東京で留学を目指す高校生・大学生必見!留学制度の種類と特徴、注意点をご紹介します

近年のグローバル化の進展に伴い、日本の高校生・大学生の間でも「英語をしっかり学びたい」「海外での経験を積みたい」というニーズが急速に高まっています。

語学力の向上はもちろん、異文化理解や国際的な視野を広げる手段として「留学」は非常に魅力的な選択肢のひとつです。

特に東京には、独自の留学制度を備えた高校や大学が数多く存在し、留学を希望する学生にとって選択肢が非常に豊富です。

このブログでは、そんな東京から始まる留学にフォーカスして、高校生・大学生が検討できる留学制度の種類や特徴、実際に留学制度を導入している高校・大学の情報、留学を成功させるための注意点までを詳しくご紹介します。

留学制度の種類と特徴

留学には、様々なプログラム、およびルートがあります。海外留学の目的や予算、期間や、ご自身の語学レベルなどの条件を総合的に鑑みて、一番自分に合った留学の方法を選びましょう。

特に、東京の高校や大学では、さまざまな留学制度が用意されているのがポイントです。在籍校が留学制度を導入している場合、安心して海外留学を体験することができるので、選択肢として検討するのもおススメです。

ここでは代表的な留学制度ごとに、それぞれの特徴・メリット・デメリット・必要な英語力の目安などを詳しく解説します。

■ 交換留学制度

学生の留学に一番ポピュラーな手段が交換留学といっても過言ではないのではないのでしょうか。

これは、学校同士の提携に基づいて行われる制度で、半年から1年ほどの期間、海外の学校に在籍し提携先の学生と同じ授業、アクティビティ、学生生活を送ります。

授業料は相互に免除されることが多いので、全体的なコストを抑えて留学をすることができるほか、相互の学校の提携関係によりスムーズな留学が叶う留学制度です。

メリット

・留学先での授業料が免除されるケースが多く、コストを抑えられる

特に近年の円安の影響を受ける海外留学に伴う費用について、沢山の方がシビアに考えているはずです。

交換留学は、提携校の生徒たちを交換することで、学費を免除するシステムのため、全体的な費用を抑えることができます。

・学校側のサポートが手厚く、初めての留学でも安心

交換留学の提携校は通常何年にもわたって信頼関係を築いてきているため、お互いの受け入れ態勢が整っており、安心して留学することができます。

過去の留学生とのコネクションや、学校に蓄積されているノウハウへのアクセスが可能なため、安心できます。

・単位互換がしやすい

学生にとってマストの条件である単位取得。留学のせいで単位取得が遅れ、卒業のタイミングに影響が出る、というようなことはできるだけ避けたいはずです。

交換留学では、ほとんどの場合提携校での取得単位がカウントされるので、単位取得の計画に影響を受けにくいのも、嬉しいポイントです。

デメリット

・派遣枠に限りがあり、競争率が高いことも

それぞれの提携校への留学生枠は、数名がほとんどなので、人気の提携校の場合、その席をめぐって厳しい競争が予想されます。

語学力、内申点、推薦書など、しっかりと事前に選考方法を確認して抜かりない準備をする必要があります。

・留学先が限られていて自由度は低め

あくまでも決められた提携校の中から選ぶので、必ずしも自分の希望がかなわないことがあります。

交換留学に必要な英語力の目安
TOEFL iBT 60〜80点程度(大学の場合)
高校では英検2級〜準1級、学校の内申点も重視されることが多い

■ 私費留学

私費留学は、学生が自分で留学先を選び、私費で留学を行う制度を指します。日本の在籍学校に籍を残しながら、留学先での単位を認定してもらうことが可能な場合もあります。

先ずは、日本の学校と条件をクリアにしてから留学準備を行うことが大切です。

メリット

・留学先やプログラムの自由度が高い

自分で選んだ学校にいけるので自由度が高く、場合によっては留学先での単位も認定してもらうことで、単位取得計画に影響を受けない。

・学びたい分野に特化した留学がしやすい

普通科の学校以外にも選択肢が広がるので、専門性を深められる機会が多い。

デメリット

・留学費用が全額自己負担になる場合が多い

奨学金などのサポートがない限り、全額負担となる場合がほとんど。

・単位認定がスムーズでない場合もある

留学先の学校での単位が認定されるか否か、日本の学校との交渉次第であること。

必要な英語力の目安
TOEFL iBT 70点以上、IELTS 6.0以上が望ましい
語学学校を経由する場合、初級からでもスタート可能

■ 語学研修・短期集中プログラム

より、カジュアルな留学オプションとして、夏休みや春休みなどの長期休暇を利用した、2週間〜1ヶ月程度の短期プログラムも留学のひとつです。語学力の向上や異文化体験を目的とした内容が多いです。

