
初めての 台湾旅行で「両替の仕方がわからない」「いくら現金を用意すればいいのか知りたい」と悩んでいませんか?
台湾ではキャッシュレス決済が普及していますが、夜市やタクシーなど現金が必要な場面も多いため両替は欠かせません。
この記事では、 台湾でおすすめの両替場所から現金の目安、キャッシュレス決済事情まで詳しく解説します。
両替や支払いに迷わず、台湾旅行を快適に楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
- 台湾のお金の基本情報|通貨単位・種類など
- 日本円から台湾のお金に両替するのにおすすめの方法・場所
- 台湾旅行に現金はいくら持って行く?
- 台湾におけるキャッシュレス決済事情
- 台湾におけるお金の注意点
- まとめ
台湾のお金の基本情報|通貨単位・種類など
台湾旅行に行く前に、 台湾の通貨単位や種類を把握しておくことは大切です。
ここでは台湾のお金に関する基本情報をおさえるために、以下の2点を解説します。
・台湾の紙幣と硬貨の種類
台湾の通貨単位と為替レートの目安
台湾で使用されている通貨は、正式には 「ニュー台湾ドル」と呼ばれており、 「圓」や 「元」、 「NT$」と表記されるのが一般的です。
しかし、台湾の通貨にはさまざまな表記や呼び方が存在し、現地で買い物をする際に戸惑うかもしれません。
例えば、台湾の通貨には以下の表記や呼び方のバリエーションがあります。
・NT$
・NTD
・TWD
・圓・元(ユェン)
・塊(クァイ)
・ニュー台湾ドル(新台湾ドル)
・台湾ドル
なお、これらはすべて 同じ通貨(ニュー台湾ドル)を指しているため、実際の金額や計算方法に違いはありません。
また、ニュー台湾ドルは 1ドル約4.84円(2025年10月2日時点)となっています。台湾で買い物をする際は、 表示金額に「5」を掛けると日本円に換算した大まかな金額がわかるでしょう。
台湾の紙幣と硬貨の種類
台湾では、日本と同じように 「紙幣」と 「硬貨」が使用されています。
以下は、台湾で流通している紙幣と硬貨の種類です。
紙幣の種類
・2,000元
・1,000元
・500元
・200元
・100元
硬貨の種類
・50元
・20元
・10元
・5元
・1元
100元の紙幣を日本円に換算した場合、100元 × 約4.84円 = 約484円に相当します。
日本円から台湾のお金に両替するのにおすすめの方法・場所
日本の空港で日本円からニュー台湾ドルに両替すると 手数料が高くなってしまうので、 現地に到着してから両替するのがおすすめです。
ここでは台湾で両替するおすすめの方法と場所を解説します。
・街中の銀行
・街中の両替所
・宿泊先のホテル
・街中のATM
台湾の空港
台湾の空港には両替所が複数設置されており、到着後すぐに両替が可能です。
主に台北の 桃園国際空港や 松山空港には、台湾銀行や合庫銀行などの両替所があり、多くの旅行者が利用しています。
両替所には24時間営業の窓口もありますが、深夜や早朝は閉まっていることが多く、利用する際は到着時間をあらかじめ確認しておくことが大切です。
有人窓口で両替する場合、 1回あたり30元の手数料がかかります。
また、手数料が無料とされる場合でも、実際には 為替レートに手数料分が含まれているケースもあり、結果的に 空港の両替は割高になる傾向があります。
一方、 自動両替機を利用すれば手数料がかからないため、少額を両替する際には便利です。
街中の銀行
安全性や信頼性を重視して両替したい方は、 街中の銀行がおすすめです。
しかし、営業時間が 平日の9:00〜15:00くらいまでで、土日祝は休業しているため、時間帯や日によっては両替ができない場合があります。
また、街中の両替所に比べると 手数料が高めですが、偽札を渡されたり金額をごまかされたりする心配がないため、安心して利用できます。
街中の両替所
街中の両替所は、空港や銀行と比較して レートが良く、 土日祝なども営業しているため便利です。
ただし、稀に違法な両替所があったり、不当なレートで両替される場所があるため注意してください。
街中の両替所を利用する際は、お店に 「両替営業者登録証」の掲示がある 政府公認両替所を利用するのがおすすめです。
宿泊先のホテル
宿泊先のホテルでも両替ができます。
24時間対応のフロントでは、 深夜や早朝にも両替できるので、空港で両替できなかった場合でも安心です。
ただし、ホテルの両替レートは他の両替所と比べると 割高になる傾向にあるため、少額の両替に留めておくことをおすすめします。
街中のATM
旅行中にお金が足りなくなった場合、 ATMでクレジットカードやデビットカードを使って現金を引き出すことができます。
ATMは空港やコンビニ、銀行など、至るところに設置されており、24時間利用可能な機械も多いので便利です。
ATMで現金を引き出す際は、 台湾側のATM手数料として1回100元〜200元と、 日本のカード会社の手数料として引き出した金額の約1.6%〜2.2%かかります。
何度も引き出すとその分の手数料がかかってしまうので、1回で多めの金額を引き出すのがおすすめです。
台湾旅行に現金はいくら持って行く?
