フィリピン留学は格安保険で大丈夫?おすすめや選び方、実際に保険を使う流れなどを教えます!

フィリピン留学、保険、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

フィリピン留学中は予期せぬトラブルに備えるために、海外留学保険へ加入しましょう。

「フィリピン留学は格安保険で大丈夫?」

「海外旅行保険はいろいろあるけど、どれを選べば良い?」

など、留学前に留学保険の準備でお悩みではありませんか?

本記事では、海外旅行保険代理店で勤務経験のある筆者が、おすすめの留学保険や選び方をお伝えします。

保険はかけるだけでなく、利用方法も知っておく必要があります。実際の保険利用方法についても分かりやすく解説していきます。

ぜひ参考にして頂き、万が一留学中に緊急事態が起きてしまっても焦らず対応できるよう、事前に準備をしてください。

フィリピン留学における保険加入の重要性

現在フィリピンへ入国するにあたって、海外旅行保険の加入は必須ではありません。

新型コロナが流行していた時期は、最低保証額35,000USD以上の海外旅行保険への加入が義務付けられていましたが、2022年5月末に廃止されています。

しかし海外での慣れない生活では、病気になったり、予期せぬ事故に巻き込まれたりするかもしれません。

盗難やフライト遅延といった、海外旅行特有のトラブルにも対応できるため、フィリピン留学中は海外留学保険への加入を強くおすすめします。

フィリピン留学で加入できる主な保険の種類

留学中に利用する保険は、大きく分けて2つあります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険と、保険会社で渡航前に手続きをする海外旅行保険です。海外旅行保険の1つとして、海外留学保険があります。

フィリピン留学で使えるクレジットカード付帯の海外旅行保険

クレジットカードに付帯された海外旅行保険を利用できる場合があります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、留学でも使えるのでしょうか。

【メリット】

保険料の支払いが不要

保険料を支払って保険に加入する必要がないので、保険会社で申し込むよりもお得です。

ただし、クレジットカードを持っているだけでは利用できない場合があるので、注意してください。旅行に関わる航空券やホテルなど、代金の一部をクレジットカードで支払うことを条件に、渡航中に保険が適用できます。

カード付帯の保険は、利用前にしっかりと適用条件をご確認ください。

補償額を合算して適用できる場合がある

複数のクレジットカードをお持ちの人は、傷害治療費、疾病治療費、賠償責任など、保険金額を合算して補償が受けられる可能性があります。

傷害死亡と後遺障害は、保険金額の合算ができませんので注意しましょう。

詳細は、ご利用のカード会社にてご確認ください。

【デメリット】

①クレジットカードが利用できない場合がある

クレジットカードでの支払いができない場所では、カード付帯の保険はすぐに利用できません。

キャッシュレス支払いに対応していない病院や、お持ちのクレジットカードが利用できない病院では、保険を適用できません。一旦、自分で治療費全額を現金で支払うことになります。

緊急の場合に保険が適用できないと、支払いが高額になって困ってしまいます。使える場所の多いクレジットカードを持っていくなど、事前に対策しておく必要があります。

②緊急時の保険適用がすぐにできない場合がある

クレジットカード会社は、ほとんどの場合24時間日本語対応のサポートデスクを設置しています。

24時間体制とはいえ、夜間や休日など救急の時間帯や、クレジットカード会社と提携がない病院を利用するときなどは、手続きに時間がかかることがあります。

③補償内容が不十分

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、保険会社の海外旅行保険と比べて補償内容が不十分な場合があります。