メリット

・費用・期間の負担が比較的少ない
・海外経験を積むきっかけになる
・語学力が初級でも参加できる

デメリット

単位認定されないことが多く、あくまでも語学研修としての扱いなので、海外留学としての実績は認められない場合もある。

必要な英語力の目安
・不問~英検3級以上程度でOKな場合も多い
・プログラムによっては英語力の条件なし

留学制度がある東京の高校

次に、東京の高校で独自の留学制度を持つ高校をご紹介します。高校生の段階で海外留学を経験することは、言語習得だけでなく、国際経験を培うための機会となり得ます。

しかし、卒業のタイミングに影響が出ないようにしながら、高校での留学をかなえるには日本の在籍高校の制度を通じた留学がベストオプションともいえるでしょう。

以下に、主な高校とその入学に際しての偏差値や倍率などの情報を含めてご紹介します。

東京立正高校

・偏差値: 約45〜50
・留学制度: 韓国などとの交流を重視しており、韓国への短期留学プログラムが充実しています。
・特徴: 国際交流に力を入れており、留学希望者へのサポート体制が整っています。

都立国際高校

・偏差値: 約65〜70
・留学制度: 英語重視のカリキュラムと国際理解教育があり、海外研修プログラムや交換留学制度が整備されています。
・特徴: 都立ながら国際バカロレア(IB)認定校であり、グローバルな教育環境が整っています。

私立啓明学園高校

・偏差値: 約50〜55
・留学制度: アメリカとの交流が盛んで、1年留学も可能なコースが設けられています。
・特徴: キリスト教系の教育を基盤とし、国際理解教育に力を入れています。

留学制度がある東京の大学

大学となると、より多彩な留学制度が整備された学校が多数存在します。以下に、留学制度で有名な学校と、その偏差値や倍率などの情報を含めてご紹介します。

東京電機大学

偏差値: 50〜60(学部による)
留学制度: 工学系の英語力強化プログラムや、アメリカ・アジア圏への短期留学制度あり。
特徴: 理系学生向けに実践的な語学研修が多く、海外大学との共同研究制度も存在。

聖徳大学(東京キャンパス)

偏差値: 40〜50
留学制度: 韓国・オーストラリアとの提携プログラムがあり、特に韓国留学には力を入れている。
特徴: 保育・教育分野での国際交流が盛んで、女性向けのサポートが手厚い点も特徴。

国際基督教大学(ICU)

偏差値: 70前後
留学制度: 世界各国の大学との交換留学制度あり。
特徴: 英語での授業が多く、留学しながら学位取得を目指す学生に人気。語学サポートも充実。

留学制度を利用する際の注意点

留学をかなえるにあたって、事前に検討するべきポイントや諸々の注意点をご紹介します。人生の中でも大きな決断である留学、ぜひ後悔しないようにしっかりと確認しましょう。

費用計画はしっかりと

奨学金を活用しても、渡航費や生活費は自己負担になる場合が多いため、総費用の見積もりと資金準備が必要です。

特に、外貨はその時の為替レートの影響を受けるので、円換算していくらかを確認しましょう。現実的に想定して、カバーできるコストなのかを確認してから応募することが大切です。

語学試験のスケジュールに注意

留学にはTOEFLやIELTSのスコアが求められることがほとんど。語学試験は決められた日時に実施され、試験予約から結果の受け取りまで時間がかかるため、余裕を持ったスケジューリングをすることが大切です。

また、スコアは高ければ高いほど有利に働くので、数回受験をして高スコアを保持できるようにしましょう。

単位互換制度を確認

留学中の履修内容が日本の学校で単位認定されるかは非常に重要。事前に確認しておかないと、卒業のタイミングに影響が出るとも。

学校の留学センターに個別に相談をして、過去時の単位編入実績なども踏まえて入念にチェックすることをお勧めします。

応募時期・選考プロセスに注意

特に交換留学や奨学金付き留学は、早めの準備と情報収集が不可欠。校内選考のプロセスでは基本的に書類提出や面接が行われることがほとんどです。

事前にしっかりと語学試験で高スコアを保持し、内申点もできるだけ取れるようにしましょう。

面接の際は、語学面だけではなく、留学先での学習計画についても質問されることがあるので、留学先での学びがなぜ必要なのかを回答できるように面接対策も忘れずに。

まとめ

ここまで、東京のさまざまな留学制度についてご紹介しました。東京には、多種多様な留学制度があります。

私立高校・都立高校・大学ともに、韓国やアメリカ、オーストラリアなどとの国際連携が進み、英語だけでなく異文化理解や国際的な視野を広げるチャンスが広がっています。

自分の英語力や興味のある分野、将来の進路に合わせて、東京という教育・国際交流のハブをフル活用してみてはいかがでしょうか?

費用や英語力の不安はあるかもしれませんが、それを超えるだけの経験と可能性があなたを待っています。

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