台湾旅行で1日にどれくらい現金を使うのか、事前に知っておきたいですよね。
ここでは台湾旅行に現金はいくら必要なのかを解説します。
1日の現金使用額の目安
台湾の旅行で1日に使う現金の目安は、 約3,000円〜5,000円が相場となっています。
その内訳は以下の通りです。
・交通費:300円〜1,000円
・お土産や観光地の入場料:500円〜1,500円
これらはあくまで一般的な目安であり、夜市の食べ歩きや移動手段、観光スポットの選び方によって変動します。
旅行スタイルによって必要な額は異なる
現地での過ごし方や移動方法、何にお金を使うのかによって、必要な額は変わります。
例えば、夜市での食事やバス・地下鉄での移動をメインで観光する節約派なら、 1日3,000円程度でも楽しめます。
一方、タクシー移動や観光ツアーへの参加、お土産を多く購入する場合は、 1日5,000円以上を見込んでおくと安心です。
自分の旅行プランに合わせて、余裕を持って現金を準備しましょう。
台湾におけるキャッシュレス決済事情

日本ではクレジットカード決済やモバイル決済が普及し、支払いが便利になりました。
台湾を旅行する際もなるべく現金を持たずに キャッシュレス決済がしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
ここでは台湾のキャッシュレス決済事情について詳しく解説します。
多くの店舗や公共機関でキャッシュレス決済が可能
近年、台湾では キャッシュレス化が急速に進み、都市部ではカード決済やモバイル決済が日常的に利用されています。
多くの店舗や公共機関では、 クレジットカードや デビットカードに加え、 Apple Pay・ Samsung Payといったモバイル決済、 LINE Payや JKOPayなどのQRコード決済にも対応しています。
また、交通系ICカードの 悠遊カード(EasyCard)は公共交通機関だけでなくコンビニや日常の買い物でも使えるため非常に便利です。
キャッシュレス決済ができる場所・できない場所
台湾ではキャッシュレス化が進んでいますが、キャッシュレス決済ができる場所とできない場所もあります。
台湾でキャッシュレス決済ができる場所は以下の通りです。
・レストラン
・コンビニ
・バスやMRT(地下鉄)などの公共交通機関
一方、以下の場所ではまだキャッシュレス決済ができません。
・一部の小規模な飲食店
・一部のタクシーや小型バス
夜市の屋台やローカル市場の露店などでは、まだキャッシュレス決済に対応しているお店が少なく、現金での支払いが基本です。
キャッシュレス決済のみで旅行することはまだ難しく、現金とクレジットカードを状況に応じて使い分ける必要がありそうです。
台湾におけるお金の注意点
台湾旅行の際は、以下の3つの注意点があります。
・ATMを使用する際は安全対策を行う
・紛失・盗難に備えて管理を徹底する
それぞれ詳しく解説します。
屋台やバスでは高額紙幣の使用を断られる場合がある
屋台やバスで高額紙幣が使えない場合があるため注意が必要です。
例えば、 1,000元や 2,000元などの高額紙幣で支払いをしようとすると、「お釣りがない」と言われることがあります。
高額紙幣しか持っていない場合は、支払いを断られないよう 事前に崩しておくことをおすすめします。
ATMを使用する際は安全対策を行う
ATMを使用する際は、以下の安全対策を行うことが大切です。
基本的に 夜間や静かな場所でATMを使用するのは避けるのが無難です。また、財布やお金はなるべく人目に触れないようカバンにしまっておきましょう。
紛失・盗難に備えて管理を徹底する
旅行中は、盗難に備えて現金やカードを 1箇所にまとめないことが重要です。
例えば、財布やバッグの内ポケットなど、複数箇所に分けて入れておき、残りはホテルの金庫に入れておくなどが最適です。
そして、財布をズボンのポケットに直接入れることは、スリの標的になるため注意してください。
また、万が一 クレジットカードを紛失してしまった場合、すぐにクレジットカード会社に連絡して 利用停止の手続きを行いましょう。
まとめ
今回は台湾のお金の基本情報からおすすめの両替場所、現金・キャッシュレス事情まで詳しく解説しました。
台湾旅行で両替する際は、なるべく手数料を抑えられる台湾で両替するのがおすすめです。
空港や銀行、街中の両替所やホテルなど、至るところで両替できますが、レートや手数料の差に注意しましょう。
この記事で解説した内容を参考に現金とキャッシュレスを使い分ければ、より快適に台湾旅行を楽しめます。
◇経歴
Webライター(留学・旅行関連)
◇留学経験
・フィリピン 2ヶ月
・カナダ(ワーキングホリデー中) 4ヶ月
◇海外渡航経験
・留学:フィリピン
・ワーキングホリデー:カナダ、ニュージーランド(1年ずつ)
・旅行:アメリカ、シンガポール、台湾など
◇自己紹介
海外での留学や仕事、旅を通じて、英語力だけでなく、行動力や環境への適応力も身についたと感じています。
また、異なる文化や人々の価値観に触れる中で、多くの発見や学びを得て、自分自身の成長も実感できました。
留学や海外に興味があり、挑戦したいと考えている皆さまに向けて、経験者の視点から少しでもお役に立てる記事をお届けしていきます。