国内線・国際線の空港チェックインは何分前まで?LCCと大手航空会社の違いも解説!

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飛行機に乗るときに必ず必要な手続きであるチェックインですが、国内線と国際線では締め切り時間が違ったり、LCCと大手航空会社でもルールが変わってきたりと、意外とややこしいものです。

せっかく旅行や出張に行くのに、「時間に間に合わず搭乗できなかった!」なんて事態は絶対に避けたいですよね。

そこで本記事では、国内線・国際線のチェックインは何分前まで必要なのかをわかりやすく解説し、さらにLCCと大手航空会社の違いについてもまとめました。

チェックインとは?いつ・どこで・なぜ必要?

まずは、意外と曖昧にしている人も多いチェックインについて見ていきましょう。不安なく手続きを進められるよう、具体的な流れをご紹介します。

チェックインとは、飛行機に搭乗するために行う一連の手続きのことを指します。

シンプルにまとめると、航空会社に「自分がこの便に確かに搭乗する」という意思を伝え、座席を確定させる手続きのことを指します。これを済ませることで搭乗券(ボーディングパス)が発行され、初めて飛行機に乗れる状態になります。

つまり、チェックインをしなければ、チケットを購入していても飛行機に乗ることはできません。

チェックイン手続きの流れとしては、まずカウンターや機械で手続きを行い、その場で搭乗券を受け取ります。その後、必要に応じて荷物を預け、保安検査を通過します。最終的には、指定された時間までに搭乗ゲートに到着すれば搭乗可能となります。

従来は空港のカウンターで手続きをすることが一般的でしたが、最近では自動チェックイン機や、さらに便利な「Webチェックイン」も広がっています。出発前にスマホやパソコンで手続きを済ませられるため、空港で並ぶ時間を短縮できるのが特徴です。

では、なぜチェックインが必要なのでしょうか。その理由は大きく三つあります。

まず第一に、安全性の確保です。航空会社は誰がその便に乗るのかを把握し、搭乗者情報を管理する必要があります。

次に、座席を確定させるという理由もあり、購入した段階では未指定の場合の座席を含めて、チェックインを通して座席が割り当てられます。

そして最後に、手荷物の管理です。機内に持ち込む荷物と預け入れる荷物を区別し、重量やサイズを確認するのもチェックインが必要な理由になります。

【航空会社別】チェックイン締切時間まとめ

航空会社ごとに異なる、チェックインの締切時間ですが、うっかり間違えるとフライトに間に合わないこともあります。ここでは各社の違いを整理し、どのタイミングで空港に到着すれば安心かを見ていきましょう。

飛行機に乗る際にもっとも注意したいのが「チェックインの締切時間」

同じ空港からのフライトでも、利用する航空会社によって締切が異なるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

もし締切を過ぎてしまうと、その便に搭乗することはできなくなってしまうので注意しましょう。

ANAやJALをはじめとした大手航空会社(フルサービスキャリア)は、比較的余裕を持った締切時間が設定されています。

例えば、国内線では出発の20〜30分前、国際線では出発の60分前までにチェックインを済ませておく必要があります。チェックイン後に手荷物検査や出国審査が控えている国際線では、特に時間に余裕を持つことが求められます。

一方で、ジェットスター・ジャパンやピーチなどの格安航空会社(LCC)は締切時間が早めに設定されているのが特徴です。国内線でも出発の30〜45分前、国際線では60〜90分前が一般的です。

LCCは運航効率を重視しており、遅延を避けるために締切を厳格に運用しているのです。カウンターが混雑していても、締切時間を過ぎたら受け付け不可となるケースがほとんどなので、空港への到着は余裕を見て計画しましょう。

国際線と国内線ではここが違う!

