
「海外旅行に行くなら、費用が安い国に行きたい。」
「安くておすすめの海外旅行先はどこ?」
海外旅行に行きたいけれど、できることなら費用を抑えたいと思う方も多いでしょう。
本記事では、海外旅行が安い国をアジア、ヨーロッパ、中東・アフリカに分けて紹介します。安く海外旅行をするコツや注意点も解説するので、費用を抑えて海外旅行に行きたい方はぜひ最後までお読みください。
- 海外旅行が安い国:アジア編
- 海外旅行が安い国:ヨーロッパ編
- 海外旅行が安い国:中東・アフリカ編
- 海外旅行の費用を安くする方法
- 物価が安い国・高い国ランキング
- 物価が安い国や地域に行く際の注意点
- まとめ
海外旅行が安い国:アジア編
まずは、海外旅行が安いアジアの8カ国を紹介します。アジアは比較的日本と時差も少なく、航空券代も安く購入できます。時間的にも費用的にも手軽に渡航しやすいのがアジアなので、海外旅行初心者の方にもおすすめです。
韓国
韓国は、日本から費用を抑えて行きやすい海外旅行先のひとつです。飛行機でわずか2~3時間という近さで、福岡からなら約1時間半で到着します。K-POPや韓国ドラマ好きの方は、ショッピングやグルメも旅の大きな楽しみとなるでしょう。
飛行距離が短いため航空券も比較的安く、短期間でも充実した時間を過ごせます。特に費用を抑えたい人には、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーがおすすめ!屋台グルメを楽しんだり、交通費を抑えたりすれば、なんと2泊3日で7万円以下に収まることもあります。3泊4日の旅程ならば、9万〜10万円ほどみておきましょう。
また、出発地によってはフェリーを利用すると、さらにコストダウンを図れます。旅行のベストシーズンである春と秋は旅費が高くなる傾向にありますが、1月~2月や6月~7月、10月〜11月などのオフシーズンは費用を抑えて旅行できます。
最近は物価が日本とほぼ変わらなくなってきていますが、航空券やホテルの探し方次第ではまだまだリーズナブルに楽しめます。
台湾
台湾は、日本からわずか数時間でアクセスでき、航空券+ホテルのセットプランをうまく活用すれば、数万円台で楽しめる海外旅行先です。ハイシーズンの3月〜5月や9月〜11月以外、特に6月と12月はお得なツアーのセールもしており、通常2泊3日・7万〜8万円のツアーが3万円ほどで申し込めることもあります。
食費も現地の屋台や夜市を活用すればかなりリーズナブルに楽しめます。ローカルグルメを満喫しつつ出費を抑えられるので、旅の満足度もぐっと高まります。
観光地では物価がやや上がってきていますが、交通費や日常的な支出は日本よりも安いので、うまくやりくりすれば低予算でも快適に楽しめます。治安の良さや親しみやすい雰囲気もあり、コストを抑えつつ安心して過ごせるのが台湾旅行の魅力ですよ!
タイ
東南アジアの中でもコスパ最強と言われるのが、タイです。日本から直行便で約6時間とアクセスが良く、時差もたったの2時間。気軽に異国気分が味わえます。
タイの物価は日本の3分の2ほどなので、全体的な旅費を抑えやすいと言えます。3泊4日の旅行は航空券+ホテル込みで6~7万円程度で、現地での食事や移動、アクティビティを加えても10万円以内で充実した旅を堪能できます。
屋台グルメや地元のレストランはもちろん、高級スパやマッサージも、日本よりもかなり安く済みます。贅沢な時間をリーズナブルに体験できますよ!