万が一に備えた保険金額が本当に安心できるものか、渡航前にしっかりと確認してから利用しましょう。

フィリピン留学で使える保険会社の海外留学保険

渡航目的が留学やワーキングホリデーに特化した海外旅行保険を、海外留学保険と呼びます。

留学中に病気やケガで治療のため病院へ通院するときの費用を補償する、大事な役割があります。

留学に起こり得るトラブルに対応できるよう、盗難、航空機遅延、携行品損害、緊急歯科治療費も補償対象となる保険プランも充実しています。

海外留学保険の特徴は、長期滞在向けのプランが多いことです。

1ヵ月以上のフィリピン留学をする場合は、海外留学保険への加入を検討しましょう。

【メリット】

①高額医療への備えができる

フィリピンで医療を受ける場合、医療保険を適用できる日本と比べると実費が高額になる可能性が高いです。

風邪や食あたりといった軽い症状でも、1〜3万円前後の請求となるケースがあります。

実際に保険会社にて発生した保険適用例を見ると、心筋梗塞で手術と22日間の入院をした場合に約407万円の保険金が支払われました。

【デメリット】

①保険料が負担となる場合がある

留学期間が長いと、その分保険料が高額になる可能性があります。

1年以上の保険に加入する場合、15万〜20万円以上かかってくるので、大きな出費となってしまいます。

②持病や既往歴がある場合は注意が必要

留学前からある持病や既往症を持っている場合、通院の際の補償が対象外となります。

事前に申告が必要なため、保険加入時にしっかりと条件を確認してください。

出典:海外での医療事情|ジェイアイ傷害火災

フィリピン留学でおすすめの格安保険

できるだけ保険料を抑えて、安心できる保険に入るにはどうすれば良いでしょうか。

料金の安さだけで保険を選ぶのはとても危険です。

自分に必要な最低限の補償を見きわめ、無駄のない保険に加入しましょう。

ここでは、比較的保険料が安く、補償内容も充実したおすすめの保険会社を3社ご紹介します。

ご参考までに、治療・救援費用が無制限のプラン(損保ジャパンは最高が2,000万円)を比較してみました。

保険会社

補償期間

治療・救援費用

補償内容

保険料金

ジェイアイ傷害火災保険

「t@bihoたびほプライム」

1ヵ月

(最長5年)

無制限

傷害死亡

3,000万円

疾病死亡

1,000万円

個人賠償責任

1億円

21,200円〜

エイチ・エス損保「たびとも」

1ヵ月

(最長2年)

無制限

傷害死亡

3,000万円

疾病死亡

3,000万円

個人賠償責任

1億円

17,550円〜

損保ジャパン「off!」

1ヵ月

(最長2年)

2,000万円

傷害死亡

3,000万円

疾病死亡

3,000万円

個人賠償責任

1億円

20,740円〜

①ジェイアイ傷害火災保険「t@bihoたびほプライム」

旅行会社JTBグループと、世界規模で保険事業を展開しているAIGグループとの合弁会社です。

「t@bihoたびほ」「t@bihoたびほプライム」というインターネット専用の保険があります。

保険の申し込みから事故発生後の保険金請求手続きまですべてWebででき、保険料を安く抑えられます。

「t@bihoたびほプライム」では海外主要36都市に「Jiデスク」というサポートデスクがあります。24時間日本語で対面サポートを利用できるので、オンラインだけでは不安な方でも安心です。

