
ニューヨーク・ブロンクス地区にある、
ヤンキースタジアム。
大リーグファンであれば、一度は行ってみたい場所ではないでしょうか?
本記事では、ニューヨーク・ヤンキースタジアムの魅力を徹底解説!チケットの購入方法やおすすめの座席、名物グルメについても詳しく紹介します。
なお、スタジアムがあるブロンクス地区の治安情報についても解説しているので、ニューヨーク観光や留学などを考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
- ニューヨークのヤンキースタジアムとは?
- ヤンキースタジアムの場所とアクセス方法
- ヤンキース戦のチケット購入方法
- ヤンキースタジアムのおすすめ座席
- ヤンキースタジアムの名物グルメ
- ヤンキースタジアムのイベント・ショップ
- おまけ:ブロンクス地区の治安
- まとめ
ニューヨークのヤンキースタジアムとは?
以下では、ニューヨークのヤンキースタジアムについて、詳しく解説します。
ニューヨーク・ヤンキースのホームスタジアム
ヤンキースタジアムとは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク・ブロンクス地区にある、MLBの名門ニューヨーク・ヤンキースの本拠地です。
1920年、レッドソックスのスター選手である伝説のバッターベーブ・ルースを獲得後、1923年に建設されたスタジアムです。
ルースの家と言われていた旧スタジアムの老朽化に伴い、2009年からは現在のスタジアムが新しくオープンしました。
現在のスタジアムは、旧スタジアムのクラシックな雰囲気を取り入れつつ、座席や球場設備を新装して更にゆったりとメジャーリーグを観戦できる環境を整えています。
なお、ヤンキースタジアムはアメリカンフットボールやサッカーでも使用され、メジャーリーグ・サッカーのニューヨーク・シティFCの本拠地としても機能しています。
◾️ヤンキースタジアムの基本情報
| 正式名称 | ・Yankee Stadium |
| 住所 | ・1E161st St,Bronx,NY 10451 |
| 収容人数 | ・52,325名 ・立ち見席込み |
| 入場時間 | ・試合によって異なる ・試合開始の90分前 ・公式サイトの案内 |
| 公式サイト | ・https://www.mlb.com/yankees/ballpark |
ちなみにヤンキースでは、2025年現在までに以下4名の日本人野球選手がプレーしていたことでも知られています。
・松井秀喜選手:2003-2009年
・イチロー選手:2012-2014年
・黒田博樹選手:2012-2014年
・田中将大選手:2014-2020年
ヤンキースタジアムの座席タイプ
ヤンキースタジアムの座席タイプは、以下の7種類です。
| 座席タイプ | 特徴 |
| レジェンズスイート | ・ヤンキースタジアムの最上級の座席タイプ(14A-27A) ・ダグアウト上に5列、バックネット裏に9列 ・専用入り口から出入りが可能 ・専用レストランでビュッフェ式飲食が無料(アルコールを除く) |
| チャンピオンズスイート | ・レジェンズスイートの外野側にある1〜8列目の座席(11-13、27B-29) ・レジェンズスイートとは違うラウンジへのアクセスが可能で、軽食やソフトドリンクが無料 |
| フィールド | ・レジェンズスイートおよび、チャンピオンスイート以外の1階席 ・最も多いエリアだと30列ある ・ダグアウト上〜バックネット裏はフィールドMVPと呼ばれ、フィールド内では最も値段が高い |
| メイン | ・スタジアムの2階席(バックネット裏のレストラン付きの座席・デルタスカイクラブは別扱い) ・最も多いエリアだと23列まである ・内野席・外野席で値段が異なる ・15列目よりも後ろ側には屋根があるので、デイゲーム観戦におすすめ |
| テラス | ・スタジアムの最上階エリア(3階席の1〜8列目) |
| グランドスタンド | ・スタジアムの最上階エリア(3階席のテラスエリア後方) ・合計14列 |
| ブリーチャー | ・外野席 ・席が一つひとつ独立していない、ベンチタイプの座席 |
ヤンキースの歴史を学べる施設が充実
ヤンキースタジアムには、ヤンキースの歴史を学べる施設が充実!野球観戦と共に、楽しんでみてはいかがですか?
