歴史とモダンの「中国・広州」観光ガイド!おすすめスポットや名物グルメ【解説】

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「食は広州にあり」の言葉通り、世界を魅了するグルメの都・広州。

一方で、古の南越国の王墓や清代の洋館が並ぶ沙面島など、悠久の歴史を感じるスポットも豊富です。

本記事では、地元で愛される飲茶や腸粉、魚皮といった名物グルメの深い魅力に迫りつつ、西漢南越王墓博物館、陳氏書院、沙面島といった古跡から、最新のトレンドスポットまで、広州の「歴史」「モダン」を体現するスポットを厳選してご紹介します。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

広東省の省都「広州」

広州(こうしゅう、Guangzhou)は、中国南部に位置する広東省の省都であり、2000年以上の歴史を持つ大都市です。

ここでは、そんな広州についての概要をご紹介します。

中国の南の玄関口としての歴史

広州の歴史は古く、紀元前2世紀には南越国の都として栄えました。

唐代以降は、インド洋やアラビア半島との交易における重要な港
「南海の玄関」となり、中国の対外貿易を長きにわたって一手に担ってきました。
清代には西洋との貿易を許可された唯一の港として、中国の近代化にも大きな影響を与えました。

この歴史的背景から、市内には植民地時代の面影を残すヨーロッパ風の建築が並ぶ沙面島など、異国情緒あふれるスポットも多く残っています。

「食在広州」が象徴するグルメ文化

広州の最大の魅力は、その豊かな食文化にあります。

新鮮な食材を活かし、素材本来の味を引き出す繊細な調理法が特徴の広東料理は、
世界三大中華料理の一つに数えられます。

特に、早朝から楽しむ「飲茶」(ヤムチャ)は、広州の日常に根付いた文化であり、蝦餃(エビ餃子)や焼売(シューマイ)などの点心は必食です。

老舗の茶楼から最新のレストランまで、奥深い広州グルメを堪能できます。

歴史遺産とモダン建築のコントラスト

広州は、過去と未来が交差する街です。

古代の王墓や陳氏書院のような清代の学問所といった歴史的なスポットの隣に、街のシンボルである高さ600mの「広州タワー」がそびえ立ち、近代的な躍動感を示しています。

伝統的な嶺南文化を感じられる場所と、経済特区としての最先端の発展を象徴する風景が調和し、訪れる人々を魅了しています。

日本や中国各地から広州へのアクセス

広州は、中国の華南地域における交通のハブであり、国内外からのアクセスが非常に便利です。

ここでは、日本や中国各地から広州へのアクセスについて詳しくみていきます。

日本からのスムーズな空路アクセス

日本から広州へ向かう場合、最も一般的な手段は直行便の利用です。

広州の空の玄関口である広州白雲国際空港(CAN)は、アジアでも有数のハブ空港であり、東京(成田・羽田)、大阪(関西)といった主要都市から直行便が運航しています。
所要時間は約4〜5時間程度で、移動時間の短さが最大の魅力です。

その他、上海や北京など中国国内の主要都市を経由する便も選択肢に入ります。

空港から市内中心部へは、地下鉄や空港バス、タクシーでスムーズに移動できます。

中国国内を結ぶ高速鉄道ネットワーク

中国国内の各都市、特に北京や上海、香港といった主要都市からは、高速鉄道(中国新幹線、通称「高鉄」)が広州南駅(Guangzhou South Railway Station)へ接続しています。

・北京・上海から:長距離ではありますが、高速鉄道を利用すれば、短時間で快適に移動できます。

例えば、上海からは最短で約7時間、北京からは最短で約8時間程度で結ばれており、車窓からの景色を楽しみながら移動するのも人気です。

・香港・深圳から:香港西九龍駅からは「広深港高速鉄道」により、わずか約1時間で広州南駅に到着し、非常に便利です。

また、近隣都市の深圳からは「動車」と呼ばれる準高速鉄道も含め、頻繁に列車が運行されています。

広州の主要駅と利便性

広州には、長距離鉄道の広州駅、近隣地域や香港方面へのアクセスに便利な広州東駅、高速鉄道専用のターミナルである広州南駅など、複数の主要駅があります。

これらの駅はすべて地下鉄で結ばれており、市内や観光地へのアクセスは非常に良好です。
移動手段の選択肢が多く、旅のスケジュールや予算に合わせて最適なルートを選ぶことができます。

広州観光のベストシーズン

亜熱帯気候に属する広州は、一年を通して温暖で比較的過ごしやすい気候ですが、時期によって楽しみ方が変わってきます。

ここでは、広州観光のベストシーズンと、それぞれの季節の楽しみ方についてご紹介します。

最も快適な「秋」(10月〜12月)

広州観光のベストシーズンは、何と言っても秋です。

この時期は、夏の厳しい暑さと高い湿度が和らぎ、平均気温も20℃前後と過ごしやすい気候になります。

雨も少なく、晴天の日が多いため、広州タワーからの眺望や沙面島などの歴史的な街歩きに最適です。

日中は薄手の長袖や軽めの上着で十分ですが、朝晩は冷え込むこともあるため、着脱しやすい服装を準備しておくと安心です。

この季節は、快適な気候の中で
「食は広州にあり」のグルメを心ゆくまで堪能できる最高のタイミングと言えます。

花々が美しい「春」(2月〜4月)