また、6〜10月の雨季は一時的にスコールはありますが、航空券やホテルが大幅に安くなるので、費用を抑えたいのであれば狙い目です。一方、観光のベストシーズンである11月〜2月の乾季は航空券などが高くなる傾向にあります。
タイは節約をしつつ、グルメや観光、リラクゼーションをたっぷり堪能できる海外旅行先です。
マレーシア
マレーシアは、東南アジアの中でもコストパフォーマンスの良さで注目されている旅行先です。多文化が共存するユニークな国で、観光地も豊富。旅行費用をかなり抑えつつ、観光やグルメなどを楽しめます。
日本からは直行便で約6〜7時間で時差もたった1時間と、体への負担が少ないのも嬉しいですね!費用の相場は3泊5日の日程で一人当たりおよそ10万円ですが、特にツアーを活用すれば、時期によっては6万円台から行けるので、他のアジア諸国よりも非常にリーズナブルだと言えるでしょう。一年を通じて温暖なので、時期に関わらず旅行を楽しめますが、特に航空券が安いのは年末年始休暇が終わった後の1月〜3月です。
首都クアラルンプールの近代的な景色、世界遺産マラッカのノスタルジックな街並み、ビーチリゾートのペナンやランカウイなど、地域によって多種多様な景色や体験を堪能できます。
宿泊費も比較的安く、豪華な宿でも日本よりはるかにお得。外食もリーズナブルで、ローカルグルメを満喫しながら出費を抑えられます。
物価は上昇していますが、まだまだ日本よりも安く旅行できる国です。節約しながら充実した海外旅行を楽しみたい方には、マレーシアがおすすめです。
フィリピン
フィリピンはコスパ抜群で南国気分を満喫できる穴場リゾートで、日本から4〜5時間という近さと、圧倒的な物価の安さが魅力です。
セブ島やボラカイ島など、美しい海に囲まれた観光地が多く、透明度の高い海でのマリンアクティビティも格安。シュノーケリングツアーやアイランドホッピングも、日本では考えられないような低価格で体験できます。
天気が安定していて、旅行にぴったりな時期である乾季の12月〜5月は、日本の連休に連動して航空券の価格も高くなるので、連休を外して予定を組むと費用を抑えて旅行しやすくなります。
物価は日本の3分の1〜2分の1ほどと、日本よりもかなり安いです。財布にも優しいフィリピンは安くて楽しい旅が叶う、最強の南国リゾート地です。
ベトナム
ベトナムは、日本から5〜6時間の直行便でアクセスでき、コストを抑えて異国情緒を味わえる海外旅行先です。ハノイの歴史深い街並みやダナンのビーチ、ホイアンのランタンが灯る幻想的な街並みなど、行き先ごとに雰囲気がガラリと変わるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
最大の魅力は、なんといっても現地費用の安さ。物価は日本の4分の1〜3分の1程度です。ローカル食堂では数百円でお腹を満たせ、移動手段のタクシーや配車アプリなどを使っても交通費は驚くほど安く済ませられます。
おしゃれな雑貨や高品質なスパも、信じられない価格で楽しめます。年々観光地は価格が上がってきているものの、日本と比べればまだまだリーズナブルと言えるでしょう。費用を抑えながら海外旅行を楽しみたい方にとって、ベトナムはコスパ最強の旅先スポットとなります。
マカオ
世界でも有名なアジア屈指のカジノリゾートとして知られるマカオは、多くの観光客が訪れるエンタメ都市です。ラスベガスのような華やかさに加えて、ポルトガル統治時代の面影を残す街並みや歴史建築も多く、ギャンブル以外の楽しみも充実しています。
日本から直行便で約4.5〜5.5時間ですが、便数は限られているので香港からフェリーで渡るのが主流です。
多くの観光スポットが徒歩圏内にあるため、交通費はほとんどかかりません。2泊3日で主要エリアはしっかり回れますし、3泊4日あればカジノも観光もゆったりと満喫できます。3泊4日でも約10万円と、費用を抑えた滞在が可能です。しかもカジノホテルには、豪華な施設を意外とリーズナブルに予約できるところもあります。
マカオ旅行をお得に楽しむなら、狙い目は5月〜7月の雨季。蒸し暑いものの、ホテルや航空券がぐっと安くなるため、費用を抑えたい方にはおすすめの時期です。
ラグジュアリーな旅=高いと思われがちですが、マカオなら予算を上手に組めば10万円以下でも豪華気分を味わえるコスパ抜群の旅を楽しめますよ!
