海外旅行で困らない程度の英語力とは?レベルの目安や知っておきたいフレーズを教えます!

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初めての海外旅行
や久しぶりの渡航で気になるのが「自分の英語はちゃんと通じるかな?」という不安ではないでしょうか。

実は旅行を楽しむために必要な英語力はそこまで高くなく、空港での手続きやホテルのチェックイン、レストランでの注文など、よくあるシーンで最低限のフレーズを覚えておけば十分に対応できます。

本記事では、海外旅行で困らないための英語力の目安や、覚えておくと安心な便利なフレーズをわかりやすくご紹介します。

海外旅行で困らない程度の英語力・レベルの目安は?

海外旅行に必要な英語力は、どのくらいのレベルであれば安心できるのでしょうか?ここでは、旅行を楽しむために必要な英語力の目安をわかりやすくご紹介します。

結論から言うと、英語がペラペラに話せなくても、旅行を楽しむことは十分可能です。

実際に必要とされるのは、相手と複雑な会話をする力ではなく、必要な情報を伝えたり、理解したりするための最低限のコミュニケーション力です。

目安としてよく使われるのが英語試験のレベルですが、たとえばTOEICで400〜500点程度、英検でいえば3級〜準2級程度の力があれば、旅行に必要な基本的やり取りはこなせるとされています。

具体的には、空港でのチェックインや荷物預け、ホテルの予約確認やチェックイン、レストランでの注文、買い物での支払いなど、決まったシチュエーションでの定型的なフレーズを理解し、返答できる力があれば十分です。

また、英語力や資格そのものよりも、聞き取れなくても聞き返せたり、単語だけでも意思を伝えられたりといった姿勢の方が重要です。完璧な文法や流暢さにこだわる必要はなく、相手に伝わることを優先すれば大丈夫です。

海外旅行で英語が必要となる場面

旅行中は観光や買い物など楽しい時間が多い一方で、英語を使わざるを得ない状況もあります。本セクションでは、実際にどんなシーンで英語を使うことが多いのか、具体的に整理してみましょう。

まず挙げられるのが、空港です。チェックインや搭乗手続き、入国審査や荷物に関するやり取りなど、英語でのコミュニケーションが基本となります。

特に入国審査では、滞在目的や滞在日数などを質問されることが多く、シンプルな受け答えができる準備があると安心です。

次に、交通機関です。電車やバス、タクシーを利用する際、行き先を伝えたりチケットを購入したりする際に英語が必要になります。

観光地では英語表記が整っている場合もありますが、実際には英語圏以外の国では、ローカルエリアに行くほど英語が通じにくいと感じます。

例えば、筆者がヨーロッパを旅行した際、都市中心部では英語表記が多く安心できましたが、郊外に出ると現地語しか通じず、英語で聞いても首を振られることもありました。
一方で、台湾や韓国では観光地によって日本語表記が整っている場所もあり、日本人旅行者にとっては助かる場面も多かったです。

さらに、ホテルも重要な場面です。チェックインとチェックアウトの時だけでなく、部屋の設備に関する質問やトラブルの相談をする場面もあります。

簡単な表現で意思を伝えられると、滞がぐっと快適になります。

そして、旅行の大きな楽しみであるレストランでは、注文や会計だけでなく、アレルギーや好みを伝えるためにも英語は必要です。食文化が異なる国では、ちょっとした一言が安心につながります。

また、買い物の際のやり取りも避けられません。値段やサイズ、色違いの有無などを聞いたり、支払い方法を伝えたりと、自分の欲しいものをスムーズに購入できます。

【場面別】海外旅行で困らないために知っておきたい英語フレーズ


旅行中に役立つ英語は、難しい文法よりもすぐに使える一言です。ここでは、シチュエーション別に使えるフレーズをご紹介していきます。

空港

海外旅行の最初の大きなステップが空港での手続きです。

チェックインから出国〜入国まで、短いフレーズでのやり取りが必要となる場面が多くあります。ここをスムーズに乗り越えられるかどうかで、旅のスタートの安心感が大きく変わってきます。

まず出発時のチェックインカウンターでは、予約確認や荷物の預け入れを行います。

「Passport, please.(パスポートをお願いします)」

「Do you have any luggage to check in?(預ける荷物はありますか?)」

といった基本的な質問がされます。

自分の荷物について
「This is my checked baggage.(これが預け入れ荷物です)」
と答えられれば問題ありません。

次に避けられないのが入国審査です。多くの場合、滞在目的や期間を英語で聞かれます。

私の体験では、台湾で日本語が話せる審査官にお会いしたこともあるのですが、基本的には英語で対応できる準備をしておくことが大切です。

たとえば、
「What’s the purpose of your visit?(訪問の目的は何ですか?)」に対して
「For sightseeing.(観光です)」や、

「How long will you stay?(どのくらい滞在しますか?)」
「For five days.(5日間です)」とシンプルに答えられれば十分です。

ここで大切なのは、難しい言葉を使うよりも、落ち着いて要点だけを伝えることです。

また、荷物受け取りや税関でも英語を使う場面があります。あまり税関に行くことはないかもしれませんが、もし

「Do you have anything to declare?(申告するものはありますか?)」
と聞かれることがあれば
「No, I don’t.(いいえ、ありません。)」
と答えれば大丈夫です。

