
日本から近く、気軽に訪れることができる台湾は、多彩な観光スポットが揃う魅力的な旅行先です。
台北101や九份、故宮博物院、夜市といった定番名所はもちろん、台中・台南など地方都市の注目エリアも見逃せません。週末を使った短期旅行にもピッタリなので、「いつか行ってみたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、魅力溢れる台湾の観光スポットについて徹底解説していきます。ぜひ旅の計画の参考にしてみてくださいね!
台湾の基本情報
まずは台湾の基本情報についてお伝えしていきます。
台湾は東アジアに位置する島国で、面積は九州とほぼ同じ程度。山岳地帯と沿岸平野が広がり、自然景観も豊かです。首都は台北で、他に台中・台南・高雄といった大都市があります。
時差とフライト時間
日本との時差は-1時間で、日本の午前10時は台湾の午前9時です。日本からのフライト時間は、東京から直行便で3〜4時間、福岡からだと直行便で2時間半。大阪、名古屋、仙台、札幌などからも直行便がでており、日本からのアクセスの良さも魅力です。
言語と通貨
台湾の言語は中国語です。高級ホテルや大型ショッピングセンターなどでは英語が通じるほか、日本人が多い観光スポットでは、日本語が通じることもあります。
入国について
90日以内の観光の場合、ビザは必要ありません。渡航の際は、入国カードをオンラインで事前に登録できるので、出発前に済ましておくとスムーズです。登録は、中華民国内省部移民署のサイトから行います。
台湾の定番観光スポット
台湾には文化や歴史、グルメなど見どころがたくさんあります。「ここは外せない!」という定番の観光スポットを厳選したので、早速見ていきましょう。
台北101
台北101は、台湾で最も高い絶景タワーです。508mの高さを誇り、台北の街を一望することができます。
89階にガラス張りの屋内展望台があり、そこから階段を登ると91階の屋外展望台にアクセスが可能。遠くまで景色が見渡せる昼の時間帯はもちろん、台湾の夜景が見渡せる夜の時間帯もおすすめです。
また「Skyline460」という101階の野外展望台もあり、高さ460mから台北市内を一望することもできます。「Skyline460」は別料金で、3日前までの要予約なので、訪れる際は事前に詳細をチェックしておきましょう。
展望台の他、台北101にはレストランやショッピングモールも入っているので、食事やショッピングも楽しめます。
故宮博物院
台北旅行で外せないのが、世界4大博物館のひとつと言われる故宮博物院です。宮殿のような建築美を誇る博物館で、数千年にわたる中国の美術品が展示されています。
展示作品数がかなり多いので、訪れる際は見たいものをある程度絞っておくのが鑑賞のポイント。有名な展示品は3階に集まっているので、そこから鑑賞を始めるのがおすすめです。
またレストランやカフェも入っているので、途中で休憩も可能。ミュージアムショップには故宮博物院ならではのお土産も充実しているので要チェックです。
九份
美しい街並みが続く九份(きゅうふん)も台湾旅行では外せない観光スポットです。宮崎駿監督の人気アニメ映画「千と千尋の神隠し」を彷彿させる景色として、雑誌やSNSで写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
九份は台北から車やバスで1時間ほどとアクセスしやすく、日帰り観光にも最適。もともとは金鉱の街として栄えましたが、現在では赤い提灯が並ぶレトロな街並みや茶芸館、細い石段に沿って軒を連ねる土産物屋や食堂など見所がたくさんあります。
特に夕暮れから夜にかけての時間帯は、灯りがともる街並みが幻想的な雰囲気を生み出し、まるで映画の世界に迷い込んだような気分が味わえます。
街歩きの所要時間は2〜3時間ほど。週末は混むので、時間に余裕を持って計画を立てるのがおすすめです。
夜市
台湾各地に点在する夜市は、夕方から深夜にかけて活気にあふれる市場で、地元の人々や観光客が集うグルメとショッピングの宝庫です。台湾に訪れたら、夜市での食べ歩きはマスト。夜市は台北市内にいくつかあるので、ぜひ気になる場所に足を運んでみてください。
・士林夜市
台北で特に有名なのが「士林夜市」で、台湾でも最大級のスケールを誇ります。胡椒餅や大鶏排(ジャンボフライドチキン)、臭豆腐など定番の屋台グルメが揃い、食べ歩きに最適です。
・饒河街夜市
饒河街夜市はB級グルメの宝庫で、地元感あふれる雰囲気を味わえるのが特徴。台湾で最も古い夜市で、ディープな雰囲気が楽しめます。
・南機場夜市
南機場夜市には100軒以上の屋台や商店が並び、屋台飯を楽しみたい方におすすめ。道幅が比較的広く歩きやすいので初心者でも行きやすい夜市です。
台湾観光で行きたい注目エリア

