
フィリピンでも日本と同じくファストフードが人気です。
フィリピンと言えばジョリビーが人気ですが、ユニークなメニューがあるのが KFC(ケンタッキーフライドチキン)です。
その中でもユニークなメニューとして話題を集めたのが、
チッツア(Chizza)です。
今回の記事では、フィリピンのファストフード事情からKFCチッツア(Chizza)、そしてKFCのユニークなチキンメニューまでご紹介します。
- フィリピンのファストフード事情
- フィリピンのKFC
- フィリピンのKFCにある「チッツァ(Chizza)」とは?
- チッツァ(Chizza)はどんな味?
- フィリピンKFCのその他のユニークメニュー
- まとめ
フィリピンのファストフード事情
フィリピン人にとってファストフードの存在は欠かせません。 フィリピン人の食事はアメリカ的な食事が多く、ファストフードは日常的な外食としてよく食べられています。
フィリピンを代表する人気ファストフード店
まず、フィリピンで圧倒的な人気を誇るNo.1のファストフード店はジョリビーです。ハチのマークが目印のお店です。
フィリピン国内だけではなく、世界にも進出しており、2024年末現在で6,384店が海外で展開されています。 世界的に人気のマクドナルドもフィリピンではジョリビーには勝てないほどの人気ぶりです。
ジョリビーの人気の秘密は、フィリピンの人々の嗜好に合った、チキンとライスのセットや、甘めのスパゲッティなど、メニューが豊富であることにあります。
他の人気チェーン店として、気軽に中華料理を楽しめるチャオキン(Chowking)では、他のファストフード店と同様にチキンとご飯のセットや麺類、しゅうまい、酢豚のような炒め物、チャーハンなどがあります。
また、フィリピンのかき氷「ハロハロ」も気軽に楽しめます。
香ばしいグリルチキンが人気のマン・イナサル(Mang Inasal)は、自家製ダレで味付けした鶏肉をじっくり焼いたもので、鶏むね肉と鶏もも肉から選ぶことができます。
日本とは違うフィリピンならではの食文化
フィリピンのファストフード店には、日本のファストフード店にはないフィリピン独自のメニューやスタイルがあります。
まず、多くのセットメニューでライスがセットになっています。 フライドチキンにご飯を添えてグレイビーソースなどをかけて食べるのが一般的です。
また、ライス以外にもチキンと甘めのスパゲッティのセットなど日本では見慣れないサイドメニューが定番としてあります。
フィリピンのKFC
日本にもあるKFCですが、日本とフィリピンのKFCがどのように違うのか、その特徴について説明します。
定番はフライドチキンとライス
まず日本では、KFCは「ケンタッキー」や「ケンタ」などと呼ばれていますが、フィリピンでは近隣の東南アジア諸国と同じ「KFC(ケイエフシー)」と呼ばれ、お店の看板なども「KFC」と書かれています。
フィリピンのKFCではジョリビーやマクドナルドなど他のファストフード店と同様、基本のメニューはチキンとご飯にドリンクのセットです。
チキンやバーガーとポテトなどご飯がつかないセットもありますが、日本人と同じく食事にご飯が欠かせないフィリピン人にとっては、ご飯のセットの方が人気のようです。
日本人にとっては、ファストフード店にご飯があることは驚きですが、フィリピン人が日本のファストフード店に行ってご飯がないことは同じく驚きだそうです。
サイドメニューもフィリピン風
フィリピンのKFCでは、ご飯によく合うグレイビーソースや、甘めのスパゲッティがサイドメニューとして人気があります。
フライドチキンと甘めの味付けのスパゲティのセットメニューも定番でKFCを始め、ジョリビーやマクドナルドでもあります。
また、コールスローやフライドチキンのセットなど、日本のKFCと同じようなメニューもあります。
フィリピンのKFCにある「チッツァ(Chizza)」とは?
フィリピンのKFCには日本や他国にはないオリジナルのメニューがありますが、その中で斬新なメニューとして話題を集めたのがチッツァ(Chizza)です。
ここではチッツァ(Chizza)とはどんな商品なのかについて説明します。
「チキン」と「ピザ」を組み合わせた斬新なメニュー
「チッツァ(Chizza)」は、チキンとピザという2種類の人気ファストフードメニューを組み合わせた食べ物からネーミングされました。
チッツァ(Chizza)の特徴は、ピザ生地の代わりに、KFCのフライドチキンを使用している点です。
フライドチキンの上に、トマトソースやチーズ、ペパロニなどをトッピングした、ボリューム感のある商品です。
なぜ「チッツァ(Chizza)」は生まれたのか?