◾️ヤンキースタジアムのおすすめスポット
| スポット名 | Babe Ruth Plaza(ベーブ・ルース・プラザ) |
| 場所 | スタジアム外側・161ストリート沿い |
| 特徴 | ベーブ・ルースの人生について学ぶモニュメントを展示 |
| スポット名 | Monument Park(モニュメント・パーク) |
| 場所 | 外野のセンターフィールド真後ろの野外展示スペース |
| 特徴 | ヤンキースで功績を残した永久欠番の選手や肖像画などのモニュメントを展示 |
| スポット名 | New York Yankees Museum(ニューヨーク・ヤンキース・ミュージアム) |
| 場所 | スタジアム1階のファーストベースとライトの中間(ゲート6周辺) |
| 特徴 | 歴代選手のサインボールやユニフォーム、ヤンキースの優勝トロフィーなどを展示 |
ヤンキースタジアムの場所とアクセス方法
ヤンキースタジアムがあるのは、ニューヨークのブロンクス地区と呼ばれるエリアです。
タクシーやUberなどでもスタジアムにはアクセスできますが、混雑したり、法外な値段をふっかけられたりすることもあるので、公共交通機関を使うのが無難です。
ちなみに、ニューヨークの公共交通機関を運営するのは、MTA(Metropolitan Transportation Authority)。 地下鉄や鉄道、バスも同じ会社が運航しています。
以下では、地下鉄や鉄道、バスでヤンキースタジアムにアクセスする方法を紹介します。
地下鉄
ヤンキースタジアムの地下鉄の最寄り駅は、161 St – Yankee Stadium駅。
マンハッタン方面から向かう場合は、以下3つの路線のいずれかで「Uptown行き」を選んで乗車しましょう。
| 路線名 | 特徴 |
| 4ライン(緑) | ・ミッドタウンの東部やアッパー・イースト・サイドを通る路線 ・グランドセントラル駅から直通している |
| Bライン(オレンジ) Dライン(オレンジ) |
・ミッドタウンの中央エリアやアッパー・ウエスト・サイドを通る路線 ・タイムズスクエアなどの観光スポットへのアクセスが良い |
161 St – Yankee Stadium駅で地上に出ると、スタジアムの入り口が目の前に見えます。
地下鉄の最新運行情報については、MTA の公式サイト、または、電話(511)にてチェックしましょう。
鉄道
地下鉄だけでなく、メトロノース鉄道のハドソン線を利用してヤンキースタジアムに行くこともできます。
マンハッタン方面からスタジアムに向かう際は、グランドセントラル駅からスタジアムの最寄り駅であるYankees-E. 153rd Street駅まで乗ると良いです。
時刻表や運賃などの最新情報を確認する際は、MTAのTrainTimeアプリを活用するのがおすすめです。
バス
ヤンキースタジアムへはバスでもアクセスできます。
試合がある日は交通渋滞で混み合う可能性が高いので、マンハッタン方面からスタジアムに向かう場合は地下鉄を利用するのがおすすめですが、万が一に備えてバスでのアクセス方法も知っておくと安心です。
以下は、ヤンキースタジアム付近にあるバス停です。
| バス停名 | スタジアムからの距離 | 路線 |
| E 161 St/River Av | 徒歩約1分 | ・Bx6 ・Bx13 |
| Grand Concourse/E 161 St | 徒歩約6分 | ・Bx1 ・Bx2 ・BxM4(北行き) |
| Grand Concourse/E 158 St | 徒歩約8分 | ・BxM4(南行き) |
ちなみに、路線の頭文字Bxは運行地区であるブロンクスを意味します。
Bx以外にも、以下のような運行地域があるので覚えておくと便利です。
・B:Brooklyn(ブルックリン)
・Bx:Bronx(ブロンクス)
・M:Manhattan(マンハッタン)
・Q:Queens(クイーンズ)
・S:Staten Island(スタテン・アイランド)
ヤンキース戦のチケット購入方法
ヤンキース戦のチケットは、オンラインで事前に購入しておくのがおすすめです。
スタジアムでは当日券も販売しており、思いがけず良い座席を獲得できることもありますが、人気のゲームだと残席は少ないです。
事前にオンラインでチケットを購入しておきましょう。
オンラインでチケットを購入する方法は以下の通りです。
1.公式サイトでスケジュールを確認する(紺色表示がヤンキースタジアムでの対戦)
2.観戦したいゲームをクリックし、チケットマスターのオンライン購入画面にアクセス
3.シート番号を選択する
4.クレジットカードで決済する