台湾には、台北以外にも魅力的なエリアがたくさんあります。台北から高速鉄路を利用すれば比較的簡単に移動が可能なので、日程に余裕があれば地方都市にも足を運んでみるのがおすすめです。
ここからは、台湾旅行で行きたい注目エリア「台中・台南・高雄」について紹介していきます。
台中
台湾中部に位置する台中は、近年リノベーションされたカフェやショップが続々オープンしている「アートとカフェの街」です。
歴史的建造物を改装したおしゃれなカフェはとってもフォトジェニック。のんびり街歩きをしながら台湾の歴史とアートを感じたい方におすすめです。
他にも100年の歴史を持つ台中公園や大きな布袋様を拝める宝覚禅寺など観光スポットも充実。台北駅から1時間ほどで行けるので、日帰りで気軽に訪れることが可能です。
台南
台南は、台湾で最初の首府がおかれた歴史あるエリア。史跡など古い街並みが残っています。
見どころは、オランダ統治時代に築かれた赤崁楼(チーカンロウ)、歴史的価値が高い寺院のひとつである大天后宮(ターティエンホウコン)、台南最古の観音廟である大観音亭(タークァンインティン)など。台湾の歴史を感じる古跡を鑑賞したい方におすすめです。
高雄
アジア有数の港町である高雄は、自然と都会が融合する美しい街です。台北に次ぐ大都市で、中心部には高層ビルが立ち並びますが、郊外には自然が残っています。
高雄にある「美麗島駅」は「世界で最も美しい地下鉄駅」の2位にも選ばれており、ぜひ訪れてみたいスポット。他にもオランダの建築家によってデザインされた高雄駅や、倉庫街をリノベーションした駁二芸術特区など、見どころがたくさんあります。
台湾観光で食べたいグルメ
台湾といえばやはりグルメ。屋台からレストランまでバラエティ豊かな食文化は、台湾観光の醍醐味です。
ここからは、台湾旅行でぜひ味わいたい定番の料理やスイーツ、ドリンクをご紹介していきます。
・小籠包
台湾グルメで外せないのが小籠包。店によってこだわりが違うので、複数の小籠包を食べ比べてみるのがおすすめです。
・麺料理
台湾の麺料理も必食グルメのひとつ。牛肉麺、涼麺、担仔麺、意麺など様々な種類があります。手軽に食べることができるので、ぜひ麺もいろんな店で試してみてください。
・台湾式朝ごはん
台湾ではおいしい朝食が食べられるお店がたくさんあります。野菜を包んだおまんじゅうのような「包子」、中華風の揚げパン「油条」、粥など、おいしい台湾式朝ごはんは必食です。
・火鍋
台湾といえば「辛いもの」というイメージがある方も多いはず。一度食べたら病みつきになる、火鍋も台湾の定番グルメです。辛い真っ赤なスープと、マイルドな味の白いスープの2色式になっているのが一般的で、肉や海鮮、野菜などをいれて楽しみます。
・かき氷
台湾の有名スイーツといえば、ふわふわのかき氷。温暖な気候の台湾では、ひんやり冷たいかき氷がより美味しく感じます。トッピングも充実しており、マンゴーや苺などの果物がのっているもの、小豆やタロイモ団子がトッピングされているものなど、色々な種類があります。
・台湾茶
台湾には茶館がたくさんあり、本格台湾茶を味わうことができます。喫茶店感覚で入れるカジュアルなお店も増えており、食事やお菓子と一緒に楽しめるところも。
台湾観光のおすすめお土産
最後に、台湾観光で買って帰りたいおすすめのお土産を紹介していきます。
・パイナップルケーキ
台湾土産の定番と言えば、パイナップルケーキ。色々なお店で販売されているので、食べ比べながらお気に入りを見つけるのも楽しいです。
・台湾茶
パイナップルケーキと並んで定番なのが台湾茶。味が良いのはもちろん、パッケージがかわいいものも多いので、自分用にもお土産用にもピッタリです。
・スナック菓子
台湾には美味しいスナック菓子がたくさん。スーパーで簡単に手に入るので、ぜひ気になるものをお土産に買っていくと良いでしょう。
・台湾雑貨
可愛い台湾雑貨もお土産に最適なアイテム。MIT(MADE IN 台湾)のおしゃれな雑貨は、見れば見るほど欲しくなるものばかりです。見るだけでも楽しいので、セレクトショップを見かけたらぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回の記事では、台湾の観光スポットやおすすめグルメ、お土産などを詳しく紹介しました。歴史や文化を感じたり、美味しいグルメを堪能したり、ショッピングを楽しんだりと見所がたくさんある魅力的な旅行先です。
日本からアクセスもしやすいので、週末などを使った短期旅行にもピッタリ。ぜひ今回の記事を参考に、自分だけの台湾堪能プランを立ててみてくださいね!
◇経歴
英語使用歴:6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)
・海外在住歴:4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。