エンタメと歴史、グルメや異文化が詰まった東洋のラスベガスを、お得に楽しんでくださいね。
香港
活気あふれる都市である香港は美しい夜景と多彩なグルメで知られ、東洋の真珠とも呼ばれる人気の旅行先です。人気観光地のヴィクトリア・ピークから見下ろす摩天楼の夜景は、世界中の旅行者を魅了し続けており、ネオンがきらめく光景は世界三大夜景に数えられるほど。
日本からは東京・大阪・福岡など各主要都市から直行便が運航しており、飛行時間はおよそ5時間前後と移動時間も比較的短いため、週末+ 1日休みでの弾丸旅行も可能です。
旅費は2泊3日で約11万〜12万円、4泊5日で約14万〜15万円が一般的。費用を抑えたいなら、旅行客が少ない1月後半〜2月初旬、6月〜7月前半を選びましょう。航空券やホテル代が大幅に下がる穴場シーズンなので、通常よりも2万〜3万円も安く旅を楽しめる可能性があります。物価は日本とあまり変わりませんが、ローカルの飲食店や交通機関は非常にリーズナブル。
短期滞在でも満足度が高く、滞在費を抑えつつ内容の濃い旅ができるのが香港の大きな魅力です。短時間のフライト、安い時期には10万円以下での旅行も十分可能な香港。コスパ重視でも満足感はしっかり得られる、おすすめの都市型海外旅行先です。
海外旅行が安い国:ヨーロッパ編
以下では、旅行費用が安いヨーロッパの国を紹介します。フライト時間はアジアに比べたら長くはなりますが、世界遺産などの有名観光地がたくさんあり、行く価値は十分にありますよ。
フランス
フランスと聞くと「高級」「遠い」というイメージがあるかもしれませんが、実は工夫次第でリーズナブルに旅行できるヨーロッパの国のひとつです。
華の都パリや、地中海に面したマルセイユ、美しい修道院が浮かぶモン・サン・ミッシェルなど、魅力的な観光スポットが充実。一度では周りきれないほど見どころが満載です。映画のワンシーンのような街並みや、数々の世界遺産も楽しめます。
とはいえ、フランスはヨーロッパの中では物価が高めなので、外食や交通費がかさむ可能性も高いですが、旅行費用は時期と予約方法によって大きく差が出ます。通常3泊4日であれば25万〜30万円ほどが旅費の相場ですが、年始明けの1〜2月は観光客が少ないので、航空券・ホテルともに価格が安くなりがちです。15万円台からのツアープランもあるので、フランス旅行が一気に現実的になりますよ。
また、直行便は15時間ほどですが、乗り継ぎならばさらに航空券が安くなることも。到着までに20時間近くかかるものの、数万円単位で節約できる可能性も高いので時間に余裕がある方は要チェックです。
アパルトマンやホステルを活用すれば宿泊費を大きくカットできますし、食事も地元のパン屋やスーパーマーケットをうまく利用すれば、パリでも1日2,000円以内で美味しい食事を楽しめます。
イタリア
イタリアは日本より物価が高めで、特にホテル代が高くなりがちな旅行先ですが、航空券と宿泊がセットになったパッケージツアーを賢く利用すると費用を大幅に節約できます。
時期にもよりますが、14万円台から参加できるツアーも多いので、手頃な価格でイタリア旅行を楽しめます。特に価格が下がるのが、観光客が減少する秋の終わり頃から冬の初め、特に11月からクリスマスと年末年始以外の2月までの時期です。また、直行便では約15時間かかりますが、乗り継ぎ便であれば20時間以上かかる分、航空券も安くなります。
ローマやヴェネチア、フィレンツェなどの歴史と芸術の宝庫であるイタリアは、ヨーロッパ旅行をしたい方にとって、コストパフォーマンスの高い旅先です。賢く旅行を計画すれば、予算を抑えて本場のイタリア文化を満喫できます。
ジョージア
ヨーロッパの中でも比較的物価が安く、滞在費を抑えて旅行を楽しめるのがジョージア。首都トビリシの旧市街には、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような魅力的な街並みが広がっており、グルメだけでなく観光も楽しめるスポットが満載です。色鮮やかな木造の建物が並び、写真好きにはたまらないですね!また、山間部に点在する歴史深い修道院は、神秘的な雰囲気に包まれており、まるで時間旅行のような体験ができます。
日本からジョージアへの直行便はないため、モスクワやイスタンブール、ドバイやドーハなどを経由して渡航します。フライトは約13〜15時間で、乗り継ぎまでの待機時間を含めると長時間の移動になるため、スケジュールに余裕を持っておきたい旅行先と言えるでしょう。
1週間の旅行にかかる費用はおよそ15万〜19万円ほど。オフシーズンの12月〜2月であれば、航空券やホテルの価格も下がる傾向にあります。
また、ワインの発祥地として知られるジョージアでは、地元産のワインをリーズナブルな価格で楽しめ、たった数百円で本場の味を堪能できます。伝統的な名物料理ヒンカリは、肉汁たっぷりで食べ応え満点なので、旅行中にぜひ味わいたい逸品です。
ジョージアは物価が非常に手頃で、食事やお酒、観光も費用を抑えながら充実した旅を楽しめます。
スロベニア
スロベニアもコストを抑えて海外旅行ができる国のひとつです。特に訪れてほしいのが、ブレッド湖。まるで絵画のような鮮やかなエメラルドグリーンが広がる絶景スポットです。