ヤンキースタジアムのおすすめ座席
ヤンキースタジアムでのおすすめの座席は、ゲームの観戦目的や予算によって異なります。
例えば、テレビにも映るような最前列のプレミアムシート(Premium Seating)は約$400〜$800、一般席(General Seating)であれば約$12〜$40とバリエーションが豊富です。
また、指定席のない入場券のみのピンストライプ・パス(Pinstripe Pass)であれば、ビール付きで$23です。
観戦目的や予算に合わせた座席選びが大切です。
ちなみに、応援の仕方によって選ぶべき座席は変わってきます。
以下では、チームや選手の応援に適した座席と、費用を抑えてゲーム観戦を楽しむ場合のおすすめ席を紹介します。
応援するチームで座席を選ぶ場合
ヤンキース、ビジターチームどちらを応援するのかによって、選ぶエリアは異なります。
ヤンキースを応援したい場合は一塁側を、ビジターチームの応援の際は三塁側の座席を選びましょう。
内野席ではヤンキースファンが三塁側に座っていたり、その反対もあったりしますが、外野席で逆側に座ってしまうと対戦チームのファンに囲まれてしまうので、要注意です。
ちなみに、ヤンキースのベンチはセクション15〜17の前方エリア、ビジターチームはセクション23〜25の前方エリアとなっています。
応援する選手で座席を選ぶ場合
お気に入りの選手を間近で見たい場合は、選手の利き手方向に合わせて座席を選ぶのがおすすめです。
| 左利き | 右利き | |
| 打者 | 三塁側 | 一塁側 |
| 投手 | 一塁側 | 三塁側 |
なお、応援したい選手が外野手の場合は、前方にネットがないField Level シートを選ぶと良いでしょう。
開放感があり、選手の動きをじっくりと見れます。
入場券だけで楽しめる立ち見席
費用を抑えて野球観戦を楽しみたい方には、ピンストライプ・パス(Pinstripe Pass)もおすすめです。
指定席はないため立ち見にはなりますが、$23払えば350mlのビールが1本ついてくるお得なチケットとなっています。
他のチケット同様に、球場でのグルメを堪能できます。
なお、空席に誰も座っていないようならば、座っても問題ありません。
【注意点】スタジアムのセキュリティは厳しめ
ヤンキースタジアムのセキュリティはメジャーリーグ球団の中でも特に厳しく、入場時は金属探知機のチェックがあるだけでなく、持ち込めるアイテムも制限されています。
できるだけ軽装で向かいましょう。
バッグは40cm×40cm×20cmであれば持ち込みできますが、リュックはサイズを問わず持ち込み不可が多いので注意しましょう。
なお、コインロッカーをはじめ、スタジアム内には荷物を預けられる場所はありません。
バックは持参しないか、中身が見えるクリアバッグに入れるのがおすすめです。
持ち込みルールはシーズンによって異なる可能性があるので、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
ヤンキースタジアムの名物グルメ
スタジアム内には、チキンやホットドッグ、ハンバーガーや生ビールなど、メジャーリーグらしいさまざまな名物グルメがあります。
ファストフード以外にも、お寿司やアイスクリームなども楽しめます。
中でも試してほしいのが、老舗ネイサンズ(Nathan’s)のホットドッグです。
なお、フードやビールをスタジアムの限定カップなどに入れて販売するショップもあるので、スタジアム内をぜひ散策してみてくださいね!
ただし、値段はどれも通常店舗の2倍ほど。
思ったよりも出費が嵩んでしまうので、予算に余裕を持っておくと安心です。
公式サイトにはスタジアムの最新のダイニング情報が掲載されているので、合わせてチェックしておきましょう。
ヤンキースタジアムのイベント・ショップ
ヤンキースタジアムには、野球観戦を楽しめるイベントやショップも充実しています。
以下では、ヤンキースタジアムのイベント・ショップ情報を紹介します。
ヤンキース・チームストア
スタジアム内にあるヤンキース・チームストアでは、選手の背番号付きのユニフォームやTシャツ、キャップなどを販売しています。
ヤンキース1色に染まって、応援を楽しみましょう。
なお、ヤンキースのアイテムは、スタジアム内だけなく、マンハッタンに数箇所あるヤンキース・クラブハウス・ショップ(Yankees Clubhouse Shops)でも購入できます。
スタジアムに来る前に立ち寄って、ゆっくりとお買い物を楽しむのもおすすめです。
ヤンキース・チームストアの最新情報は、こちらの公式サイトから確認してくださいね!
