
ネイティブキャンプのコラムをご覧のみなさん、こんにちは!
今回は、海外旅行を予定している方や海外移住、留学、ワーキングホリデーなどで一定の期間現地に滞在する予定のある方を対象に、便利で有益な情報を提供していきます。
ズバリ、今回特集していくのは
「アドリア海クルーズの魅力」についてです!
クロアチア、モンテネグロやイタリアなどの国と面しているアドリア海。これらを船で周遊する際の航路や観光地情報、そして実際にかかってくる費用面などの情報を詳しく解説します。
アドリア海クルーズの概要
アドリア海とは、数々の美しいビーチとヨーロッパの深い歴史の両方を堪能することができるヨーロッパ有数のリゾート地です。
海岸沿いには世界遺産に登録されている多くの建造物や遺産があり、古代ローマ時代〜近現代に至るまで数々の歴史を刻んでいます。
アドリア海を巡るクルーズでは、クロアチア、イタリア、そしてモンテネグロなどの国々を巡ることができます。
クロアチアでは、港町ドブロブニクやその中間に浮かぶコルチュラ島が代表的です。この島には、マルコ・ポーロの生家と言われる建物が立っています。
アドリア海クルーズでは、イタリアのトリエステという地域にも訪れることができます。
トリエステは、イタリアのウィーンと呼ばれるほど、街並みがウィーンにそっくりなことで有名です。その理由は、1719年からオーストリア帝国の貿易港として繁栄したことに起因しています。
そのため、現在もウィーンの街中でよくみられるコーヒーハウスやウィーン風の建物が多くみられることで有名です。
さらに、長い歴史の中で長期間ヨーロッパ一帯を支配していたオスマン帝国からの独立を守り続けていたモンテネグロ。
日本から直接旅行に行く機会はあまり多くないモンテネグロにもアドリア海クルーズで足を運ぶことが可能です。
また、上記に加えて白い壁と青い海のコントラストがとても美しいギリシャのサントリーニ島や、
「エーゲ海の白い宝石」と呼ばれるミコノス島などへの観光も可能です。
これらの土地を船で巡ることができるアドリア海クルーズは新婚旅行のカップルや退職後の夫婦に特に人気がありますが、子連れの夫婦や学生たちも多く参加するツアーとなっています。
アドリア海クルーズの主要クルーズ会社
続いて、アドリア海クルーズを主催している主なクルーズ会社を紹介していきたいと思います。実際にアドリア海のクルーズツアーに参加してみたい!と思っても、どの会社を選べばいいか迷いますよね。そんな時に参考にしてみてください。
世界遺産である城塞都市のドブロブニクや白い壁と青い海の絶景サントリーニ島、魔法使いの世界に入り込んだような村アルベロベッロなどを実際に現地に降りて観光することができます。
例えばオンライン予約可能であるMSCクルーズの「ディヴィーナ号」で行くアドリア海・エーゲ海クルーズツアーは7泊8日でイタリアのローマを出発、ミコノス島、クサダシ、サントリーニ島、ナポリを周遊します。
各クルーズ会社によって周遊するコースや停泊する観光地は異なってくるため、自分が最も訪れたい地域が含まれているかどうかを事前にしっかりと確認して予約をしましょう。
アドリア海クルーズのおすすめシーズン
アドリア海クルーズをするのにおすすめのシーズンはあるのでしょうか?
日本とは遠く離れたヨーロッパ、しかもあまり馴染みの少ない地域を周遊するアドリア海クルーズ船のため、事前に最も天候のいいシーズンを把握しておくと特別な旅になること間違いありません。
一般的なベストシーズン
アドリア海沿岸をクルーズで巡るなら、一般的にベストシーズンは4月〜11月とされています。
ギリシャやイタリア、クロアチアといった国々は地中海性気候に属しており、冬になると雨が多くなり、平均気温も10〜15度前後まで下がってしまうため、観光や寄港地散策にはあまり適しません。
春(4月〜6月)観光と散策に最適
春のアドリア海は気温が20度前後と過ごしやすく、観光や街歩きにぴったり!
夏ほど混雑していないため、世界遺産の街ドブロブニクやスプリットなどをゆったり楽しめます。
船上から眺めるエーゲ海やアドリア海の青さも格別です!
夏(7月〜8月)イベントが盛りだくさん
夏は観光シーズンのピークで、クロアチア各地では花をテーマにしたフェスティバルや音楽祭が開催され、街は華やかな雰囲気に包まれます。
海水浴シーズンでもあり、寄港地でビーチに立ち寄る楽しみも加わります。ただし観光地は混雑し、料金も高めになるため、活気ある雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
秋(9月〜11月)落ち着いた大人の旅
9月以降は観光客が少しずつ減り始め、料金も比較的リーズナブルになります。
気温も25度前後で快適に過ごせるため、街歩きやワイナリー巡りなどゆったりとした旅に最適です。海の透明度も高く、船上から眺める夕日は格別です。
このように、アドリア海クルーズは春から秋にかけてそれぞれ異なる魅力があります。
賑やかな雰囲気を楽しみたいなら夏、落ち着いて街や歴史に触れたいなら春や秋と、自分の旅のスタイルに合わせて時期を選ぶのがポイントです!