湖の中心に浮かぶ小さな島にある教会は、まるで童話の中に登場するお城のような幻想的な風景を作り出しています。首都リュブリャナは美しい橋や広場が点在するので、街歩きを楽しめます。また、アルプスの壮大な景色を眺めながらのハイキングも楽しめます。
日本からスロベニアへの直行便はないので、パリやフランクフルト、イスタンブール、ドバイなどで乗り継いで渡航します。日本からヨーロッパや中東などの乗り継ぎ空港へのフライトは10.5〜12時間ほど、乗り継ぎ空港からスロベニアまではおよそ45分〜3時間かかります。年末年始明けの1月中旬〜2月は観光客が少ない穴場シーズンなので、航空券やホテルの費用を安く抑えやすいです。
スロベニアで堪能してほしいのは、地元のワインやグルメ!地元産のワインとチーズは約700円ほどで味わえるので、ゆったり過ごしながらコスパよく旅を満喫できます。
物価が安く、宿泊費や食費もリーズナブルなスロベニアは、ヨーロッパの中でもお得に行ける旅先としておすすめです。美しい自然と街の魅力を楽しめる海外旅行先です。
チェコ
ヨーロッパの中でも比較的費用を抑えて旅行できるのが、チェコです。首都プラハは、中世の街並みがそのまま残っており、歴史的な魅力が詰まっています。赤い屋根が連なる住宅や高くそびえる教会の尖塔、色鮮やかな建物など、どこを切り取っても絵になるスポットばかりです。名物の天文時計は、まるでファンタジーの世界に迷い込んだかのような独特の雰囲気を楽しめます。
日本からチェコへの直行便はないので、フランクフルトやアムステルダムをはじめとしたヨーロッパの主要都市で乗り換えをするのが一般的です。乗り継ぎの待機時間を除いたフライトの合計時間は、およそ16〜25時間で、航空券の相場は12万〜35万円ほどです。特に、クリスマスや年末年始を除く1月や12月は航空券が最も安くなります。
チェコの大きな魅力は、なんといってもビールがリーズナブルなこと。1杯約400円で本場の味を満喫できるため、ビール好きには嬉しい旅行先となるでしょう。
物価も全体的に抑えめなので、ホテルや食事もお得に楽しめます。美しい景色や豊かな文化に触れながら、コストを気にせず満喫できるチェコは、賢く節約したい方やお酒が好きな方にぴったりの海外旅行先です。
海外旅行が安い国:中東・アフリカ編
以下では中東・アフリカで海外旅行の費用が安い国を紹介します。アジア・ヨーロッパとは雰囲気が異なる体験ができますよ。
エジプト
歴史ファンにとって夢の国であるエジプトは、驚くほどリーズナブルに訪れることができる旅先です。カイロ近郊にそびえるギザのピラミッドは、古代の技術と知恵が詰まった壮大な遺産。神秘的なスフィンクスの表情には、誰もが心を奪われるでしょう!ルクソールでは巨大な神殿群やツタンカーメンの黄金のマスクなど、歴史好きにはたまらないスポットが満載。ナイル川のクルーズも手頃な価格で楽しめ、ゆったりとした田園風景と壮大な遺跡の絶景が広がります。
旅行費用の相場は5泊7日でおよそ21万〜40万円以上ですが、旅行時期を工夫すればより費用を抑えられます。航空券が安くなるのは5月や11月〜12月、ホテル代が安いのは3月〜11月で、特に6月〜8月は猛暑で観光客が少ないので狙い目だと言えます。
日本からエジプトへは直行便でおよそ14時間。成田〜カイロ間のみにて就航しています。ドバイやドーハ経由の乗り継ぎ便を利用すれば、旅費をより節約できます。
エジプトの物価は比較的抑えめ。古代文明の息吹を感じながら、コストを抑えて充実した旅を満喫できるので、賢くお得に歴史探訪をしたい方にぴったりの国です。
モロッコ
北アフリカの隠れた宝石・モロッコは、コストパフォーマンス抜群の旅行先として注目されています。迷宮のように入り組んだ旧市街メディナはまるで時が止まったかのような中世の世界。サハラ砂漠では、手頃な価格でラクダに乗って広大な砂丘を探索できます。夕方から夜にかけて活気にあふれるマラケシュのジャマ・エル・フナ広場では、大道芸や屋台が立ち並ぶ賑やかな雰囲気を楽しめます。
5泊7日の旅行費用の相場は約25万〜35万円ですが、渡航時期と現地での過ごし方を工夫すればより費用を抑えられます。航空券やホテルが最も安いのは12月〜2月の冬。また、格安ツアーや航空券比較サイトをうまく利用すると、よりお得に予約できます。また、滞在先に高級ホテルではなく、現地の伝統的な宿泊施設のリヤドやホステルを選ぶのもおすすめです。
日本からモロッコへの直行便はないので、中東の主要都市で乗り継いで渡航します。フライト時間は合計で15〜25時間程度かかるので、ある程度余裕を持ってスケジュールを組んだほうが良いでしょう。
物価が抑えめで独特な文化と大自然が融合するモロッコ。予算を抑えつつも非日常の体験ができる、非常にお得な旅先です。
トルコ
東西の文化が交差するトルコは、コストを抑えて楽しめる旅先として魅力的です。イスタンブールでは、ブルーモスクやアヤソフィアといった壮麗なイスラム建築を堪能でき、地元の本格トルコ料理もおよそ600円程度で味わえます。カッパドキアの独特な奇岩群はまるで別世界のようで、熱気球に乗って見る朝日は一生の思い出になりますよ!
