みなさんは、英語を学びたいと思ったとき、どのような手段を考えるでしょうか?自分でテキストなどを買って独学するという方、語学学校や英会話スクールに通うという方、オンライン英会話レッスンを受けるという方など、さまざまだと思います。
英語を学ぶことができる場所はいくつもありますが、今回は、韓国にある少しユニークな「パジュ英語村」という場所をご紹介したいと思います。
この記事では、そもそもパジュ英語村とはどんな場所なのか、パジュ英語村の場所・交通アクセス、パジュ英語村の特徴、パジュ英語村で学ぶメリット・デメリット、パジュ英語村の英語キャンプ、パジュ英語村の施設などについて、ていねいにわかりやすくご紹介していきたいと思います。
英語を楽しく学べる場所を考えている方、韓国で英語を学ぶことに興味を持っている方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
パジュ英語村とは
まずは、パジュ英語村とはどんな施設なのか、基本情報をご紹介していきたいと思います。
基本情報
パジュ英語村は、韓国にある英語を楽しく学べるテーマパークです。
後ほど詳しく解説しますが、韓国第二の自治区・キョンギ道が2006年4月3日に作った、公立の施設という点が特徴です。
イギリスの南部地方にあるライ村をモデルとし、街にはコンサートホール(600席)やレストランなどの商業施設が実際に営業しており、外国人スタッフも英語村内で生活しています。
また、本物そっくりの警察署やホテルといったロールプレイ施設がいくつもあり、臨場感のある雰囲気のなかで体験型の英語レッスンが行われます。収容人数は750人で、敷地面積は278,253 ㎡(84,000 坪:東京ドーム 6 個分)と広大です。
パジュ英語村プログラムの運営会社情報
パジュ英語村のプログラム運営会社はSKYUS Global Co.,Lth.といいます。
東京、大阪にオフィスがあり、韓国に事務局があります。主にグローバルマーケティング・ウェブマーケティング・教育マーケティングの3つの事業を展開している会社です。
パジュ英語村の場所・交通アクセス
続いて、パジュ英語村がどこにあるのか、どうやって行くことができるのかご紹介します。
パジュ英語村がある場所
パジュ英語村の所在地は「韓国キョンギ(京畿)道パジュ市」です。
パジュ市はソウルの北に位置しています。大きなアウトレットショッピングモールや、芸術家が集まる洗練された「ヘイリ村」、南仏の雰囲気を持つ「プロヴァンス村」、広大な植物園「碧草池文化樹木園」などがあります。
ソウルから日帰り観光もできますし、テレビなどのロケ地になることも多い人気エリアです。
パジュ英語村までのアクセス
インチョン空港から北に約1時間ほどでパジュ英語村にアクセスすることができます。
なお、子ども向けの「パジュ英語村国際交流キャンプ」では日本の出発空港から引率者がいますので安心です。
パジュ英語村の特徴
ここからは、パジュ英語村の特徴をご紹介します。
経験+遊び+教育をコンセプトにした教育プログラム
パジュ英語村の最大の特徴が、「経験+遊び+教育をコンセプトにした教育プログラム」です。
机に向かってひたすら勉強するのではなく、アクティビティや体験・経験を重視しています。英語村で過ごすなかで、自然と英語や英語圏の文化を学ぶことができます。
自治体運営の公立英語村
先ほどもご紹介したとおり、パジュ英語村は唯一の公立の英語村です。
海外からの留学生受け入れだけでなく、地域の小学校から大学の校外学習施設としても利用されています。
さまざまな国籍のネイティブ講師が在籍
イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカといった欧米圏のネイティブ講師に加え、ネイティブレベルの英語力を持つ韓国人講師がそろっています。
また、英語教育の専門知識を持ちながらも、弁護士、大学教授、ミュージカル俳優といったさまざまな経歴を持つ講師がそろっています。
パジュ英語村のメリット・デメリット
続いては、パジュ英語村のメリット・デメリットをご紹介します。特徴を知り、自分に合う・合わないをチェックしましょう!
