
ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆さん、こんにちは!今回もネイティブキャンプのこのコラムでは、海外旅行や留学、ワーキングホリデーや移住を検討している方にとっておきの有益な情報をお伝えしていきます。
ズバリ、今回特集していくのは
「スペインのアンダルシア地方の都市ごとの特徴と観光名所」
についてです!
アンダルシア地方という地名は聞いたことがある方が多いと思いますが、実際に訪れたことのある方やパッとどのような地名が含まれるのか思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。
実は、スペインのアンダルシア地方には歴史のある建造物や伝統的な建物、情熱的なフラメンコや闘牛などといったまさにスペイン!を連想させる様々なものが有名なんです。
スペインを訪れる際にはぜひ、マドリードやバルセロナだけではなくアンダルシア地方にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
アンダルシアとは?
まず、アンダルシア地方にあまり馴染みのない方のためにアンダルシア地方の基本情報を解説していきたいと思います。
アンダルシアの地域についてとその歴史
スペインの南部に位置するアンダルシア地方は、眩しい太陽と真っ白の壁をした家、情熱のフラメンコや迫力のある闘牛のパフォーマンスなど、スペインの伝統的かつ有名なアクティビティやステイを楽しむことができる場所です。
アンダルシア地方とは、スペインを構成している自治州のうちの一つです。スペインの南部に位置しており、北側はエストレマドゥーラ州、カスティーリャ・ラ・マンチャ州、東にはムルシア州が、西はポルトガルに面しています。南には地中海のジブラルタル海峡、そして大西洋がある大海原です!
アンダルシア州の州都はセビリアで、他にもコルドバやグラナダ、マラガなどの歴史の深い都市があります。
アンダルシア州はスペインの中でも最もイスラーム文化の影響を強く受けた地域として有名です。
かつては、アンダルシア州のイベリア半島はイスラーム勢力が強く、支配下でした。
そのため、今でもイスラーム建築の建物やモスクなどのエキゾチックな雰囲気を楽しむことができます。
中でも、アルハンブラ宮殿やメスキータなどが、ヨーロッパではほとんど見ることのできないイスラーム建築として有名です。
アンダルシア地方の気候と旅行のベストシーズン
このセクションでは、アンダルシア地方の気候と旅行のベストシーズンについて詳しく解説していきます。
アンダルシアは3月下旬〜5月中や10月がベストシーズンと言われています。
また、8月から12月にかけては観光に適した気温と天気に恵まれるそうです。
8月下旬〜9月にかけてはまだ残暑が厳しく、10月中も昼間はまだ真夏の日差しが降り注ぎます。ただし夜間や早朝は涼しいので上着が必要でしょう。
10月中旬〜11月中になると、日中の暑さも和らいできます。ただし11月に入るとそれまでの太陽はどこへ行ったのか?と思うほどに雨の日が多くなります。旅行に行く際は雨具が必要となるでしょう。
12月に入ると、ひとしきり降り続いた雨が止み、クリスマスシーズンで街は大賑わい!イルミネーションが点灯し始め、一気に年末ムードです。
アンダルシアの主要都市|特徴や観光名所
次にアンダルシアの主要都市をご紹介します。それぞれの都市の特徴や観光のみどころについて、見ていきます!
