フィリピンの虫は危険?蚊・ゴキブリ・虫刺されの対策と現地の実態を徹底解説!

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フィリピンと聞くと、美しいビーチや常夏の気候が思い浮かびますが、一方で「虫が多いって本当?」「蚊に刺されたらどうしたらいいの?」といった不安や疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。

フィリピンでは一年を通して蚊やゴキブリなどの虫が出やすく、デング熱などの感染症に注意が必要です。

留学や旅行前に虫への対策をしっかりしておくことで、滞在中のストレスや体調不良を避けることができます。

この記事では、フィリピンで蚊に刺された時の対処法や虫刺され対策、ゴキブリ事情などについて詳しく解説します!フィリピンで安心して過ごすために、ぜひチェックしてみてください。

フィリピンで蚊に刺されたら

フィリピンに滞在するうえで、もっとも注意したい虫は「蚊」です。日本では蚊に刺されても「かゆいだけ」で済むことが多いですが、フィリピンでは命にかかわる病気の原因になることがあります。

ここでは、フィリピンで報告されている主な感染症と予防方法について解説します。

デング熱・ジカ熱とは?フィリピンでの感染リスク

フィリピンでは、蚊を介して感染する病気がいくつか確認されています。中でも注意したいのがデング熱とジカ熱です。

感染症名 症状
デング熱 デングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染し、潜伏期間はおよそ4日から7日。突然の高熱や頭痛、関節の痛み、発疹などの症状が現れます。
ジカ熱 蚊に刺されることで感染し、発熱や発疹、関節痛などの軽い症状が見られることが多いですが、無症状のまま経過することもあります。
ただし、妊婦が感染した場合には、胎児に先天性の障害を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

上記の感染症は外務省の公式情報にも記載されているもので、どちらも予防がとても重要です。

フィリピン滞在中にできる蚊よけ対策

蚊よけ対策で一番重要なのは、蚊に刺されないように予防することです。

以下の対策を意識するだけでも、蚊に刺されるリスクを大幅に減らせます。

肌の露出を減らす服装にする
長袖・長ズボンを着て、できるだけ肌を覆いましょう。

虫除けスプレーをこまめに使う
肌が露出している部分には、虫除けスプレーを2~3時間おきに塗るのが効果的です。現地でも購入可能ですが、使い慣れたものを日本から持参するのが安心です。

蚊取り線香や電気蚊取り器を使う
寝ている間の対策には、蚊取り線香や電気式蚊取り器が効果的。携帯型の蚊取り器も便利です。

網戸を使う
網戸や蚊帳を活用して、蚊が室内に入ってこないようにしましょう。

蚊の発生源をなくす
蚊は水たまりで繁殖するので、空容器は放置せず廃棄し、屋外の貯水容器にはしっかりフタをしましょう。

体調管理で抵抗力を高める
規則正しい生活と十分な睡眠、栄養のある食事を心がけ、体の抵抗力を高めておくことも感染症対策になります。

フィリピンで虫に刺されたときの対処法

デング熱には特効薬がないので、体調に異変を感じたらすぐに医療機関を受診することが重要です。

高熱が数日続く、吐き気や関節痛があるといった場合は、我慢せず診察を受けましょう。

治療は基本的に対症療法となり、安静と水分補給が中心となります。脱水にならないよう、経口補水液やスポーツドリンクでこまめに水分を補うことも大切です。

ジカ熱もデング熱と同じく、治療法やワクチンがないため、体調に不調を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

マニラ首都圏には、日本語の医療通訳ができる日本人スタッフ常駐の病院やクリニックもあります。

蚊に刺された直後に熱が出た、発疹が現れたといった場合は、念のため診察を受けることをおすすめします。

フィリピン現地で買える塗り薬

虫に刺されたときのかゆみや腫れを和らげる塗り薬は、滞在中に持っていると安心できるアイテムです。

「もし蚊に刺されたらどうしよう…」「薬を日本から持っていくべき?」と迷う方もいるかもしれませんが、フィリピン現地でも手軽に虫刺され用の塗り薬や虫除けローションが購入できます。

現地でよく使われている定番アイテムや、天然成分を使ったオーガニック製品など、フィリピンで入手できる虫対策用の塗り薬・ローションを見てみましょう。

OFF!

現地で虫除けを買いたいという方には、フィリピンで定番の「OFF!(オフ)ローション」がおすすめです。

スーパーやドラッグストア、コンビニなど、どこでも簡単に手に入る人気商品です。種類豊富で、以下のようなバリエーションがあります。

・無香料タイプ
・香り付きタイプ
・子ども向けの低刺激タイプ

テクスチャーはやや硬めのクリーム状で、塗ったあとのベタつきが気になる方もいるかもしれません。

Skin Shield Oil

「Skin Shield Oil」は100%天然成分で作られており、子どもや妊婦、授乳中の方も安心して使える虫除けオイルです。

Skin Shield Oilにはシトロネラ、ユーカリ、ダイズ、オレンジ、ココナッツなどの精油が配合されており、蚊が嫌う香りで肌の匂いをカバーしながら、しっとりと保湿してくれます。

