「フィリピンのケソン市ってどんな場所?」
「ケソン市が気になるけれど、治安は大丈夫?」
「ケソン市のおすすめの観光スポットが知りたい!」
フィリピン観光省によると、ケソン市は年間550万人以上の観光客が訪れる人気の都市です。その魅力は、歴史、文化、美食、自然が融合したバランスの良さにあります。
この記事では、ケソン市の基本情報や歴史的背景、人気の観光スポット、おすすめのグルメ、治安情報などを紹介します。魅力的な旅行先を探している方は、ぜひ参考にしてみてください!
ケソン市の基本情報と歴史的背景
ケソン市(Quezon City/QC)はフィリピンのルソン島に位置する、マニラ首都圏の中でも最大の面積と人口を誇る都市です。教育や文化の発信地としても高く評価されており、国内外から多くの人々が訪れています。
ケソン市は1939年に設立され、当初からフィリピン政府の新たな行政拠点として期待されていました。1948年には正式に国の首都となり、それまでの首都だったマニラに代わって国家の中心としての役割を担います。この時期、多くの政府機関や施設がケソン市に移転し、都市としての整備と発展が加速していきました。
1976年には首都機能が再びマニラに戻されましたが、ケソン市はその後も政治、経済、教育の中心地として発展を続けています。特に、戦後の復興期から現在に至るまでの都市化のスピードは目覚ましいものです。高層ビルが立ち並ぶ商業エリアや活気ある住宅地、緑豊かな公園や教育機関が共存する、バランスの取れた都市構造が特徴です。
ケソン市の歩みには、フィリピンの近現代史が凝縮されています。ケソン市を知ることは、フィリピンという国の成長と変化を知ることにもつながるといえるでしょう。
ケソン市の主要観光スポット
ケソン市の主要観光スポットは、以下の6つです。
・ケソンメモリアルサークル
・ラ・メサ・エコパーク
・フィリピン大学ディリマンキャンパス
・マギナハワ・ストリート
・アラネタ・センター
・アート・イン・アイランド
それぞれ順に紹介します。
ケソンメモリアルサークル
ケソンメモリアルサークルは、フィリピンのケソン市にある国立公園です。
公園の中央には、初代大統領マニュエル・L・ケソンを記念して造られた高さ66メートルのモニュメントがそびえ立ちます。ケソン氏の遺骨が納められたシュラインには、フィリピンの歴史に関する展示も行われています。
約25ヘクタールの広大な敷地には、美しい庭園、遊び場、ジョギングコース、ボートを楽しめるラグーンなどが整備され、家族連れでのピクニックや運動にも最適です。また、週末にはフリーマーケットや文化イベントも開かれ、多くの人でにぎわいます。
ケソンメモリアルサークルは、単に歴史をたどる場所ではなく、現代の市民が自然と文化、そして健やかな時間を共有できる貴重なスポットです。公共交通機関や車でのアクセスも便利なので、ケソン市を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ラ・メサ・エコパーク
ラ・メサ・エコパークは、ケソン市にある広大な自然公園で、フィリピン最大の飲料水源であるラ・メサ・ダムに隣接しています。都市の喧騒を離れ、森林と湖に囲まれた環境の中で自然を満喫できる貴重な場所として人気です。
園内ではハイキングやバードウォッチング、ピクニックなどのアウトドア活動が楽しめ、人工湖ではボート体験も可能です。ほかにも、壁登りやペイントボールといったアクティブなアトラクションも人気を集めています。自然の中で心身をリフレッシュできるスポットとして、地元の人々や観光客に愛されている観光スポットです。
フィリピン大学ディリマンキャンパス
フィリピン大学ディリマンキャンパスは、ケソン市にあるフィリピンの国立大学のメインキャンパスです。広さは約493ヘクタールで、1924年に設立されました。
このキャンパスは学問の多様性が特徴で、教育学、工学、社会科学などの多岐にわたる学部が揃っています。キャンパス内には広大な緑地が広がり、静かな自然環境も魅力です。また、フィリピン大学のシンボルであるOblation像やバルガス博物館などがあり、文化的な価値も高いです。
学問と自然、文化が融合した学びの場を訪れ、知的好奇心を満たしてみてはいかがでしょうか。
マギナハワ・ストリート
マギナハワ・ストリートは、ケソン市にある人気のフードストリートです。マギナハワ・ストリートには、フィリピン料理からイタリアン、アジア料理まで揃っているため、食通にとって魅力的です。
雰囲気はカジュアルで、屋外席でリラックスしながら食事ができます。また、夜にはライブミュージックやアートイベントが開催されることもあります。食事を楽しみながら、地元アーティストのパフォーマンスを観ることで、食と文化の融合を感じられるでしょう。
