みなさんは、フィリピン留学についてどのようなイメージを持っていますか?あまりよくわからないという方もいれば、興味があるので調べていてよく知っているという方まで、さまざまではないでしょうか。
フィリピン留学にはいろいろな特徴がありますが、そのうちのひとつが「寮(内部寮・外部寮)」滞在が多いというものです。
実際、フィリピンの多くの語学学校のウェブサイトでは、留学中の滞在先として寮と書かれていることが多いです。
しかし一方で、それほど一般的ではないものの、フィリピン留学でも
通学プランがあります。
そこで、今回の記事では、フィリピン留学における通学プランの魅力についてご紹介します。
通学プランの特徴、通学プランのメリットとデメリット、通学プランと寮生活の比較、通学プランを選ぶ際の注意点と成功の秘訣などについて、ていねいにわかりやすく解説していきたいと思います。
- フィリピン基本情報
- フィリピン留学の通学プランとは?その特徴と背景
- 通学プランのメリットとデメリット:自分に合った学習スタイルを見極める
- 通学プラン利用者の体験談:リアルな声から学ぶ
- 通学プランと寮生活の比較:どちらが自分に適しているか?
- 通学プランを選ぶ際の注意点と成功の秘訣
- まとめ
フィリピン基本情報
まずは、「フィリピンってどんな国なの?」という方のために、フィリピンの基本的な情報をご紹介していきたいと思います。
地理や言語、文化などの面から、フィリピンの概要をチェックしていきましょう!
地理・気候など
フィリピンは、台湾から見て南、ベトナムから見て東に位置している島国です。
7,641の島々が点在しています。
総面積の90%以上を占めているのが11の島であり、日本でも有名なルソン島、ミンダナオ島、サマール島、ネグロス島などが含まれます。
また、火山が多いことも特徴です。
さらに、海に囲まれていることから豊かな海洋生物が周辺の海に存在し、美しいサンゴ礁も広がっています。
フィリピンは、1年を通して気温や湿度が高い熱帯モンスーン型気候です。
12月~5月の乾季、6月~11月の雨季にわけられますが、雨季であっても1日中雨が降りつづくという事はありません。
なお、時差について、フィリピンは日本より1時間遅れています(サマータイムはありません)。
民族・言語など
マレー系が多く、ほかに中国系、スペイン系及び少数民族の人々が暮らしています。
キリスト教国であり、国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%。
イスラム教は5%(ミンダナオではイスラム教徒が人口の2割以上)となっています。
公用語はフィリピノ語と英語ですが、フィリピン全体では80以上の言語が話されています。
産業・文化など
農業が産業の中心ですが、PC関連の工業も発達しています。
観光業も大きな外貨獲得の源となっています。
スペインやアメリカの統治下にあった歴史を持つため、ヨーロッパ風の建物が残っていたり、アメリカ的な近代的な学校校舎なども見られます。
フィリピン留学の通学プランとは?その特徴と背景
ここからは、フィリピン留学の通学プランの特徴をご紹介します。
通学プランとは
そもそも通学プランって何?という方もいるかもしれません。
通学プランとは、語学学校の寮などに滞在せず、アパートやホテルから学校に通うというスタイルのことを指します。
欧米での留学はホームステイやシェアハウスなど、通学プランも一般的ですが、フィリピン留学では寮に滞在するというスタイルが一般的です。
フィリピンの通学プランの特徴は、大きく分けて3つありますので、以下ひとつずつご紹介していきたいと思います。
通学プランの特徴1:滞在先はホテルまたはアパート
1つめは、滞在先はホテルまたはアパートになります。
語学学校の内部寮・外部寮ではなく、語学学校とはまったく関係ないホテルやアパート生活となります。
通学というと、ホームステイをイメージする方も多いかもしれませんが、フィリピンでは欧米のようなホームステイはそれほど一般的ではありません。
滞在先のホテルやアパートから語学学校まで毎日通うことになります。
通学プランの特徴2:食事は自分で用意するのが基本
内部寮の場合は、食事つきというケースも多いですが、通学プランの場合は食事は自分で用意するというのが一般的です。
特に街の中心部に滞在する場合はレストランやカフェなども多くあるため、外食やテイクアウトに困ることはないでしょう。
ただし、外食・テイクアウトばかりですと栄養面も偏りますし、お金もかかってしまうため、スーパーマーケットなどで食材を買い、自炊をするという人も多いです。
通学プランの特徴3:語学学校にかかる費用は授業料のみ
通学プランの場合、語学学校に払う費用は授業料(入学金なども含む)のみです。
学生寮での滞在を選んだ場合は、宿泊費や食費、洗濯にかかる費用なども語学学校に支払うことになります。
通学プランの場合は、そういった費用を語学学校に払う必要はありません。
しかし、自分でしっかりと一つ一つ計算しなければならないことは覚えておいてくださいね。
通学プランのメリットとデメリット:自分に合った学習スタイルを見極める
