今回のブログでは、フィリピンでの就職について紹介します!
物価が安く、英語圏でありながら日本からのアクセスも良好なフィリピンは、いま海外就職先として注目を集めています。
このブログを読むことで以下の3つのポイントが理解できるようになります。
5分で読める記事なので、英語力を活かしたキャリアを築きたい方、フィリピンでの就職に興味のある方はぜひご覧ください。
フィリピンの就職事情
フィリピンでの就労には、多くの魅力がある一方で、事前に知っておくべき課題も存在します。ここでは、フィリピン就職のメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
フィリピンで働くメリット
温暖な気候で過ごしやすい
フィリピンは年間を通して温暖な気候が続き、寒暖差が少ないため、快適な生活が送りやすい点が魅力です。寒さが苦手な方にとっては、特に暮らしやすい環境です。
生活費が安く、コストを抑えられる
フィリピンの生活費は日本と比べて大幅に低く、特に家賃・食費・交通費は1/2〜1/3程度に抑えられることが多いです。たとえば、ローカルレストランや市場を活用すれば、1食100円程度で済ませることも可能です。
英語環境でスキルアップ可能
フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語であり、ビジネスの場では英語が広く使われています。職種によっては、英語を使った実務経験を積むことができ、将来的に外資系企業や他国での就職にも有利に働く可能性があります。英語力を伸ばしたい方にとっては、絶好の環境です。
フィリピンで働くデメリット
フィリピンの治安
2024年の世界平和度指数(Global Peace Index)によると、フィリピンは163か国中104位とされており、世界的に見ても治安はあまり良好とは言えません(参考:日本は17位)。
特に都市部ではスリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪が報告されており、十分な注意が必要です。
夜間の一人歩きは避け、人通りの少ない場所や裏通りを通らないようにしましょう。
また、移動時は信頼できるタクシーアプリや配車サービスを利用し、貴重品は必要最低限にとどめ、常に身につけておくなど、基本的な防犯対策を心がけることが重要です。
日本人がフィリピンで就職する方法
日本人がフィリピンで働く方法として、大きく分けて3つの方法があります。
駐在員としてフィリピンで勤務する
フィリピンには多くの日系企業が進出しており、その現地法人や支店に配属されて働くことができます。
駐在員のメリットとしては、給与や福利厚生が手厚く、引っ越し費用や現地での生活費を企業が負担してくれるケースが多い点が挙げられます。給与は日本と同水準であることが多く、物価の安いフィリピンではより贅沢な暮らしが可能になる場合もあります。
一方でデメリットとしては、日本国内で数年の勤務経験を積む必要があり、語学力も求められる場合があります。また、駐在のタイミングは会社側の判断によるため、必ずしも希望通りに駐在できるとは限りません。
現地採用として働く
日系企業の現地法人や外資系企業に、フィリピン現地で直接雇用されるのが「現地採用」です。営業職、事務、通訳、製造管理など職種は多岐にわたり、語学学校や観光、製造業といった業種にも幅広く求人があります。
日本語を使う仕事も多く、日本語での求人掲載が主流のため、英語に自信がなくても応募しやすいのが特徴です。
デメリットとしては、給与がフィリピンの物価に合わせて設定されるため、月給の相場は約10〜20万円程度と日本に比べると低めです。生活はできるものの、貯金や将来の資金形成は難しい場合があります。
なお、現地採用向けの求人は、外資系の転職エージェントのほか、リーラコーエンなど日本語で求人が確認できる転職サイトでも探すことができます。
デジタルノマドとして滞在する
デジタルノマドとは、インターネットやデジタル技術を活用し、特定の場所に縛られずに働くスタイルを指します。
セブ島やマニラにはWi-Fi完備のコワーキングスペースが充実していて、働きやすい環境があります。ITエンジニア、デザイナー、ライター、オンライン英会話講師など、オンラインで仕事ができる職種であれば、現地に住みながら日本のクライアントとリモートで働くことが可能です。
フィリピンで働くための条件・ビザ等
フィリピンで就労するには、就労ビザ(9Gビザなど)の取得が必須です。