ヤンキースタジアム・ツアー
他のメジャーリーグのスタジアムと同じく、ヤンキースタジアムでもゲームのない日や、ゲーム当日に球場内を巡るスタジアムツアーを実施しています。
ツアー当日には、スタジアムのゲート6に集合し、約1時間かけてスタジアム内を周ります。
チケットは、窓口あるいはオンラインで購入します。
オフシーズンは当日でも窓口で購入しやすいですが、夏休みなどはチケットが完売になる日もあるので、事前に購入しておくと安心です。
スタジアムツアー(Public Tours)の詳細については、こちらの公式サイトに記載しているので、あわせてチェックしましょう。
プロモーションデー
ヤンキースタジアムでは、ゲームのある日に限定グッズを配布するプロモーションデーも実施しています。
先着順かつ数量限定で、マグカップや首振り人形、コラボキャップ、Tシャツ、パーカーなど多種多様なアイテムを配布しています。
プロモーションデーの日程は公式サイトで公表しているので、事前にチェックしておきましょう。
おまけ:ブロンクス地区の治安
ヤンキースタジアムがあるブロンクス地区は、残念ながら治安が良い場所とは言えません。
特に治安が悪いのは、スタジアムがあるサウスブロンクス。
麻薬取引が多く、1980年代にはギャングの活動拠点としてスラム化していたこともありました。
スタジアム周辺には野球観戦のために多くの観光客が集まるものの、とても危険な地域です。
ゲームが終了したらなるべく早めに移動し、人の流れから離れないようにしてください。
特にナイター観戦が長引いた際は、途中で観客が帰り始めます。
観客が減り始めたら、観戦を切り上げて帰宅するのがおすすめです。
まとめ
ニューヨークヤンキースの本拠地ヤンキースタジアムでは、野球観戦はもちろん、ヤンキースの歴史やメジャーリーグならではのグルメも楽しめます。
デイゲームがない日やオフシーズンには、球場内を周るスタジアム・ツアーも開催しているので、観光の合間に訪れてみるのもおすすめです。
とはいえ、スタジアムが位置するブロンクス地区は、ニューヨークでも治安の悪い場所として知られているので、スリや強盗などの被害に遭わないように安全第一で行動しましょう。
本記事をきっかけに、あなたが安全に配慮しつつ、ニューヨークでの野球観戦を楽しめることを願っております!
◇経歴
神戸市外国語大学卒業後、新卒採用で大手学習塾に就職し、講師職・個別指導部門のスクール運営に携わる。
8年間の勤務後、一念発起してドイツの語学学校に社会人短期留学。
帰国後は人材派遣会社の営業として4年間就業し、2023年11月からはフリーランスのライターとして活動中。
自身の経験を活かして英会話や海外旅行をはじめ、幅広いテーマについて執筆。
◇英語に関する資格
・実用英語技能検定 準1級
・TOEIC 850点
◇留学経験
・ドイツ(ハンブルグ):社会人短期留学(語学学校)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
・海外旅行
・社会人短期留学(ドイツ語学学校)
◇これまでの渡航先
オーストラリア、韓国、インドネシア・バリ島、台湾、カナダ(トロント)、ドイツ(ハンブルグ・シュツットガルト・フランクフルト・アーヘン・デュッセルドルフ・ケルン)、イタリア(ベネチア)、ギリシャ(アテネ・ミコノス島)、クロアチア、アメリカ(カンザス)
◇自己紹介
初めまして!みきです。
中学生の頃から英語でコミュニケーションを取るのが好きで、コツコツと勉強を続けております。
長期での留学経験はありませんが、英語を通じて海外の方とコミュニケーションを取ることで世界が広がっていくのを楽しく感じています。
大学入学をきっかけに、アルバイト代やお給料を貯めて年に1回〜2回ほど海外旅行に行くように。
友人と旅行するのも好きですが、自分のペースでゆっくりと廻るのも好きです。
2018年には勤めていた会社を退職し、ドイツにて短期社会人留学。
世界中から集まった個性豊かなクラスメイトに出会いました。
ドイツ語学習の傍ら、先生に隠れて英語で話せたのも楽しい経験となりました。
現在は、交際している彼がアメリカ人なので、次回の渡航を楽しみに日々英語力アップに向けて取り組んでおります!
英語学習や海外旅行、国際遠距離恋愛などの経験を活かして、誰かの背中を後押しできる記事を執筆できたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします!