
ドイツのフランクフルト空港でトランジットに時間があり、近隣を観光したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。フランクフルトから日帰りで訪れることができる場所に、マインツがあります。マインツはドイツの歴史を感じることができる街ながら、コンパクトで日帰りに散策するにはぴったりの街です。
ここでは、フランクフルトを既に訪れたことがあり、別の近場の観光地を探している方や、落ち着いたドイツの風景を楽しみたい方に対して、マインツの基本情報やフランクフルトからのアクセス方法、マインツでの観光スポットをまとめました。是非最後までお読みください。
マインツの基本情報
ここでは、マインツの基本情報と歴史について解説します。
基本情報
マインツは、ドイツの南西部ラインラント=プファルツ州の州都にあたる歴史の豊かな街です。ライン川の西側に位置し、人口は約20万人のこじんまりとした街です。ライン川とマイン川の合流点にある街で、歴史的な交易都市でもあります。
ドイツ有数のワインの生産地としても有名で、マインツは、「ラインヘッセン(Rheinhessen)」というワイン産地の中心にあります。毎年8月には大規模なワイン市が開催されます。
12月には、クリスマスマーケットが開催され、街が賑わいます。毎年2〜3月にカラフルな仮面をつけて、春の訪れを祝う「ファスナハト」というカーニバルが行われ、地元の人が参加します。マインツのカーニバルは、ケルン、デュッセルドルフと並んでドイツ3大カーニバルの一つです。観光のベストシーズンは、5〜9月です。
マインツの歴史
マインツには、約2000年の豊かな歴史があります。もともとは、古代ローマの軍事キャンプ「モゴンティアクム」の植民都市として始まりました。8〜19世紀始めまでは、「マインツ大司教座」が置かれ、神聖ローマ帝国の中心地として栄えました。特にドイツや世界の歴史に大きな影響を与えた活版印刷の発明者、ヨハネス・グーテンベルクの故郷として有名です。
近代では、1792年にフランスにより占領され「マインツ共和国」となった後、プロイセン・オーストリア連合軍により奪還され、ナポレオン戦争後にドイツ連邦の管理下に置かれました。
フランクフルトからのアクセス

フランクフルトからのアクセス方法についてまとめました。
フランクフルト空港からのアクセス
マインツへは、国際空港であるフランクフルト空港から訪れる人が多いです。マインツ中央駅(Mainz Hauptbahnhof)へは、鉄道かバスでの移動方法があります。
■鉄道の場合
Sバーン(S8ライン)、またはRE (Regional Express、快速列車) を利用して、約20〜30分ほどで到着します。片道10ユーロ程度です。列車の本数は1時間に2〜4本と比較的多く、帰りの時刻等を気にしなくて良い所も鉄道を利用する魅力です。
■バスでの移動の場合
FlixBusなどの長距離バスを利用し、マインツ中央駅へ直通で移動することができます。所要時間は約50分で料金は、5〜8ユーロ程度です。ただし、本数は限られているため、鉄道での移動がおすすめです。
フランクフルト市内からのアクセス
フランクフルト中央駅からマインツ市内へは、鉄道での移動が便利です。フランクフルト中央駅から、Wiesbaden(ヴィースバーデン)行きのS8、RE、RB(普通列車)を利用して、約40分で到着可能です。
マインツの主な観光スポット
マインツ市内はコンパクトなため、徒歩で十分に観光地を巡ることができます。主な観光スポットのあるマインツ旧市街地には、マインツ中央駅から徒歩15分程度で到着することができます。
マインツ大聖堂
マインツ大聖堂はマインツのシンボルと言える歴史のある建造物です。ドイツを代表する大聖堂の一つで、ロマネスク様式を始め、ゴシック、バロック建築と様々な建築スタイルが融合した建物となっています。
975年に大司教のヴィリゲスにより建設されました。当時のマインツの大司教は、ドイツ皇帝を選ぶ選挙権をもつ7人の選帝侯の首席におり、絶大な権力を誇っていました。
赤砂岩で造られた重厚建築で、6つの塔が立っています。高さ約80メートルの身廊や、東西の内陣があり、荘厳さが感じられる作りとなっています。
中には、1000年以上前に作られた美しいステンドグラス、歴代大司教の墓などが見学できます。午後には無料のオルガンコンサートが行われ、教会内に響き渡る音楽を聴くことができます。
大聖堂の中にはドーム博物館も併設されており、中世の宗教美術を鑑賞することができます。こちらの入場料は、大人6ユーロです。
大聖堂の開館時間:
月〜土 9:00 〜 17:00、日 13:00〜17:00
礼拝中の見学は不可
入場料は無料です。
グーテンベルク博物館