メリット:自由がきく
通学プランの大きなメリットが、自由がきくという点です。
寮生活の場合、門限や消灯・起床時間が決められていたり、食事も自分で選べなかったりすることもあります。
一方通学プランの場合は、授業時間の時間を自由に使うことができますし、食事なども自分の好きなようにできます。
メリット:費用が安くなる場合もある
どのような場所に滞在するかにもよりますが、うまくやりくりをすれば、寮滞在よりも通学の方が全体としての留学費用が安くなる場合もあります。
メリット:自分に合う滞在施設を選べる
きれいで設備が整った場所に滞在したい場合はホテルなどを選べますし、費用をおさえたいと思ったらアパートを選ぶなど、自分の好みや条件に合う滞在施設を選べるのも通学プランのメリットです。
デメリット:通学に時間(場合によっては費用も)がかかる
語学学校のキャンパスと滞在先の距離によりますが、内部寮に滞在するのと比べると、通学に時間がかかります。
また、遠かった場合はタクシーを利用するなど、費用がかかることもあります。
デメリット:友だちを作りにくい
語学学校の仲間と一緒に過ごす時間が減るため、友だちを作りにくいというデメリットがあります。
ひとりの時間を大切にしたい、友だち作りはそれほど重要ではないという人には向いているかもしれません。
通学プラン利用者の体験談:リアルな声から学ぶ
フィリピン留学で通学プランを利用した方の体験談を調べてみると、先ほどメリット・デメリットの段落でご紹介したような内容が出てきました。
たとえば、自由度が高く満足できたというものや、「外国で暮らす」ことをリアルに体験できて良かったというものが見られました。
一方、生活のすべてを自分で行わなければならないので、なかなか自習に時間を取れなかったという声も見られました。
通学プランと寮生活の比較:どちらが自分に適しているか?
ここからは、通学プランと寮生活について、それぞれどのような人が向いているのかご紹介します。
通学プランが適している人の特徴
通学プランは、滞在先の手配、日々の家事、食事など、良くも悪くもすべて自分で行うことになります。
通学プランは、留学中もある程度の自由が欲しい方、海外に慣れている方、英語力に自信がある方などにおすすめです。
また、自由度が高い分、自分で自分を律していないと怠けてしまうこともあります。
体調管理や時間管理などをしっかりと行える人が良いでしょう。
寮生活が適している人の特徴
寮生活はさまざまなルールや規則がある一方、食事がついていたり、何かトラブルがあったときにもスタッフが助けてくれるなど、安心できるというメリットがあります。
また、語学学校に通う他の留学生と交流できる時間も長くなります。
寮生活は、海外で生活するのが不安な方、手厚いサービスを受けたい方などは寮生活の方が向いているでしょう。
通学プランを選ぶ際の注意点と成功の秘訣
最後に、通学プランを選ぶ際の注意点と成功の秘訣をご紹介します。
学校がどこまでサポートしてくれるのか確認する
通学プラン選択者に対して、語学学校がどこまでサポートしてくれるのか、その範囲を確認しましょう。
たとえば、学校によってはオプションサービスとして食事サポート(有料)がついている場合もあります。
留学全体にかかる費用をあらかじめ計算しておく
語学学校自体に払う費用は減るかもしれませんが、ホテル・アパート滞在費や光熱費、日々の食費、生活費など、留学全体でかかる費用を計算すると通学プランの方が高くなるという場合もあります。
語学学校に支払う費用だけでなく、あらかじめ留学全体にかかる費用を計算しておきましょう。
トラブルが起きたときの対処法を覚えておく
トラブルが起きないのがベストですが、通学プランで、一般の人々も暮らすアパートに滞在する場合、隣人トラブルなどが起きないとも限りません。
また、電気がつかなくなった、水道が出なくなったなどのトラブルが起こることも考えられます。
そうしたときに、どのように対処すればよいか、誰に連絡すればよいかなどをあらかじめチェックしておきましょう。
まとめ
今回の記事では、留学先として最近特に人気が高いフィリピンについて、通学プランの魅力をご紹介しました。
通学プランの特徴、通学プランのメリットとデメリット、通学プランと寮生活の比較、通学プランを選ぶ際の注意点と成功の秘訣などについてわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、フィリピン留学における通学プランは魅力やメリットもたくさんありますが、それでも寮滞在と比較した際に、どちらが自分に適しているのか、事前に知っておいた方がいいことはたくさんあります。
ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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フィリピン出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。
ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!