ストリートぞいには、Maginhawa Food Parkというフードパークもあり、ここにもさまざまな屋台や飲食店が集まっています。食べ歩きが好きな方や、地元の雰囲気を堪能したい方は、ぜひ訪れてみてください。
アラネタ・センター
アラネタ・センターは、大規模な商業・エンターテイメント施設で、スポーツイベントやコンサートの開催地としても有名です。
施設内のアラネタ・コロシアムは、フィリピンバスケットボール協会(PBA)の試合や各種イベントを開催するアジア最大級の屋内アリーナです。アラネタ・センター内には、Ali MallやGateway Mallなどのショッピングモールもあり、買い物や食事を楽しむこともできます。
アラネタ・センターは、マニラの主要な交通ハブに位置しており、アクセスも良好。MRT(マニラ高速鉄道)やLRT(ライトレール)などの公共交通機関を利用して、簡単に訪れられます。フィリピン文化を体感したい方に、特におすすめの観光スポットです。
アート・イン・アイランド
アート・イン・アイランドは、ケソン市にある3Dアートミュージアムです。
美術館内には滝や飛龍、有名な絵画の複製など、さまざまなテーマのエリアがあり、どのエリアも写真撮影に最適です。家族や友人と一緒に思い出に残る写真を撮りたいと考えている方にぴったりでしょう。
施設内はエアコン完備で広々としており、快適に過ごせるよう配慮されています。休憩スペースとしてコーヒーを楽しめる場所もあるので、ゆっくりと休憩しながらアート鑑賞を楽しめます。
ケソン市の食文化とおすすめレストラン
ケソン市の食文化は、多様性に富んでいることが魅力です。代表的なフィリピン料理であるアドボやレチョンはもちろん、スペインや南米の影響を受けた料理、さらには日本、韓国、中国などのアジア各国の料理も身近に楽しめます。近年では、地元の食材を活かしながら現代風にアレンジしたメニューも多く見られ、伝統と革新がバランスよく融合しています。
また、レストランの多くはカジュアルな雰囲気で、友人同士の食事や家族での外食、気軽なランチなど、さまざまなシーンに適しています。以下は、ケソン市でおすすめのレストランをまとめたものです。
Sam Stew, Vertis North
・料理ジャンル:韓国料理
・特徴:バイキング形式のサムギョプサルや韓国の煮込み料理、クリスピーなフライドチキンなどを提供しており、韓国料理を存分に楽しめる。
The Alley by Vikings, Cloverleaf
・料理ジャンル:多国籍料理
・特徴:人気のビュッフェレストラン。国際的なストリートフードをテーマにした食堂スタイルのダイニング体験を提供しており、多様な料理を楽しめる。
Seven Corners
・料理ジャンル:多国籍料理
・特徴:シェフが目の前で調理する高級感があるビュッフェスタイル。客は新鮮な食材を使用した料理をその場で楽しめる。
ケソン市の交通事情とアクセス方法
ケソン市は、交通インフラが充実しています。市内を移動する際には、バスやジプニーといった公共交通機関を手軽に利用できます。ただし、ジプニーに関しては路線や時刻表が明確でないことも少なくないため、土地勘がない場合は利用が難しく感じられるかもしれません。
鉄道インフラも整備されており、MRT(マニラ・メトロレール・トランジット)やLRT(ライトレール・トランジット)が市内を走っています。交通渋滞を回避しながら移動したい場合は、鉄道も良い選択肢でしょう。
ケソン市へアクセスする方法はいくつかあるので、自分の希望に応じて選択しましょう。最も安価な方法はマニラからケソン市へバスを利用する方法です。バスは便数も多く、気軽に利用できる手段として広く活用されています。レンタカーを利用する場合は、マニラ市から約50分ほどで到着できます。
ケソン市の治安状況と安全に過ごすためのポイント
ケソン市の治安状況は、地域ごとに大きく異なります。市全体として見ると犯罪発生率はやや高めです。特に、夜間の窃盗や詐欺、暴力事件などに注意する必要があります。こうした犯罪は人通りの少ない場所や警備の行き届いていない地域で起きる傾向があるため、狭い道や人気のない道などはできるだけ避けるようにしましょう。また、夜間の一人歩きも控えましょう。
とはいえ、すべてのエリアが危険なわけではありません。たとえば、イーストウッド地区やビジネスエリアでは、観光客の姿も多く見られ、定期的に警察のパトロールが行われています。日中であれば安心して過ごせるでしょう。
まとめ
この記事では、ケソン市の基本情報や観光スポット、食文化などを紹介しました。フィリピン最大の都市で、歴史と文化を存分に体感したい方は、ケソン市を訪れてみてはいかがでしょうか。マニラ旅行の合間に立ち寄るのもおすすめです。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。