ビザの申請には、勤務先の企業の協力が必要で、申請から取得までに通常1〜3か月程度かかります。
この就労ビザは、雇用先が決まってから申請する形式となっており、個人で事前に取得することはできません。
また就労ビザに加え、外国人雇用許可証(AEP:Alien Employment Permit)の取得も義務付けられています。
注意点と情報収集
ビザや労働許可証に関する制度は、予告なく変更される場合があります。必ず、最新情報をフィリピン大使館や日本国外務省などの公式サイトで確認してください。
ビザ取得費用や渡航費用について
現地採用でフィリピンに渡航する場合、就労ビザの取得費用は企業が負担するケースが一般的です。
ただし、渡航費や現地での滞在費、医療保険費用などの扱いは企業によって大きく異なります。
中には、ビザ以外の費用を一切負担しない企業もあるため、入社前に契約内容やサポート範囲を必ず確認することが重要です。
特に初期の生活費や一時滞在先の手配が自己負担になる可能性もあるため、事前にある程度の渡航準備資金を用意しておくことをおすすめします。トラブルを防ぐためにも、オファー内容や雇用契約書の細かい点までしっかり確認しましょう。
フィリピンで多い求人
現地採用として人気のある職種を紹介します。
日本語でのカスタマーサポート(BPO業界)
最も多いのが、日本語対応のカスタマーサポート職です。
未経験でも挑戦しやすく、コールセンターやオンラインでのサポート業務を通じて、商品やサービスに関する問い合わせ対応やトラブル対応を行います。
日本人対応が主な業務となる場合、日常会話レベルの英語力でも採用されやすい傾向にあります。
語学学校スタッフ
セブ島を中心に多くの語学学校があり、日本人留学生のサポートや事務職の求人も豊富です。
語学力に加え、留学生が快適に過ごせるような生活のサポートなど、日本人特有の丁寧な対応が求められる場面が多くあります。
観光・ホテル業界
観光都市であるセブやボラカイでは、日本人観光客の増加に伴い、日本語対応が可能なガイドやホテルスタッフの需要が高まっています。
業務としては、ツアーガイドや予約受付、問い合わせ対応など日本人の対応がメインになります。
IT・マーケティング・クリエイティブ職
Web制作、SEOライティング、SNS運用、動画編集などのクリエイティブ職種や、エンジニアとしての開発案件など、スキルベースの採用も急増しています。
英語力の必要性
日本語対応の仕事では高い英語力を求められないこともありますが、外資系企業やIT・製造分野では、社内コミュニケーションや業務での英語使用が必要となる場合が多いため、ある程度の英語力があると安心です。
フィリピン就職で役立つスキル
フィリピンでの就職を目指す際に、持っておくと役立つスキルは主に次の2つです。
英語力
フィリピンでは英語が公用語のひとつとして広く使われており、日常生活からビジネスまで幅広い場面で英語が活用されています。
そのため、TOEICで600点程度の英語力があると安心です。もしビジネス英語を使いこなせるレベルであれば、より高く評価されることもあります。
仕事によっては英語をあまり使わないケースもありますが、英語が少しでも話せると、現地スタッフとのコミュニケーションがスムーズになります。お互いを理解しやすくなり、良い関係づくりにもつながります。
フィリピンで気持ちよく働くためにも、英語力を磨いておくと安心です。
フィリピンの文化を理解し、柔軟に対応する姿勢
フィリピンで働く際には、現地の文化や価値観を受け入れる柔軟さも重要です。
たとえば、
といった働き方の違いを感じる場面があるかもしれません。こうした違いに対して否定的になるのではなく、お互いの文化を尊重しながら働く姿勢が求められます。
職種によっては、ITスキル、語学教育スキル、日本語教師としての資格や経験など、特定の専門スキルが求められることもあります。自分が希望する職種に応じて、必要なスキルを事前に準備してから渡航することをおすすめします。
まとめ
今回のブログでは、以下の内容について詳しく解説しましたがいかがでしたか?
フィリピンで働くメリット・デメリット
日本人が働けるフィリピンの求人傾向
現地で活躍するために必要なスキル
フィリピンで楽しく、安心して働くためには、事前の準備が何より大切です。
特に英語力に不安がある方は、渡航前にオンライン英会話などでスキルを磨いておくと、現地での生活がぐっとスムーズになります。
ネイティブキャンプを活用して、自信を持って海外生活をスタートしましょう!