同じ飛行機でも、国際線と国内線ではチェックインのルールが大きく異なります。旅行や出張の目的地によって、空港での過ごし方も変わってくるので要注意です。ここでは、チェックイン方法や締切の違いを解説していきます。

まず大きな違いは、必要書類です。

国内線では基本的に航空券や予約情報があればチェックインできますが、国際線ではパスポートが必須です。

行き先によってはビザや入国カードが必要な場合もあります。これらの確認があるため、国際線のチェックインには時間がかかる傾向があります。

また、先ほど述べたようなチェックインの締切時間の違いもあります。

国内線は出発の20〜30分前が目安であるのに対し、国際線は60分前が一般的です。

さらに、長距離便や混雑空港では90分前に締め切る場合もあります。チェックイン後には保安検査に加えて出国審査があるため、国内線よりも余裕を持つ必要があるのです。

次に、手荷物の扱いにも違いがあります。

国内線では比較的ルールが緩やかですが、国際線では液体物の制限や持ち込み禁止品の規定が厳格です。

そのため、チェックイン時や保安検査で時間がかかりやすく、思わぬトラブルにつながることもあります。

さらに、チェックイン後に向かう搭乗ゲートまでの距離も国際線の方が長いケースが多いです。

大型空港では入国審査場を抜けてからさらに移動が必要になるため、時間が読みにくいこともあります。国内線の感覚で空港に到着すると、気づいたら搭乗時間ギリギリということも起こり得ます。

初めて国際線に乗る人はもちろん、久しぶりに海外に行く人も国内線と同じ感覚で行動しないよう注意しておきましょう。

時間に余裕を持つべき理由とは

飛行機に乗るとき、チェックインの締切時間さえ守れば大丈夫だと思う方もいるかもしれませんが、実際には、締切時間ぎりぎりを狙うのはとてもリスキーです。

空港では自分ではコントロールできない出来事が多いため、余裕を持った行動が欠かせません。

まず考えられるのが、交通機関の遅延です。

空港に向かう電車やバスが遅れるのは珍しくありません。
特に成田空港や関西空港など都市中心部から距離のある空港では、乗り換えに失敗したり、1本電車を逃すと一気に時間が足りなくなることもあります。

次に、手荷物検査や出国審査の混雑が考えられます。

国内線なら比較的スムーズに進むこともありますが、国際線では繁忙期に長蛇の列ができ、通過するまで30分以上かかる場合もあります。
チェックインを済ませても、その後に想定外の待ち時間が発生することもあるので、基本的には手続き後に保安検査場へ直行することをおすすめします。

さらに、搭乗ゲートまでの移動時間も見落としがちなポイントです。

大規模な空港ではチェックインカウンターからゲートまで10分以上歩くことも珍しくありません。電動カートやシャトルが必要な場合もあり、時間に追われて走る羽目になる人も少なくないので、ゆったり移動したい人は時間に十分な余裕を持つようにしましょう。

このように、空港には予測できない要素が多いため、チェックインの締切時間を目安にするのではなく、常に余裕を持って行動することが安心につながります。

特に国際線では出発の2〜3時間前を目安に到着するのが理想的です。

私自身、ベトナム・ホーチミンの空港を利用した際には、出発の4時間前に到着しました。

これなら余裕だろうと思っていたのですが、実際にはカウンター前に長蛇の列ができており、手続き完了までにかなりの時間がかかりました。

結果的にちょうど良いタイミングで搭乗ゲートへ向かえたのですが、もし到着が2時間前だったら確実に乗り逃していました。

そのため、利用予定の空港について事前に口コミや体験談を確認しておくのは非常に有効です。

混雑が多い空港か、セキュリティに時間がかかるのか、あるいはゲートまでの移動が長いのか。こうした情報は実際に利用した人の声からしか得られないことが多く、行動計画を立てる上で大きな参考になります。

Webチェックインのメリットと注意点

最近は多くの航空会社が導入しているWebチェックインのサービスですが、便利に見える一方で、気をつけておきたいポイントも存在します。本セクションでは、利用前に知っておきたいメリットと注意点をご紹介します。

Webチェックインとは、スマホやパソコンから事前に手続きを済ませられるシステムのことで、空港での待ち時間を短縮できるという大きなメリットがあります。

出発の24時間前から利用可能なケースが多く、事前に座席を指定したり搭乗券をダウンロードしたりできるので、スムーズな旅のスタートにつながります。

混雑するカウンターに並ぶ必要がなく、手荷物が少なければそのまま保安検査場へ直行することもできます。また、早めにチェックインすれば希望の座席を確保しやすいというメリットもあります。