柑橘系の香りが強めですが、その分、虫除け効果にも期待できます。

Skin Shield Oilに使われているシトロネラオイルは、フィリピン国内の農家から市場価格より高く買い取られており、地域経済の支援にもつながっている商品となっています。

フィリピンで蚊が多い時期はいつか

フィリピンで蚊が最も多く発生するのは、雨季の6月〜11月です。

フィリピンは年間を通して気温が高く、気候は大きく分けて乾季(12〜2月)、暑季(3〜5月)、雨季(6〜11月)の3つに分類されます。

雨季は蒸し暑く降水量も多いため、水たまりができやすくなり、蚊にとって絶好の繁殖環境が整うのです。

実際、この時期はデング熱の流行シーズンとされており、毎年流行が見られると外務省公式ページにも記載されています。

ただ、フィリピンは年間を通じて気温や湿度が高いため、「蚊は一年中いる」と考えて、いつでも対策は欠かさないようにしましょう。

屋外で過ごす時間が長い場合や、森林や川の近く、都市部でも緑の多い場所では、乾季や暑季でも蚊に刺されることがあります。

また、フィリピンは7,000以上の島々から構成される国なので、地域によって蚊の発生状況や感染症の流行状況にも違いがあることを知っておきましょう。

渡航先の地域情報を事前に調べておくと、より安全に過ごすことができます。

フィリピンのゴキブリ事情と対処法

フィリピンに長期滞在や留学、移住を考えている方にとって、どうしても避けて通れないのが「ゴキブリ問題」です。

ここでは、フィリピンでのゴキブリ対策について、効果的な方法を紹介します。

年中出没…!?フィリピンのゴキブリ事情

常夏の気候が魅力のフィリピンですが、あたたかい気候のため1年を通してゴキブリが活発に動き回っており、季節を問わず遭遇する可能性があります。

特に、室内で見かける小型のゴキブリに加え、屋外ではかなり大きなサイズのゴキブリに出くわすことも…。排水溝の近くやゴミの周辺では特に注意が必要です。

虫が苦手な方にとっては、厳しい環境かもしれません。とはいえ、しっかりと対策を取ることで、ゴキブリとの遭遇頻度は大きく減らせます。

ゴキブリ駆除スプレーを使う

ゴキブリを見つけた瞬間にすぐ駆除したい方には、ゴキブリ駆除スプレーがおすすめです。フィリピンでもスーパーやコンビニ、薬局などで手に入れることができます。

現地のスプレーはゴキブリだけでなく、蚊・ハエ・アリなどにも効果がある多目的タイプが一般的。

現地で買える「Baygon」の害虫用殺虫スプレーは、直接スプレーすることでゴキブリを30秒以内に駆除できます。

さらに、最大4週間にわたってゴキブリの再発生を防ぐ効果もあります。使用後は強いにおいが残るので、使用時は必ず窓を開け、しっかりと換気を行いましょう。

毒エサタイプで巣ごと一掃する

より効率的にゴキブリの数を減らしたい場合は、毒エサタイプの製品が効果的です。

毒エサは、エサを食べたゴキブリが死ぬだけでなく、その死骸やフンを食べたほかのゴキブリや幼虫にも効果が広がるため、巣ごと一掃できる可能性があるのがポイントです。

フィリピンでは、現地ブランド「Baygon」のゴキブリ駆除剤が一般的です。

「Baygon」の24時間ゴキブリ駆除剤は、設置するだけで最大3ヶ月間効果が続く毒エサタイプの駆除剤です。目に見えるゴキブリだけでなく、巣に潜む見えないゴキブリまでしっかり駆除できるように作られています。

清潔な環境を保つ

どんなに駆除対策をしていても、部屋が不衛生なままだと、ゴキブリの発生は止まりません。

・食べかすを放置しない
・ゴミをこまめに捨てる
・シンクや水回りを清潔に保つ
・段ボールや紙袋をためこまない

といった日常的な掃除・片付けの習慣が、ゴキブリを寄せつけない最大の予防策になります。

まとめ

フィリピンで快適に過ごしたいなら、虫対策は忘れないようにしましょう。あたたかい気候のフィリピンでは、蚊やゴキブリが年間を通して出没するので、事前の準備と日々の対策がとても重要です。

虫除けグッズや駆除アイテムは現地でも手に入りますが、肌に合うものを使いたい方や、使い慣れたアイテムがある方は、日本から持参すると安心です。

虫が発生しにくい環境づくりとして、部屋を清潔に保つこと、食べ残しや水回りの汚れを放置しないことも大切になってきます。

初めてフィリピンに滞在する方にとっては不安も多いかもしれませんが、しっかりと準備すれば、虫に悩まされずに快適なフィリピンライフを送ることができます。

リアルな虫事情や生活の知恵を知りたい方には、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」がおすすめです。ネイティブキャンプには多くのフィリピン人講師が在籍しているので、現地での虫対策や日常生活について直接聞くことができます。

英語の練習だけでなく、現地の文化や暮らしに触れるきっかけにもなるので、渡航前の情報収集としても活用してみてください。

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