【高校生の短期留学】無料で行けるチャンスとは?奨学金付きおすすめ制度6選

短期留学、ネイティブキャンプ、オンライン英会話




「高校生のうちに留学したいけど、費用に不安がある…」
と留学をためらっている方も多いのではないでしょうか。

円安にくわえて物価の上昇の影響もあり、海外留学のハードルは年々上がっています。

実は、そのような状況の中でも、高校生が無料で短期留学できるチャンスがあるのです!

この記事では、高校生が無料で短期留学する方法と奨学金について解説しています。
留学のチャンスをつかみたい人はぜひ参考にしてみてください。

「無料で留学」は本当に可能?仕組みと制度の種類を解説

ここで紹介する「無料で留学」は、制度によって授業料や渡航費、滞在費などの一部または全額が支援されるケースを指します。

完全に自己負担ゼロで留学を実現するのは難しいですが、上手に制度を活用することで、負担を抑えて留学を叶えることが可能です。

無料で留学できる制度や仕組みは以下の通りです。

交換留学制度

交換留学制度の仕組みは、日本の学校と海外の提携校との間で行われる留学プログラムです。

一定期間、提携先の学校のある国に滞在しながら学んだり、現地の文化を体験できるのが魅力です。
これは誰でも留学できるわけではなく、交換留学生に選ばれる必要があります。

英語の能力のほかにも、学校の成績や作文、面接の結果などが総合的に判断され、選考を通過した生徒だけが留学を実現できます。
基本的に無料になるのは「授業料」ですが、学校によっては滞在費も支援してもらえる可能性があります。

国や自治体の奨学金制度

「奨学金」と聞くと、「返済しなければならないのでは?」と不安に思う人もいますよね。

確かに、基本的に返済型なのが一般的です。

しかし、国や自治体、法人の一部の奨学金制度では、返済不要の奨学金を提供しているケースがあります。

返済不要のため、条件や審査が非常に厳しくなりますが、経済的な負担を大きく抑えられること、また、奨学金返済への不安を持たずに留学できる点が魅力です。
こちらも全てが留学にかかる費用が無料になるわけではないため、気になる人は公式サイトで条件をチェックしてみてください。

留学プログラムへの参加

民間企業や教育団体が主催する海外留学プログラムは、短期型が中心ですが、授業料や渡航費など一部の留学費用が無料になるケースが多いです。

春休みや夏休みなどの長期休みを利用して渡航します。
サマースクールなど、留学初心者でも参加しやすいラインナップが充実しているのも特徴です。

オンライン留学

オンライン留学は物理的に渡航する必要がないため、高校生は自宅にいながら現地の学校で学ぶことができます。

渡航費や滞在費がかからないにも関わらず、世界中のさまざまな学校にアクセスができる点が大きなメリットです。

授業料や教材費は必要になることが多いですが、自宅にいながら留学できるオンライン留学は、保護者の視点からも安全面や経済面の不安を減らして、お子様を海外の学校で学ばせられる魅力的な制度です。

【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN

「トビタテ!留学JAPAN」とは、文部科学省が主導している海外留学支援制度です。

学校などの施設にポスターが掲示されているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

「トビタテ!留学JAPAN」は官民一体となって運営されており、国だけでなく、企業や団体も協力し、高校生や大学生のグローバル人材育成を目的として支援しています。

「トビタテ!留学JAPAN」は返済不要の奨学金を提供しており、高校生やその保護者が経済的な不安を持たずに海外留学に挑戦できます。

その応募条件は多岐にわたり、学力や英語力だけでなく、本人のやる気や留学の目的、将来の夢などがポイントになります。
応募したいと考える人は、事前の情報収集や準備を行い、より説得力のあるプレゼンテーションができるようにしておきましょう。

地方自治体の短期留学助成制度

都道府県や市が地元に住む学生の短期留学を支援する制度では、留学生は帰国後に地域に貢献することが期待されています。

留学を無事に終えたあとは、地域の国際交流に参加したり、留学で得た経験を学校でプレゼンして後輩たちに道を作ったりと、自己成長のためだけでなく、地元への還元となるような活動を行ってもらいたいというものです。

地方自治体の助成制度に申し込むメリットは以下の通りです。

・地元愛が深まる
・全国規模の奨学金と比較すると競争率が少ない
・給付型が多い

一方で、以下のようなデメリットもあります。

・参加できるプログラムが限られている
・対象者が限定されていることがある
・全国規模の奨学金と比較すると情報が見つけにくい

地方自治体の留学助成制度は、地域への還元や人材育成を目的としていることがほとんどで、留学後の報告義務がある制度もあります。
高校生が背負う任務としてはやや大変な印象を受けるかもしれませんが、社会的な役割を担って留学するということで、本人は大きく成長できるのではないでしょうか。

