物価の安い国はどこ?国別の物価水準や気になる治安も解説します!

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物価の安い国へ行ってコスパ重視で旅行を楽しみたい、
費用を抑えて留学したい

と考えていませんか?

同じ予算でもより長く滞在できたり、宿泊費や食費を抑えられたりすることで、観光をたっぷり楽しめるなど、物価の安い国にはいいことがたくさんあります。

この記事では、物価の安い国を紹介して国別の物価水準や各国の特徴と治安を解説。
予算を抑えながらも満足できる旅行や留学を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

あらためて確認!そもそも「物価」とは?

そもそも「物価」とは何を指すのでしょうか。
日常の生活の中で知っているつもりでも、具体的に答えるのは意外と難しいかもしれませんね。

物価とは、世の中に流通している物やサービスの価格を表したもので、私たちの生活に大きく影響を及ぼすものです。

では物価はどうやって決まるのかというと
「需要と供給のバランス」によります。

つまり、供給(売られている量)に対して需要(商品やサービスに対する欲求)が大きくなると価格は上がり、逆に供給に比べて需要が小さくなると価格は下がります。

主な物価の安い国とそれぞれの物価水準

次に、旅行におすすめの物価の安い国を紹介し、それぞれの国の特徴と物価水準について解説しましょう。

ここで紹介するのは、以下の5カ国です。

・ベトナム
・タイ
・インドネシア
・フィリピン
・トルコ

ベトナム

ベトナムへの航空費は選ぶ航空会社や渡航時期などによって大きく変わってきますが、LCCを利用すれば概ね60,000円〜100,000円程度でしょう。

ホテルでかかる費用はグレードや季節によって異なりますが一般に安価で、観光客向けのシティホテルだと1泊5,000円前後が相場です。

さらに宿泊費を抑えたい場合は、ドミトリーやゲストハウスだと1泊1,000円未満での宿泊も可能になります。
ただし、宿泊設備はかなりシンプルなものなので、自分にとって必要なサービスは何なのかをしっかり考えることが大切です。

食費も屋台とレストランでは大きく異なりますが、屋台で500円前後、レストランで1,500円前後といったところです。
ただし、観光地に行くと日本と変わらないくらいの値段になってきます。

交通手段はタクシーでの移動がほとんどになりますが、初乗り料金が約60円〜90円、15分程度乗ると290円になります。

以下は、ベトナム旅行に必要な主な費用の概算です。

航空費(往復) 約60,000円〜100,000円
宿泊費(1泊) 1,000円未満〜約5,000円
食費(1食) 約500円〜1,500円
交通費(タクシー) 初乗り:約60円〜90円、15分乗車:約290円

タイ

物価の安い海外では、タイもおすすめです。

バンコクまでの航空費の目安は往復で50,000〜80,000円程度ですが、シーズンオフやセール時を狙うと30,000円程度になる場合もあります。

宿泊費はゲストハウスなら1泊3,000円程度から可能ですが、高級ホテルだと20,000円以上になる場合も。

食費はローカルな食堂だと1食500円前後とリーズナブルですが、観光地へ行くと日本のレストランに近い価格で、1食1,000円以上のところもあります。
宿泊費を節約して食事は豪華に行きたいなら、ゲストハウスに泊まってレストランでのディナーを楽しむという方法もいいですね。

移動手段は、バンコク市内では鉄道や地下鉄がおすすめです。
料金は片道68〜288円程度と安い上に渋滞に巻き込まれる心配もありません。

荷物が多い場合はタクシーを利用しましょう。料金は初乗りが約140円で、以降は1kmごとに26円です。

以下は、タイ旅行に必要な主な費用の概算です。

航空費(往復) 約50,000円〜80,000円
セール時:約30,000円
宿泊費(1泊) 約3,000円〜20,000円
食費(1食) 約500円~1,000円以上
交通費(鉄道・地下鉄、タクシー) 鉄道・地下鉄:片道約68円〜288円
タクシー:初乗り/約140円、以降1kmごと/約26円

インドネシア

インドネシアへの旅行も、お財布に優しくておすすめです。

物価は概ね日本の1/2〜1/3程度なので、気軽に楽しむことができますよ。

インドネシアへの往復航空費はLCCの利用や乗り継ぎによって変動するため、約50,000円〜120,000円と大きな幅があります。

また、宿泊費はリーズナブルなホテルで1泊あたり2,000円程度からで、高級ホテルになると約30,000円になるところもあります。

食費は、ローカルなお店だと1食1,000円ほどで十分な食事ができますが、観光地のレストランに立ち寄った場合だと約1,500円〜3000円と、かなり高くなる傾向に。
どんなお店で食べるかによりますが、1日あたりの食費は5,000円程度を見ておくと安心でしょう。

交通費は、ジャカルタのタクシー料金が初乗りで約60円、以降1kmごとに約40円かかります。バリ島はジャカルタよりも若干高くなるようです。

以下は、インドネシア旅行に必要な主な費用の概算です。

航空費(往復) 約50,000円〜120,000円
宿泊費(1泊) 約2,000円〜30,000円
食費(1食) 約1,000円〜3,000円
交通費(タクシー) 初乗り:約60円、以降1kmごとに約40円

フィリピン

フィリピンのマニラへ行く場合だと、東京からの直行便の費用はLCC利用で往復約30,000円〜50,000円です。

宿泊費は、滞在地域やホテルランクなどによって大きく違ってきます。
マニラやセブの一般的なホテルで1泊約5,000円〜、高級リゾートホテルだと20,000円〜必要です。
しかし、ゲストハウスやリーズナブルなホテルだと1泊約2,000円〜の宿泊も可能になります。

