主大神が祀られており、知る人ぞ知る存在になっています。ハワイらしいデザインのお守りや、御朱印をいただくこともできますので、御朱印帳をお持ちの方は是非ご持参ください。ワイキキの中心部からは車で15から20分ほどでアクセスできます。
14.モアナルアガーデン
ホノルル空港や真珠湾エリアの近くにある緑豊かな公園です。
日立のCMでお馴染みのこの木なんの木として知られる巨大なモンキーポッドツリーがあり、その姿を一目見ようと、多くの日本人が足を運びます。
ワイキキからも車で20分前後とアクセスしやすく、レンタカーがあれば真珠湾とセットで立ち寄るプランも組みやすい立地です。
15.マノア渓谷・マノア滝
ワイキキからバスや車で30分ほどの場所にあるマノア渓谷は、熱帯雨林が広がる緑豊かなエリアです。45分ほど歩いた先に現れるマノア滝は高さ約30mの迫力があります。
本格的な登山装備は不要ですが、雨が多い場所なので、足元の滑りに注意しながらハイキングを楽しみましょう。
ショッピングを楽しめるスポット
続いて、買い物好きにはたまらないショッピングスポットをまとめました。
ブランド品からここでしか手に入らないローカルグッズ、スーパーでのお土産まで、オアフ島はまさにショッピング天国です。
16.アラモアナセンター
ハワイ最大級のショッピングセンターで、世界的にも有名なオープンエア型モールです。
高級ブランドからカジュアルファッション、ドラッグストア、スーパーマーケットまで約300店以上が集結しており、ここだけで一通りの買い物が完結するほどの充実ぶり。ワイキキからバスやトロリーで10分前後とアクセスも良好です。
17.ロイヤルハワイアンセンター
ワイキキ中心部に位置する大型商業施設で、カラカウア通り沿いの一等地にあります。
ブランドショップや人気レストランに加え、フラダンスやウクレレ体験などのカルチャープログラムも開催されるのが特徴です。ビーチやホテルから徒歩圏内なので、空き時間にふらりと立ち寄ってショッピングやグルメを楽しめます。
18.インターナショナルマーケットプレイス
2016年のリニューアルにより洗練されたモールへと生まれ変わったスポットで、中央のバニヤンツリーがシンボルです。
高級デパートやレストランフロアが入っており、夜はライトアップされた雰囲気の中で優雅にディナーを楽しめます。雨の日でも快適に歩ける造りなので、天候が悪い日の観光プランにも組み込みやすいのが魅力です。
19.ワイケレプレミアムアウトレット
ブランド品をお得に手に入れたいなら外せないのがこのアウトレットモールです。ワイキキからシャトルバスやツアーで40分ほどの郊外に位置しており、人気ブランドのショップが集まっています。特にアメリカ・ハワイのブランドは定価より大幅に安い料金で掘り出し物が見つかることも多く、時間をかけてじっくり回りたいスポットです。
20.ワードビレッジ
カカアコ地区に広がる再開発エリアで、ローカルショップやカフェ、オーガニックスーパーなどが集まっています。アラモアナセンターからも徒歩圏内で、より落ち着いた雰囲気の中で買物や食事を楽しみたい方にぴったり。週末にはファーマーズマーケットが開かれることもあり、地元の人々の暮らしを感じながらのショッピングができます。
21.ローカルスーパーマーケット(ウォルマート/ドン・キホーテ/ホールフーズ)
お土産屋やばらまき用のお菓子、ちょっとした軽食や飲み物を買うなら、ローカルのスーパーマーケットもぜひチェックしておきたいところです。
ウォルマートは、アメリカらしい大型量販店。お菓子やおつまみなどばらまき用のお土産をまとめ買いしたいときに頼りになります。
ドン・キホーテは、日本でもおなじみですが、ハワイ限定のお菓子やコスメが所狭しと並びます。所詮ドンキと侮るなかれ。しっかりと海外らしさが味わえるスポットです。
ホールフーズは、オーガニック食品や量り売りコーナーが充実したおしゃれスーパー。オリジナル商品はデザインがかわいいアイテムも多く、少し良いものをお土産にしたいというときに向いています。
子どもと一緒に楽しめるスポット
最後に、小さなお子さま連れでも安心して楽しめるスポットをご紹介します。
ビーチ遊びだけではなく、動物園や水族館、テーマパークなどを組み合わせることで、家族みんなの満足度がぐっと高まります。
22.ホノルル動物園
ワイキキのカピオラニ公園内にある動物園で、ゾウやキリン、ライオンなど子どもに人気の動物が勢ぞろい。園内には芝生広場や遊具もあり、ピクニック気分でのんびり過ごせます。
ベビーカーの貸し出しやトイレも整っているため、子連れハワイの定番お出かけスポットとしておすすめです。
23.ワイキキ水族館
ホノルル動物園から徒歩圏内にあるコンパクトな水族館で、ハワイ近海に生息するカラフルな魚やサンゴが展示されています。屋内施設なので、日差しの強い日中や癒しスポットとしても最適。ハワイ固有種のアザラシ・ハワイアンシーモンクシールが見られるのもポイントです。
24.シーライフパーク
イルカやアシカ、エイなどと触れ合えるマリンパークで、オアフ東海岸の雄大な海を背景にイルカショーや体験プログラムが楽しめます。ドルフィンエンカウンターでは浅瀬でイルカと触れ合ったり、一緒に泳いだりでき、子どもにとって忘れられない思い出になるはず。ワイキキから送迎付きツアーを利用すれば移動もスムーズです。
25.ドールプランテーション
ノースショアに向かう途中にあるパイナップル農園のテーマパークで、パイナップルエクスプレスや巨大迷路が名物です。パイナップルソフトクリームやスイーツも充実しており、家族全員で楽しめます。入園自体は無料で、アトラクションを利用する際に料金を支払うシステムになっています。
まとめ
今回は、ハワイ・オアフ島の観光スポットを、定番・穴場・ショッピング・子どもと一緒に楽しめる場所、という4つのテーマに分けて25か所ご紹介しました。
同じオアフ島でも、ワイキキビーチ周辺の華やかなリゾートエリアと、ノースショアやカイルアのようなローカル感あふれるエリアでは、過ごし方や感じ方が大きく変わります。
ビーチでのんびりしたい方はワイキキやラニカイ、アクティブ派はダイヤモンドヘッドのハイキングやクアロアランチの体験ツアー、買い物好きならアラモアナセンターやアウトレット、子連れなら動物園や水族館といった具合に、家族でやりたいことを中心にしてプランを組むと、限られた日数でも満足度の高い旅行になります。
いくつもの魅力がギュッと詰まったオアフ島は、きっと何度でも訪れたくなるリゾートになるはずです。
◇経歴
現在はプライム上場企業で管理職を務める傍ら、Webライターとしても精力的に活動中。
2人の子どもの育児と仕事を両立しながら、英語を通して自分の世界を広げることを大切にしています。
◇留学経験
日本の高校を卒業後、1年間ハワイ・オアフ島へ留学。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
(アメリカ・ハワイ・インドネシア・オーストラリア・台湾・タイなど)
ハワイ留学をきっかけに世界の文化に興味を持ち、3年近くバックパッカーとして単身放浪の旅に出発。
ハワイで出会ったサーフィンに魅了され、現在では毎年、家族とともに良い波を求めて世界各地へサーフトリップを楽しんでいます。
◇自己紹介
英語は勉強というよりも、世界の人と心を通わせるための意思疎通のツールとして日々学習中。
将来的には子どもと一緒に親子留学をすることを目標に、日々学びを重ねています。