台湾・鼎泰豊(ディンタイフォン)完全ガイド:店舗情報・メニュー・待ち時間・予約のコツ

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台湾グルメを語るうえで、絶対外せないのが「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。

世界中の美食家たちをとりこにした、小籠包の名店です。

透けるほど薄い皮の中には、たっぷりの肉汁と旨味のつまった餡。

熱々の一粒を頬張る瞬間はまさに至福のひと時です。

日本にも支店がありますが、やはり一度は足を運びたいのが本場台湾のお店

この記事では、鼎泰豊の魅力とおすすめメニュー、待ち時間や予約のコツなどをご紹介します。

鼎泰豊とは?本店の魅力とその歴史

まずは、鼎泰豊がどのように発展してきたのか、そして多方面から見た魅力についてご紹介します。

鼎泰豊の歴史

鼎泰豊は1958年に、台湾の台北で食用油の販売店として創業しました。

1972年に飲食店へ転換。

小籠包や点心を提供するお店になりました。

丁寧な仕事と味が話題となり、人気店に。

地元の台湾だけでなく、世界中のメディアやグルメ評論家からも評価され、1993年には、「ニューヨーク・タイムズ」紙で「世界10大レストラン」のひとつに選ばれるほどになりました。

さらに2010年には、香港九龍新港店がミシュランガイドで1つ星の評価を獲得。

これは台湾の飲食ブランドでは初めてのことでした。

現在は世界10ヶ国以上に進出し、グローバルなレストランブランドとしての地位を確立しています。

日本でも東京を始め、全国にお店があります。

鼎泰豊の魅力その1|小籠包は「食の芸術品」

鼎泰豊の代名詞とも言える小籠包は、作り置きは一切せずに、注文後に包みあげています。

透けるほど薄い皮に、餡を閉じ込め、1粒は21g、さらにヒダは18折りというこだわりよう。

熟練した職人がひとつずつ包みあげ、「作りたて&蒸したて」に徹底的にこだわっています。

見た目、味、食感すべてに妥協がない小籠包はまさに「食の芸術品」。

熱々のスープと餡のハーモニーに、思わずうなってしまうでしょう。

鼎泰豊の魅力その2|細部にまでこだわったサービス

鼎泰豊は原材料の厳格な選択から、味付けなどの調理、さらには丁寧な接客サービスと、細部にまでこだわったサービスを提供しています。

キッチンはガラス張りになっており、調理の様子を見ることができます。

手際よく餡を包みヒダを正確に折り込んでいく様子はまさに熟練技。

思わず見入ってしまいます。

さらに、店内は清潔で洗練されています。

バリアフリーに力を入れていたり、トイレにウォシュレットを設置したり、整理券システムも整備されていたりと、ローカルな小籠包店とは異なります。

また、語学堪能なスタッフが多いのも特徴です。

日本語メニューもあり、日本人観光客も入りやすく、安心して食事が楽しめる環境が整っています。

鼎泰豊の魅力その3|メニューが豊富

鼎泰豊に来たなら絶対食べて頂きたいのは「小籠包」ですが、他にもチャーハンや餃子、シュウマイ、さらにはデザートまで、12種類以上、90品にものぼる料理が楽しめます。