チッツァ(Chizza)が生まれた背景には、フィリピンでは、チキンとピザが人気の食べ物であることがあります。
フライドチキンはジョリビーやマクドナルドでも人気であることからも分かりますが、ピザも日本以上に人気でよく食べられています。
その人気の2つを組み合わせるというアイディアからチッツァ(Chizza)は生まれました。
過去には、高カロリーさで話題になりましたが、KFCのユニークな限定メニューの一つとして人気を集めています。
チッツァ(Chizza)はどんな味?
チッツァ(Chizza)は、日本では食べられないフィリピンKFCのオリジナルメニューです。
このフライドチキンとピザが融合したユニークなチッツァ(Chizza)の味について、ここではお伝えします。
チッツァ(Chizza)の詳細情報
チッツァ(Chizza)は、2015年頃にフィリピンで新発売されました。
その後、タイやインド、シンガポールなどのアジア圏の店舗でも期間限定メニューとして登場し、話題になりました。
発売当時、その斬新なアイデアと見た目から、SNSを中心に大きな話題となり、「食べてみたい」、「カロリーが怖い」といった様々な声が上がりました。
チッツァ(Chizza)は、ピザ生地の代わりにKFCの骨なしのチキンフィレを使っています。
その上に、濃厚なトマトソースとたっぷりの溶けるチーズがトッピングされています。 具材は、ピザで使われる定番のものが使われており、パイナップル、ハム、ペパロニ、ピーマン、玉ねぎなどいくつかのバリエーションがあり、これらの具材は時期や店舗により多少の違いがあります。
食感と味わいですが、ジューシーなフライドチキンと、ピザのトマトソースやチーズの味が組み合わさっており、濃厚な味が楽しめます。
また、ピザとは異なり、ピザ生地の代わりにサクサクとしたフライドチキンを使っているため、ピザとは全く違う食感が楽しめます。
ですが、サイズは大きくなく、一人用のピザと同じくらいの大きさです。 そのため、複数人でシェアして食べるピザのサイズをイメージすると、期待外れかもしれません。
サイズは小さいものの、多くの人が想像するように、ピザとフライドチキンの組み合わせであるため、カロリーは高いです。
私自身も食べたことがありますが、骨なしのチキンで食べやすく、ピザの味わいも同時に楽しめてお得感がありました。
ですが、フライドチキンとピザという濃厚な組み合わせであるため、ピザのように多くは食べられず、提供されているサイズで十分でした。
フィリピンKFCのその他のユニークメニュー
フィリピンのKFCには、チッツァ(Chizza)以外にも日本メニューにはない独自のメニューがあります。
ここでは特に、食事にはご飯が欠かせないフィリピンの食文化を反映したライスメニューに焦点を当ててご紹介します。
ご飯が進むライスメニュー
フィリピンのKFCでは、ご飯がセットになったメニューが多いです。定番メニューとして以下のご飯を使ったメニューがあります。
「チキンアラキン」は、骨なしのフライドチキンにクリーミーなソースをかけたライスメニューです。
KFCでは定番メニューとしていつでも食べられます。マクドナルドにもありますが、KFCの方がしっかりとした大きさと厚みのあるチキンで食べ応えがあります。
また、フィリピンの定番料理で「シシグ」という豚肉の色々な部位を細かく刻んで鉄板で炒めた料理があります。
それをKFC風にアレンジした「シシグ ライスボウル」があります。このライスボウルは、豚肉ではなく一口サイズのフライドチキンを使っています。
これらのライスメニューは、日本人の口にも合う味付けなので、食べやすいです。 ご飯ものが好きな人やKFCならではのライスメニューを試してみたい人におすすめのメニューです。
日本にはないサイドメニューやデザート
ご飯以外にも、KFCでは日本のKFCにはない独自のサイドメニューやデザートがあります。
フェイマスボウルは、マッシュポテト、バターコーン、一口サイズのチキンがたっぷり乗せられ、グレイビーソースとチーズで仕上げられたものです。
これひとつで色々食べられ、マッシュポテトでボリュームがあるため、スナック感覚で食べてもちょうど良いです。
メニューになくても、店員さんにリクエストすれば作ってくれることがあります。
デザートには、チョコレートブラウニーがあります。濃厚なチョコレートの味わいが楽しめるブラウニーです。
また、ソフトクリームを使ったサンデーも期間限定のソースやトッピングをしたものが出ます。
まとめ
フィリピンのKFCには、今回ご紹介したチッツァ(Chizza)のような日本にはないユニークなメニューがあります。
また、食事にはご飯が欠かせないフィリピンの食文化に合わせたご飯のセットが多いこともKFCだけではなくフィリピンのファストフード店の特徴です。
フィリピンでは、ぜひKFCを始めファストフード店でフィリピンならではのメニューをお試しください。
◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。