マラガ
アンダルシア地方に旅行に行った際、ぜひ訪れたいのがマラガという地域です。
マラガには、多くの国際線が到着するハブ空港もあります。
太陽の光が燦々と降り注ぐ16ものビーチがあり、あの天才画家パブロ・ピカソが誕生した土地として有名です。
マラガを訪れた際にはぜひ、「マラガのピカソ美術館」に足を運びましょう。
「自分の作品を生まれ故郷に」というピカソ本人の言葉をもとに設立された美術館です。
また、マルケス・デ・ラリオスという遊歩道にぜひ足を運んでみてください。
カラフルなお花で飾られた素敵な道です。
この周辺には美味しいスペイン料理屋さんやタパスが多く立ち並んでおり、夕暮れ時に遊歩道を散歩して歩き疲れた頃にお気に入りのタパスに寄ってスペイン料理を楽しむのを強くお勧めします。
グラナダ
イベリア半島に位置するグラナダという地域には、世界史の授業でも登場するあの有名なアルハンブラ宮殿があります。
観光客に大変人気があるため、事前に入場券を購入しておくことをお勧めします。
特に有名なスポットとしては、「カルロス5世宮殿」「ライオンの中庭」「コマレスの中庭」「王妃の化粧部屋」があげられます。
グラナダでは、歴史地区を歩くだけでも気分が上がります。
スペインの中でも最もタパスを楽しめる地区として定評があるグラナダ。歩きながら気になったタパスへちょこっと寄って美味しいワインとおつまみを楽しむのもいいですね。
セビージャ(セヴィーリャ)
セビージャという地域は、スペインの伝統的な料理を思う存分楽しむことのできる美食家の街です。
中でも、サンタ・クルス広場を訪れた際にはぜひガスパチョやパエリヤなどの伝統的料理を楽しむことのできるバル、メヌード・セビジャーノ、味付けじゃがいもやウエボス・ア・ラ・フラメンカといった食通を唸らせる美味しい料理が提供されていますよ。
建造物に興味がある方は、世界最大級のキリスト教の寺院として知られているトゥリュンフォ大聖堂に足を運ぶのもいいでしょう。
その他
アンダルシア地方を巡る際に、コルドバという地域にもぜひ足を運んでいただきたいです。
セビージャとグラナダの間、アンダルシアの北部に位置するコルドバは、メスキータ大聖堂という歴史的建造物や、ローマ橋を訪れ、16個のアーチを鑑賞しましょう。この橋は、夜になると昼間とはまた違った魅力を放っています。
また、コルドバについたらぜひフラメンキンという豚肉ロースを焼いてパン粉をまぶして揚げたものやトマトを使った冷製スープサルモレホを堪能してみてください。
アンダルシアのおすすめ観光ルートやモデルプラン

最後に、アンダルシア地方を巡る際のお勧め観光ルート、モデルプランを提案したいと思います。初めて訪れる人はアンダルシア地方を効率よくみて回るのに参考にしてみてくださいね。ここでは、7日間の滞在に適したモデルコースを紹介します。
1-2日目:マドリード経由でグラナダ観光
1日目は日本からの直行便でマドリードへ到着。
国内線もしくは高速鉄道を使ってグラナダへ移動しましょう。グラナダについたら、アルバイシン地区で夕日を鑑賞しましょう。
2日目にはアルハンブラ宮殿に訪れましょう。事前予約が必須となっているため、事前に行く時間を決めておいて日本国内にいる間に予約をとってしまうことをお勧めします。
その後、ヘネラリフェ庭園を散策し、そのままグラナダ大聖堂を見学しましょう。
3-4日目:コルドバでイスラム文化を体験する
3日目にはグラナダからコルドバへと移動します。
移動には約3時間半かかります。コルドバについたら、メスキータを見学。その後はユダヤ人街を散策してみましょう。
4日目にはアルカサル・デ・ロス・レジェス・クリスティアーノス見学から1日をスタート。そして、カラオーラの塔と、ローマ橋を見学しましょう。最後に花の小道を散策しましょう。
5-6日目:セビリヤでフラメンコ体験!
約1時間半かけて、コルドバからセビリアへ移動します。
セビリヤはフラメンコの文化が根付いている街。
セビリアに到着したらまずはセビリア大聖堂とヒラルダの塔を見学しましょう。有名なサンタ・クルス街を散策してお土産を買うのもいいですね。
6日目には、アルカサルとスペイン広場の見学後に、本場のフラメンコのパフォーマンスを鑑賞するのがいいでしょう。
7日目:マラガから日本へ帰国
帰国日の7日目にはセビリアからマラガへ移動します。
パブロ・ピカソが生まれた街であるマラガにはピカソに関する建物や美術館があります。それらを見学したのち、マラガ空港から日本へ帰国ーという流れがお勧めです。
まとめ
このコラムではここまで、スペインのアンダルシア地方にある有名都市をそれぞれピックアップし、各都市の魅力や特徴について解説してきました。いかがでしたでしょうか?
スペイン旅行といえばマドリードやバルセロナを思い浮かべる方が多いかと思いますが、地中海に面した太陽に愛されるアンダルシア地方を行き先の候補地に入れるのは個人的にすごくお勧めです。
特に、地中海特有の人の明るさや太陽のパワー、地中海料理に心惹かれる方にはもってこいな場所だと思います。
また、イスラーム文化が色濃く残る地域でもあるため、スペインだけではなくイスラーム文化の混ざった伝統的・歴史的建造物や文化を体験してみたい方にも強くお勧めできる観光地です。
今後、スペインに旅行や留学予定のある方はぜひ、アンダルシア地方に足を運んでみてはいかがでしょうか?
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!