一方で注意点もあります。

まず、預け荷物がある場合は、バゲージドロップ専用カウンターに立ち寄る必要があるため、完全にカウンターに並ぶ過程をスキップできるわけではありません。さらに、パスポート情報の入力ミスや搭乗券の保存忘れなど、オンラインならではのトラブルも起こり得ます。

スマホの充電が切れて搭乗券を提示できない、といったケースも実際にあるので要注意です。

また、LCCではWebチェックインが必須となっている場合もあり、空港でチェックインしようとすると追加料金が発生することもあります。

航空会社ごとにルールが異なるため、利用前に必ず確認しておくことが大切です。

よくあるトラブル

飛行機に乗る際には、誰でも少なからずトラブルに遭遇する可能性があります。ここでは実際によくある疑問や失敗談を交えながら、スムーズに対処できる方法をご紹介していきます。

チェックインカウンターに並ぶ時間が足りないケース

まず多いのが、チェックインカウンターに並ぶ時間が足りないというケースです。

繁忙期や混雑している空港では、想定以上に列が伸びることがあります。締切時間ギリギリに到着すると、列に並んでいる間に締切が過ぎてしまうこともあります。

こうしたトラブルは、事前に空港に余裕をもって到着することで避けられます。早く着きすぎて損することはないので、ギリギリの行動は避けるようにしましょう。

必要書類の不備

次に、必要書類の不備です。

国内線では身分証明書、国際線ではパスポートやビザが必須ですが、うっかり忘れてしまう人も少なくありません。書類が不足していると、チェックイン自体ができず搭乗を断られることもあります。

パッキング時や空港までの道中に、必ずこまめに確認することが重要です。

Webチェックインでのミス

Webチェックインはしたけれど、搭乗券の読み取りができないというトラブルもあります。

スマホの電池切れや画面破損、QRコードが見えにくい状態など、思わぬ原因で搭乗がスムーズに進まない場合があります。紙に印刷した控えを持参しておくか、LCCでなければ紙のチケットもカウンターで印刷してもらうと安心です。

手荷物検査でのトラブル

さらに、手荷物の超過や持ち込み不可物によるトラブルも発生しやすいポイントです。

重量オーバーや液体物の規定違反は、チェックイン時に追加料金が発生したり、没収される場合もあります。ルールを把握して準備しておくことが、余計なストレスを避けるカギです。

締切に間に合わなかったら?

万が一、チェックインの締切に間に合わなかった場合、飛行機に乗ることはできません。

時間ぎりぎりの行動をしてしまうと、到着が間に合っても手続きが済まず、搭乗を断られることがあります。

ここで、筆者自身の体験をご紹介します。私がイタリアに滞在していた時の出来事です。
ローマからのフライトで17時発を勘違いして19時だと思い込み、バスで空港に向かっていました。

バスの中で気付いて顔面蒼白のまま空港に向かいましたが、到着したときにはちょうど最終搭乗のアナウンスが流れており、さらに預け荷物もあったため、チェックインもできずにそのチケットは使えなくなってしまいました。

その結果、ホテルの延泊と航空券の再購入は自腹で対応することになってしまいました。

締切に間に合わなかった場合の影響は大きく、時間もお金も失うことになります。しかし、正しい情報確認と余裕ある行動を心がければ、防げるトラブルです。

旅行や出張をスムーズに進めるためにも、チェックイン時間には特に注意しましょう。

まとめ

飛行機のチェックイン時間は、国内線か国際線か、LCCか大手航空会社かによって大きく異なります。

特にLCCは大手よりも締め切りが早い傾向にあるため、「まだ大丈夫」と油断せず、余裕を持って空港に向かうことが大切です。

これから飛行機に乗る予定がある方は、ぜひ今回紹介した目安を参考にして、自分のフライトに合わせた行動を心がけてみてください。

少し早めに空港へ到着するだけで、旅の始まりがぐっとスムーズになりますよ。

 

 

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