5泊7日のトルコ旅行の費用相場はおよそ25万円〜50万円で、旅行スタイルによって大きく異なります。ただし、冬季のオフシーズンを狙い、かつ現地の為替レートをうまく活用すれば、より費用を抑えられます。また、冬以外にも気候がよく混雑が比較的少ない3月〜6月中旬や、長期休暇を避けた10月〜11月も穴場シーズンです。なお、トルコリラは日本円よりも安いため、宿泊費や食費、入場料など滞在中の費用は比較的リーズナブルだと言えます。
温かいホスピタリティと歴史、自然が融合したトルコは、リーズナブルに贅沢な体験ができる絶好の国です。
海外旅行の費用を安くする方法
以下では、海外旅行の費用を安くする方法を4つ紹介します。旅行の予約方法や時期だけでなく、現地での過ごし方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
パッケージプランを活用する
海外旅行のコストを抑えるコツは、航空券とホテルがセットになったパッケージプランを活用することです。セットプランは一括手配ができる上に、個別に予約するよりも安くなる場合が多いので、特に予算を重視する方におすすめです。
ツアー=団体行動というイメージがあるかもしれませんが、実際は現地で自由に動けるフリープラン型のツアーもたくさんあるので、自分のペースで観光を楽しめます。さらに、航空券に乗り継ぎが必要であっても、自分で複雑なルートを探す手間がなく、ツアーを通じて簡単に手配できるのも嬉しい点です。
旅行会社が不定期で実施するキャンペーンやセールを狙えば、さらに格安で海外旅行ができるチャンスもあるので、こまめに確認しましょう!
オフシーズンに予約する
旅行費用をできるだけ抑えたいなら、オフシーズンでの予約が鍵となります。航空券やホテル代は時期によって大きく変動するからです。
多くの方が休みを取る年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどは価格が高騰しがち。一方で、人の動きが落ち着く閑散期を狙えば、同じ旅程でもずっと安くなるものです。なお、ベストシーズンを避けてあえて穴場シーズンに旅をすれば、費用を抑えるだけでなく、観光地の混雑も避けられるので、快適に過ごせます。格安ツアーもオフシーズンに集中することが多いので、旅行会社のセール情報はこまめにチェックしましょう。
また、宿泊に関しては土日より平日のほうが料金が下がるので、日程を少しずらして平日を含めるとコストダウンに繋がります。予定を柔軟に調整できる方は、平日出国・帰国で日程を組むのがおすすめです。
食事や買い物を工夫する
旅先での出費を抑えるためには、外食を減らして地元スタイルに切り替えるのもおすすめです。観光客向けのレストランは多くの場合割高なので、外食ばかりだと予想以上にお金がかかってしまいます。
そこでおすすめするのが、現地の屋台やローカルマーケット、スーパーマーケットを活用すること。東南アジアでは安くて美味しい屋台飯が充実しており、数百円でお腹いっぱいになります。ヨーロッパでも、地元のマーケットやスーパーで、パンやチーズ、フルーツなどを揃えて、ピクニックのように食事を楽しめます。
現地のスーパーには安くてユニークな商品がたくさん並んでいるので、ばらまき用のお土産や調味料、限定パッケージのお菓子など、旅の記念品を購入するのにもぴったりです。
観光地とは違ったリアルな文化や生活に触れながら、食費もお土産代も抑えられます。
移動費用を節約する
治安が良い地域であれば、観光地を移動する際に公共交通機関を利用すれば現地での交通費を節約できます。バスや地下鉄用の乗り放題パスなどをうまく活用して、移動しましょう。
物価が安い国・高い国ランキング
海外旅行先を選ぶ際に、物価の安さや高さを基準とする方もいるでしょう。以下では、物価が安い国・高い国をそれぞれランキング形式で紹介します。
◾️物価が安い国ランキング5
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インドネシア(バリ島以外)
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ベトナム