冬の寒さが和らぎ始める春もまた、広州観光におすすめのシーズンです。

平均気温は20℃前後で穏やかですが、4月頃からは雨季に入り、湿度が高く雨が多くなる傾向があります。
しかし、この時期は街の公園や庭園で花々が美しく咲き乱れるため、花見を楽しむには最適です。

ただし、4月以降は突然の強い雨(スコール)に注意が必要です。

避けるべき「夏」と「梅雨」

広州の夏(5月〜9月)は非常に長く、高温多湿で蒸し暑くなります。

最高気温が35℃を超える日も珍しくなく、屋外の観光には適しません。
また、5月〜6月は本格的な梅雨のシーズンとなり、降水量が多くなります。

8月〜9月は台風のシーズンにもあたるため、この時期の観光は、天候や熱中症への対策が必須となります。

広州で外せない観光スポット

 

広州は、2000年の歴史を持つ古都でありながら、目覚ましい発展を遂げた国際都市です。

ここでは、広州観光をするなら外せない観光スポットについて詳しくみていきます。

広州のシンボル「広州タワー」と珠江夜景

広州の現代的な発展を象徴するのが、高さ600mを誇る広州タワー(Canton Tower)です。

独特のねじれたデザインが特徴で、「くびれ」の愛称で親しまれています。

展望台からは壮大な街のパノラマを一望でき、特に夜のライトアップは息をのむ美しさです。

この夜景を水上から楽しむ珠江夜遊(ナイトクルーズ)は、広州観光のハイライトの一つで、きらめくタワーや高層ビル群が水面に映る幻想的な光景は必見です。

嶺南建築の傑作「陳氏書院」

歴史的スポットで外せないのは、陳氏書院(陳家祠)です。

清代に建てられた一族の学問所であり、その最大の見どころは、屋根や壁を飾る陶器、木彫、石彫など、極めて精巧で豪華な装飾の数々です。

嶺南建築の真髄とされるその美しさは、「広東省民俗芸術博物館」として今に伝えられ、訪れる人々を圧倒します。

異国情緒が漂う「沙面島」

広州がかつて欧米列強の租界地であった歴史を物語るのが沙面島です。

ヨーロッパの街並みを思わせる洋館や教会が並び、石畳の道路沿いにはカフェやレストランが点在しています。
緑が多く静かな雰囲気は、喧騒の広州にいることを忘れさせてくれるようで、散策や写真撮影に人気のスポットです。

食は広州にあり!ローカルの名物グルメは?

「食在広州」(食は広州にあり)という言葉は、広州が世界に誇る美食の都であることを示しています。

広東料理(粤菜)は、素材の味を最大限に引き出す繊細さが特徴。

ここでは、地元の人が愛してやまない、外せない広州の名物グルメを5つ紹介します。

1. 飲茶(ヤムチャ)と点心

広州の食文化の代名詞が「飲茶」です。

特に、朝食やブランチとして茶楼で家族や友人と点心(ディムサム)を楽しむのが、広州っ子の日常です。

蝦餃(エビ餃子)や焼売(シューマイ)などの定番はもちろん、様々な創作点心が楽しめます。
老舗の「広州酒家」「陶陶居」などで、本場の熱気と共に味わいましょう。

2. 腸粉(チョンファン)

広州の朝食の定番中の定番が「腸粉」です。

米粉を水で溶いた生地を薄く蒸し、海老、牛肉、叉焼(チャーシュー)などの具材を包み、甘じょっぱい特製醤油ダレをかけていただきます。

プルプル、モチモチとした滑らかな食感が特徴で、シンプルながらも奥深い味わいは、ローカル店でこそ体験すべき逸品です。

3. 老火靚湯(ラオフォリャンタン)

広東料理の真髄とも言えるのが、長時間(「老火」=とろ火)かけて煮込まれたスープ「靚湯(リャンタン)」です。

漢方食材や肉、野菜などの滋養豊かな素材の旨みが凝縮されており、栄養満点で体に優しいのが特徴です。

食前にいただくのが習慣で、広州では専門店もあるほど、日常に欠かせないソウルフードです。

4. 叉焼(チャーシュー)

広東省を代表するロースト料理の一つが「叉焼」です。

特製の甘いタレに漬け込んだ豚肉を、窯でじっくりと焼き上げます。
表面は飴色に輝き、香ばしく、肉はジューシーで柔らかいのが特徴です。

ご飯に乗せた叉焼飯(チャーシューファン)や、点心としても大人気で、街中の焼臘店(ロースト肉専門店)で手軽に楽しめます。

5. 双皮奶(シュアンピーナイ)

広州スイーツの代表格が「双皮奶」です。

牛乳を蒸して固めた伝統的なデザートで、二層の皮を持つことからこの名が付きました。
絹のように滑らかな舌触りと、濃厚で優しい牛乳の甘さが特徴です。

冷たいものと温かいものがあり、特に食後のデザートや午後の休憩に地元の人々から愛されています。

まとめ

今回は広州の歴史、モダンなスポット、そして極上のグルメなどについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?

「食は広州にあり」の言葉通り、飲茶や腸粉といった名物グルメは外せません。

一方で、広州タワーの絶景や陳氏書院の精緻な建築、異国情緒あふれる沙面島など、新旧の魅力が凝縮。
中国を訪れるなら、ぜひ一度視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

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