交通機関

海外旅行では、現地での移動が旅の大きな部分を占めます。

電車やバス、タクシーを使う場面では、目的地や料金を確認するために英語でのやり取りが必要になることが多いですが、実際に必要な表現はシンプルなものがほとんどです。

例えば、電車や地下鉄では、
「Which platform is for 〇〇?(〇〇行きのホームはどこですか?)」
「One ticket to 〇〇, please.(〇〇までの切符を1枚ください)」
といった短いフレーズで十分に対応できます。

切符の購入や改札での確認も、少しの単語のやり取りで済むことが多いです。

バスやタクシーでは、行き先を正確に伝えることがポイントです。
「Take me to 〇〇, please.(〇〇までお願いします)」
「How much is it to 〇〇?(〇〇までいくらですか?)」
といったフレーズを覚えておくと安心です。
料金交渉が必要な国でも、数字と単語を組み合わせるだけで意思を伝えられます。

ホテル

チェックイン時には、予約内容の確認やパスポートの提示が求められます。

「I have a reservation under 〇〇.(〇〇で予約しています。)」
と言うと予約情報を照会してもらえるので、こちらを覚えておくとスムーズです。

また、部屋の希望やチェックアウト時間の確認も簡単な表現で伝えられます。
「Could I have a room on a higher floor?(上の階の部屋にしてもらえますか?)」
「What time is check-out?(チェックアウトは何時ですか?)」
など、短い文章で十分です。

滞在中に部屋の設備について質問やお願いをする場合もあります。
「The air conditioner is not working.(エアコンが動きません)」
「Could you bring extra towels?(タオルを追加でお願いできますか?)」
などの短いフレーズでも理解してもらえます。

レストラン

席に着くとき、店員を呼ぶときやメニューをもらうときに使える表現があります。

「Could we have a table for two, please?(2人用の席をお願いします)」
「Can I see the menu, please?(メニューを見せてください)」
といったフレーズが便利です。

注文の際も、料理名や数量を伝えるだけで基本的に問題ありません。

「I’ll have this pasta, please.(このパスタをお願いします)」
「One coffee, please.(コーヒーを1つお願いします)」
とシンプルに伝えましょう。

また、アレルギーや苦手な食材を伝える場合も、短くわかりやすいフレーズが役立ちます。

「I’m allergic to peanuts.(私はピーナッツアレルギーです)」
「No spicy, please.(辛くしないでください)」
など、簡単な表現でも十分に意思は伝わります。

さらに、会計や支払いの場面では、
「Could we have the bill, please?(お会計をお願いします)」
「Do you accept credit cards?(クレジットカードは使えますか?)」
などを知っておくとスムーズです。

ショッピング

店員に質問する場合の表現を覚えておくのも便利です。

「Do you have this in a different size?(これの別サイズはありますか?)」
「Can I try this on?(試着してもいいですか?)」
など、必要なことを短く伝えるだけで十分です。

また、色や種類を確認する場合も
「Do you have it in blue?(青はありますか?)」
のように、単語を組み合わせて質問できます。

値段を聞きたい時や支払いをしたい時には
「How much is this?(これはいくらですか?)」
「Do you accept credit cards?(クレジットカードは使えますか?)」
など、よく使う表現を覚えておくと安心です。

海外では慣れない通貨での小銭の計算やチップの確認なども出てきますが、もし聞き取りが難しい場合には、電卓で見せてもらうことをお願いしても良いでしょう。

海外旅行での翻訳アプリの活用方法

英語力に不安があっても、翻訳アプリを効果的に活用することができます。本セクションでは、翻訳アプリを上手に取り入れるためのポイントをご紹介します。

多くの翻訳アプリは音声認識やテキスト入力でリアルタイムの翻訳が可能なので、それらが会話をサポートしてくれます。スマホさえあれば、単語や文章をすぐに翻訳できるため、困ったときの安心感が格段に高まります。

たとえば、空港での手続きや交通機関の乗り換え、ホテルでのリクエストなど、英語のフレーズが浮かばないときにアプリで翻訳すれば、正確に伝えることができます。

また、メニューや看板、注意書きなどをカメラで読み取るGoogle翻訳の機能を使えば、情報を瞬時に理解できるので便利です。

さらに、訪れる国の現地語を事前にダウンロードしておくと、インターネットが繋がりにくい郊外に出かけた時でもオフラインで翻訳が可能になるのでおすすめです。

まとめ

海外旅行で必要な英語力は、決して難しい文法や高度な会話力ではなく、シンプルで実用的な表現を知っているかどうかです。今回ご紹介したフレーズを押さえておけば、多くの場面で安心してやり取りができるはずです。

大切なのは「完璧に話す」ことではなく、相手に伝えようとする気持ちと勇気です。最低限の英語力を身につければ、旅先での不安がぐっと減り、観光や交流をもっと楽しめます。

次の海外旅行ではぜひ、今回のポイントを意識してチャレンジしてみてくださいね。

 

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