【特徴】

長期契約が可能

最長5年までの契約プランがあるので、長期留学やワーキングホリデーに最適です。

長期滞在に特化した「生活用動産」や「個人賠償責任」などの特約補償も選択可能です。

補償オプションが豊富

基本プランに加えて、自分に必要な補償をカスタマイズできる豊富なオプションが人気です。

留学特有のオプション例

・緊急一時帰国費用

・歯科治療費用

・旅行中断費用

・航空機遅延、手荷物遅延

出典:【公式】海外旅行保険・留学保険《t@bihoたびほ》

②エイチ・エス損保「たびとも」

旅行会社H.I.S.グループである、エイチ・エス損害保険株式会社の海外旅行保険です。

旅行代理店と連携しているため、旅行手続きと同時に保険加入が可能で便利です。

オンライン申し込みをする際に必要な補償内容を選択して、保険を組み立てることが可能です。

【特徴】

選べる保険期間

最短1日の滞在から最長2年まで、旅行期間に合わせて保険プランを設定できます。

1年以上の長期留学にも適用できます。

救援者費用が自動付帯されている

被保険者が留学先で病気やケガのため自分だけでの帰国が難しい場合など、家族が現地へ行く救援費用が自動で付帯されています。

出典:【公式】海外旅行保険たびとも

③損保ジャパン「off!」

大手損害保険会社である、損害保険ジャパン株式会社が提供しています。

こちらもインターネットでの手続きに特化した保険です。

パッケージになったプランがいくつか用意されているので、補償内容に迷ったときはすでにあるコースから選ぶのも良いでしょう。

オーダーメイドプランも充実しており、自分にあった無駄のない保険を組み立てることが可能です。

【特徴】

大手損保会社としての実績と安心感

損害保険を専門に扱ってきた会社としてのブランド力が魅力です。

グローバルネットワークを活かした海外でのサポート体制も整っているため、フィリピンを初めあらゆる国への留学に適した保険会社です。

自動継続サービス

何回かに分けて海外へ渡航する場合は、1回の契約で次回以降の渡航にも同じ保険契約を継続できる、自動継続サービスがあります。

出典:【公式】 新・海外旅行保険【off!(オフ)】|出発当日申込みOK! | 【公式】損保ジャパン

フィリピン留学の保険の選び方

フィリピン留学の保険の選び方で、1番大切なのが補償内容の確認です。

海外旅行保険の補償内容で重要な補償項目は下記の3つです。

①治療・救援費用→病気やケガの治療費に備える補償

②個人賠償責任 →損害賠償責任に備える補償

③携行品損害  →手荷物の盗難や破損に備える補償

治療・救援費は無制限プランを選ぶ

急なケガや病気で通院が必要になっても安心できるよう、治療・救援費は無制限の保険プランを選択しましょう。

海外で治療を受ける場合、簡単な診察を受けるだけでも日本より高額な医療費が請求される場合があります。

①治療・救援費は、海外留学保険で1番利用する可能性が高いので、実際に通院するときのことを考えて手厚いプランをプランを選択しましょう。

留学期間で補償内容を選ぶ

海外旅行保険は、保険期間や補償内容によって保険料が変わります。

多くの場合31日(1ヵ月)までを短期留学、32日以上を長期留学と定義しています。

長期留学用のプランは、治療・救援費が無制限になっている場合が多いです。

滞在が長くなるほど、通院するリスクが高まることが理由です。

一方短期留学用のプランは、治療・救援費用に限度があるリーズナブルな保険もあります。

留学期間に合わせて、自分が安心できる補償内容の保険を選びましょう。

フィリピンで実際に保険を使う流れ

最後に、保険をかけてフィリピン留学に出かけた後、実際に保険を利用することになったときの手順をご説明します。

①病院を受診する場合

フィリピン現地の病院を受診する際に持っていくものは、次の3つです。

パスポート(コピーでも可能)

航空券控え(Eチケット)

保険証券(保険証番号が分かればコピーやデータでも可能)

フィリピン、セブ島への留学であれば日本人看護師に対応してもらえる「ジャパニーズヘルプデスク」があるので、そこで病院を紹介してもらうのがおすすめです。

参考:ジャパニーズヘルプデスクJapaneseHelpDesk

日本人もしくは日本語が分かるスタッフに頼めば、日本の病院と同じ手順で診察を受けられます。

病院での待ち時間を減らすためにも、事前にキャッシュレス対応が可能か、予約はできるかなど確認してから行くようにしましょう。

保険証を持っていれば、すべての支払いを保険から出すことができます。

帰国後の保険金請求の際に必要になるので、現地で発行される診断書や治療費や薬にかかった領収書は、捨てずに持ち帰ってください。

②携行品の盗難・破損などの補償を受ける場合

携行品損害の補償を受ける場合に必要なものは、下記の3つです。

現地警察の事故証明書(ポリスレポート)

損害物の写真(破損補償の場合)

購入時の金額が分かる領収書、保証書など(ない場合は一般的な市場価格で計算されます)

盗難や破損を証明できるよう、原則警察の事故証明書が必要となります。

場合によっては警察に発行してもらえないケースもあるかもしれません。まずは保険会社に状況を詳しく説明し、指示を受けてください。

携行品の破損を申請する場合は、破損具合を証明するための写真提供や、修理にかかった費用の領収書などを提出する必要があります。

事故発生後何日以内に申告が必要かが決まっているので、あまり遅くならないように手続きを進めましょう。

まとめ

フィリピン留学では、留学期間に合わせて海外旅行保険へ加入することをおすすめします。

さまざまな保険があり、選ぶのに迷ったときは「治療・救援費」が充実したプランを選択してください。慣れない留学先の病院で高額な自己負担の心配をしなくてすむように、治療・救援費が無制限の保険プランがおすすめです。

保険を選ぶときは、自分に合った保険金額と補償内容をカバーできる保険をいくつか比較してみると良いでしょう。

実際に保険を使うことになった場合も落ち着いて対応できるように、利用する手順までしっかり確認して、安心して留学に出発してください!

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