
タイバンコクは東南アジアを代表する大都市であり、多くの観光客が訪れます。そんなバンコクでは、たくさんのナイトマーケットが開催されています。
このナイトマーケットでは、タイ料理をはじめとした飲食店のほか、雑貨やファッションなどのショッピングを楽しむことも可能です。
この記事では、バンコクのナイトマーケットについて解説しています。
どうやって楽しむのか、治安は大丈夫なのか、どのナイトマーケットを選べばいいのか、といった点も取り上げているため、これからバンコクを訪れる予定の方、バンコクに興味のある方はぜひ参考にしてください。
バンコクのナイトマーケットとは?

タイのバンコクは、東南アジアの中でも大都市ですが、そんなバンコクにはナイトマーケットがたくさん開催されています。
ナイトマーケットは、タイの文化や生活、食などを体験できる貴重な機会です。旅行や留学の際に訪れると思い出にもなるでしょう。
ナイトマーケットというと観光客向けの施設といったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、観光客だけでなく地元の人たちも日常的に訪れるなど、活気があふれている点が特徴です。
さまざまなテントが並び、食や雑貨、衣類などが販売されているナイトマーケットは訪れるだけでも十分に楽しむことができるでしょう。
さらに、場所によってナイトマーケットの特徴も異なるため、いろいろなマーケットに行って比べてみるのもおすすめです。
ナイトマーケットの楽しみ方
ナイトマーケットは、さまざまな種類のお店が出ている点が特徴です。
特におすすめなのが、食べ物系の屋台です。
多種多様なタイ料理が食べられるのはもちろん、韓国のチーズドッグやメキシカンタコスなど、他の国の料理を扱うお店もあるため、食べ歩きをしても楽しいでしょう。
また、バンコクのレストランではあまり扱っていないようなメニューを提供している屋台もあります。
価格もレストランで食べる場合よりもリーズナブルです。タイの文化や人々の様子を楽しみながら食べ歩きをするのはナイトマーケットの楽しみ方の一つです。
そのほかにも、タイのナイトマーケットでは、価格交渉をするケースが多くなっています。この価格交渉も楽しみの1つといえます。
具体的には、気になる雑貨や衣類を見つけたとき、笑顔で店員との会話をスタートし、商品価格を尋ねたうえで値引きができるかどうかを質問するといった流れです。
価格交渉ができるようであれば、具体的な金額を詰めていきましょう。
交渉にあたっては、事前に予算を伝えたうえで、大幅な値引きを要求するのではなく少額で交渉するのがポイントです。
また、複数の商品をまとめて購入することで値引き対応してもらいやすくなるケースもあります。
行く前に知っておきたい!治安情報と注意点
多くの人で賑わうナイトマーケットですが、訪れるにあたっては治安に注意しなければなりません。
人が多く、明るいこともあって、安心している人もいるかもしれませんが、人が多いからこそ観光客をターゲットにしたスリも多く存在します。
そのため、訪れる際は、荷物を肌身離さずに持っておくことが大切です。例えば、リュックタイプのカバンだと背後が見えないため、スリに遭うリスクが高まります。
また、ファスナーがついているハンドバッグタイプのカバンが狙われるケースもあります。
前掛けのショルダーバックを使う、カバンの上から上着を着用するなどして、スリ対策をしておくことが大切です。
また、財布だけでなく、スマートフォンやパスポートなども同じように細心の注意を払って管理してください。
クレジットカードや身分証などが入ったメインの財布とは別に、旅行中に使用する予備の財布を用意しておき、マーケットでの支払いの際はそちらを使用するのも1つの方法です。
ナイトマーケットの定番スポット
バンコクにはさまざまなナイトマーケットがあるため、どれに行けばいいのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは数あるナイトマーケットの中でも、定番のマーケットを2つ紹介します。
これからバンコクを訪れる予定の方はぜひ参考にしてください。
定番スポット① タラート・ロットファイ(鉄道市場)
バンコクのナイトマーケットの中でも規模が大きく、多くの人が訪れるのがタラート・ロットファイです。
バンコク郊外にあるこちらのマーケットは、もともとはウイークエンド・マーケットという別のマーケットの近くにある国鉄の駅の隣にあった鉄道市場であり、駅の再開発によって現在の場所に移転してきました。
ナイトマーケットの中でも規模が大きく、飲食店はもちろん、雑貨や衣類なども取り扱っているため、マーケットを歩いて見て回るだけでも楽しめるでしょう。
定番スポット② アジアティーク・ザ・リバーフロント
バンコクのもう一つの定番ナイトマーケットがアジアティーク・ザ・リバーフロントです。
こちらはバンコク中心部から少し離れたリバーサイドにあるマーケットとなっています。週末や祝日の夕方以降になると特に多くの人で賑わうマーケットです。
広大な敷地に1,500以上の屋台が出店されており、その種類はファッションやアクセサリー、雑貨、工芸品など多種多様です。
また、レストランやフードスタンドもあるため、タイ料理をはじめとした各国のバラエティー豊かな料理を楽しむこともできます。
さらに、食事やショッピングだけでなく、エンターテイメントを楽しめる点もこちらのマーケットの特徴の1つです。
例えば、マーケット内にはアジアティーク・スカイという大観覧車が設置されているため、これに乗ってバンコクの景色を堪能することも可能です。
その他注目のナイトマーケット
バンコクには先ほど紹介した2つのナイトマーケット以外にもさまざまなマーケットがあります。