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フィリピン
-
中国
-
タイ
◾️物価が高い国ランキング5
-
スイス
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アイスランド
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デンマーク
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ノルウェー
-
ベルギー
物価が安い国や地域に行く際の注意点
最後に、物価が安い国に行く際の注意点を紹介します。物価が安い国では、現地の給料水準が低めに設定されていることが多く、モノやサービスの値段も安くなりがちです。こうした傾向は主に経済成長の途中にある国や地域に見られるため、治安や衛生面は健康や命に関わるので十分注意したいものです。
できるだけ治安の良い場所を選ぶ
物価が安い国ほど、治安面には要注意です。特にスリや詐欺、観光客を狙ったぼったくりといった軽犯罪に巻き込まれやすくなるので、油断は禁物です。滞在先にはできるだけ治安の良いエリアを選びましょう。念のため、現地の大使館や領事館の連絡先をメモしておくと、万が一のトラブルにも備えられます。
現地では高額な現金や貴重品などはホテルの金庫に保管し、外出時には必要最低限のアイテムを持ち歩くようにしてください。また、人気のない路地や夜間のひとり歩きは避けて、移動には信頼できる交通手段(公式のタクシーや配車アプリ)を選びましょう。
なお、親しげに話しかけてくる現地の人にも警戒を。親切を装った詐欺のケースもあるため、相手が信頼できるかどうか見極める冷静さが必要です。
衛生面に注意する
物価が安い国では衛生状態が日本とは異なることが多いため、体調管理には十分な配慮が必要です。とくに食べ物や飲み物には要注意!生水を直接飲むのは避け、ペットボトルの水を購入する際は未開封かどうかを必ず確認してください。また、氷や洗いが不十分な生野菜、皮ごと食べるフルーツもお腹を壊す原因になるため、果物はなるべく自分で皮をむいて食べると良いです。
屋台などでの食事では、調理の様子が見える清潔な店はもちろん、火がしっかり通った料理を選ぶのがポイント。健康に気を配りながら、現地の食文化を楽しんでくださいね!旅先で少しでも体の不調を感じたら、無理をせず早めに医療機関を受診しましょう。
チップ文化の有無を確認しておく
物価が安い国を訪れる際には、チップ文化の有無を事前に確認しておきましょう。日本にはあまり馴染みのないチップですが、サービスへの感謝としてチップを渡すのがマナーとなっている国もあります。
レストランでの食事、ホテルのポーターやハウスキーピング、タクシーの利用時など、チップを渡すべき場面はさまざま。国によって渡すタイミングや金額の目安が異なるので、旅行前にしっかりと調べておきましょう。
また、チップを渡すには現地通貨の少額紙幣や硬貨が必要なことも。両替所のレートを比べたり、クレジットカードの使える範囲を事前にチェックしたりしておくと、現金をスムーズに準備できます。
余計なトラブルや気まずい思いをしないでいいように、現地の文化を尊重しながら快適な旅を楽しむためにも、チップに関する情報収集は欠かせません。
まとめ
本記事では、海外旅行費用が安い国や物価が安い国に行く際のポイントと注意点を紹介しました。
海外旅行に行くならば、できるだけ出費を抑えたいものです。航空券の取り方や現地での過ごし方を工夫してくださいね。物価が安い国に行く際は、くれぐれも衛生面や治安にも気をつけて楽しんできてください!
◇経歴
英会話スクール10年受講
◇英語に関する資格
英語検定二級
◇海外渡航経験
渡航先での経験内容(仕事、旅行など):旅行でフィリピン、セブ島、バリ島、ボルネオ島、韓国、台湾、グアム、ハワイ、シンガポール、オーストラリアに渡航経験あり。
◇自己紹介
自身の経験も活かしながら読者に寄り添った記事作りに努めています。外国のことを知ることは自分の視野を広げ、人生を豊かにしてくれます。ネイティブキャンプで楽しく英語に学び、海外の文化に触れましょう!