メリット:日本から近い
留学というと欧米圏をイメージする方も多いでしょう。しかし、欧米の国々は日本から遠く、行くためにはお金と時間がかかります。
しかし、パジュ英語村は韓国にあるため日本からも行きやすく、時差も少ないため安心です。日本から近い場所で英語に囲まれた生活ができるのはありがたい点でしょう。
メリット:朝から晩まで英語に触れられる
国際交流キャンプ参加中は、朝9時から夜9時(あいだに昼食・夕食を挟みます)まで、たっぷり英語に触れられます。パジュ英語村での生活は、まさに英語漬けの日々です。
日常生活と異なり、英語を話す時間が長く、苦痛に感じるかもしれないと思われるかもしれません。しかし、パジュ英語村では、さまざまなアクティビティが用意されています。そのため、楽しみながら英語に触れることができます。
メリット:世界中の学生と交流できる
パジュ英語村には世界中から留学生がやってきます。アジア最大級の公立の英語村として、アジアの国々やロシア、フランスなど、さまざまな国籍の留学生と交流できます。
デメリット:参加資格が決まっている
パジュ英語村の英語キャンプでは、参加資格としていくつか条件があります。
まず小学3年生以上であること、英語学習歴が1年以上あること、英語で簡単な自己紹介ができること、心身ともに健康などです。
デメリット:英語初心者には不向き
上記の参加資格からもわかるとおり、英語キャンプはまったくの英語初心者には向いていません。
英語を1から学びたい方は、ほかの教育機関を探した方が良いでしょう。参加者の理解度を見ながら、身振り手振りも使いつつではありますが、基本的に講師は英語で英語の授業を行います。
デメリット:日本と環境があまり変わらない
お隣韓国は、日本と地理的に近いだけでなく、文化面でも似ている部分が多くあります。
また、生活水準や環境があまり日本と変わりません。海外に慣れていない方や、まったく異なる環境に身を置くのが不安な方にはおすすめできますが、日本とは大きく異なる環境でさまざまな経験をしたいという方にはあまり向いていないでしょう。
パジュ英語村の英語キャンプ
続いてここからは、パジュ英語村の英語キャンプについてご紹介します。
日本の空港から引率付きで安心
パジュ英語村国際交流キャンプは、東京、大阪、名古屋、福岡が出発予定地となっています。
羽田空港・関西国際空港から参加する場合は、引率者がそれぞれの空港から同行。帰国までサポートしてくれます。そのため、小学生が1人で参加する場合も安心です。
また、ほかの参加者と日本の出発空港で一緒にオリエンテーションを受けるため、出発前から友だちができるメリットもあります。
毎日寮に先生が迎えに来てくれる
キャンプ中は寮生活となりますが、起床時には寮長が各部屋をまわり、体調をチェックします。
寮長は全員を連れてカフェテリアへ行き、朝食を取ります。その後は9時のレッスン開始にあわせ、先生が寮まで迎えに来てくれます。
さまざまな体験型レッスン
パジュ英語村国際交流キャンプでは、さまざまな体験型のレッスンが受けられます。
たとえば、クッキング(参加者アンケートで常に人気No.1)では、調理器具や食材の英単語・英語表現を学びながら、お菓子作りを体験。最後はみんなでいただきます。
ほかにも、演劇クラスでは、俳優の演技を真似して感情を英語で表現することを学びます。
最後は皆で楽しく劇を演じます。そのほか、ゲーム、ドッジボール、映画鑑賞、ダンスなどさまざまなアクティビティもあり、英語で会話しながら楽しめます。
パジュ英語村の施設
最後に、パジュ英語村の施設をご紹介します。
学生寮やカフェテリアは、参加者の快適な滞在をサポートします。ロールプレイングができる警察署やホテル、スーパーマーケットもあります。そのほか、調理室やドラマルーム、コンピューターラボなどもあります。
そのほか、コンサートホールや保健室、体育館、プールなどもあり、充実した施設・設備が整っています。
まとめ
今回の記事では、留学先として最近特に注目を集めている韓国の「パジュ英語村」という場所についてご紹介しました。
具体的には、そもそもパジュ英語村とはどんな場所なのか、パジュ英語村の場所・交通アクセス、パジュ英語村の特徴、パジュ英語村で学ぶメリット・デメリット、パジュ英語村の英語キャンプ、パジュ英語村の施設などについてわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、パジュ英語村はさまざまな特徴・メリットがありますが、合う・合わないは人それぞれです。留学して「思っていたのと違った!」とならないように、留学前にパジュ英語村のことを詳しく知っておくことが大切です。
ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介した韓国の「パジュ英語村」について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
韓国出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!