食費もローカルなお店や屋台だと1食200円〜で食べることができますが、観光地などのレストランだと1食2,000円以上かかることも珍しくはありません。

移動手段は、ほとんどがタクシーを利用することになりますが、日本に比べて非常に安く初乗り料金が約80円で、以降300mごとに約7円が加算されます。
タクシーに乗る際は、配車アプリGrabを利用すると料金が事前にわかるので便利ですよ。

以下は、フィリピン旅行に必要な主な費用の概算です。

航空費(往復) 約30,000円〜50,000円
宿泊費(1泊) 約2,000円〜20,000円以上
食費(1食) 約200円〜2,000円以上
交通費(タクシー) 初乗り:約80円、以降300mごとに約7円

トルコ

トルコは日本の物価の1/2〜1/3程度ですが、近年のインフレで物価が高騰しているため、急激に高くなってきています。

とはいえ、今はまだ日本と比べて安いといえるでしょう。

トルコまでの往復航空券は、エコノミークラスを利用して東京からの直行便で行く場合、約150,000円〜が相場です。

LCCなどを利用すると100,000円程度で行ける場合もありますが、乗り継ぎが必要なため疲れが出ないように予定を立てましょう。

トルコでの宿泊費はリーズナブルなシティホテルで約5,000円〜になります。
ただし、高級ホテルになると30,000円〜50,000にもなり、かなりの差があるといえるでしょう。

食費はカジュアルなレストランで食べても1,000円未満とリーズナブルです。
また、ローカルな大衆食堂や屋台を利用すれば、1日の食費のトータルでも2,000円程度なので、1,000円ほどプラスすればお酒を楽しむこともできるでしょう。

トルコでの移動手段は、地下鉄やバスなどの公共交通機関が便利です。
約50円で乗車できるので、1日観光に利用しても500円もあれば十分だといえます。

以下は、トルコ旅行に必要な主な費用の概算です。

航空費(往復) 約100,000円〜150,000円
宿泊費(1泊) 約5,000円〜50,000円
食費(1食) 1,000円未満〜
交通費(地下鉄、バスなど) 約50円

物価が安い国の特徴

ここまで、物価が安い主な国と物価水準を紹介してきました。
では、物価が安い国にはどんな特徴があるのでしょうか?

特徴は以下の4つです。

・1人あたりのGDPが低い
・生活費が安い
・一次産業に従事する人が多い
・天然資源に恵まれている

1人当たりのGDPが低い

物価が安い国の第一の特徴は、1人当たりのGDPが低いことです。

なぜなら、1人当たりのGDPが低いということは平均賃金が抑えられているため、物価が安くなるからです。

また、先進国に比べて通貨の価値が低いということもいえます。
通貨の価値が低いと、他国から来た人にとっては物価が安く感じられるでしょう。

生活費が安い

GDPが低いということにも関連しますが、現地の人々が購入できる範囲の物価になっているため、海外から移住してきた人には生活費が安く感じられます。

家賃や水道光熱費、食費、衣料費などが、海外から来た人にとっては暮らしやすい価格に思えるでしょう。

一次産業に従事する人が多い

物価の安い国では、農業や漁業のような一次産業に従事する人が多い傾向にあります。

一次産業が盛んだということは食料の豊富さに繋がるため、物価の安さにも直結しているといえます。

天然資源に恵まれている

豊富な天然資源に恵まれた国も、物価が安くなりやすい傾向にあります。

なぜなら、天然資源の多い国は国民が負担する税金を低く抑えることができるからです。

物価の高い国では、商品やサービスの価格に高い消費税が上乗せされているため、値段が上がるケースが多いといえます。

天然資源が豊富な国は税金を低く抑えられるので、物価が安くなる傾向にあるのです。

物価が安い国の治安状況

最後に、物価が安い国の治安状況について解説します。

物価が安い国の全てで治安が悪いとはいえませんが、注意が必要な国や地域もあるため、以下に気を付けましょう。

・観光客をねらったスリ
・置き引き・窃盗
・タクシーでのぼったくり
・暴行
・車上荒らし

スリは最も多い犯罪です。観光地やショッピングモールなどの人が多い場所では特に注意が必要です。

また、置き引きや窃盗も多発しています。一瞬の隙を狙われるので、荷物からは常に目を離さないことが大切です。

タクシーのぼったくりにも注意が必要です。アプリを使うと料金が表示されるので、タクシーに乗る際は常にアプリを利用しましょう。

暴行に遭わないためには、
「人けの少ない場所を避ける」
「夜道の一人歩きはしない」といった注意が重要です。

旅行に出る前に、危険エリアをチェックしておくことをおすすめします。

車上荒らしは夜間に多い犯罪ですが、最近は大型駐車場などで昼間に被害に遭うことも増えています。
車外から見える場所に貴重品などを置くと被害に遭いやすいため、注意しましょう。

まとめ

本記事では、物価の安い国やそれぞれの国の物価水準を紹介しました。

物価の安い国だと長期滞在が可能になったり、観光地をたっぷりと回れるなどのメリットが多いといえます。

ここで紹介した国々も1日数千円程度で旅行を楽しめるので、ぜひ参考にしてください。
料金を節約しながらそれぞれの国の文化や自然を楽しんだり、美味しいものを食べたり、すばらしい旅行や留学となることを祈っています。

 

 

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