アドリア海クルーズの航路・寄港地(観光地)の例
それではここで、アドリア海クルーズで実際に進む航路や立ち寄る観光地の例を紹介していきたいと思います。クルーズ船旅行では実際に現地を歩くことができる地域はどこなのかが重要ですので、自分が行ってみたい国が含まれているかどうか、確認しましょう。
今回は、イタリアのベネチアを出発点としたMSCクルーズのアドリア海クルーズ船の主な停泊地をご紹介します。
2日目:海上移動
3日目:スプリット - クロアチア
4日目:コトル - モンテネグロ
5日目:コルフ島 - ギリシャ
6日目:ザキントス - ギリシャ
7日目:バーリ - イタリア
8日目:ベネチア(マルゲーラ) - イタリア
1日目のベネチアでは、サンマルコ広場という有名な広場の付近からボートに乗ってMSCクルーズが待つ桟橋まで移動します。
MSCクルーズ船に乗ったら、アドリア海ツアーへ出発です!
2日目は海上移動の日。
この日はどこの港にも寄らずにひたすら海の上を進みます。船の上には大きなプールがあり、お子さん連れでも安心。船内にはカフェやバーもあるので大人はお酒やおつまみを楽しみながらゆったりと船旅を堪能できます。
3日目はクロアチアのスプリットという港に停泊します。
港から徒歩で行くことが可能な美しいビーチがいくつか点在しています。白い砂浜に、エメラルドグリーンの海は圧巻です。
4日目にはモンテネグロのコトルという港に停泊。
ここは城塞都市となっており、街にはたくさんの猫ちゃんたちがいます。
5日目はギリシャに到着!コルフという日本ではあまり聞きなれない都市ですが、城塞都市の歴史を感じられる上、ギリシャ特有のクリスタルブルーの海、そして美味しいギリシャ料理を堪能できます。
6日目にはコルフよりも素朴な港町であるザキントスという場所に停泊します。
たくさんのウミガメたちが産卵にやってくるというGerakas Beachが、港からタクシーで30分ほどのところにあります。
旅もそろそろ終盤の7日目には、イタリアに戻ってきます。
バーリという港に停泊しますが、この港からMSCが提携しているバスツアーに申し込むとアルベロベッロというとっても可愛い世界遺産の町を訪れることができます。
まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような白いお家たちに囲まれ、気分は白雪姫です!
最終日の8日目には最初に出航したイタリアのベネチアに戻ってきます。
到着時にはマルゲーラという港に停泊します。
アドリア海クルーズの費用目安

最後に、アドリア海クルーズに参加してみたいとお考えの方に向けて、実際にどれくらいの費用がかかるのかをご紹介します。
クルーズと聞くと「高そう」というイメージを持たれる方も多いのですが、船内での移動・宿泊・食事・エンターテインメントがすべて料金に含まれているため、トータルで考えると非常にコストパフォーマンスの良い旅行スタイルです。
ここでは代表的なクルーズ会社の例を2つ挙げて、費用感を比べてみます。
MSCオペラ
発着地:ベネチア - イタリア発、ベネチア - イタリア着
料金:$798〜$1,398
船内施設利用、全食事、全移動費、全イベント参加費無料
イタリアの水の都・ベネチアを出発し、1週間かけてアドリア海の主要都市を巡る定番コース。
料金に含まれる内容が多く、初めてのクルーズ旅行でも安心して参加できます。
セレスティアルディスカバリー号
発着地:ラブリオ発、アテネ(ギリシャ)着
料金:$359〜$1,909
船内施設利用、全食事、全移動費、全イベント参加費無料
短期間で効率よくエーゲ海・アドリア海の景色を楽しめるのが魅力。
日程を長く取れない方や、まずは気軽にクルーズ体験をしてみたい方におすすめのプランです。
このように、プランや日数、発着地によって料金は幅があります。
いずれも宿泊や食事代を別々に支払う必要がなく、旅を楽しめるのがクルーズならではの大きな魅力です!
特にアドリア海は寄港地ごとの景観や歴史がバラエティ豊かなので、費用以上の価値を感じられる方が多いでしょう。
たまには世情から離れ、ゆったりと海の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
このコラムでは、アドリア海クルーズの魅力について皆さんに知ってもらうために、基本的情報や概要、アドリア海クルーズのツアーを主催している旅行会社の紹介、そして主な停泊地と観光地について紹介してきました。
飛行機による海外旅行もいいですが、大海原の上を悠々と過ごす船による海外旅行もまた違った魅力がありますよね。
飛行機での海外旅行ではあまり訪れる機会の少ないモンテネグロやクロアチアなどの国々を回ることができるのも、アドリア海クルーズの魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
アドリア海クルーズでの旅行を検討している方はぜひ、今回のコラムを参考にしてみてくださいね。
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!