国際交流団体による支援制度

非営利の国際交流団体による留学支援制度は、アメリカをはじめとする世界各国に高校生を送り出し、現地での国際交流や語学力の向上を目的としたプログラムを提供しています。

短期留学から1年に及ぶ長期留学まで選択でき、奨学金プログラムも充実しています。
プログラム参加費の全額または一部を支給してもらえるので、国や地域によっては生活費もサポートしてもらえるかもしれません。

高校生はホストファミリーの元で生活し、現地の文化や語学を学びます。
サポート体制も整っていますので、初めての海外留学でも安心して生活できるでしょう。

留学前のオリエンテーションでは、留学に際しての心構えや、現地の生活の注意点、留学の目的の再確認を行うなど、留学生としての意識を高める内容が盛り込まれています。
気になる人はぜひ資料請求を行ってくださいね。

参考:AFS日本協会
YFU

海外大学・教育機関と連携した無料留学プログラム

「留学費用が無料!」と謳った宣伝文句の広告は、「本当に?」と疑ってしまうこともあるでしょう。

確かにネット上には怪しい広告もありますが、海外の教育機関と連携した優良な海外プログラムはいくつもあります。

見極めが難しい場合は、海外の大学やパブリックスクールと連携している財団や公的機関、大手の民間企業が主催するプログラムをチェックするのがおすすめです。

AIG高校生外交官プログラム

日本の高校生を「外交官」としてアメリカに派遣し、異文化交流やリーダーシップを学びます。

派遣期間は約2週間で、現地の高校生とのエクスチェンジプログラムが用意されています。

公益財団法人 Tazaki財団

英国のパブリックスクールと連携している財団です。

パブリックスクール2年、大学3年間の給付型の奨学金を支給しています。

ECC SHOW YOUR DREAMS

大谷翔平選手とECCが展開する共同プロジェクトで、小学4年生から高校3年生までの若者の挑戦を応援しています。

このプログラムでは、語学学校での語学研修やホームステイを提供。子どもたちに少しでも海外経験してほしい、そんな願いが込められた取り組みです。

このように、主催団体の信頼性も無料の留学を探す上では非常に重要なポイントです。
プログラムの目的や支援内容が自分に合っているかを確認し、納得した上で応募しましょう。

奨学金付き短期留学に合格するには?応募準備と対策のポイント

奨学金を受けて短期留学するには、さまざまな審査とそれに必要な準備をしなければなりません。

合格するための応募準備と対策のポイントを紹介します。

奨学金への応募準備

まずは以下のステップを確認してください。

1.募集サイトの応募要項を確認する

奨学金を受けるためには、まずその団体の応募要項を確認する必要があります。
団体によって内容が異なるため、自分に応募資格があるのかをここでしっかりチェックしておきましょう。

2.留学目的の整理

奨学金を提供しているほとんどの団体では、「なぜあなたは留学したいのか」と目的を聞かれます。
留学目的の整理は、書類や面接対策のほかにも、実際の留学生活を充実させてくれるメリットがあります。
短期的・中期的・長期的な視線を持って留学の目的を今一度整理してみてください。

3.申請書類を準備する

必要な申請書類は奨学金団体によってさまざまですが、これらを不備なくそろえることがとても重要です。
場合によっては書類の作成・発行などに時間がかかることがあります。
書類準備は早めに取り掛かることがモレなく提出するためのコツです。

4.面接対策・練習

面接は高校生にとって初めての経験であることが多いですよね。
緊張するかもしれませんが、事前にしっかり準備をしておけば大丈夫!何度も練習を繰り返し、自信を持って面接に挑んでくださいね!
面接でよく聞かれる質問例を調べて答えを用意しておくと緊張せずに答えることができます。
面接本番では清潔感のある服装も忘れずに!
これらのステップを確認したら、いざ本番です。

暗記した文章だけでなく、自分の言葉で想いを伝えることが重要です。

まとめ

高校生の留学は、語学力だけでなく人間的にも大きく成長するチャンスです。

しかし、昨今の物価高や円安の影響で、費用面の不安があり、なかなかその一歩を踏み出せない人も少なくありません。
そんな方々にも、留学のチャンスはあります。
費用の一部が無料になるプログラムや奨学金制度を利用すれば、負担を減らして海外留学に挑戦できます。
高校生の皆さんは、「行ってみたい」という気持ちを伝えてみましょう。
保護者の方は「こんな制度があるから挑戦してみては?」と背中を押してあげてください。
この記事が留学を考えるご家庭の皆様の参考になれば幸いです。

 

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