どれも手間暇かけた料理であり、素材の持ち味×確かな調理技術で、本格的な味わいが楽しめます。

何を頼んでも◎。

間違いない美味しさに出会えるでしょう。

台北の主要店舗一覧とアクセス・営業時間

台北には以下の店舗があります。

店舗名 住所 最寄駅 / 商業施設 営業時間 特記事項
信義店 台北市信義路二段194号 地下鉄 東門駅
5番出口
平日
11:00–20:30
土日祝
10:30–20:30
テイクアウト
のみ
復興店 台北市忠孝東路三段300号 B2 SOGO復興館 日–木
10:00–20:30
金土祝前
10:00–21:00
天母店 台北市中山北路六段77号 B1 SOGO天母店 月–木
10:30–20:30
金 10:30–21:00
土 10:00–21:00
日 10:00–20:30
101店 台北市市府路45号 B1 台北101ショッピングセンター 毎日
10:45–20:30
南西店 台北市南京西路12号 B2 新光三越 南西店1館 月–木
11:00–20:30
金祝前
11:00–21:00
土 10:50–21:00
日 10:50–20:30
月~金は10:45に百貨店の横入口で整理券を配布。
祝日は10:30に百貨店の横入口で整理券を配布。
A4店 台北市松高路19号 B2 新光三越 信義A4館 月–木
11:00–20:30
金11:00–21:00
土日祝
10:45開店
土・日・祝日の開店時間は、10:45。
入店は、新光三越A4店のサイドドアエントリーから。
A13店 台北市松仁路58号 1階 遠東百貨 信義A13 毎日
11:00–20:30
日曜祭日の開店前は、遠東百貨店A13店1階の北側入り口(Le Meridien Taipei Hotelの隣)の入店待ち列に並ぶ。
新生店 台北市信義路二段277号 地下鉄 東門駅 6番出口 平日
11:00–20:30
土日祝
10:30–20:30

どの店舗も混雑時は整理券を配布していますが、人数が多い場合は早めに発券終了する場合もあるとのことです。

鼎泰豊の人気メニューと価格帯の目安

ここでは、鼎泰豊の代表的な料理と価格についてご紹介します。

小籠包|5個NT$140~(約686円~)

何度もお伝えしていますが、鼎泰豊に来たならぜひ食べて頂きたいのが看板メニューの「小籠包」。

味、見た目、品質にこだわったまさに「食の芸術品」です。

小籠包にも色々な種類があります。

・蟹みそ入り小籠包(蟹みそと蟹肉がたっぷり入っている)

・鶏肉小籠包(地鶏の肉と甘い香りの玉ねぎの食感が楽しめる)

・ヘチマとえび入り小籠包(台湾産のヘチマとコリコリ食感のエビが入っている)

・トリュフ入り小籠包(トリュフが1枚入っている)

・ブロッコリーとセリホン(雪里紅)入り小籠包(鮮やかな緑色とシャキシャキとした具材が特徴)など。

台湾旅行中に何度来ても飽きないラインナップが特徴です。

お値段は公式HPでは開示されていませんが、台北 信義店のテイクアウトメニューによれば、5個でNT$140(約686円)、10個でNT$280(約1,372円)です。(1NT$=4.9円換算)。

チャーハン|NT$250~(約1,225円~)

卵が香る黄金色のチャーハンも鼎泰豊の人気メニューです。

お米は高品質の台粳9号米を使い、火加減と油の温度を正確にコントロール。

パラパラご飯×ふっくら卵が美味しい逸品です。

プリプリとしたエビがたっぷり入った「エビチャーハン」が人気ですが、ジューシーなスペアリブがチャーハンにオンされた「パイクーチャーハン(骨なし豚肉のスペアリブ)」もおすすめです。

カリッと揚げたスペアリブの程よい肉汁感がたまりません。

エビチャーハンはNT$300(約1,470円)、パイクーチャーハンはNT$310(約1,519円)です。

空心菜炒め|NT$250~(約1,225円~)

サイドメニューの定番とも言えるのが「空心菜炒め」。

厳選された台湾産の新鮮な空心菜をシンプルに味付け。

強火でサッと炒めることで、シャキシャキした心地良い食感が楽しめます。

さっぱりとしているので、箸休めにもおすすめです。

あん入り小籠包|10個NT$250~(約1,225円~)

食後のデザートにおすすめ。

まろやかな小豆餡を包んだ小籠包で、しつこくない甘さが美味しい逸品です。

鼎泰豊の待ち時間の実態

鼎泰豊は地元民にも観光客にも人気のレストランなので、人が少ない時間であっても30分~50分、混雑時には1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくはありません。

台北のお店は基本的には予約ができないため、お店に行って順番を待つ必要があります。

(なお、旅行会社によっては、ミールキットを予約することができるようですが、メニューは決まっており、自由度は制限されます。)