グーテンベルク博物館は、活版印刷技術の発明者ヨハネス・グーテンベルクを記念して1900年に開館しました。博物館で特筆すべきは、「世界で最も美しい聖書」と称される「グーテンベルク聖書(42行聖書)」の原本を鑑賞することができることです。「グーテンベルク聖書」は、世界で50部しか現存せず、そのうち2部が博物館に保管されており必見です。
博物館内は、印刷技術の歴史をたどる展示が充実しています。実際に活版印刷を体験できるワークショップも人気です。
開館時間:火〜土 9:00〜17:00、日 11:00〜17:00、月・祝日が休館日
入場料は、大人5ユーロ、学生3ユーロ
聖シュテファン教会
聖シュテファン教会は、マルク・シャガールが制作したステンドグラスがある教会として有名です。1973年にシャガールが教会から依頼を受け、1978-1985年にかけて9枚のステンドグラスを完成させました。ステンドグラスを通して、教会内部に差し込む青い光は幻想的で、「シャガール・ブルー」と呼ばれます。
ステンドグラスの題材は、新約聖書と旧約聖書で、戦後のユダヤ人とドイツ人の和解への願いが込められています。
見学可能時間:月〜土 10:00 〜 18:30、日 12:00 〜16:30、礼拝中の見学は不可、見学無料
旧市街から外れた街の南にあり、マルクト広場からも徒歩10分ほどですが、見学の価値のある教会です。
マルクト広場
マルクト広場は、マインツ旧市街地の中心部に当たる広場です。カフェやレストランが集まり、広場に面したテラス席で建物や広場を眺めながら、休憩することもできます。
市民の生活に触れられる場所でもあり、毎週火、金、土の7:00〜14:00にマルクト広場では朝市が開かれています。地元の人が新鮮な野菜、果物、チーズを販売しています。
11月の下旬から始まるクリスマスマーケットが開かれています。マインツのクリスマスマーケットは、ドイツのクリスマスマーケットの中でも美しいと評判です。ドイツのクリスマスマーケットといえば、グリューワイン(ホットワイン)などを飲みながら、工芸品のお店やクリスマスの飾りを楽しむことができます。
キルシュガルテン
キルシュガルテンは、マインツ大聖堂の裏にある、カラフルな木組みの家屋が残されており、中世の街並みを残しています。現在は個性的なカフェやブティックが中には入っています。絵本のような美しい景観が特徴です。
マインツ観光モデルコース
ここでは、マインツ観光のモデルコースを紹介します。マインツは観光スポットが多い街ではないので、ただ観光スポットを巡るだけではなく、建物や道、川などの街の雰囲気や食事などを楽しみながら散策すると良いでしょう。
【マインツの郷土料理】
Spundekäs(シュプンデケース):
マインツを代表する郷土料理で、定番料理です。クリームチーズ、フレッシュチーズ、パプリカパウダー、玉ねぎなどを混ぜて作るディップです。プレッツェルやライ麦パンに塗って食べます。
Handkäs’ mit Musik(ハンドケーゼ・ミット・ムジーク):
ハンドケーゼとは、サワークリーム風味の酸味のあるチーズのことです。「mit Musik (音楽付き)」とは、ワインビネガー、玉ねぎ、クミンなどをオイルでマリネすることです。
Saumagen (ザウマーゲン):
ザウマーゲンは、「豚の胃袋」という意味で、豚の胃袋の中に、じゃがいも、豚肉、香辛料を詰めた、ソーセージのような料理です。ザワークラウトとマスタードと共に提供されます。
もちろん、ブラートヴルスト(ソーセージ)や、リースリングワイン、Apfelweinというリンゴ酒なども、食べる体験があれば良いですね。
まとめ
以上、ドイツの街マインツの観光についてまとめました。マインツは、比較的都会であるフランクフルトとは異なり、豊かな歴史がありながらも、こじんまりとしていて、ドイツらしさをたっぷり感じることができるのがメリットです。是非、近くを訪れた際には訪れてみてください。
◇経歴
・国際教養学部卒業
・外資系企業に勤務経験があり、アドミや会計分野で、インド人、カナダ人、オーストリア人、フランス人など様々な国の出身の同僚と働いた経験があります。
◇資格
英検1級、TOEIC 900点、IELTS 7.5 など
◇留学経験
大学時代に交換留学プログラムでイギリスの大学へ1年間留学し、リサーチの基礎や英語学について学びました。
◇海外渡航経験
・高校時代にシンガポールで3週間ホームステイをし、現地の高校で授業を受講した経験があります。
・大学留学中は休暇を利用してヨーロッパ各国を旅行し、多様な文化に触れました。
◇自己紹介
英語が好きで、子どもの頃から自ら進んで勉強してきましたが、日本式の文法やリーディング中心の学習方法では、なかなか話せるようにならず、苦労した経験があります。ネイティブキャンプでの英会話に助けられました。
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