そこでここではその他のおすすめナイトマーケットを紹介します。
マーケットによって異なる特徴を持っているため、ぜひチェックしてみてください。
ジョッド・フェア・ラチャダー
ジョッド・フェア・ラチャダーは、2024年にリニューアルオープンしたばかりのナイトマーケットです。
新しいマーケットということもあって、トレンド感の溢れる雰囲気となっており、屋台グルメも充実しています。
トムヤムクンやマンゴースティッキーライスといった定番のタイ料理も味わえます。
また、飲食店以外にも、ファッション系の屋台や雑貨を扱う屋台などもあり、ハンドメイド商品やアクセサリー類の購入も可能です。
ショッピングを楽しみつつ、食べ歩きもしたいといった人におすすめのマーケットだといえます。
チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット
チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットは、金曜日から日曜日の週末限定で行われているナイトマーケットです。
こちらのマーケットには約15,000ものお店が集まっており、その規模は非常に大きいといえます。
規模が大きいこともあって、お店の種類も飲食店からファッション、雑貨、古着、芸術、ペット用品など多種多様です。
訪れる際は、その規模の大きさを考慮して、事前に行きたいお店やエリアを決めておくのがポイントです。週末の夜をマーケットで楽しみたいといった方はぜひ訪れてみてください。
ヤワラート・ナイトマーケット
バンコクのナイトマーケットの中でも、一風変わっているのがヤワラート・ナイトマーケットです。
こちらはバンコクのチャイナタウンに位置するマーケットということもあって、中華料理を楽しむことができます。
ナイトマーケットが開かれるヤワラー通りを歩いているだけで、食欲をそそる美味しそうな香りが漂ってきます。
フカヒレや燕の巣、中華麺のバミーなど本格的な中華料理をリーズナブルな価格で楽しめるほか、スイーツを販売する屋台もあるため、食後のデザートまでしっかりとカバーしてくれる点は嬉しいポイントです。
赤や金をベースにした華やかな色合いのマーケットとなっているため、写真映えもします。
バンコクの鉄道であるMRT(バンコク・メトロ)のワットマンコン駅から歩いてすぐの場所にあり、アクセスもしやすくなっています。
ナイトマーケットの選び方【比較表つき】
ナイトマーケットの種類はさまざまであるため、行き先を選ぶ際には選び方を押さえておきましょう。
基本的にナイトマーケットには同じような商品や食べ物が販売されていますが、マーケットによって規模や特徴、立地などが異なるため、自分の目的や興味関心、滞在先などを考慮して選ぶことが大切です。
タクシーや電車を利用しての移動は不安といった場合は、徒歩圏内にあるマーケットを訪れるのも1つの方法です。
さらに、営業時間も異なるため、自分が滞在している間にナイトマーケットが開かれるのかどうかも選ぶうえでは重要なポイントです。
以下の表は、バンコクのいくつかのナイトマーケットの概要をまとめたものです。行き先選びの際の参考にしてください。
| ナイトマーケット | 詳細 |
| アジアティーク・ザ・リバー・フロント |
・BTS(バンコク・スカイトレイン:高架鉄道)のサパーン・タークシン駅からシャトルボートで約10分の場所にある ・約1,500の店舗と約40のレストランがある |
| ザ・ワン・ラチャダー |
・MRTのタイカルチャーセンター駅3番出口すぐの場所にある ・夕方17時〜深夜0時までオープンしている ・アクセサリーや雑貨、ファッションなどのお店のほか飲食店もある |
| シーナカリン鉄道市場 |
・BTSのスワンルアン ラーマ9駅から徒歩約5分の場所にある ・雑貨やファッション、革製品を扱うヴィンテージショップなどもある |
| JODD FAIRS |
・MRTのプララーム9駅から徒歩約5分の場所にある ・ハンドメイド商品やヴィンテージ商品、衣類など手頃な価格で購入できるマーケット |
| オンアン運河 ウォーキングストリート |
・MRTのサムヨート駅から徒歩約3分の場所にある ・金〜日の16時〜22時までオープン ・ローカルフードや雑貨の屋台のほか、ライブミュージックなどを楽しむこともできる |
まとめ
今回はタイ・バンコクのナイトマーケットについて解説しました。
バンコクにはたくさんのナイトマーケットがあり、そこでは料理やショッピングなどを楽しむことができます。
観光客だけでなく、地元の住民たちも利用するマーケットであるため、タイの生活の様子を感じることもできるでしょう。
マーケットの数が多いため、自分が行きたいマーケットをある程度絞っておくと便利です。今回の内容を参考に、ぜひバンコクのナイトマーケットを楽しんでみてください。
◇経歴
・イギリスに半年間留学
・イギリスでサッカーの指導者ライセンスを取得(指導の試験などは全て英語)
◇資格
・特になし
◇留学経験
・イギリス:2013年4月〜9月、The English Studio
・ドイツ:2019年9月〜、大学院留学(英語ではなくドイツ語です)
◇海外渡航経験
イギリスにはサッカーの指導を勉強するために留学しました。半年間現地の日系チームに所属し、指導者として活動しながらイギリスの指導者ライセンス取得に向けてコースにも参加していました。また、平日は語学学校に通い、英語の勉強をしていました。
◇自己紹介
ドイツの大学院に留学中のライターです。イギリスに半年間の留学経験があるほか、ドイツには現在も留学中で6年目を迎えています。現在はドイツ語学習がメインですが、英語も勉強しなおしており、語学力をさらに伸ばすことを目標にしています。