特に混雑しやすいのはランチタイム(11:30~13:30頃)とディナータイム(17:30~19:30頃)です。

週末や祝日も混みます。

比較的お店に入りやすいのは14:00~17:00

ピークを避けたこの時間帯なら、比較的スムーズに入店でき、ゆっくりと食事を楽しめます。

観光の合間の遅めのランチにおすすめです。

開店の少し前に行っても比較的スムーズに入れます。

なお、各店舗で整理券システムを導入しており、整理券をもらうとその時点での待ち時間が表示されます。

整理券に記載されているQRコードを読み込めば、料理を先に注文することができます。

公式HPからも各店舗の待ち時間や、呼び出し番号が確認できます。

公式アプリでも待ち状況を確認できます。

鼎泰豊に行かれる前に、ダウンロードしておくと良いでしょう。

鼎泰豊を観光に組み込むプラン計画とおすすめ周辺スポット

人気店がゆえに、どうしても待ち時間が発生してしまう鼎泰豊。

観光に組み込むなら、ギチギチにスケジュールを詰め込むよりも、周辺観光をプラスして、余裕のあるスケジュールにすると良いでしょう。

店舗別におすすめのプランをご紹介します。

101店

台北101ショッピングモールの地下1階にある101店。

待ち時間の間は101モールでショッピングを楽しみましょう。

101モールの中には、ハイブランドのお店からローカルなお店まで、たくさんのお店が入っています。

台湾の雑貨やお茶、台湾発のコスメなどのお店もあるので、待ち時間の間に台湾土産を買うのに便利です。

89階にある展望台からは台北市内が一望できます。

地上1階から89階まで、約40秒で一気に到達するエレベーターも体験の価値ありです。

A4店/A13店

A4店は新光三越信義新天地A4館にあり、A13店は、遠東百貨信義A13にあります。

どちらの店舗も人気エリアに位置しているため、待ち時間があっても快適に過ごせます。

例えばA4店から徒歩圏内の信義商圈(信義ショッピングエリア)は、ファッションやグルメなどが集まるエリア。

最新のトレンドを感じることができます。

A13店の入る遠東信義の4階にはグルメ街があります。

台北北西部に位置する歴史エリア「大稻埕」のなかでも観光客に人気の「迪化街」をイメージした空間が再現されており、レトロ感を味わえます。

天井には真っ赤なランタンがつるされており、フォトジェニックな光景に心躍るでしょう。

どちらも台北101ショッピングモールから徒歩10分圏内なので、待ち時間が長くなりそうなら、そちらに足を延ばしても良いですね。

鼎泰豊以外にも楽しめる台湾グルメ

台湾はグルメの宝庫。

鼎泰豊以外にも楽しめるグルメがたくさんあります。

ぜひ試して頂きたい代表的な台湾グルメをいくつかご紹介します。

魯肉飯(ルーローファン)

甘辛く煮込んだ豚肉をご飯にのせた台湾の定番ソウルフードです。

最近では日本でも食べられますが、本場台湾の魯肉飯は味付けが濃く、日本とはまた違った味わい。

ぜひ本場で食べて頂きたいメニューです。

牛肉麺(ニュウロウミェン)

牛肉をベースにした麺料理

台湾の人にとっては、ポピュラーな料理です。

麺はラーメンではなく、うどんのような麺を使うのが特徴で、麺にじっくりと煮込んだ牛スープをかけ、角切りにした牛肉や青菜を入れます。

主流はあっさり目ですが、八角を入れたり、生姜が効いていたりと味付けは地域によって異なります。

豆花(トウファ)

大豆を使った優しい味わいの豆腐スイーツ

甘いシロップと一緒に、タピオカやフルーツをトッピングして食べます。

低カロリーであっさりとしているので、小籠包を食べた後にどうぞ。

ペロリと食べられるでしょう。

まとめ

台湾に来たらぜひ食べて頂きたい鼎泰豊の小籠包。

一口食べれば溢れ出す熱々のスープとジューシーな餡は、ぜひハフハフしながら味わっていただきたい逸品です。

人気店がゆえ待ち時間も発生しますが、その待ち時間もまた旅の楽しみのひとつと考え、ぜひ台北の街を散策しながら、人気店の味を味わってみてください。

本場台湾で味わう小籠包は、きっと旅の思い出の一皿になるはずです!

nativecamp.net

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